七つの大罪・ジェリコがかわいい！バンとの関係について【ネタバレ注意】

七つの大罪とは鈴木央原作による冒険活劇の漫画のタイトルです。「憤怒の罪」「嫉妬の罪」「強欲の罪」「怠惰の罪」「色欲の罪」「暴食の罪」の七つの大罪と呼ばれる仲間達を探して旅をしていく物語です。週刊少年マガジンに掲載されコミックスは30巻にも及ぶ大作となっておりアニメ・小説・ゲームなどマルチに展開しています。

 

ジェリコとは七つの大罪「強欲の罪」のバンの脱獄時に監獄を守る聖騎士見習いとして登場します。バンが捉えられていたバステ監獄での脱走事件の時、その逃亡を阻止しようとしたのがジェリコでした。

ジェリコの性格は男勝りで外見も少しでも強く見せようと男装しています。聖騎士見習いの為か最初はあっけなくやられてしまいますが、その後も執拗に七つの大罪バンと対決していきます。屈辱的な敗北によりバンへの復讐の念に駆られまるで、ストーカーのように彼に執着していきます。
 

凛々しい顔はまさに男装の麗人といった風貌のジェリコ。男装の理由は自身の弱さを隠す為にしていたそうで後に魔人の血を飲み「新世代」として力を手に入れてからは男装をやめ女性騎士として七つの大罪バンの前に立ちはだかります。


 

七つの大罪の一人「強欲の罪（フォックス・シン）のバン」他にも「盗賊のバン」「不死身のバン」などと呼ばれています。いい加減なようで意外としっかりしている人。脱獄時にジェリコと戦った時からストーカーのごとく彼女に狙われます。バンといえばエレインとの物語が印象的です。


 

以下エレインに関してネタバレします。妖精族の少女で不死になれる「生命の泉」を守っていた所それを奪いにきた七つの大罪バンと出会います。初めはバンのことを邪険にしていたエレインでしたが次第に心を通わせるようになりますがそこで悲劇が起きます。仲睦まじい関係にまで発展しましたが突如襲来した魔人によって帰らぬ人となってしまいます。バンとの仲は相思相愛で亡くなった後もバンはエレインを思い続けています。

ジェリコにとってエレインはバンを巡り恋のライバル関係になります。ただバンとエレインは互いに愛し合っているので一見入り込む余地は無さそうですが、ジェリコとしては生きているぶん自分にチャンスはあると前向きに考えているようです。

バンとエレイン本当に仲が良いですよね。エレインが亡くなっても一途に想い続けるバン。七つの大罪における普段の軽い感じからのギャップで、よりキャラクターの魅力が際立ちます。この関係にジェリコの入る余地はあるのでしょうか。
 

主人公達の七つの大罪探しの道中、強欲の罪（フォックス・シン）である不死身のバンがバステ監獄に捉えられている事を知り奪還に訪れます。主人公達が着く前にはバンは自力で脱獄をはじめていますが、その時監獄の守護を任されていたのが聖騎士見習いのジェリコでした。登場時は、あっという間にやられてしまう雑魚キャラという感じでしたが後に「新世代」として力を手に入れ幾度もバンの前に立ちはだかります。

バンの投獄の姿が痛々しいですが本人は不死身なので問題ないようです。監獄の中での生活で髭が伸び放題になっており投獄されていた年月が伺えます。その伸び切った髭ですが脱獄を阻止しようとしたジェリコの攻撃をかわす事でキレイに散髪されます。

バステ監獄での屈辱的な敗戦によりプライドをズタズタにされたジェリコ。騎士見習いとして未熟なジェリコでしたがバンへの復讐心からヘンドリクセンの口車に乗り魔人の血を飲むことになります。その結果「新世代」の聖騎士として強力な力を手にすることが出来ました。これ以降ジェリコは執拗なまでにバンに固執していきます。

圧倒的な力でバンを追いかけるジェリコ。その様は中々のストーカーぶりです。登場時と大分違う印象が変わってきましたがその一因として髪形の違いがあげられます。

初見時が男みたいだった事もあり余計に女らしさを感じます。魔人の血を飲み「新世代」の聖騎士として力を手に入れたことにより自信がついたジェリコは男装をやめ女性騎士の姿になりバンの前に現れます。「新世代」として力も女子力もアップです。血を口紅替わりにしたシーンなど艶っぽさが彼女の変化を特に印象づけました。

ヘンドリクセンにより魔人の血の暴走状態にされた新世代の聖騎士達。強大な力を手に入れる代償に魔人化するリスクを背負っていました。魔人の血を飲んだ「新世代」の聖騎士達は次々と怪物へと姿を変えていくなかで、遂にギーラとジェリコにも変化の兆しが訪れます。ギーラは魔人化に耐えれましたがジェリコは耐えきれずその姿を醜い怪物へと変化させ、結局魔人化してしまいます。
 

ジェリコが魔人に変化していく姿は結構衝撃的です。折角手に入れた力でしたがヘンドリクセンの思惑によって醜い怪物へと変貌していくジェリコ。一部ジェリコの体が残っているのが悲壮感をより感じる要因になっています。魔人になってしまったジェリコが兄に会い「俺強くなったんだよ兄貴」という兄に認めて貰おうと迫るシーンは胸が詰まる切ない場面です。
 

魔人化した時点でジェリコは殺されてしまうのかと予想されていましたが、魔人との因縁も浅からぬバンがジェリコを救出してくれます。ハラハラの展開でしたが流石バンです。ジェリコはこれを機に命の恩人バンに対して好意を抱くようになります。ジェリコとバンの仲がどうなるのか七つの大罪での今後の関係に目が離せなくなる展開でした。

ヘンドリクセンを倒し王都に平和が訪れた後、バンは七つの大罪を抜けて妖精王の森を目指し一人旅立ちます。そのことに気づいたキングが同行。キングは七つの大罪の一人で「怠惰の罪」（グリズリー・シン）と呼ばれていてエレインの兄でもあります。この二人の関係は仲が良いのか悪いのか分からないといった間柄です。
 

バンのことが気になってしょうがないジェリコは旅にでたバンを追っかけて付いてきます。王都を出て20マイルもあとつけていく様は立派なストーカーです。結局バンに見つかってしまいますが旅の同行者として一緒に行動することになりました。バン、キング、ジェリコの三人による珍妙なパーティーの結成です。この三人での旅は見ていて楽しいですし、ジェリコとバンの仲も七つの大罪ファンは気になるところです。
 

エレインの兄でもある七つの大罪の一人「怠惰の罪」（グリズリー・シン）のキング。少年と太った中年オヤジという二面性のある特異なキャラクターです。別名ハーレークイン。絶大な力で妖精王として君臨していました。武器としては神器である「霊槍シャスティフォル」を持っています。

この槍は幾つかの形態に変形することが可能で多用な攻撃手段が取れる武器となっています。武器時以外はクッションの状態になっていって触り心地の良さそうな感じです。少年ヴァージョンも良いですが時折見せるオヤジ顔が以外とハマります。

ストーカーをしながらもバンとの関係を築いてきたジェリコでしたが、そんな二人の仲を裂く衝撃の展開。まさかの死んだはずのエレインが敵の策略により生き返ります。ジェリコの心中穏やかではないはず。しかも復活したエレインは意外と強いということも判明します。

復活したエレインとジェリコの対決。強さは圧倒的にエレインの方が上でしょうがジェリコも奮闘します。力対決というより精神対決というかバンへの想い対決のような様相を呈していますが、未練や怒りに負けないように説得したのでジェリコの勝ち？で良いでしょうか？

七つの大罪のジェリコの声優は井上麻里奈さんです。天元突破グレンラガンのヨーコや進撃の巨人のアルミンの声などもやられている有名な声優です。七つの大罪のジェリコも含めて完全に女性らしいというよりは、男勝りだったり中世的だったりというキャラクターにはぴったりの声です。

七つの大罪十戒編以降のジェリコは兎に角一生懸命で最初のの登場時とは比べ物にならないくらいに魅力的なキャラクターに成長しました。何といっても一途にバンを思う姿に心打たれます。20マイルもストーカーする位ですから相当好きなのが伝わります。七つの大罪ではバンとの関係もこれから深まって行くのか気になるところですので今後も目が離せなさそうです！