渡くんの××が崩壊寸前のネタバレあらすじ！黒髪・金髪ヒロインの魅力とは？

現在、絶大な人気を誇っているラブコメ漫画の渡くんの××が崩壊寸前。鳴見なるによって描かれた新作でファンの層も幅広く人気を誇っています。この渡くんの××が崩壊寸前はラブコメ要素もかなり強く表現されていますが、中にはサスペンス漫画と評する方もいるほどの内容となっています。主人公含め、登場人物の数人には暗い過去や経験、トラウマなどが盛り込まれており読み進めていく内に明かされるのも引き寄せるポイントです。

渡くんの××が崩壊寸前の最大の見どころが、金髪のヒロインと黒髪のヒロインが主人公を取り合って恋愛に発展していくかが最大の魅力となっています。ダブルヒロインですが、性格が対局に位置されているため個性が現れる表現が多く取り入れられています。今回は、そんな渡くんの××が崩壊寸前のあらすじとヒロインの魅力、そして渡くんの××が崩壊寸前を読んだ人たちの感想などをネタバレを交えてまとめていきます。

まず、この渡くんの××が崩壊寸前を描いた鳴見なる先生についてまとめていきます。現在食べ物漫画として流行りに乗り、見事に読者の心を掴んだ「ラーメン大好き小泉さん」や「東京★イノセント」など人気を作品を多く手掛けてきています。少し遡り、2005年には「こいかみ」という漫画を執筆しスクウェア・エニックスにより発行されている「月刊ガンガンWING」で第70回金の翼賞佳作を受賞し、デビューを果たしました。

ここからは、渡くんの××が崩壊寸前のあらすじをネタバレを踏まえてまとめていきます。ラブコメとは考えられないほどのヒロインがこの渡くんの××が崩壊寸前のストーリーを盛り上げていくのがこの漫画の特徴となっています。そのあらすじをネタバレ有で紹介していきます。渡くんの××が崩壊寸前の最初のあらすじは、主人公の渡直人の紹介から始まります。物語は2年前に直人の両親が他界してしまったという場面から始まります。

今は妹の鈴白と一緒に叔母の家で暮らしています。本当の家族が一人しかいない兄妹にとって二人は依存気味に支えあって生活していました。兄の直人は鈴白第一で、学校の行事や友達との遊びの誘いも鈴白のために断っていたのです。そのことで学校では「シスコンなのでは？」と陰口を言われるようになったと自身で感じていましたが、実感あるようなので直人は否定しませんでした。そして、いつも通り鈴白と登校していると…

直人は後ろから強烈な違和感を覚えたのです。鈴白に「今日は寄り道せずに帰ってこい」と言うほど。直人の後ろにいた人物をネタバレすると、渡くんの××が崩壊寸前のヒロインの一人であり、昔にトラウマを植え付けた張本人である館花紗月だったのです。彼女は6年前に住んでいた信州での幼馴染であり、当時はかなり仲が良く四六時中遊んでいた仲でした。しかし、突然渡家の畑を荒らす紗月。その時に「畑荒らし」と呼んでいました。

直人は初恋の相手だった紗月に、大切な畑を荒らされたことにより心の中に深い傷を負ってしまい紗月を避けるようになりました。そして、直人達は引っ越し紗月とはもう会わないと安堵していた矢先に、紗月は直人が通う学校の隣のクラスに転入し、出会った瞬間キスをしてきました。直人は訳が分からず動揺します。しかし、関わらないほうがいいと思い無視して学校生活を送りますが紗月は常に近くで「直くん…」と呼んでいたのです。

渡くんの××が崩壊寸前の1巻では仲睦まじい兄妹を中心に始まりましたが、直人にトラウマを植え付けた紗月が同じ学校にやってくるという展開で物語は進んでいきました。そして、直人が密かに好意を寄せている石原紫の登場なども今後のストーリーに大きく関わっていきます。鈴白の表情や紗月の態度など、とても普通の女の子ではなさそうな雰囲気が漂っており、それは紫も同様です。今後の物語のネタバレをしていきます。

渡くんの××が崩壊寸前の2巻のあらすじをネタバレしていきますが、2巻ではこの漫画のタイトルにもなっている「崩壊寸前」という部分が垣間見える内容となっています。直人は風邪を引いてしまい学校を休んでいました。鈴白も心配する中、紗月はそんなことお構いなしに直人達の家に上がっており直人の様子を見ていました。そんな時にクラスメイトで同じ委員会に入っている石原紫が直人の元にお見舞いに来たのでした。

直人は誰にでも優しくしている紫に自身も好意を抱いており、その相手が自分のためにお見舞いに来てくれたとなれば舞い上がってしまうのも仕方ない事でしょう。しかし、忘れてはいけないのが今直人の家には紗月が来ていたのです。嬉しいよりも先に焦った直人は咄嗟に自分が入っている布団の中に紗月を入れ隠したのです。様子がおかしいことに気づいた紗月は心配しますが、何とかごまかしことなきを得ました。

そして、紗月とずっと一緒にいたことや紫からお見舞いに来てもらったことを知っている鈴白は直人に対し非常に冷たい態度をとるのです。ここから兄妹の関係が少しずつ変わっていきます。ネタバレですが、鈴白は兄が他の人の話をしている姿が嫌いであり、自分のことを四六時中考えていてくれないと突き放してしまうのです。なので、兄が他の女性と仲良くしている姿が面白くなく、態度が豹変し直人は酷く不安になっていきます。

そして、見舞いに来てくれた紫とは接点を増やしていき次第に仲良くなっていきます。風邪も完全に治り、テストも近いこともあってか二人は図書館で一緒に勉強をすることになりました。直人は舞い上がり、心底嬉しそうにしていましたが勉強をしていると直人はふと「なぜこんなにも良くしてくれるのだろう」という疑問が浮かんできたのです。そして、何気なくそのことを紫に聞いてみると彼女の瞳から光が失われたのです。

紫は直人の出会いや出来事を事細やかに覚えておりそれが紫にとっては大切な一つ一つだったのです。狂気じみたその想いに直人はたじろぎましたが、好きな人からそんなことを聞かされた直人は悪い気はせずその想いを心の中にしまいます。ゆかりの豹変ぶりに読者も驚いた人も多いと言われています。やはり渡くんの××が崩壊寸前に登場するキャラクターはどこか危なく狂気を孕んでいると言われていましたが例外はありません。

3巻では紫と直人を中心に物語が展開していきます。直人はクラスメイト数人と鈴白や紗月と一緒に海へ遊びに行くことになりました。直人はこの海で遊ぶというチャンスを活かして仲を深めようとしますが周りの人たちの目や鈴白と紗月の所為で二人きりになることが出来ません。そんな様子を見かねてか、直人の友人である徳井が助け船を出してくれたおかげで二人きりのシチュエーションになれましたが、ここで事件が起こるのです。

ぎこちないが二人だけの空間を作り楽しく会話している所に「紫ちゃん」という男性の声が聞こえたのです。その男性は紫が中学生の頃の先輩で何やら紫とはただならぬ関係だったことを匂わせた発言するその男性。男性はかなりの自意識過剰でナルシストであり、全ての恋愛が自身の思い通りに言っていると勘違いしている、直人達とは別次元で曲がっている男性。紫とは本当は付き合っておらず一方的にそう言いふらしていたのです。

この男性は紫が拒絶しても、歪曲して受け取り真面目に取り合ってくれない様子なのです。そのため、紫も強く言うことが出来ずに逃げるだけに留まっていたのです。このしつこい性格が少なからず紫の恋愛価値観に影響を及ぼしたのではないかと言われています。そんな出来事もありましたが、直人と紫は今のぎこちない友人という関係から少しずつ前に進んでいっています。その様子を見守る紗月はどのような心境なのでしょうか。

渡くんの××が崩壊寸前の4巻ではかなり物語が動き始めます。直人と紫は海での出来事でかなり距離を縮められました。しかし、一方で紗月との関係は微妙な感じになってしまいました。直人は一方的に距離を置かれていると感じ紗月に聞いてみますが中々答えてくれません。強く聞いてみると紗月から「これ以上優しくすると、また大事なものを壊してしまう」と突き放されてしまいます。そんな紗月をどこか放っておけない直人。

紗月との関係で悩んでいる直人。ストーキング行為には迷惑を感じていますが、突き放されてはどこか落ち着かない直人は酷く悩んでいました。そんなことをよそに紫が直人に告白したのです。これには直人自身も驚愕し気持ちが追い付きません。そして、ネタバレするとその告白を最初は断っていしまうのでした。鈴白のことや紗月との関係、何より物事がすべてうまく出来過ぎていると感じた直人は裏があるのではと考えたのです。

とにかく紗月のことで頭がいっぱいだったこともあり直人は「自分の気持ちがはっきりしていない」と紫に伝えますが、彼女の愛はとても深くそのことでは諦めきれず「お試しでもいいから」と懇願するように直人にすがり、強引ながらもお試しで付き合う関係へと進んでいきます。紫が何で付き合いたいかとネタバレしますと、紗月が直人にキスしたところを目撃していたのです。そのため嫉妬心から対抗し先に進もうとしていたのです。

さらに、動物園で鈴白との3人でデートをしたりと周りから見たら仲睦まじい姿に見えますが、紫の内心ではかなり計算されており、夜には身体への関係をも持とうとしていたのです。さすがにそれには直人もきっぱりと断りますが、紫は酷く傷ついてしまい直人の前からいなくなります。その光景を紫の母親に目撃されたり新キャラクターの後輩の登場など、目が離せない内容となっている渡くんの××が崩壊寸前の4巻。

渡くんの××が崩壊寸前の5巻では後輩の梅沢真輝奈との再会や紫とのデートのためや将来を見越して直人がバイトを始めるシーンにスポットライトが当たっています。4巻の最後に紗月がバイトしていた所で面接を受けた直人ですが偶然にも中学の頃に入っていた陸上部の後輩である梅沢真輝奈が同じバイトの面接を受けていたのです。さらに、面接を受けに行った日に紗月はバイトを変えると明かされ何故か損した気になる直人。

真輝奈と出会った日から何かと付きまとわれるようになり成り行きで直人のスマートフォンを買いに行くことに。そして、初めて買った携帯を使って紫に電話をかけぎこちなかった仲が自然と戻っていきます。そして、真輝奈が何故直人にこだわるかも明かされていきます。真輝奈はだめな先輩を拠り所にしていたのです。下には下がいるという安心感に浸っていたが故に地味だった直人のことを覚えており追いかけてきたのです。

紫との夏祭りや真輝奈の彼氏のフリなど直人はかなり大変な場面も多いですが見どころも豊富に取り入れられています。さらに、紫はキスよりも先にその先をしようと何やら焦りを漂わせる立ち回りをして、直人も性急だと断ってしまいます。そしてまたぎこちない関係に戻ってしまうという難しい状況に。紗月も直人のフォローを度々してくれていたりと紗月との関係は良好です。これから渡くんの××が崩壊寸前はどうなるのでしょうか。

渡くんの××が崩壊寸前ではまたさらに難しいキャラクターが登場します。さらに真輝奈の成長などが描かれています。直人と紫の仲を引き裂こうと行動しますが逆に仲を深める手助けをしていました。そのため、真輝奈は陸上をすっぱりと辞め、直人を追いかけるのも諦めようとしていました。しかし、失敗を恐れて行動しないことは悪いことだと気づき直すために、「直人を諦めること諦めた」と宣言し恋は諦めなかったのです。

そして、紗月や真輝奈の登場により直人が取られるのではないかと不安になる紫。「仮」交際中とは言え先に進めない状況にやきもきしていました。しかし、真輝奈との1件で直人は如何に本気で紫が好きなのかを真輝奈に明かし、それを偶然にも紫が聴いていたのです。こうして二人はすっかり仲直りし紫の家に呼ばれご飯を一緒に食べますが、この紫の母がかなりの過保護で常に紫のことを案じていたのです。

母親は紫の弟を迎えに行き、二人きりになった直後に紫は性行為をしようと直人に迫ります。紗月達のことや本当の恋人いなりたいと思う気持ちが強い所為か大胆に行動します。しかし、直人も覚悟を決め抱こうとしましたがそこへ紫の母が帰宅したのです。焦る二人でしたが直人がテーブルにぶつかり置いておいた避妊具を紙袋から出してしまいました。母に見られいたたまれなくなった直人は急いで紫の家から逃げるように去ります。

紫はそのことを知らずに母に何があったかを聞くと「用事で帰った」と嘘を紫に伝えたのです。母はあくまでも直人のことを恋人だと認めておらず、男友達として認識したのです。母親も別の意味で暗い過去を持っていると言われています。娘をとても大切にしており大人になるまでいかがわしいことなどからは遠ざけていたのです。このゆかりの母の登場により渡くんの××が崩壊寸前の物語は目が離せないストーリーになっています。

ここからは渡くんの××が崩壊寸前に登場するメインヒロインについてまとめていきます。金髪が特徴の館花紗月は主人公の直人以外には興味を示さないという一見直人一途のように見えますが渡くんの××が崩壊寸前を読み進めていくと紗月は直人と結ばれることは望んでいないという節を感じさせる発言を所々で発言します。しかし、直人が困っていればすぐに駆け付けサポートするなど、直人を大切にしていることが分かります。

そんな紗月は直人と小さい頃からの仲であり一緒に畑で野菜を育てたり遊んだりしていました。幼いながら直人はそんな紗月のことを好きだった、初恋だったと語っていますが急に彼女は一緒に育てた野菜が植えてある渡家の畑を荒らしたのです。その後、畑を荒らした日から直人の前に姿を現さず直人の両親が他界、親戚の家をたらい回しにされ紗月とは絶縁状態になってしまいました。この出来事で直人はトラウマを植え付けられたのです。

そして、高校生になって再会を果たしますが見た目がかなり大人びており直人もドギマギしますがトラウマを植え付けられた張本人との再会に警戒せずにはいられませんが、紗月は直人と再び出会えたことが嬉しいと同時に幼い頃に畑を荒らしたことに対して罪滅ぼしをしたいと自ら買って出るのです。謎に包まれたヒロインですが、可愛い所も多々盛り込まれています。しかし、その分秘密もたくさんもっているのも魅力の一つでしょう。

紗月とは対照的な黒髪、性格をしている石原紫。周りに優しくかなりの信頼を集めている紫。その性格からクラス中の男子から注目の的となっていましたが、紫にも意中の相手がいるのです。それが平凡で妹が何よりも大切な直人だったのです。直人とは同じ委員会ということもあり面識はありましたが直人が一方的に距離を感じていたために中々仲良くなれません。しかし、なぜか紫は直人に特別な想いを抱いているのです。

次第に紗月や妹にも負けないくらい直人に対する想いが爆発し焦った紫は直人にアタックをするのです。嫉妬心がかなり強く、また所有欲も強い紫は仮に直人と付き合う段階に至ってもまだ不安に感じるなど紗月以上に不安定なヒロインと言えるでしょう。しかし、ン青砥に優しくされたりするときはかなり女の子らしく照れたり恥ずかしがったりと清純ヒロインならではの表情を見せ、ヒロインとしての十分の魅力を持っています。

渡くんの××が崩壊寸前を読んだ人の感想で多くあったのが、先の気になる漫画ということです。あらすじにも記載していますが、主人公を取り巻く状況が普通のラブコメ漫画とはかなり異なる部類に入るのではと感想が多く残っています。主人公の直人は周りから「シスコン」と言われるほど妹のことを大切にしていますが、それ以外は至って普通の男子です。そんな直人に惹かれている女子達にはそれぞれ闇を抱えているのです。

そんな闇を解き明かしながら楽しむラブコメ漫画と読者は感想に残していますが、ラブコメではなくホラーやサスペンス要素もあると別の感想にありました。感じ方は読んだ人それぞれですが、この感想では登場する女子達の闇に焦点を当て、その部分に恐怖などを感じたと感想にありました。見方を少し変えれば別の表情が伺える渡くんの××が崩壊寸前という漫画はかなり奥深く、人の心情を繊細に書かれているという感想も見られました。

読者を引き寄せる正反対の性格をしている二人。感想でも二人についての感想が多くありましたが紫についてが多数見受けられました。最初は優等生で直人にもまるで聖人かのように振舞っていましたが、仮に付き合うようになってからはどんどんと理性が崩壊していく姿が怖いなど感想もありましたが、やはりこの渡くんの××が崩壊寸前という漫画の先が早く読みたい読者の感想が多々あり、見どころの多い漫画となっています。

ここまで渡くんの××が崩壊寸前のあらすじや感想をネタバレを踏まえてまとめましたが、ヒロインたちの理性が徐々に崩壊していく姿や、直人を取り巻く関係が崩壊していくなどタイトルに沿った内容になっており甘いラブコメが読みたい人には難しいという感想があるほど重いストーリーの漫画になっています。たくさんの感想などまとめましたがまだ読んだことがない人は是非一度読んで見てください。