ワールドエンブリオをネタバレ考察!切ないバトル漫画の登場人物や評価は?

『ワールドエンブリオ』は、現代の日本を舞台に主人公、天海陸が『棺守(かんしゅ)』と呼ばれる人々から記憶を存在ごと消し去る異形の化け物達と、唯一対抗出来る力『刃旗(じんき)』として仲間達と共に戦い投じていくSFアクション漫画です。2005年から2014年までヤングキングアワーズにて連載されていました。今回は『ワールドエンブリオ』についてネタバレを含めて考察していきます。

ワールドエンブリオをネタバレ考察!切ないバトル漫画の登場人物や評価は?のイメージ

目次

  1. ワールドエンブリオの漫画あらすじや登場人物を徹底調査!
  2. ワールドエンブリオの登場人物を紹介!
  3. ワールドエンブリオの漫画あらすじをネタバレ考察!
  4. ワールドエンブリオの漫画の評価とは?
  5. ワールドエンブリオのネタバレ考察まとめ!

ワールドエンブリオの漫画あらすじや登場人物を徹底調査!

『ワールドエンブリオ』はヤングキングアワーズで連載されていたSFアクション漫画です。最終13巻が刊行されてから4年近く経っていますが、連載当時は荒川弘、いとうのいぢ等数々の著名人が帯のコメントを書き、一時はアニメ化の可能性も話題になった人気作です。今回はそんな『ワールドエンブリオ』のあらすじや登場人物を考察や徹底調査していきます。

ワールドエンブリオの登場人物を紹介!

ワールドエンブリオの主人公天海陸(あまみりく)

本作ワールドエンブリオの主人公天海陸は私立八坂台高校に通う16歳。ネーネの宿主。父親は海外出張に出ていて義母の静流との二人暮らし。中学時代は剣道部に所属。二年前の叔母の笹森天音(ささもりあまね)の失踪事件を機に、嘘を吐く事で周囲と距離を置くようになりました。

ワールドエンブリオのヒロイン有栖川レナ

本作ワールドエンブリオのメインヒロインで主人公リクと同じ私立八坂台高校に通う16歳。F.L.A.G所属の刃旗使いで洋平のパートナー。二年に進級してからはリクのクラスメイトになりました。学校では無愛想な振る舞いから周囲から『アイス』と呼ばれていました。

ワールドエンブリオの重要人物ネーネ

風間病院の菜園でリクを棺守から救ったマユから出て来た人外の幼児。笹森天音を媒介として生み出された『棺姫(きゅうき)』で、棺守の集めた記憶を吸収し取り込む事で成長します。媒介である天音とは別の人格を有しています。

ワールドエンブリオ、主人公の友人武部洋平

主人公リクの幼馴染でF.L.A.G所属の刃旗使いでレナのパートナー。ワールドエンブリオストーリー序盤で刃旗狩りのタカオの攻撃からリクを庇い致命傷を負わされ、棺守化したリクに己の刃旗核を託してこの世を去ります。彼が持っていた刃旗核も刃旗使いだった担任から死ぬ間際に受け継いだ物でした。

ワールドエンブリオのアンチヒーロー、タカオ

本作ワールドエンブリオのアンチヒーローでレナと同じ初実島出身の18歳。二年前の『血の終業式』と呼ばれる事件から大量殺人鬼として実名報道され『怪物』として若者の間で有名になります。刃旗核を刃旗使いから殺して回収する事を目的としており、そのため刃旗使いからは『刃旗狩り』として恐れられています。絶対に嘘を付かない事を信条としています。

ワールドエンブリオの悪役唐沢志郎

電話会社NEFTの大本である時路グループのPMC(民間軍事会社)部門出身のF.L.A.G創設者で初代室長。第20号棺守と呼ばれる、棺守化した状態で意識を保持した感染者で、棺守を操り人々の棺守化を広めている感染源です。ネーネの棺姫の力を狙っており、リクとネーネに棺守を通じて何度も接触してきます。

ワールドエンブリオの漫画あらすじをネタバレ考察!

ここからはワールドエンブリオの漫画あらすじをネタバレ込みで考察していきます。漫画の内容のネタバレ要素が多く含まれるのでネタバレNGの方はご注意下さい。

主人公天海陸(リク)の元に、二年前に失踪したリクの家族、笹森天音から『ワタシヲミツケテ』という事故現場の風間病院をバックに天音が映った画像付きメールが届きます。画像を手掛かりにリクが向かった風間病院は、廃病院となった事により不良の溜まり場となっていました。運悪く不良に捕まり暴行を受けていたリクの窮地を救ったのは幼馴染の武部洋平と有栖川レナでした。

幼馴染との再会を喜ぶのも束の間、その場にいた全員の携帯電話の着信が一斉に鳴り出します。その着信は電話に出た人を『棺守(かんしゅ)』という異形の化け物へと変えるというものでした。電話に出た事で棺守と化した不良達がリク達に襲い掛かります。棺守退治が本来の目的だった洋平とレナは、棺守に唯一対抗出来る能力『刃旗(じんき)』を使用して棺守と戦いますが、戦闘の衝撃に巻き込まれてリクがはぐれてしまいます。

洋平とはぐれた所を狙って襲い来る棺守に追い詰められ、絶体絶命のリクのピンチを救ったのは不思議なマユのような物体でした。翌日、リクが家に持ち帰ったマユから出て来たのは二年前に失踪した天音にそっくりな人外の幼児でした。洋平から連絡を受けたリクはマユから出た幼児ネーネを連れて洋平に会いますが、突如現れた棺守にネーネをさらわれ、追った先で『感染源』の操る棺守に殺されてしまいます。

ネーネの力によって意識を保ったまま棺守化したリクは、洋平達『刃旗使い』が所属するF.L.A.Gに拘束されてしまいます。そこへリクとネーネの力を手に入れるべく、『刃旗狩り』のタカオがF.L.A.Gに襲撃してきます。洋平は棺守化したリクの為に刃旗核を分けて欲しいとタカオに協力を求めます。その事で激昂したタカオが暴走し、リクを庇って瀕死の重傷を負った洋平から刃旗核を受け継ぎ、リクが刃旗使いになります。

洋平から刃旗核を受け継いだリクは、F.L.A.G分室所属の刃旗使いになります。洋平の元パートナーで室長の月代隼人や、元分室のジョーとクララとの交流、中学時代のクラスメイト風間冬梧(かざまとうご)との再会を経て、棺守との戦いを重ねるにつれ急成長するネーネ。それを訝しんだF.L.A.G本部に再び拘束されるリクの元に『感染源』唐沢志郎が再び現れ、ネーネを連れ去られてしまいます。

ネーネの能力によって休眠していた棺姫エンデを目覚めさせる事に成功した志郎は、冬梧の狙撃によって消滅します。宿主である志郎を失ったエンデは暴走し、ネーネはそれを止める為自らを犠牲にして消失。リクとレナは消息を絶ってしまいます。

消息を絶ってから3ヶ月後、志郎の記憶を追体験した事で初実島の過去を知ったリクとレナが棺(エンブリオ)から戻ってきます。刃旗核に限界が近づいている事が分かり戦力外通告を受けたリクは、『登録予備室』に移る事になり、そこで天音に似た雰囲気を持つ桐谷七海(きりたにななみ)と出会います。

予備室のメンバーと交流を深める事で風間病院や天音の過去が次第に明らかになっていく中、棺姫として完全体なったネーネの操る棺守による刃旗狩りによって七海を含めた予備室のメンバーが皆殺しにされます。リクに拒絶された事で天音の人格が表出し、全世界に向け宣戦布告。棺を使った人類棺守化計画を開始します。

世界の命運を賭けて、リクと仲間達は棺姫天音との最終決戦へと向かいます。最終決戦の最中、タカオに致命傷を負わされた天音から語られた真の目的は棺内部に蓄積された人々の死の記憶『ワスレナグサ』から人類を保護する事でした。天音の最期の力によって島の記憶から解放されたレナは、刃旗核を取り込み棺姫化。天音が遺したマユからリクの呼びかけでネーネを復活させ、ワスレナグサ浄化作戦を決行します。

自らを犠牲にしてワスレナグサの中枢体の核である汚染刃旗核を取り込んだタカオを相手に、限界に達した刃旗核の変わりに刃旗化したネーネを使う事で、汚染刃旗核の浄化に成功したリク。棺守化した人々を元に戻す為自らに宿る刃旗核全てを使ったレナは、搾失反動によって全ての記憶を失い深い眠りについてしまいました。リクは再びレナを目覚めさせる為に、ネーネとエンデにある頼み事をします。

エピローグ

それから数年後、天海陸を捨てスラガとして自ら人類の敵を名乗り、世界中の人々を棺守化する事でかつての仲間を敵に回し、傷付きながらもレナの記憶を集めるリク。F.L.A.Gの役割は棺守を倒す事から人間に戻す事に変わっていました。集めた記憶をレナに移してもレナは目覚めず、そこへ刑務所に収監されていたタカオが現れます。エンブリオの中枢にいたタカオは記憶改変の影響を受けずにリクを覚えていました。

タカオはリクにタイマンを挑み、自分が勝ったらF.L.A.Gの仲間達に全てを打ち明けるよう要求します。タカオの投げ掛ける言葉に心を動かされたリクは、タカオに対して逆上しつい本音を漏らしてしまいます。タカオは携帯電話を通じてその内容をF.L.A.Gの仲間達に流していました。タカオによってリクのウソが明かされたその時、長い眠りから目覚めたレナにリクが駆け寄り、レナの笑顔で物語は大団円を迎えます。

ワールドエンブリオの漫画の評価とは?

ワールドエンブリオのSNSでの評価は?

ここからは漫画『ワールドエンブリオ』がどのような評価をされているか、ワールドエンブリオに関して呟かれているツイートを元に考察していきます。

こちらは大人気スマートフォンゲームFate/GrandOder通称FGOの復刻ピックアップ中のキャラ、刑部姫(おさかべひめ)のガチャ報告です。ワールドエンブリオの作者、森山大輔氏がイラストレーターを担当しているキャラという事で、ワールドエンブリオのファンだったという理由でガチャを回す方も多いようです。

刑部姫のキャラが好きな人に向けてイラストレーター繫がりで漫画を勧める人もいます。クロノクルセイドはこの漫画の作者の過去作でこちらも評価の高い名作です。

フィン=マックールというキャラも作者がイラストレーターを担当しています。ファンにとってワールドエンブリオと同じ作者が担当したキャラを引ける事は喜ばしいようでワールドエンブリオが高評価な事がうかがえます。

こちらはアニメジャパン2019のアニメ化して欲しいマンガランキングの投票呼びかけのツイートです。アニメ化を望む声は漫画が完結してからもあるようです。

ワールドエンブリオのネタバレ考察まとめ!

今回は『ワールドエンブリオ』のネタバレ込みのあらすじとTwitterでの評価を考察してきましたがいかがだったでしょうか?今回ご紹介出来たのはほんの一部の内容でしたが、本作ワールドエンブリオは『嘘』がテーマとなっていて、綿密な設定に裏打ちされた重厚なストーリーと伏線回収が非常に高く評価されている作品です。ワールドエンブリオを是非ご覧ください。

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