あげくの果てのカノンの最終回ネタバレ!SF・不倫漫画のあらすじと感想は?

漫画・あげくの果てのカノンは、米代恭先生による日本の漫画作品です。小学館の月間スピリッツで2015年から2018年まで連載されていた青年漫画となります。SFの世界と不倫という設定で独特だという感想に溢れた漫画・あげくの果てのカノンですが、遂に完結することになりました。本記事ではあげくの果てのカノンの最終回の内容と感想のあらすじネタバレに迫ります。また、あげくの果てのカノンの最終回までにどのようなストーリーがあるのかも各巻ごとにあらすネタバレ致しますのご安心ください。

あげくの果てのカノンの最終回ネタバレ!SF・不倫漫画のあらすじと感想は?のイメージ

目次

  1. あげくの果てのカノンの最終回はどうなる?気になる結末に迫る!
  2. あげくの果てのカノンとは?
  3. あげくの果てのカノンの登場人物を紹介!
  4. あげくの果てのカノンの漫画あらすじをネタバレ紹介!
  5. あげくの果てのカノンの漫画最終回をネタバレ紹介!
  6. あげくの果てのカノンの漫画を読んだ感想とは?
  7. あげくの果てのカノンの最終回についてネタバレまとめ!

あげくの果てのカノンの最終回はどうなる?気になる結末に迫る!

漫画・あげくの果てのカノンは、米代恭先生による日本の漫画作品です。小学館の月間スピリッツで2015年から2018年まで連載されていた青年漫画となります。SFの世界と不倫という設定で独特だという感想に溢れた漫画・あげくの果てのカノンですが、遂に完結することになりました。

不倫がテーマである漫画・あげくの果てのカノンですがその感想は賛否両論で一言で嫌いという感想も少なくはないようです。しかしながら、漫画・あげくの果てのカノンでは不倫でありながらも純粋で一途な恋をする主人公が描かれており、共感できるという声もまた多いようです。本記事ではネタバレを含み、感想のtweetなどもまとめましたのでご覧ください。

本記事ではあげくの果てのカノンの最終回の内容と感想のあらすじネタバレに迫ります。また、あげくの果てのカノンの最終回までにどのようなストーリーがあるのかも各巻ごとにあらすネタバレ致しますのご安心ください。更に、本記事では各登場人物のをネタバレ込みで紹介致します。ですので、あげくの果てのカノンを読んだことが無い方もネタバレをお楽しみください。

あげくの果てのカノンとは?

漫画・あげくの果てのカノンは、米代恭先生による日本の漫画作品です。小学館の月間スピリッツで2015年から2018年まで連載されていた青年向け漫画で、SFと不倫を掛け合わせた恋愛漫画となります。主人公、高月かのん(こうづき かのん)が高校の時から想いを寄せていた先輩、堺宗介(さかい そうすけ)との不倫模様を描いています。

漫画・あげくの果てのカノンの舞台は、ゼリー地球外生命体が襲来した東京の永田町で展開されます。主人公の高月かのんは高校のころから想いを寄せていた先輩に近づこうと、甘党の先輩が通うケーキ屋にバイトすることになり、不倫癖のあった先輩と見事コンタクトをとることが出来ます。先輩はSLCという対ゼリーに対する特殊部隊に所属しており、仕事帰りにかのんに会いにケーキを買うのでした。

漫画・あげくの果てのカノンですが主人公のかのんが想いを寄せている先輩は既婚者であり、仕事の影響で心変わりが頻繁に起こるせいで以前も不倫をしています。そんな先輩の新しい不倫相手がかのんなのですが、かのんの異常で行き過ぎた愛と逃避に走る先輩の姿は一部の読者からは読んでいて不快だという感想も少なくありません。

但し、実際に起こる逃避という不倫と異常なまでの愛はリアルに描かれており共感できる読者もまた多いようです。賛否両論に分かれるあげくの果てのカノンですが、本記事ではその登場人物紹介のあらすじネタバレから、物語の最終回のまでのあらすじネタバレ、そして最終回のあらすじネタバレを致します。また、読者の感想もまとめましたのでこちらもご覧ください。

あげくの果てのカノンの登場人物を紹介!

高月 かのん

漫画・あげくの果てのカノンの主人公です。名前は高月 かのん(こうづき かのん)で、高校生のころから先輩である堺宗介を想っていました。その異常な愛はストーカー行為にまで発展しておりました。堺先輩の使ったスプーンやナプキンの収集、自分の堺先輩に対する想いの日記など異常なまでに発達した愛でしたが、学校を卒業した後に堺先輩と会えなくてもその異常な愛は続いています。

かのんの行動は漫画・あげくの果てのカノンの作中での度々揶揄されており、ストーカーやメンヘラ女等言われることになります。事実そうであり、堺先輩も気持ち悪いと罵る場面さえあります。かのんは堺先輩の事を完全に神格化しており、それ以外の事に対しては興味を持たないようになっていました。

性格は根暗で地味、挙動不審であり自虐的でメンヘラといった自他ともに認める根暗女でしたが、堺先輩に対して一途な点だけは彼女も自信をもって言える部分でした。その性格は最後まで変わることはなく、ネタバレにはなりますが最後まで堺先輩の事をひたすらに想い続けます。

境 宗介

あげくの果てのカノンのもう一人の主人公で、かのんが8年間ずっと想い続けている先輩です。名前は堺 宗介(さかい そうすけ)でゼリーに対抗する特殊部隊の一員となります。彼のカリスマ性は高校の頃から現在にまで至り、様々な女性を魅了してきました。SLCで活躍している現在も戦闘の姿がテレビに映る度に多くの女性ファンたちが騒ぐほどイケメンでした。またその優しい性格から多くの女性に手を出してきたこともあります。

現在は初穂というSLCの女性研究者と結婚しており、幸せな時間を過ごしている筈でしたが戦闘時の怪我を繰り返し、その治療の影響で心境が次々に変化していってしまいます。そのこともあり、初穂との関係はあまりうまくはいっておらず不倫をしていました。かのんの事も完全に好きにはなってしまいましたが、初穂の事を愛している様子もたまに見受けられます。

本人も治療(修繕)による心変わりによって混乱しており、ずっと自分の事を想っていてくれているかのんに逃避していしまいます。かのんと会わなくなってからは別の女性と関係を持つこともあり、かなりの浮気性でした。本人も修繕の影響など関係なく、元からこういう性格だったのかもしれないと話すこともあります。あげくの果てのカノンでは彼をめぐった愛のストーリーでもあるため堺の存在は必見のようです。

境 初穂

堺宗介の結婚相手である堺 初穂(さかい はつほ)は、SLCで研究者をしていました。大学時代から宗介とは仲が良く、在学中に交際を始めます。交際中は仲睦まじい姿を見せ、幸せな時間を過ごしていましたが宗介が修繕によって心変わりをしていき、離れていくことに悲しみを抱きます。

宗介の事は愛しており、自身も誰よりも好きだという自信をもって宗介と結婚していました。しかし、研究で忙しくなるにつれ宗介と過ごす時間が少しずつなくなっていき、宗介がそのことで不満を持っていることを気付くことが出来ませんでした。宗介が不倫をするようになってからは全て諦めたような態度で宗介と接していましたが、かのんの異常な愛に気づき少し焦ることになります。

性格はクールですが研究や宗介に対する思いは情熱的な一面を見せるときもあります。また、才女でありながら美人であり宗介の不倫相手であるかのんとはまるで反対のような人物でした。あまりに美心である為彼女も世間から認められており、宗介と初穂はベストカップルだと言われています。

高月 ヒロ

高月ヒロは主人公の高月かのんの弟です。主人公のかのんとは血がつながっておらず、ヒロが生まれる前に引き取られたのがかのんとなります。かのんはゼリーの襲来で親を亡くしていたために引き取られる形となりました。ヒロは主人公のかのんの異常なまでの堺先輩への愛を知っており、それを揶揄しながらも受け入れていました。

ある種、彼女の理解者であったヒロですが実は主人公のかのんに惹かれており、作中でも何度か告白に挑みます。しかし主人公のかのんは堺先輩の事しか見えておらずヒロのことを断り続けます。ヒロはかのんの異常なまでの愛を全て把握しており彼女の日記や堺先輩コレクションの収集癖等も把握していました。そのうえで彼女を愛しており、ヒロもまた異常な愛として描かれているようです。

あげくの果てのカノンの漫画あらすじをネタバレ紹介!

あげくのはてのカノン1巻のあらすじネタバレ

ここからは漫画・あげくの果てのカノンのあらすじネタバレを致します。その後に待望の最終回の結末のあらすじネタバレをし、あげくの果てのカノンを読んだ読者の感想もまとめさせていただきます。1巻から順にご紹介致しますのでまだ読んだことがない方もお楽しみ頂ければ幸いです。また、既に読んでいる方も思い出す形でお楽しみ頂ければ幸いです。

あげくのはてのカノン1巻のあらすじネタバレです。あげくの果てのカノンの舞台は東京から始まります。あげくの果てのカノンの世界は近未来であり、地球外生命体であるゼリーの襲来によっては東京は壊滅してしまいました。特に国会議事堂を中心にゼリーが生息しており、SLCという部隊がそれを駆除殲滅と研究に当たっていました。

主人公のかのんは、そのSLCの第一線で活躍している堺宗介に高校から現在に至るまで8年間の間想いを寄せていました。かのんはフリーターとしてアルバイトをする一方で堺宗介先輩は大勢のファンがいる国民的ヒーローでした。SLCでも結果を残しており、活躍するたびにテレビや雑誌に掲載され、多くの女性ファンたちが彼を支持していました。

主人公のかのんも当然その中の一人でしたが、彼女は本気で堺宗介のことが好きであり、その愛は異常なまでに発展してしまっていました。かれの高校時代の彼女の情報や私生活、使った食器やちり紙なども収集しており、自分の堺先輩に対する想いを綴った日記も書き続けている、いわばストーカーでした。異常なまでの愛で堺先輩に会うことを我慢しきれず、彼の通う可能性がある洋菓子屋でアルバイトまでしていました。

そんな彼女の元に好機が訪れます。それはなんと、来るかもしれないと思っていた堺先輩がアルバイト先の洋菓子店に通い始めたことでした。かのんは想いをずっと寄せていることを隠しながらも、堺先輩が仕事帰りによる事を胸にはせながらアルバイトを楽しんでおり、彼が来るたびに心を躍らせていました。

主人公のかのんは今まで堺先輩には気づかれていないと思っていましたが、ある日、「高月かのんだよね」と自分が認識されていたことが発覚します。そこから堺先輩と少しずつ会話する機会が増えていき、かのんは幸せな時間を過ごしていました。しかし堺先輩は結婚しており、奥さんがいることをかのんは知っていました。

堺先輩はそんなこと関係ないかのようにかのんに近づいて、自分の誕生日を祝って欲しい、等とかのんを誘惑します。その日は奥さんはいないからとまで囁き、かのんの心は揺らぎます。確実に不倫にはなりますが、今までとないチャンスでした。堺先輩が奥さんがいないから代わりに自分に祝ってもらおうとしていることに気付くかのんでしたが、先輩と交わる機会を逃せるはずもなく先輩の事を祝いたいとお願いします。

堺先輩の事が好きすぎるかのんは、堺先輩の事に言われるがままにデートを重ねます。また誕生日にはプレゼントとして万年筆を送り、そのことを匂わせるようなインタビューでの回答にもしかして自分の事が好きなのかもと期待に胸を膨らませます。かのんは不倫と分かっていながらも好きすぎる堺先輩にのまれていきます。ある日、堺先輩は少し特別なデートへとかのんを誘います。そこは現代では珍しい花畑でした。

あげくのはてのカノン2巻のあらすじネタバレ

あげくのはてのカノン2巻のあらすじネタバレとなります。堺先輩はかのんをデートに誘い、現代では珍しい地下の花畑に連れていきました。堺先輩は高月さんにだけ見せるね、などと誘惑的な言葉を発しかのんもつい調子に乗ってしまいます。まるで恋人同士になったようで幸せな時間を過ごしていました。

しかし、そんな時間もつかの間、かのんが改めて先輩に告白したとき堺先輩の背後にゼリーが襲来してしまいます。安全だったはずの研究所内でしたがどういう訳かゼリーが侵入し堺先輩の頭を真っ二つにしてしまいました。衝撃的でショックな場面に立ち会ったかのんでしたが、先輩の無事を祈ります。

この世界ではゼリーと戦うSLCの前線の戦士は、ゼリーの細胞を使った再生技術を用いられてどんな怪我でも再生できるようになっていました。しかし、その代償として心変わりという趣味嗜好などが変わっていってしまう副作用がありました。堺先輩は再生医療のおかげでなんとか一命を取り留めますが、顔は修復したばかりで大きく歪んでしまっていました。

かのんはイケメンだった先輩の顔が歪んでもなお好きだと宣言しますが、堺先輩の奥さんはその顔は無理だと拒絶します。その歴然のさに堺先輩はかのんに入れ込んでしまい、かのんの事をより好きになってしまい、不倫にどっぷりとはまってしまいます。。修繕を繰り返していき、いつかかのんの事も心変わりして好きではなくなってしまうかもしれないと心配になる堺先輩でしたが、かのんの異常な愛がそれを受けとめます。

幸せな時間を過ごしていたかのんでしたが、堺先輩の奥さんである堺初穂には当然のようにバレていました。2人がデートしていたことやキスしたこと、堺先輩が心変わりの拠り所と逃避先としてかのんに依存していることなど全てを初穂はお見通しでした。初穂はかのんの前に現れて、「今度はあなたなのね」と意味深な言葉を囁きます。くぎを刺されたかのんは、行き場を失いどうしていいかわからなくなるのでした。

あげくのはてのカノン3巻のあらすじネタバレ

あげくのはてのカノン3巻のあらすじネタバレです。3巻では堺先輩と初穂の出会いが描かれることになります。堺先輩は初穂と大学時代からの恋人であり2人の幸せな交際模様が描かれます。また、2人は大学時代から優秀でエリートでした。まさにお似合いのカップルであり、2人はSLCの希望する部署へ所属することが出来ます。

初穂は研究所へ、堺先輩は戦闘部隊への所属となりこれから忙しくなるね等と会話を重ねます。当時から戦闘で破損した個所を修復した場合、心変わりが起きてしまうことは判明しておりました。そのためもし心変わりが起きても、初穂は貴方の事を好きでいると誓います。しかし、次第にお互いの仕事が忙しくなるにつれて初穂は堺先輩と入れ違いになっていきます。

初穂の研究は修繕した後の心変わりを止める研究でした。彼女は堺先輩のためにその研究をしており、心変わりが起きないように、自分の事を好きでいてくれるように研究に励んでいました。しかし皮肉なことにその研究に打ち込めば打ち込むほど、堺先輩の心は離れていってしまい次第に不倫するようになっていってしまいました。

初穂と堺先輩の関係を聞き、初穂からくぎを刺されたかのんはどうしようもなくなってしまいます。また、堺先輩も初穂からくぎを刺されており携帯を壊されてしまいます。堺先輩から連絡のこない初穂は元通りになってしまい、ストーカー行為やメンヘラ行為を繰り返していました。そんなある日、堺先輩の奥さんである初穂の格好の真似をして奥さんごっこに浸っていたかのんは弟のヒロにその姿を見られます。

ヒロは堺先輩に狂うかのんの姿をみて居ても立っても居られなくなりました。元々ヒロは、弟でありながも血の繋がりが無いかのんのことを想っており、かのんをよく見てきた存在でもありました。そのかのんが堺先輩によってここまで狂ってまうことに耐えられず、偶然通りかかった堺先輩と奥さんに出ていけと抗議します。

そこで初穂は白々しく、彼女はと問いますが堺先輩も奥さんの手前無情でした。かのんの事を只の友達だよと初穂に説明し、初穂は勝ち誇ります。しかし、どうもその後の様子がおかしい堺先輩に対して初穂はある行動に出ました。堺先輩を一旦野放しにして、自分とかのん、どちらの約束をとるか賭けにでたのでした。

結果は初穂の惨敗でした。初穂はかのんの事を甘く見ており、ただの堺先輩のファンだと思っていましたがそうではありません。かのんの異常なまでの愛を知らずに堺先輩を野放しにしてしまったことに後から気づき、後悔します。堺先輩を信じて待つ初穂でしたが、結果は初穂にとって残念なものとなってしまいました。堺先輩はかのんに会いに行き、愛の逃避行に走ってしまいます。なんと地元へ駆け落ちに出てしまいました。

あげくのはてのカノン4巻のあらすじネタバレ

あげくのはてのカノン4巻のあらすじネタバレです。愛の逃避行に出たかのんと堺先輩は、2人で北海道に不倫旅行しにいきます。行き先は堺先輩の地元で、友人を尋ねて泊まらせてもらいました。この先どうしていくか等わからないかのんですが、堺先輩に迫られていくうちにどうでもよくなっていきます。夜寝室で熱いキスをされるなどして堺先輩のことを今以上に好きになっていきました。

そんな逃避行を止めるために、初穂はある行動にでます。それは自らが研究しているゼリー達を外に離すことでした。ゼリーが一斉に地上に放出されたためにシェルターですら安全ではなくなり、東京は混乱に陥ります。また、それが原因で堺先輩の姿が見当たらないことが発覚、そしてあの花畑での記録映像が公開され、堺先輩が不倫していたことが世間で公になってしまいます。

ゼリーが地上に放たれたことで不倫旅行どころではなくなってしまった堺先輩は、SLCに東京へ連れ戻されます。かのんは初穂に取られたような気がして、ショックを受けてしまいます。堺先輩は東京に戻り懸命にゼリーと戦い抜き、かのんもそれを追うように東京へ戻って避難生活を送るのでした。

避難先では堺先輩にそっくりの顔をしたイケメンもおり、かのんの心は揺らぎます。しかし、かのんが堺先輩の不倫相手ということは世間では既に公になっており顔が良ければ誰でもよいというレッテルを貼られてしまいます。その相手の名前は松木平正史といい、性格はオタクのような性格で堺先輩をは真逆でした。しかし、避難所での生活は彼のおかげで少し色どりを見せます。

しかしかのんは我慢の限界で、一刻も早く堺先輩に会いに行きたいという衝動に駆られていました。不倫旅行まで連れていってもらい、熱いキスもしてもらったかのんは堺先輩に依存しきっておりメンヘラ化が止まりません。メッセージや電話を何度もしてしまい、既読が付かないことに焦りを感じてしまいます。何度もメッセージを連投して堺先輩となんとかコンタクトを取ろうとしますが上手くきませんでした。

あげくのはてのカノン5巻のあらすじネタバレ

あげくのはてのカノン5巻のあらすじネタバレです。初穂はゼリーを逃がしたことによって指名手配となっており、逃げて倒れていた道端で拾ってもらった農家でお世話になっていました。初穂は気に入ったたゼリーの個体であり、今まで研究を続けてきたメメも農家の元で隠し育てていました。諦める様子もなく何かにとりつかれたように彼女は研究し続けますが、メメは暴走し初穂はメメを殺してしまいます。

一方でかのんは堺先輩からろくに連絡も来ないまま月日が立っていました。単体とケーキ屋でアルバイトを続け、堺先輩を待つ彼女でしたが徐々に堺先輩の記憶が薄れていきます。あれだけ情熱的だったかのんの初恋でしたが、一度近づいたことで今度は更に求めるようになり、次第に虚しくなっていきました。気づいた頃には初恋が終わっており、かのんは泣き崩れます。

そんな日常が過ぎていくなか、活動を停止していたはずのゼリーが突如爆発します。それは今まで予知できていたことであり、SLCが戦闘部隊でコアを破壊し続けていたから止められていました。しかしSLCが縮小したあとゼリーのコア増殖を止めておらず、放置していた為にゼリーは黒い霧を噴出して再起動します。

永田町は黒い粉塵に覆われ多くの人が逃げまどいます。かのんもその粉塵から逃げるように走り続けて永田町から脱出します。一方で初穂は永田町に向かい、爆発を食い止めようと立ち向かうのでした。そんな中、ある男が現れます。それは堺先輩でした。彼ら二人の事をテレビ局は映し出し、全世界が見守ります。堺先輩と初穂のコンビネーションにより、無事ゼリーの巨大爆発を止めようと立ち向かいます。

その後かのんは只ひたすらに逃げまどい、先輩と過ごした思い出を少しずつ捨てていくように永田町から徒歩で離れました。日雇いで働き、ネットカフェで泊まる生活でかのんは只ひたすらに永田町から逃げ出していきます。

ここまでが漫画・あげくの果てのカノンの最終回までのあらすじネタバレです。ここまでの内容でも既に不倫とSFがマッチした壮絶な話が描かれており、共感の感想やそうでない感想の声で様々のようです。あげくの果てのカノンがどのような最終回を迎えるのか、この後にあらすじネタバレを紹介致します。

あげくの果てのカノンの漫画最終回をネタバレ紹介!

ここからは漫画・あげくの果てのカノンの最終回のあらすじネタバレを致します。最終回は時が飛んで10年後の話から始まります。かのんは永田町から逃げ出し、遠くの町で暮らしていました。そこでは東京から逃げてくる途中で出会った友人とカフェを営んでいるかのんの姿が描かれることになります。

10年後、いつも通りカフェで働き友人と新作のケースについて話しているところへ、かのんの元へヒロが訪れます。久々の再開に涙を流すヒロですが、既に大学を卒業して一流企業へ就職していると説明して改めてかのんに迫ります。しかし、ヒロの告白はあっさりと断られてしまいます。今でもし堺先輩のことが忘れられないのか、もう恋愛にはうんざりなのか。それはまだ描かれません。

しかし、かのんの心は確実に傷を負っていることは間違いはありません。彼女は改めて、そのことについては時間だけが解決してくれる。そう信じていました。ヒロは残念ながら傷を掘り返してしまう形になりましたが、かのんは気にしないぐらいには回復していました。そして、時が訪れます。

いつも通り卵の配達が来たので、玄関を開けに行くかのんは、配達員の姿をみて驚きます。そこには、10年後の堺先輩がダンボールを持って立っていました。余りの出来事にかのんは一瞬固まってしまいます。

そして、かのんは身を投げて堺先輩の胸へ飛び込みます。卵も全て投げ捨て、堺先輩も抱き留めることとなります。東京から逃げてきたと同時に、堺先輩という初恋からも逃げてきたかのんでしたが、一瞬のうちに想いが爆発します。その2人の姿は、かのんが今まで理想としていて頭の中では求めていたリアルでした。堺先輩への想いが一気にあふれ出します。

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。抱きしめたと思っていたかのんでしたが、それは一種のフラッシュバックのようなもので妄想でした。すぐに我に返るかのんは、現実を受け入れなければ行けなくなります。堺先輩は残念ながらかのんに気づかないようで「そのまま失礼します」と仕事を終えて去るのでした。

かのんの事はまるでわからないような態度であっけなく去っていった堺先輩は、大規模な修繕によって大きな心変わり、もしくは記憶すらも失ってしまったのかもしれません。読者の多くは、最後のゼリーとの戦いで激しく損傷してしまったのではないかと考察されています。しかし、かのんの瞳には、最後のシーンで元気な笑顔を見せている堺先輩が映し出されます。

最初の妄想はかのんの頭の中で行われており、未だにその狂気的な愛は続いており、現実は只淡々と卵を渡した堺先輩が存在しています。以上で漫画・あげくの果てのカノンは結末を迎え、第30回を最終回として物語は幕を閉じます。SFと不倫という設定でしたが、あげくの果てのカノンは不倫というよりも狂気的な愛を描いていたと感想を述べる読者も少なくないようです。

あげくの果てのカノンの漫画を読んだ感想とは?

ここからは、漫画・あげくの果てのカノンを読んだ読者の感想をTwitterでまとめましたのでご覧ください。漫画・あげくの果てのカノンは賛否両論が分かれる漫画作品で、テーマ性も非常に富んでいますので、もし読んでいる方は自分の感想と照らし合わせてみては如何でしたでしょうか。また、まだ読んだことが無い方はこれから読んでみるきっかけとして頂ければ幸いです。

こちらのかたは終わり方についても満足しているようで、良い終わり方だったと感想tweetされています。あげくの果てのカノンはその独特な設定と作品構成、テーマで話題になりましたが終わってからも読者の心動かし続けているようです。

こちらの方はあげくの果てのカノン4巻で、かのんが先輩にきつい一言を言われるシーンで呼吸が止まったと感想tweetされています。好きな人、憧れの人、神格化までしていたひとにめんどくさい人だと言われるのは想像いただけで胸が苦しくなりそうです。リアルな作品構成だからこそ、王子さまはすべて肯定してくれるような人ではないということが分かります。

あげくの果てのカノンについて詳しく感想tweetされています。様々な感想が多い中、この方は「綺麗なだけが人間じゃない」という感想や、「すごく人間味があって好き」という感想を載せています。また、「上品なだけが恋じゃない」とう感想も述べており、あげくの果てのカノンが如何にリアリティがある狂気的な愛を描いているかが分かります。

こちらの方は自分の心のよりどころである好きな人が自分の中で崩壊したら、時間が解決してくれるしかない。もしそうでないなら何しても逃げるしか道はないと感想tweetされています。まさにあげくの果てのカノンのストーリーを示唆していますが、この悲しいくらいのあげくの果てのカノンの現実が痛いくらいに響くという感想を述べています。あげくの果てのカノンは人間の根幹的な部分で共感を生んだ作品のようです。

あげくの果てのカノンの最終回についてネタバレまとめ!

如何でしたでしょうか。あげくの果てのカノンはそのテーマ性から、恋愛や人生における逃避行などを不倫とSFでリアルに描写しています。とくにかのんの心境の変化などは心を揺さぶられた読者の方も多いようです。あげくの果てのカノンは既に完結済みで全5巻と量も短いためお勧めのようです。本記事では最終回を含めてネタバレ致しましたが、細かい心理描写などはネタバレできておりませんので、是非ご確認ください。

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