2018年11月21日公開
2018年11月21日更新
血と灰の女王が打ち切りに?その理由・炎上した原因や漫画の評価も紹介
血と灰の女王は裏サンデーで連載されていた日本の漫画作品です。バコハジメ先生による漫画作品で過激な戦闘描写などが評価されておりました。しかし、現在は打ち切りとなってしまい炎上したようです。裏サンデーは無料で読めることを売りにしたWEBサイトですが、血と灰の女王はその中でも人気があり評価されていました。しかし、今回何故か打ち切りになってしまいコメント欄等で炎上してしまったようです。
目次
血と灰の女王が打ち切りになった理由が気になる!
血と灰の女王は、裏サンデーで人気を博していた漫画作品となりますが、打ち切り宣言をされてしまったようです。しかし、正確にはまだ打ち切りにはなっておりません。「紙の単行本が後1000冊売れなければ」打ち切りになってしまうということだったようです。そこで作者であるバコハジメ先生は漫画掲載時のコメントに後1000冊売れなければ打ち切りになってしまいます。とSOSを出しました。
そこで読者には疑問が上がります。実は血と灰の女王は人気作品の一つであり、ランキング上位に上がり1位を獲得することも稀ではありませんでした。それなのに何故打ち切りになってしまうのか。それは、運営側が「紙の単行本」の売上から連載継続をみていることが今回明るみになったようです。そこで読者達は、人気漫画なのに打ち切りはおかしい、と炎上してしまったようです。
勿論会社ですのでお金が稼げない漫画は打ち切りにせざるを得ません。元々裏サンデー等のWEB漫画掲載サイトは無料で読めるということが売りであり、どうしても紙の単行本の売上に繋げにくい掲載方法のようです。しかし、今回の打ち切り騒動で運営側が如何に紙の単行本の売上でしか見ていないかが判明し炎上してしまいました。評価されてきた漫画であったため、多くのファンが居たことも要因の一つのようです。
本記事では、血と灰の女王の作品情報から登場人物紹介致します。また、読者の評価なども照らし合わせて何故打ち切りになったのかなど詳しく解説させていただきます。作品のあらすじもしっかりとご紹介いたしますので、未だ読んだことの無い方でもお楽しみ頂ければ幸いです。
血と灰の女王の作品情報
血と灰の女王は裏サンデーで連載されていた日本の漫画作品です。バコハジメ先生による漫画作品で過激な戦闘描写などが評価されておりました。富士山が噴火してしまい関東周辺は火山灰に覆われてしまっている現代が舞台の漫画作品です。血と灰の女王、そんな日本を舞台に繰り広げられるバトル漫画です。火山灰は実はただの灰ではなく、一定の人類がヴァンパイアへ変化するウィルスの様なものでした。
ヴァンパイアになった人たちは秘密裏に人殺しに興じており、血を快楽として喰らう状況で次々に動物たちや人間たちがヴァンパイアに殺されてしまいます。そんな中、主人公の佐神善(さがみぜん)は人殺しを許せないと立ち上がりヴァンパイアとして目覚めることになります。
ヴァンパイアたちはやがて徒党を組み始め、壮絶な集団戦に展開していきます。血と灰の女王の世界では、あらゆる世界の政治の頂点にヴァンパイアが君臨しており世界を牛耳っているとのことでした。そして今回の富士山の爆発によって、新しいヴァンパイアの王を決めることになります。ヴァンパイアの王の座をめぐる壮絶な争奪戦に目が離せないようです。
血と灰の女王の登場人物
佐神 善
ここからは血と灰の女王の登場人物紹介を致します。血と灰の女王では個性的なキャラクターたちに加え、バトル漫画ならではの特殊能力など個性が目白押しですので、是非ご覧ください。血と灰の女王はヴァンパイアになるという特徴もさながらそれぞれの登場人物の能力も個性的と評価されております。
血と灰の女王の主人公である、佐神 善(さがみ ぜん)は17歳の普通の男子高校生でした。日々怖い芸術的な絵を描きながら友人京介と平和な日常を過ごしていました。教会に住んでおり、幼き頃に大きな手術で一命を取り留めた経験があります。また、心優しい性格であり命を特に大事にしています。殺すことを許せない彼は、ヴァンパイアになることすら躊躇いますが徐々に人殺しをさせないために立ち回るようになっていきます。
ヴァンパイアになった後も命を奪うことを許せない正義感の強いキャラクターで居続けます。主人公らしい行動ですが、ヴァンパイア達にはその考えは理解できずに度々おかしな奴だと思われてしまいます。命を奪いたくないという心は動物に対しても同じで、捨て猫や犬などに対しても平等で居続けています。
ヴァンパイアになったきっかけは親友である京介がヴァンパイアに殺されてしまい、一人で立ち向かおうとします。そこでは力を引き出すことが出来ずにあっけなくやられてしまいますが、ドミノ サザーランドの登場によってヴァンパイアの力を目覚めさせ、本気で殺してやりたいと願い覚醒することになります。親友を殺された善は命こそ大事にする人間ですが、それ以上の怒りと感情によって力が引き出されました。
ヴァンパイアになったときの能力は翼と超回復で、どんな攻撃を受けても即座に回復再生することが出来ます。それは、血液が蝙蝠のような形で自分の核にくっつこうとするからであり、切断された腕などが遠くにあっても呼び寄せて再生することが出来ます。戦闘ではよく負傷しますが、その再生スピードに敵はいつも驚くことになります。マントのようなものを纏い変身し、後半では翼を手に入れることになります。
ドミノ サザーランド
血と灰の女王のもう一人の主人公であり謎に包まれた少女です。大人しくしていれば美人でおしとやかな金髪美少女ですが、その実態はヴァンパイアでした。佐神善の前にもヴァンパイアとして現れます。漫画タイトルでは血と灰の女王とあるように善に加えたもう一人の主人公で、ヴァンパイアとして圧倒的な強さを誇ります。
血と灰の女王ではヴァンパイアの新たな王座を奪い合う争奪戦が行われるわけですが、彼女はその王座を目指している存在となります。彼女のヴァンパイアとしての能力は謎に包まれたままですが、その圧倒的な力は他の追随を許していません。規格外のパワーで押切り、常に勝利する側だということを確信しています。戦闘はピンチの時は駆けつけてくれますが、部下を育てるために敢えて自分では戦わない場合もあります。
その強さも圧倒的ですが、特殊能力は謎に包まれています。しかし、血と灰の女王では彼女が手で遠隔操作している戦闘描写が多く描かれており、その能力を垣間見ることが出来ます。遠隔操作ができるため遠くにいる相手の腕を引きちぎることも造作ないことのようです。素性は把握されていないままで、物語は進みますが血と灰の女王のストーリーが進むごとに彼女の秘密が明かされていくようです。
狩野 京児
狩野 京児(かりの きょうじ)は主人公である善のライバル的存在です。狂暴な性格と常に冷静でいられるその特徴はあのドミノからも一目置かれています。さらにバトルセンスだけで言うならドミノ曰く京児の方が優れているとまで言われています。まだ成長途中ではありますがその圧倒的な力で次々に敵を倒していきます。
元々狂暴な性格で、ヴァンパイアになる前も喧嘩三昧でした。また、弟はあの善の親友の京介であり善とは昔から共通点がありました。その性格からある日火山灰にとってヴァンパイアの力を手に入れることができます。彼のヴァンパイアの能力はエナメル性の体格で身をおおわれ、圧倒的な防御力を誇ることです。そして、もう一つの能力が電撃を自由自在に操ることができます。シンプルで目立った弱点のない能力です。
強い特殊能力も目を引きますが血と灰の女王の作中ではその冷静さが評価されています。弟の京介が死んだとしても何も感じないようで、人を殺すことに抵抗はない人間でした。しかし善に対しては面倒見の良いいちめっもあり、読者からの評価はかなり高いようです。また表情も豊かである為血と灰の女王で様々な表情を見せてくれるようです。
血と灰の女王のあらすじ紹介
ここからは血と灰の女王のあらすじを紹介いたします。血と灰の女王がどのようなストーリーで評価を集めていたのか、まだ血と灰の女王を読んだことが無い方にもわかるようにご紹介いたします。また、その上で何故打ち切りになってしまったのかも考察させていただきます。血と灰の女王は沢山の読者から評価を集めておりましたが打ち切り予定となり炎上しましたが、その謎に迫ります。
血と灰の女王の舞台と始まり
血と灰の女王は主に関東周辺が舞台となります。血と灰の女王の舞台では富士山が大噴火を起しており、桜島のように定期的に火山灰を振りまいている状態でした。その噴火が特別なものだとは世間では判明しておらず、ヴァンパイアが次々に量産されるきっかけとなります。また、血と灰の女王の舞台背景では世界を牛耳っているのはヴァンパイアの王であり、富士山の噴火が次の王を決める闘いの合図でもありました。
そんな中、主人公である佐神善は(佐神善)は普通の男子高校生として生活していました。特に変わった要素と言えば正義感が強いということと、毎日のようにグロテスクな絵を書いているということでした。善は目立った男子生徒でもなく、また本人もひっそりと過ごしていたいように振舞っていました。そんなある日、学校の屋上で猫が惨殺されているのを見かけます。多くの生徒が気持ち悪がるなか、善は猫に歩み寄ります。
そこで善が取った行動は、何と惨殺された猫を拾い上げて供養するということでした。学校の生徒らはその善の行動に対して称賛はせずにただ気持ち悪いという感想を述べるだけでした。善は教会に住んでおり、定期的に猫や犬などが捨てられていたようで、供養するのには慣れていました。また、まだ健康に生きている状態で捨てられていた犬猫達を教会でかくまい、飼育していました。
猫が惨殺されていた事件から数日後、今度は善が教会で買っていた猫が一匹行方不明になります。そのことに気づいた善は、学校で惨殺されていた猫の事を思い出してしまい、自分の猫のことが心配になってしまいます。猫の事が心配で仕方がない善は、自分の猫を探しに出かけます。中々見つからない時、街外れの壊れかけた小屋から猫の声が聞こえてきました。善は小屋に入ってみると猫殺しの犯人が刃物をもって立っていました。
善はの猫は既に無残な姿をしており、善は怒りに震えます。また、善は元々強い正義感の持ち主であったために犯人を捕まえようとしました。しかし、そこで善は本当の犯人の正体を知ることとなります。善は犯人を捕まえようと抑え込みますが、狂暴な力で跳ね返されてしまい身体もろとも引き裂かれてしまいます。明らかに人間のちからを超越した犯人は、ヴァンパイアでした。対峙した善でしたが、あっけなく敗北してしまいます。
ぼろぼろで致命傷を負っていた善の前に、一人の少女が現れます。それはドミノ・サザーランドというヴァンパイアでした。彼女は「大丈夫よ。アンタは死なないわ」とだけ言い残して去っていきます。このシーンで善は致命傷から回復しかけており、特徴である蝙蝠の血が垣間見えることからヴァンパイアとしての覚醒が始まっていました。
覚醒と京介
ヴァンパイアとして覚醒しかけていた善でしたが、完全にその姿を現すことがなく終わります。そして数日後、全はあの日の記憶が曖昧になりながらも普通の男子高校生としてまた生活しだすのでした。しかし、そこで善にとって大きな出来事が起こります。なんと、唯一無二である親友の京介が以前学校で殺されていた猫と同じように惨殺されていました。これをきっかけに、善は怒りに震えます。
同じやり方だったために善は前の犯人だと確信しました。急いで前回善が殺されかけた小屋に向かうと、そこにはやはり以前の猫のときの犯人が立っていました。善は全力で怒りに震え、犯人に襲い掛かります。しかし犯人はヴァンパイアであり今回もあっけなく敗れてしまいます。しかし、今回の善は親友までも殺されており、怒りと憎しみで心がいっぱいでした。
善はぼろぼろになりながらも立ち上がり、ヴァンパイアとして覚醒します。蝙蝠と血でできたマントを羽織り、怒りに我を忘れて犯人に襲い掛かります。この時から善はヴァンパイアの能力として圧倒的な回復再生力を持っており、その力を駆使して犯人に打ち勝ちます。しかし、善はヴァンパイアの覚醒と友人を殺された怒りで正気を失っていました。
そんな善の前にドミノサザーランドが現れます。彼女は覚醒を告げますが、善はドミノにも襲い掛かります。しかし、ドミノの圧倒的な力を前にして善は屈服します。冷静さを取り戻した善から、後日ドミノに現状をしらされて、ドミノの配下につくこととなります。善はそこで、ヴァンパイアが量産されていることやこのような殺人事件がいくつも起きていることを知り、何としても止めたいと考えました。
次々に現れる敵と味方
善はヴァンパイアとして覚醒し、ドミノの配下へつくと壮絶なヴァンパイアのバトルロワイアルへ巻き込まれることになります。次に登場するのが京児であり、殺された親友、京介の兄でした。京児は京介が殺されたことに対して強い感情を抱いてはおらず、只淡々としていました。そのどんな時でも冷静さを欠かさない所がドミノに気に入られており、彼もまたドミノの配下となっていました。
善が京介と出会ったきっかけは、ドミノにヴァンパイアの退治を依頼されたタイミングでした。善はヴァンパイアを倒しに掛かり、見事勝利すると京児が現れます。圧倒的な防御力と電撃を扱う京児に対して善は苦戦しますが、回復再生力を駆使して何とか五分五分まで持っていくことが出来ました。お互いの命が危ういようなバトル展開になったところで、ドミノがネタバレをしにやってきます。
ドミノはどうやら善が本当にヴァンパイアとして闘えるのかテストをしていたようで、そのテストに合格したことをドミノは告げに来ました。テストの内容は本気で人を殺そうとすることが出来るのかという善の正義感が試される点と、基本的な戦闘能力が試されていたようでした。五分五分だと思った京児との戦いでしたが京児は殺さないように手加減していたようでヴァンパイアの奥の深さを垣間見ることになります。
その後、新たな仲間や元々ドミノの配下だった仲間たちと共に灰の王を決めるヴァンパイアの闘いが繰り広げられていきます。善は善は多くのヴァンパイアたちや悪と対峙しながらも本当の正義とは何かを考えるようになっていきます。今まで命を奪うことを絶対的に拒絶してきた善でしたが、ヴァンパイアとして闘っていく中で本当の正義をいうものは何かということを考え始めます。
血と灰の女王の打ち切りの理由や炎上原因は?
ここからは血と灰の女王の打ち切り理由や炎上した原因などについて、まとめさせていただきましたのでその内容をご紹介いたします。血と灰の女王は裏サンデー等のWEB掲載誌で評価を集めていたバトル漫画でしたが、今回打ち切りになってしまうかもしれないということで炎上しました。血と灰の女王は読者からの評価も高かったため、何故打ち切りになってしまったのかという不明点も炎上のきっかけの様です。
まず、炎上したきっかけは作者からのコメントでした。血と灰の女王の単行本が売れないと打ち切りになってしまい、後1000札売れないと4巻で終了になってしまうというSOSが出されました。これにより、読者は驚くことになります。このようなダイレクトマーケティングが作者から発せられるのは珍しいケースであり、WEB掲載誌では高い評価を得ていた漫画だったため単行本が売れていないという現実も知ることになります。
炎上した理由は、この作者がSOSを出したこともありますがその出さざるを得なかった背景にあるようです。このSOSによって、如何に企業側が電子書籍や雑誌での評価が高くても単行本が売れていなければ打ち切りにするという作家や作品に対しての評価基準を読者たちは知ることになりました。そこで、どんなに評価が高い漫画でも単行本が売れていなければ意味がない、結局はお金が全て、などという印象が与えられてしまいました。
以上の背景から、今回の炎上騒ぎになってしまったようです。しかし、現在では単行本も無事売れたようでファンからの応援もあり5巻まで刊行されており、絶賛連載中です。人気自体はあったため読者が単行本を買うことで連載が無事に継続されたようです。このように特殊な形で炎上となった血と灰の女王でしたが、今回の炎上で単行本の売上がいかに大事かファンも理解することが出来たようです。
血と灰の女王の評価は?
本記事では血と灰の女王の評価や感想等をまとめさせていただきました。Twitterで呟かれていたtweetをまとめさせていただきましたが、炎上に対する感想は見受けられなく、既に忘れられているようです。それ以上に血と灰の女王に対しての高評価が非常に多いため、血と灰の女王は評価の高い作品だということが分かります。
くっそ面白いな血と灰の女王
— フジヒラ (@METAMETAMEMETAA) November 16, 2018
やっぱ王道は神
こちらの方は血と灰の女王を面白いと評価されています。やはり炎上に対しては呟いておらず、王道なストーリーを高く評価されているようです。血と灰の女王はバイト漫画で独特な設定でありながら王道という点でも評価されているようです。
血と灰の女王が好きすぎて、マンガワンの掲載分を全部一気に読んだ。それでもまだ好きだから単行本一気に買ってしまった。それでもまだ大好きだから、目に入る度読んでしまう。サラッと見るつもりで手に取るのに、毎回最後まで読んでしまう。集中しすぎて座るのも忘れて立ち読みしてしまう。
— 新人ラバッパー (@sheeeep42) November 12, 2018
こちらの方は問題になっていた単行本を購入したと評価しております。炎上のきっかけは単行本が売れていなかったことでしたが、このような方が増えることで作品を維持できたようです。血と灰の女王が単行本を購入したくなるような漫画だということが分かります。
血と灰の女王は絵も設定もいいけど、何よりキャラクターの心理が的確に刺さってくるのがいいわ。
— あぽくりふ@はーめるん (@apocryph666) March 9, 2018
こちらの方は血と灰の女王キャラクターが良いという感想tweetをされています。血と灰の女王はキャラクターが良く、何より心理描写が的確だということが分かります。読者としてはキャラクターは重要な部分の様ですので、血と灰の女王は魅力的漫画だということが分かります。
血と灰の女王が打ち切りになった理由まとめ
如何でしたでしょうか。血と灰の女王は打ち切りになりそうでしたが、読者や多くのファンに支えられて単行本が購入され、現在では打ち切りにはならず継続して連載されています。特殊な炎上のきっかけでしたが、読者やファンにも単行本の売り上げが大事だということがわかったためこれから打ち切りにならずに連載が続けていける様です。