リィンカーネーションの花弁は偉人の力で戦うバトル漫画！感想やあらすじをネタバレ

リィンカーネーションの花弁とは、小西幹久による異能力系バトル漫画です。月刊コミックブレイドにて2014年7月から連載を開始し、2018年10月現在で8巻まで出版されています。月刊コミックブレイドが2014年9月に休刊したことに伴い、現在はWEBコミックサイト（コミックガーデン）にて連載中です。

この記事では、一風変わった能力バトル漫画として有名なリィンカーネーションの花弁の登場キャラクターや、あらすじ、魅力、また読者の感想などをネタバレしつつ、詳しく見ていきましょう。

上記でもご紹介したように、リィンカーネーションの花弁は月刊コミックブレイドにて連載されていました。現在は月刊コミックブレイドが休刊となったため、WEBマンガサイト「コミックガーデン」に移籍しています。月刊での連載ということもあり、現在は9巻までコミックスが出版されております。コミックスはマッグガーデンによって出版されております。

WEBマンガサイト「コミックガーデン」では、リィンカーネーションの花弁以外にも多くの漫画が掲載されております。2017年から2018年にかけてアニメ化され、現在も人気を誇る「魔法使いの嫁」や、ガンガンで連載されていた「新撰組異聞PEACE MAKER」の続編にあたる「PEACE MAKER鐵」など、多くの人気漫画を楽しめるサイトです。

リィンカーネーションの花弁の主人公です。もともと才能がなく、必死に勉学に励むことで必死に生きてきました。優秀すぎる兄を持っていたため、常にコンプレックスを感じ、兄が亡くなったあとには家を追い出されました。才能をもった人間に人一倍嫉妬し、自分自身に天才的な才能があれば、と渇望しています。

クラスメイトの灰都とか変わったことにより、自身も前世の才能を引き出し、石川五右衛門の能力を手に入れました。能力を使うことにより、様々なものを盗むことができます。ネタバレになりますが、同じ才能を開花したもの（廻り者）の能力を無限に集めることができます。

リィンカーネーションの花弁の主人公である扇寺東耶のクラスメイトです。輪廻の枝によって、宮本武蔵の才能を引き出しています。剣豪の才能を引き出したことにより、類まれなる剣術の才能を手にしました。ネタバレですが、彼女が扇寺東耶に興味を持ち、彼が過去の自分に似ていることから、輪廻の枝を新たに託す人物として選びました。

悪魔ともよばれた天才数学者ノイマンの能力を引き継いだ、能力者と同名の少女です。異常なまでの計算能力と思考力、推察によって、戦闘向きな才能ではない分、司令塔として活躍しています。灰都たちの所属する偉人の杜のブレーン的存在です。

灰都やノイマンの所属する、偉人の杜のメンバーです。ニュートンの才能により、重力を操ります。男嫌いなアインシュタインをからかい、いつも暴力や暴言をかけられますが、りんごの品種をセリフに使いながら気にしていない素振りをみせるムードメーカー的存在です。

ニュートンらと同じ偉人の杜のメンバーです。空間転移を行うことができる、強力な能力の持ち主です。世界中どこでも転移させることができ、攻撃のみならず便利で汎用性の高い能力だとされています。能力者たちとのバトルなど実戦経験が豊富で、偉人の杜では最高戦力だとされています。男って嫌い、が口癖で、ツンデレのような素振りをみせています。

不死の兵、という才能を持ち合わせています。アインシュタインらと同じ偉人の杜のメンバーです。その名の通り、不死の才能です。死ぬことがないため、世界中の戦場を渡り歩き、防御を捨てて攻撃に専念した戦いを好みます。ネタバレですが、主人公に才能を託して死亡します。

癒の天使という才能をもち、能力者を回復させることができます。偉人の杜では当初回復担当として登場していましたが、ネタバレですが黒幕となりました。隷属させている能力者を自在に操ることができ、クリミアの赤い影という能力も持ち合わせています。リィンカーネーションの花弁のキーパーソンです。

リィンカーネーションの花弁には、上記以外にも多くの能力者が登場し、バトルを繰り広げます。ネタバレになりますが、柳生十兵衛やレオナルド・ダ・ヴィンチなど、多くの人が知っている偉人の能力者も登場します。どのキャラクターの能力も個性的で、リィンカーネーションの花弁の魅力の一つです。

上記の項目では、リィンカーネーションの花弁に登場するキャラクターをネタバレしつつ、詳しくみてきました。では、ここからはリィンカーネーションの花弁のあらすじについてネタバレしながら、詳しく追っていきましょう。

まず、リィンカーネーションの花弁の世界には「輪廻の枝」と呼ばれる特殊なナイフが存在します。そのナイフで自身の首を切り落とすことにより、前世の人間の才能を手に入れることができます。手に入れた能力については、自分の才能だったかのように、使用することができます。こうやって前世の人間の能力を手に入れることを、輪廻返りと呼んでいます。

主人公である扇寺東耶（せんじとうや）は、これといった才能を持ち合わせていませんでした。扇寺東耶自身もそのことをコンプレックスに感じており、悩んでいました。幼い頃から様々な習い事をしてきましたが、どれもぱっとせず、扇寺東耶に残されたものは「真面目に勉強する、勉学」のみとなっていました。しかし、常に才能が欲しい、それも天才だと周りに言われるくらいの才能が欲しいと思い続けていました。

扇寺東耶自身も必死に勉強を続けていたため、確かに成績はトップクラスでした。模試でも全国トップ100に入り続けていましたが、それでも扇寺自身は満足できません。より一層自分の才能のなさを痛感し続けていました。また、クラスでは彼の隣の席には灰都がおり、彼女は才能を持ち合わせています。その事実がより一層彼を苦しませ、妬む日々を送っていました。

クラスではいつもと変わらない、騒がしい毎日が繰り広げる中、扇寺は常に勉強し、周りの会話すらも鬱陶しいと感じています。そこに、久々に灰都が登校してきました。彼女は才能があるため、ろくに授業に出席せずとも咎められず、更には才能のおかげで過去に剣道部を廃部に追い込んだことすらあります。彼女は扇寺に、課題等を写させてくれるよう声をかけました。妬ましいとも思いながらも、扇寺は課題を差し出します。

下校の時間となり、扇寺は塾へと急いでいました。そこへ唐突に現れる灰都。彼女は彼に借りた課題を返し、ぐっと詰め寄ってきました。彼女は常に勉強ばかりしている扇寺の姿を見て、本当は勉強がしたくてやっているわけではないだろう、と言ってのけます。扇寺は自身に才能がないことを告げましたが、灰都は意味深に笑いながら、「私達は似てると思うけど」と言うのでした。そして、「今夜は良い満月になりそうだ」と。

扇寺はそのまま急いで塾へと向かいます。その後ろで、灰都はノイマンと名乗る相手に、「楽しそうなことが起こる」と伝えます。

塾の時間も終わり、扇寺は帰路へと付きます。灰都に言われたように、その日は美しい満月の夜だったため、少し遠回りして帰宅することを決めました。近辺ではなぜか警察が慌ただしく動いており、花びらが舞い散り始めました。うずくまる男に声をかけた警察は恐ろしい光景を目の当たりにします。男は人間を食べており、周りにいた警察たちを次々と殺害していきました。

眼の前で繰り広げられる惨劇に、何もできないまま立ち尽くす扇寺。彼の首元から、先程舞っていた花びらが散っています。すぐに逃げるべきだと体は感じていましたが、なぜか扇寺は彼の「殺人の才能」に惹かれ、魅せられ、そして嫉妬しているのでした。

そこへ現れた灰都は、「これは才能を得るチャンスだ」と扇寺にいいます。そして、舞い散る花弁は「前世から才能を引き出した証」だと教えました。上記で説明したように、その男は輪廻返りを行ったものであり、それらを廻り者（まわりもの）と呼ぶと。

彼女は輪廻の枝を取り出し、自分の首を掻ききりました。扇寺は唐突に倒れた灰都を抱きかかえますが、彼女の首から流れていたのは血ではなく、男と同じ花びらでした。そして彼女は能力を開花させ、男とバトルを始めます。彼女は剣豪の宮本武蔵の才能を持った人間だったのです。本来であれば、唐突に起きたことについていけないはずですが、扇寺は興奮を覚え、願わくば「前世の才能についてもっと知りたい」と感じていました。

灰都と対峙する男の能力は、「アルバート・フィッシュ」のもの。生涯で400人をも殺害したと言われる、アメリカ史上最悪の殺人鬼です。ムーンマニアックという異名を持ち、彼の凶行は満月の日に行われることが多かったとされています。灰都の持っていたスマートフォンの向こう側で、ノイマンと名乗る人物が語ります。「輪廻の枝は才能を引き出すが、才能を選ばない」と。

そして、ノイマンと名乗る人物は、「30センチかがめ」と指示をしてきました。その直後、扇寺の頭上には二人のバトルで飛ばされたものがかすめ、ノイマンの指示がなければ危うく死んでいたところでした。車の爆発によって、男（フィッシュ）は死んだかと思われましたが、彼には更に能力がありました。

その前世の殺人鬼がそうであったように、彼は食人を行います。さらにその行為によって、自己を強化できるのでした。能力はときに行き過ぎ、その行き過ぎた才能は非現実な領域に踏み込みます。

驚異的な能力を発揮した男を前にし、灰都は傷を負い、倒れ込みます。扇寺は自分を囮にすると告げ、灰都を助け出そうとします。なんとしても、このチャンスに賭け、自分も才能を手に入れたいとノイマンに告げます。ノイマンは「私の指示に従って動けば、攻撃が届くことはない」といいます。ノイマンとは、20世紀に水爆の効率概算のために、暗算で誰よりもはやく正確な答えを導き出した数学者です。

その異常とも言える計算能力から、悪魔と恐れられた偉人の能力を受け継いでいるのがノイマンでした。彼女の能力で計算しても、扇寺が堪えきれるのはここまでと思われた瞬間、灰都が合流し、かばってくれたことへのお礼を告げ、このバトルが終われば前世の才能について詳しく教えると約束するのでした。

扇寺の助けもあり、フィッシュを倒し終えました。千切れたフィッシュの腕は花びらとなり舞い散り、そこには輪廻の枝が残っていました。何も言わずその輪廻の枝を扇寺は持ち帰り、これで才能を手に入れるのだと喜んでいました。しかしながら、いざ自分の首を自分で斬るとなると、実行に移せません。悩み続けていると、灰都が現れました。

扇寺は勝手に持ち出した輪廻の枝を取り返しに来たのかと思いますが、灰都は扇寺に渡すつもりだったといいます。そして、自分で首を切る怖さもわかる、しかし恐怖を超えて才能を渇望するのであれば、扇寺も実行できるはずだと伝えます。どうして自分にそこまで関わるのかと、扇寺は問いかけます。灰都たち能力者数名は「偉人の杜」という組織を結成しており、仲間となる廻り者をひつようとしていると。

ただ、それ以上に、扇寺のことを気にかけているといいます。能力を手に入れる前の灰都自身に、扇寺が告示しているのだと。偉人の杜に所属している他の能力者たちも、誰もがもとより能力を持っていたのではなく、自ら首を切ってまで才能を求めた人間であり、扇寺と何ら変わりなかったことを伝えます。

覚悟を決めた扇寺は、灰都と別れ帰路につきます。彼は誰よりも才能を欲しいと願っていました。彼はもともと裕福な家で生まれ、兄がいました。兄は神童とよばれ、才能のなかった扇寺は常に虐げられていました。兄が亡くなってしまい、扇寺は家を追い出されます。才能のない扇寺が、家の品格を下げることを恐れられたからです。そんな兄、家族を見返すために、彼はついに自分で首を切り落とすのでした。

遂に才能を手に入れた扇寺。彼の能力は、石川五右衛門の能力でした。石川五エ門とは、安土桃山時代に出没した盗賊だといわれています。その類まれなる盗みの才能を、扇寺は手に入れました。しかしながら、他の能力者に比べると華やかではなく、一見強いのか、使える能力なのかもわかりません。しかしながら、いままで凡人、才能がないと感じていた扇寺は、この石川五エ門の能力を見極めることから始めます。

石川五エ門の盗みの能力は、ただモノを盗むだけではなく、いろんな用途があります。偉人の杜からの帰宅途中、ひったくりにあった女性をみかけ、早速扇寺は能力を使います。ひったくり犯とのすれ違いざま、腕をひったくり犯の前に出し、そのまま盗んだものを透かすようにして取り返しました。また、ひったくり犯の血液を一部奪い、貧血にさせることによって解決へと導きました。

ノイマンに指示されるがままに扇寺が学校の道場へと向かうと、そこには灰都がいました。偉人の杜に所属する能力者となってはじめての任務は、灰都とともに行うことになったのです。目的地へと向かう途中、灰都は扇寺に自身の話をします。なぜ、灰都は灰色の髪、灰色の目を持つのか。また、なぜ能力を欲しがったのか、そしてなぜ剣豪の能力を手に入れるに至ったのか。

灰都の重い過去をしり、扇寺も自身の過去の話を打ち明けます。扇寺、灰都のそれぞれが過去を共有し、いままでのただのクラスメイト、偉人の杜のメンバーとしてではなく、他者ではない結束が生まれ始めました。そんな二人の後ろに、怪しげな黒い集団が忍び寄ります。

リィンカーネーションの花弁では、偉人の杜のメンバーだけではない、多くの能力者が登場します。扇寺の過去にまつわる人物や、強力な能力者など、それぞれが物語を大きく動かしていきます。ここからさきの物語は、ぜひあなたの目で、確かめてみてください。

リィンカーネーションの花弁では、石川五右衛門や宮本武蔵といった日本の偉人、ナイチンゲールやノイマン、レオナルド・ダ・ヴィンチといった世界の偉人が能力として登場します。また、それらの能力は偉人の個性を表したものです。そして偉人だけでなく、殺人鬼などの能力も登場します。それらの能力をいかにして使うかは、リィンカーネーションの花弁のキャラクター次第です。

リィンカーネーションの花弁では、登場するキャラクターの能力を偉人から推測できるのも一つの魅力です。ネタバレとして多くのキャラクターを紹介しましたが、まだまだ他にもキャタクターは登場します。他の能力バトルマンガとは異なる、偉人たちの「偉能」が、この作品の魅力です。

リィンカーネーションの花弁の主人公は、石川五右衛門の能力を手にします。その能力は決して華やかなものではありません。他の偉人の杜のメンバーたちのように、類まれなる剣のセンスでもなければ、不死のちからでもなく、空間転移でもありません。盗むことに特化した能力です。だからこそ使いどころが問われますし、その能力の活かし方も魅力のポイントでもあります。

リィンカーネーションの花弁では、タイトルにもあるように花弁が舞い散る描写が多く出てきます。能力者が自身の能力を発動させる際、輪廻の枝によって首を切りますが、その際には美しい花弁が首から舞い散ります。漫画ではこの描写が何度も見られますので、ぜひともチェックしてみてください。

ここからはリィンカーネーションの花弁を読んだ人々の感想を紹介していきます。巷で話題、人気とされるリィンカーネーションの花弁​​​​​​​ですが、皆さんはどのような感想を述べているのでしょうか？

上記の感想では、今一番の漫画だとされています。同じように、ツイッター等のSNSでは、最近リィンカーネーションの花弁がお気に入りだ、などと多くの人が感想を残しています。

上記の感想では、リィンカーネーションの花弁の登場キャラクターのような才能にあこがれているようです。感想にもあるように、他の能力バトル漫画とは異なり、文豪ストレイドッグスやリィンカーネーションの花弁では偉人の才能を能力としています。一風変わった能力は、より読者に「わたしもこんな才能がほしい」と思わせているのかもしれません。

上記のコメントでは、リィンカーネーションの花弁の登場キャラクターたちが才能を得る、または能力を得る際に首を切る描写について感想を述べています。リィンカーネーションの花弁とタイトルにもあるように、花弁が舞い散る描写が大変美しく、リィンカーネーションの花弁という漫画の魅力の一つでもあります。

リィンカーネーションの花弁の登場キャラクター、あらすじ、感想や魅力のポイントなどをネタバレしながら紹介してきました。上記でもお伝えしたように、2018年11月現在リィンカーネーションの花弁は8巻でコミカライズされています。また、WEBマンガサイトで連載されているため、今から読み始めるのも難しくはありません。

感想にもあるように、リィンカーネーションの花弁は大変人気があり評価の高いバトル漫画です。リィンカーネーションの花弁に登場するキャラクターの才能は、ネタバレだけではわからない部分もあります。ぜひともリィンカーネーションの花弁を読んでみてはいかがでしょうか。