刻刻をネタバレ・伏線解説!最終回までの漫画あらすじとアニメとの違いは?

刻刻のあらすじや伏線を最終回までネタバレで解説!止まった時間の中に入り込める佑河家と謎の宗教集団「実愛会」との戦いを描く刻刻には、緻密に練り込まれたあらすじが詰まっています。果たして全8巻にまとめられた漫画刻刻の物語は最終回までどのような展開をたどるのか?最終回まで気の抜けない刻刻のあらすじに隠された伏線とは何か?。また刻刻は漫画版とアニメ版で内容やキャラクターなどに違いがあるといわれています。刻刻のあらすじや伏線をネタバレで紹介するとともに、漫画版とアニメ版の違いについても迫っていきます!

刻刻をネタバレ・伏線解説!最終回までの漫画あらすじとアニメとの違いは?のイメージ

目次

  1. 刻刻のあらすじや伏線をネタバレ解説!アニメとの違いは?
  2. 刻刻の漫画あらすじと伏線をネタバレ解説!
  3. 刻刻の漫画の最終回をネタバレ解説!
  4. 刻刻の漫画番外編!300日後をネタバレ紹介
  5. 刻刻の漫画とアニメとの違いとは?
  6. 刻刻のアニメキャラを演じる声優を紹介!
  7. 刻刻のあらすじや伏線の解説まとめ!

刻刻のあらすじや伏線をネタバレ解説!アニメとの違いは?

かつて「増刊モーニング2」で連載されて大人気を博し、2018年にはアニメ化された漫画「刻刻」。刻刻は時間が制止した空間に入ることのできる佑河一家と、妖しい宗教グループとの間で繰り広げられる激闘を描いた作品です。

刻刻はSFや怪奇要素、そして家族ドラマとしての面白さが描かれており、ただバトルを楽しむだけでなく、家族のつながりや人間の奥深い部分までが表現されている作品です。また刻刻に登場するキャラクターは味方側も敵側もしっかり作り込まれており、作品の設定も練りに練られているので緊張感一杯でリアルな物語が楽しめる内容になっています。

2018年にアニメ化されて大人気を博した刻刻ですが、アニメ版と漫画版でキャラクターの外見や内容などに違いがありました。止界という発想が独特な刻刻のあらすじは、果たしてどのような展開になるのか気になる方も多いでしょう。ここでは漫画「刻刻」のあらすじや結末、伏線についてネタバレで解説すると共に、漫画版とアニメ版の違い、番外編刻刻のネタバレを含めて徹底解説していきます!

TVアニメ「刻刻」公式サイト

刻刻の漫画あらすじと伏線をネタバレ解説!

刻刻とは?

「刻刻」(こっこく)とは増刊モーニング2で2008年から2014年にかけて堀尾省太さんによって不定期で連載されていた漫画作品です。その後2014年47号のモーニングで、「プレミアム読み切り劇場REGALO」という企画内で最終回後のキャラクター達の日常が描かれる「刻刻番外編-300日後-」が発表されました。

刻刻のコミックスは全部で8巻が出版されており、第1巻の帯では水木しげるさんがコメントを寄せています。水木さんは刻刻に対して「80点」と述べており、この点数は水木さんの中で非常に高い評価となっています。水木さんはこの時期他の人の作品に80点もの得点を付けたことがないので、よほど刻刻が面白かったと考察できるでしょう。また刻刻のコミックス2巻の帯では伊坂幸太郎さんという小説家もコメントを寄せています。

伊坂さんは最近面白い漫画は何かと尋ねられた時にまず出てくる作品が「刻刻」だという事を書いています。このように刻刻という作品は各界の大家から良い感想を載せられるくらい評価の高い漫画なのです。

漫画刻刻のあらすじ概要をネタバレ!

ここでは漫画刻刻のあらすじの概要をざっくりと解説していきます。刻刻で活躍するのは佑河家の一族で、彼らに敵対するのが妖しい宗教グループの「実愛会」です。刻刻は時間の止まった空間に入ることのできる止界という設定が特徴的で、止界術を使うための石をかけて佑河家と実愛会が戦います。

刻刻はごく平凡な日常が舞台となっており、突如佑河家の人間が誘拐されることで物語が動き出します。誘拐事件がきっかけとなり佑河家に連綿と続いてきた特殊能力が明らかにされていきます。こうして何気ない日常に止界術という不可思議な要素が加わり、刻刻のあらすじは展開していくのです。

刻刻を描いた作者の凄さについて

漫画「刻刻」を描いた堀尾省太さんには凄い噂があります。それは天才すぎてデビューするまでに12年もかかったという逸話です。堀尾さんは広島県に生まれた漫画家で、1996年に漫画作品を応募して大賞を受賞しました。しかし大賞を取った後12年もの間、堀尾さんは全く漫画家としてデビューが出来なかったのです。

刻刻の連載が始まったのが2008年なので、この時までの間ずっと芽が出なかったという事になります。堀尾さんは年齢が不明なので確かなことは分かりませんが、漫画家としてデビューできたのは30代も中盤になってからだと言われています。堀尾さんの担当編集者はデビュー以前の堀尾さんの事を才能がありすぎて一般受けする漫画が中々描けなかったという見方をしています。

刻刻を見ると分かりますが、独特な発想や緻密な物語の面白さ、キャラクター造形の奥深さを描ける堀尾さんですが、ヒットする漫画を描くためには十分な修行期間が必要だったという事になります。堀尾さんは刻刻を描く時のコンセプトとして、閉鎖空間を表現したかったという事をコメントしました。

刻刻は時間の止まった世界に入り込める一族が描かれますが空想的な内容にするのではなく、キャラクター描写にリアリティを持たせることに意識を向けたという事も語っています。

そのため刻刻で描かれる人間達やシチュエーションには現実感があり、それが面白さに繋がっているといえます。特に刻刻に登場するおじいさんは佑河家に伝わる秘術を孫たちに教えることになる重要人物で、あらすじに色濃く関わってきます。刻刻は漫画やアニメで大ヒットをしていますが、これが作者のデビュー作だという点もすごいことだと言えます。刻刻は作者のこだわりや12年間の重みが詰め込まれた作品でもあったのです。

刻刻の止界という設定についてネタバレ!

刻刻という作品を特徴付ける設定の「止界」とは一体どんなものなのでしょうか?刻刻でいう止界とは、ある瞬間の時間を止めた世界の事です。止界内にある全ては時間が止まっているので、閉じられた空間ということもできます。この止界内で止められた人間達の事を「止者」といいます。

止界内に入った人間は普通に呼吸をしたり飲食をする事も出来れば、止界にあるものを動かしても問題ありません。この止界の世界に入ることのできる一族が佑河家でした。佑河家は代々「止界術」という特殊能力を操ることが出来、止界内に潜入して行動することが出来たのです。祐河家のおじいさんは止界術を習得しているのですが、息子や孫に対してこの秘術を教えることには迷いがありました。

樹里達の性質や人生を考えた時、止界術を教える必要はないのでは?とおじいさんは考えていたのです。止界術を使うために必要なのが石と、それを使う者の血液です。術者が石に触ると「霊回忍(タマワニ)」という奇妙なものが体に働き、これのおかげで止界内で活動することが出来るようになります。

本石の表面には「努力」、「両国国技館」と書かれているのですが、これは止界術を使うための石だと他者に気づかせないための印字といえます。

止界術を使う人は石の上側にある穴に向かって自らの血をたらしこむことで術を使用できます。一方佑河家に敵対する実愛会にも止界内に入り込むための石が存在しました。実愛会が使う属石も霊回忍を出せるので、佑河家のように止界内で活動することが出来ます。ただし実愛会の持つ属石は、それ自体では止界術を使うことは出来ません。

あくまで本石が使われている時に限り止界術が発揮されるのが属石なのです。刻刻の世界では止界内にいる止者を殺すことは厳禁となっています。止者を殺すどころか殺そうとしただけで「神ノ離忍(カヌリニ)」が出現して、殺意を持った者を殺しにかかるのです。佑河一家は神ノ離忍(カヌリニ)の事を、止界の管理人とみなしています。

止界に入る際に佑河一家がまとう霊回忍は、その術者に不思議な能力を与えることもあります。例えば佑河家のおじいさんは止界内を瞬間移動する能力があります。約10メートルの距離なら瞬間的に移動できる力を持っているのです。また樹里には霊回忍を解除する特殊能力があります。

樹里に霊回忍を解除された者は止界にいることが出来ないので、強制的に止界から出ることになります。樹里の強制的に止界から退出させる能力はピンチの時などにとても役立つ能力です。また刻刻のネタバレであらすじが後半に入ると真も特殊能力を発揮することになり、飛野という怪物を操る術を使って佐河と健闘してくれました。

刻刻の神ノ離忍についてネタバレ解説!

刻刻には神ノ離忍という、止界の奇怪な管理人が存在します。神ノ離忍は止者を殺そうとした者を容赦なく殺してしまいます。この神ノ離忍の原型となるのが、止界内で頭がおかしくなって荒れ果てた人間です。精神的に動揺した人間が神ノ離忍になるのを目撃した人物が間島翔子でした。間島は以前止界に入り込んだ時に父と母、そして兄までが神ノ離忍になるという体験をしています。

間島は神ノ離忍になってしまった家族を助けたいがために実愛会に入り、相談役として活動するようになったのです。神ノ離忍が人間に対して襲い掛かるとき、体を物質にする必要があるのですが、これは非常に体力を使います。なので神ノ離忍は人間の前に現れる度に体が縮小されていくという特徴があります。

刻刻に登場する実愛会とは?

刻刻に登場し、佑河家に敵対する宗教組織である実愛会の正式な名前は「真純実愛会」といいます。真純実愛会という組織は刻刻の中で200年を超える歴史があって、止界について詳しい人物が立ち上げた宗教グループです。実愛会は「大円行記」を教義書としており、宗教活動をする集まりの講社でもあります。

第二次大戦後は総主が教祖として実愛会の実権を握るようになり、やがて佐川順治が総主に選ばれます。刻刻の中でもカギとなるキャラクターである佐川順治が実愛会の総主になったのが、刻刻の物語が始まる20年前でした。実愛会のメンバーは段々止界に対して関心をなくしていきますが、佐川は一人ひたすら止界について調べています。そしてついに佐川は佑河家の者を誘拐し、止界世界へ足を踏み入れることになります。

刻刻の漫画1巻のあらすじをネタバレ解説!

ここから漫画「刻刻」のあらすじをネタバレで最終回まで解説していきます。刻刻の主人公は佑河樹里28歳で、最近彼氏と別れて就職先を探している女性です。佑河樹里の一家には一風変わった人物がいます。

頭の固い風変わりなおじいさん、働かずにニート生活をしている中年親父の貴文、家に引きこもるゲームおたくの兄である翼、樹里の甥にあたる真とその母の早苗、佑河家で大黒柱ともいえる母の伸子というメンバーが樹里の家族です。刻刻のネタバレで、物語は佑河家に突如起きた誘拐事件から始まります。いつものように幼稚園まで真を迎えに行った翼ですが、真と翼二人とも何者かに誘拐されてしまったのです。

まもなく佑河家には身代金500万円を30分以内に持ってくるようにとの連絡が入りました。あまりにも突然な要求に驚く佑河家ですが、制限時間内に身代金を持ってこないと翼と真は殺されてしまうので、非常に焦りました。樹里たちは持ち金をあさって500万円を用意しようとしますが、30分以内にはとても間に合いません。

この緊急事態の中で樹里は万が一翼たちが殺された場合、自分が犯人を刺し殺すと言い出します。そんな樹里を抑えようとする翼など、佑河家は誘拐事件のためにパニック状態に陥ってしまったのです。

刻刻の漫画2巻のあらすじをネタバレ解説!

刻刻の2巻では間島翔子の人生や、彼女が実愛会に加入することになった経緯が明らかにされています。刻刻2巻のあらすじをネタバレすると、止界術を使うための本石を手に入れようとする樹里は、実愛会の危機にさらされました。

しかしこの ピンチが樹里の特殊能力を引き出します。樹里は止界から強引に退出させる能力を使って実愛会からの危機を乗り越えていきます。実愛会に在籍している間島翔子は樹里の能力のおかげで神ノ離忍になることが防げた人物で、刻刻で重要人物の一人となります。間島の両親や兄は神ノ離忍になってしまいましたが、22年前に樹里と対面していた間島だけは助かっていたのです。

この間島家には止界内に入るための重要な石である属石が代々伝えられてきました。間島家は父に母、兄に翔子の4人家族で、お母さんの家系に属石を持っている人がいたのです。間島翔子は母方に伝わる属石を引き継ぐことになりました。一方まだ樹里が幼い頃に大切な犬が死んでしまうのですが、これがキッカケでおじいさんは止界術を使うことになります。

本石が止界を発動しているので属石にも反応が伝わり、間島家族はやむなく止界に突入することになりました。止界に入り込んだことでパニックになった間島の父が神ノ離忍になると、ほかの家族も犠牲になっていきます。一人になって神ノ離忍に襲われそうになったその時、樹里の能力によって一人助けられたのが間島翔子だったのです。

刻刻の漫画3巻のあらすじをネタバレ解説!

刻刻3巻のネタバレで、人間に襲いかかる神ノ離忍は物質化する必要があり、そのためにはエネルギーを大量消費することになるので段々姿が小柄になっていきました。間島翔子は止界の管理人である神ノ離忍が沢山いることに気がついており、そのことを実愛会のメンバーに教えてくれています。また翔子はすでに神ノ離忍になった自分の家族に出会って衝撃を受けました。

翔子が神ノ離忍になった自分の家族と対面する場面は、犠牲になった家族を思う翔子の悲しさが高い画力で表現されていて印象的なシーンとなっています。刻刻の3巻では貴文が止界術について空想込みで考えこむ場面があり、彼らしさが伺える面白いシーンとなっています。刻刻3巻は引き続き間島翔子の物語が中心に描かれた内容となっています。

刻刻の漫画4巻のあらすじをネタバレ解説!

刻刻4巻のネタバレあらすじで、真と翼が止界で動けるようになります。神ノ離忍によって殺された人間は霊回忍が解除されるのですが、この霊回忍が真と翼に入り込んだことで二人は活動できるようになったのです。真と翼は止界内で自宅に戻っていったのですが、そこには実愛会の手先が二人潜んでいました。

実愛会の手先は真たちを襲いますが、翼は何とか危機を乗り切ります。しかし真の姿が見当たらなくなった翼はパニック状態に陥りました。止界内ではタブーと言っていい精神的昏迷状態に陥った翼は、神ノ離忍に変わってしまいます。ついに樹里の家族が神ノ離忍の犠牲なってしまい、彼女は翼を助け出さねばいけなくなりました。

一方行方不明になった真は間島翔子の元にいました。真の居所を突き止めた樹里は家族を返すよう翔子に迫りますが、翔子は神ノ離忍になってしまった家族の返還を求めてきました。真と翔子の家族の交換という条件を出されて、樹里はこの要求をのむことにしました。刻刻の4巻をネタバレすると、翔子と樹里がタッグを組む展開が大切な見どころとなっています。

刻刻の漫画5巻のあらすじをネタバレ解説!

刻刻5巻のあらすじをネタバレすると、ついに黒幕である実愛会の佐河順治が動き出し、佑河家をピンチに追い込みます。佐河は敵味方関係なく、周りを圧倒するほどの力を見せつけてきます。本性をさらけ出す佐河に助っ人できるのは潮見だけでした。ここで佐河は潮見に実愛会を引き継がせるような気配も見せています。

そんな佐河が目指すものは神ノ離忍を思い通りに動かせるようになることです。そのために佐河は霊回忍を手中に収めようとしていました。刻刻の5巻は最終回に突入する前段階といえる展開になっています。緊張感高まる刻刻の5巻ですが、貴文がキャラクターを生かした面白いシーンを演じてくれます。刻刻の中で貴文というキャラクターは三枚目的な、場の雰囲気を和ましてくれる要素を持っているといえます。

刻刻の漫画6巻のあらすじをネタバレ解説!

刻刻の6巻をネタバレすると、どうしても死にたくない実愛会の飛野が、神ノ離忍以外の怪物になって生まれ変わりました。怪物と化した飛野は無差別に人間を殺しにかかる恐ろしい存在になっていました。怪物は真と貴文に襲いかかろうとしますが、この時真には特殊能力が目覚めます。真の能力は怪物となった飛野を従わせることが出来ました。

この時三枚目役の貴文は勝手な妄想を繰り広げて彼らしい失態を踏んでいます。刻刻の6巻をネタバレすると佐河と佑河家のバトルが中心となり、最後にはまさかのオチも用意されています。また6巻では佑河家と止界に関する因縁のエピソードも描かれます。佑河家はそれまで止界の世界で悪さをしたことはないのですが、一つだけ後ろ暗い過去を持っていました。佑河家はかつて止界内で人を殺してしまったことがあったのです。

刻刻の漫画7巻のあらすじをネタバレ解説!

刻刻の7巻をネタバレすると、迷った末に樹里は本石を壊してしまいます。樹里のこの決断は彼女自身にとって危険な行為でした。樹里以外の人であれば、彼女の能力で止界から脱出することが出来ます。しかし樹里は本石がないと止界から出ることが出来なくなってしまうのです。

同時に佐河の本当の意図が潮見によって明かされました。佐河が何より求めているのは、まだ知らない世界をその目で見たいという欲望でした。佐河は止界術を使って世界征服をしたいわけではなく、見たことのない世界を自分の手で切り開きたかったのです。同時に佐河は自分の欲求を達成するためなら人の命などなんとも思わない人物だという事が分かります。

そんな佐河を倒そうと意気込む樹里たちは、離れてしまった真や貴文を見つけ出しました。しかしそこでは刻刻の最終回に繋がる最後の戦いが行われていたのです。真が操る怪物飛野と佐河が戦っており、ここで貴文が驚きの活躍を見せてくれます。

刻刻の漫画8巻のあらすじをネタバレ解説!

最終回ともなる刻刻8巻のネタバレで、怪物飛野との激闘で傷ついた佐河は繭らしきものを発現させて中に隠れ込んでいきました。一時休戦したこの隙に樹里は貴文と真を止界から退避させて、自らは繭に包まれている佐河に立ち向かっていきます。しかし繭の中からはなぜか赤ちゃんが出てきました。

樹里の能力で止界から脱出した人の中におじいさんもいました。おじさんはずっと止界の中にいようと考えていましたが、樹里が隙をついて現実世界に戻していたのです。その後樹里は繭の中から出てきた赤ちゃんをある程度育てて、止界から脱出させました。

もはや止界の中には樹里しかいないので、寂しさが募る彼女は段々精神的にまいっていきます。止界の中で精神的にパニックになることはとても危険なことで、樹里までが神ノ離忍になる危険にさらされました。しかしここでまさかの重要なキャラクターが現れて、樹里を現実世界に戻してくれることになります。最終回を含む刻刻の漫画8巻は、幸いにもハッピーエンドで終わることになりました。

刻刻の漫画の最終回をネタバレ解説!

ここでは漫画「刻刻」の最終回についてネタバレでより詳しく解説していきます。刻刻の最終回では樹里が神ノ離忍になろうとする瞬間が描かれます。樹里の体は空に浮いて、意識が段々まどろんでいきました。そんな時に樹里は眼前の光を捉え、人間の形をした光に触ると彼女の目が覚めました。

神ノ離忍になることは防げた樹里の前に立っていたのは謎の女性です。この女性は本石を作った人物の奥さんだと自分を明かしてくれました。何が何だか分からない樹里は女性に色々聞く中で、全ての謎が解けていきます。この女性は昔から止界に出入りすることが出来たようで、そのため年齢も止まったままでした。

この女性と結婚することになったのが止界術を生み出した人であり、本石を作った人物でもあります。止界術の創始者は止界について調べるうちに実愛会の原型となる組織を作り、本石を生み出すに至りました。これらの事を打ち明けた女性は、樹里に現実世界に帰るように勧めてきます。本石を壊してしまった状態でどうやって帰るのか不思議な樹里ですが、女性の手に樹里の手が触れると空間が歪んでいきます。

こうして気がつくと樹里は現実世界に戻ることが出来ました。時は進み、佑河家の面々も成長しています。翼は独立しており、真も立派に成長しています。おじいさんはすでに天国へ召されていました。止界の繭の中から出てきた赤ちゃんも成長していて、樹里の事を「ママ」と呼んでいました。そして時計がひたすら時を刻む中で、刻刻の最終回の幕が引かれていくのです。

刻刻の漫画番外編!300日後をネタバレ紹介

ここでは刻刻の最終回の後に描かれた「刻刻番外編-300日後-」についてネタバレで解説していきます。刻刻番外編の内容を一言でいうと、「刻刻」本編のあらすじを説明しているような展開だといえます。そのため刻刻の番外編をまず読んで、その後に刻刻本編を呼んでも意味が通じる仕上がりになっています。

番外編の刻刻は最終回後の内容を描いた内容でありつつも、プロローグとしての内容も併せ持っています。すでに本編を読んでいる人も楽しめるし、まだ読んでいない人でも、本編への期待を抱かせてくれる内容になっているのです。刻刻本編を読んでその先が知りたい人や、これから本編を読もうとしている人、どちら側でも楽しめるのが刻刻の番外編だといえます。

刻刻の漫画とアニメとの違いとは?

刻刻は2018年1月にアニメ化されて非常に高い人気がありますが、漫画版とアニメ版では異なる部分が多々あります。ここでは刻刻の漫画版とアニメ版の違いについてネタバレで解説していきます。

アニメ版は登場人物の外見が違う

刻刻の漫画版とアニメ版の違いでまず挙がるのが、登場人物の外見の違いです。特に主人公である樹里の顔や髪形、着ている服や雰囲気が大きく異なります。漫画版刻刻の樹里は現実舞台の生活感を出すかのように、就職活動用のスーツにエプロンをかけた外見をしています。漫画版刻刻は現実生活の中に溶け込む非現実の面白さが魅力なので、このような樹里の服装も的を得ているといえます。

しかしアニメ版の樹里は半ズボンにコートを着たファッションに変わっていました。刻刻がアニメ化されるに際して、樹里の外見により派手な印象を与えたかったという意図もあるでしょう。また刻刻の悪の親玉である佐河順治の外見にも、アニメ版と漫画版では違いがあります。漫画版の佐河は短髪でやや風変わりな印象の外見をしていましたが、アニメ版ではオールバックの髪形に変更されています。

他にも実愛会のメンバーで外見が漫画版とは異なる人物が多々います。漫画版刻刻ではキャラクターの外見がやや似ている事があり、読者がキャラを見分けづらいことがありました。アニメ版の刻刻ではキャラクターの外見的個性をはっきりさせることで、誰が誰かを見分けやすくなっているという声もあります。

アニメ版は樹里が次女になっている

刻刻の漫画版とアニメ版の大きな違いとして、長女だった樹里がアニメ版では次女になっている事が挙げられます。またアニメ版の樹里は年齢が28歳から22歳に変更されています。漫画版では真を育てているのは樹里の妹という設定でしたが、アニメ版では姉に変わっているのです。アニメ版の樹里は就職活動をしているのは漫画版と同じですが、大学卒業してすぐの新卒として活動している点も異なります。

またアニメ版のエンディングテーマ曲も原作の雰囲気とは大きく異なると言われています。こう見てくるとどうしてアニメ版刻刻の樹里は設定が大きく変更されたのか疑問に思う人もいるかもしれません。刻刻のアニメ監督をしている大橋さんは、最終回での樹里の決定に説得力を持たせるのが設定変更の理由だと語っています。

刻刻の原作者への許可を得た上でのことですが、樹里の設定変更についてはアニメ制作者たちの意図も大きく関わっているという事です。

アニメ版の1話目でマリヤが現れる!

他にもアニメ版刻刻は内容面でも漫画版と異なるところがあります。まずアニメ版の1話目でマリヤがいきなり登場することになります。マリヤは漫画版で大切な役を演じるキャラクターなのですが、アニメ版では樹里が面接した後に突如現れることになります。他にも1話で描かれるはずだった樹里とおじいさんとの回想場面が削除されて、4話に挿入されています。

アニメ版2話目で実愛会のメンバーの会話が削除

刻刻のアニメば版2話目では、実愛会のメンバーが話すシーンが大きく削除されています。例えば実愛会の底辺にいるメンバーはお金で雇われている事や、そのために実愛会の宗教グループとしての団結力が若干弱いところの説明がされていません。アニメ版は刻刻全8巻の内容を全12話に収める必要があるために、ところどころカットが必要なシーンがあったようです。

刻刻のアニメキャラを演じる声優を紹介!

ここではアニメ版刻刻でキャラクター達の声を務める声優陣を紹介していきます。刻刻のキャラクター達はどんな声優によって演じられているのでしょうか?

安済知佳/樹里

刻刻の主人公である佑河樹里の声優を担当しているのが安済知佳さんです。安済さんは福井県生まれの声優兼ナレーターをしている女性です。安済さんはエイベックス・ピクチャーズという事務所に属しており、「ちかペット」や「ちかぺ」と呼ばれることもあります。刻刻の樹里の他に安済さんは「進撃の巨人」のミーナ・カロライナや「ポケットモンスターXY」の幼児レナの声優などを担当していました。

山路和弘/おじいさん

刻刻のアニメで樹里のおじいさんの声を担当している声優が山路和弘さんです。山路さんは1954年6月4日生まれの俳優、声優、ナレーターをしている男性です。山路さんは劇団青年座演技部に在籍しています。山路さんは声優の他にも俳優として「世にも奇妙な物語」や「仮面ライダー剣」などの作品に出演されています。他にも山路さんは声優として「ゴルゴ13」のエリックや「ドラゴンボール超」のヒットなどを演じていました。

瀬戸麻沙美/間島翔子

アニメ版刻刻で間島翔子の声優を担当しているのが瀬戸麻沙美さんです。瀬戸さんは1993年4月2日生まれの声優をしている女性であり、シグマ・セブンという事務所に属しています。瀬戸さんが過去に声優を担当した作品には「ハイキュー!!」の道宮結や「クレヨンしんちゃん」の相戸ルナなどがあります。

刻刻のあらすじや伏線の解説まとめ!

ここまで刻刻の最終回までのあらすじや漫画版とアニメ版の違いについてネタバレで解説してきました。刻刻は時間が止まった世界に入り込めるという独特な発想が面白いと評価されている作品で、緊張感一杯なサスペンス要素や家族ドラマとしての魅力が最終回まで展開されていました。

また刻刻は漫画版とアニメ版ではキャラクターの外見や設定、内容に異なる部分があるのも特徴的です。しかしその分刻刻は漫画版とアニメ版の違いを楽しみながら鑑賞するという観方も出来るでしょう。刻刻の最終回までのあらすじをネタバレで知って、漫画版もアニメ版も両方楽しんでいきましょう!

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