2018年10月12日公開
2018年10月12日更新
かいけつゾロリはどんな本?シリーズから人気・おすすめの作品や登場キャラも紹介
今回の記事では、人気児童書「かいけつゾロリシリーズ」について、この本の魅力を紹介していきます。人気児童書「かいけつゾロリシリーズ」は、2018年10月現在までに63冊の本が発表されており、シリーズ累計発行部数が3500万部を超えるほどの大人気作品となっています。また、かいけつゾロリはテレビアニメ化がされているほか、アニメ映画化もされています。今回の記事では、そんな大人気作品「かいけつゾロリシリーズ」について、登場キャラクターからおすすめ作品までを紹介していきます。
目次
かいけつゾロリの本が子供に大人気?シリーズのおすすめや人気の秘密に迫る
今回の記事では、人気児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」について、登場キャラクターから人気の秘密、更におすすめ作品までを紹介していきます。1987年に第1作目が発表され、30年を越えた今でも新作が発表され続けている「かいけつゾロリ」は、親子2代で楽しめる作品とも言われていますので、大人から子供まで幅広い層の方におすすめの作品です。かいけつゾロリを知らない方は、是非今回の記事で概要をチェックしましょう!
かいけつゾロリとは?
かいけつゾロリとは、擬人化した様々な動物達の住む世界を舞台に、主人公・ゾロリがイノシシ兄弟と共に修行の旅を続け、様々な出来事を通して成長していくという内容となっており、かいけつゾロリシリーズの第一作目となる「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」が1987年11月に発表されています。その後、かいけつゾロリシリーズの本は、1年に2作のペースで発表が続けられており、2018年10月現在までに63冊の本が発表されています。
かいけつゾロリシリーズの本は、幼稚園児から小学生を中心に高い人気を獲得しており、本以外にもテレビアニメ化がされています。2004年2月1日から2005年2月6日にかけて放送されたアニメ「かいけつゾロリ」(全52話)が大人気となった事から、間髪いれずに同年2月13日からアニメ「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」として第2期が放送されると言う異例の事態を引き起こしています。
また、アニメ「かいけつゾロリ」(第1期)では1作しか制作されなかった劇場公開作も、アニメ「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」(第2期)では5作品が制作されています。こうして、本から始まった「かいけつゾロリシリーズ」は、アニメ化や映画化の成功によって2000年代には社会現象となるほどの人気を獲得しています。今回は、その原作となる「かいけつゾロリシリーズ」の本について紹介していきます!
ちなみに、かいけつゾロリシリーズは、みずしま志穂さんが描いた「ほうれんそうマンシリーズ」のスピンオフ作品としてスタートした本であり、「ほうれんそうマンシリーズ」においてのゾロリは敵役であった事が広く知られています。尚、かいけつゾロリシリーズの本は、「ほうれんそうマンシリーズ」の予備知識がなくても十分に楽しめる内容となっています。次章からは、かいけつゾロリシリーズの本を一覧で紹介していきます。
かいけつゾロリとはどんな本?シリーズ一覧
かいけつゾロリのドラゴンたいじ
かいけつゾロリシリーズの本として発表された記念すべき第1作目は「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」という作品になり、1987年11月に発表されています。尚、第1作目となる「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」のみ「ポプラ社の小さな童話シリーズ」で発表されており、以降の作品については「ポプラ社の新・小さな童話シリーズ」で発表されています。次項では、かいけつゾロリシリーズの本を、発表年月日と共に一覧で紹介していきます。
かいけつゾロリシリーズ・2作目以降の本一覧
1988年5月発売「かいけつゾロリのきょうふのやかた」、1988年11月発売「かいけつゾロリのまほうつかいのでし」、1989年5月発売「かいけつゾロリの大かいぞく」、1989年10月発売「かいけつゾロリのゆうれいせん」、1990年2月発売「かいけつゾロリのチョコレートじょう」、1990年8月発売「かいけつゾロリの大きょうりゅう」、1991年2月発売「かいけつゾロリのきょうふのゆうえんち」
1991年8月発売「かいけつゾロリのママだーいすき」、1992年1月発売「かいけつゾロリの大かいじゅう」、1992年7月発売「かいけつゾロリのなぞのうちゅうじん」、1992年12月発売「かいけつゾロリのきょうふのプレゼント」、1993年6月発売「かいけつゾロリのなぞなぞ大さくせん」、1993年12月発売「かいけつゾロリのきょうふのサッカー」、1994年7月発売「かいけつゾロリつかまる!!」
1994年11月発売「かいけつゾロリとなぞのひこうき」、1995年6月発売「かいけつゾロリのおばけ大さくせん」、1995年12月発売「かいけつゾロリのにんじゃ大さくせん」、1996年7月発売「かいけつゾロリけっこんする!?」、1996年12月発売「かいけつゾロリ 大けっとう!ゾロリじょう」、1997年7月発売「かいけつゾロリのきょうふのカーレース」、1997年12月発売「かいけつゾロリのきょうふの大じゃんぷ」
1998年7月発売「かいけつゾロリの大金もち」、1998年12月発売「かいけつゾロリのテレビゲームききいっぱつ」、1999年7月発売「かいけつゾロリのきょうふの宝さがし」、1999年12月発売「かいけつゾロリ ちきゅうさいごの日」、2000年7月発売「かいけつゾロリのめいたんていとうじょう」、2000年12月発売「かいけつゾロリぜったいぜつめい」、2001年7月発売「かいけつゾロリのきょうふのカーニバル」
2001年12月発売「かいけつゾロリ あついぜ!ラーメンたいけつ」、2002年7月発売「かいけつゾロリのてんごくとじごく」、2002年12月発売「かいけつゾロリのじごくりょこう」、2003年7月発売「かいけつゾロリのようかい大リーグ」、2003年11月「かいけつゾロリとなぞのまほう少女」、2004年7月「かいけつゾロリとまほうのへや」、2004年12月発売「かいけつゾロリたべられる!!」
2005年7月発売「かいけつゾロリの大どろぼう」、2005年12月発売「かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん 前編」、2006年3月発売「かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん 後編」、2006年12月発売「かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご」、2007年7月発売「かいけつゾロリ たべるぜ!大ぐいせんしゅけん」、2007年12月発売「かいけつゾロリ やせるぜ!ダイエット大さくせん」
2008年7月発売「かいけつゾロリ カレーVS.ちょうのうりょく」、2008年12月発売「かいけつゾロリ イシシ・ノシシ大ピンチ!!」、2009年7月発売「かいけつゾロリ きょうふのちょうとっきゅう」、2009年12月発売「かいけつゾロリ きょうふのようかいえんそく」、2010年7月発売「かいけつゾロリのだ・だ・だ・だいぼうけん!前編」、2010年12月発売「かいけつゾロリのだ・だ・だ・だいぼうけん!後編」
2011年7月発売「かいけつゾロリのはちゃめちゃテレビ局」、2011年12月発売「かいけつゾロリ はなよめとゾロリじょう」、2012年7月発売「かいけつゾロリのメカメカ大さくせん」、2012年12月発売「かいけつゾロリ なぞのスパイとチョコレート」、2013年7月発売「かいけつゾロリ なぞのスパイと100本のバラ」、2013年12月発売「かいけつゾロリのまほうのランプ~ッ」
2014年7月発売「かいけつゾロリの大まじんをさがせ!!」、2014年12月発売「かいけつゾロリのクイズ王」、2015年7月発売「かいけつゾロリのようかい大うんどうかい」、2015年12月発売「きえた!?かいけつゾロリ」、2016年7月発売「かいけつゾロリのおいしい金メダル」、2016年12月発売「かいけつゾロリの王子さまになるほうほう」、2017年7月発売「かいけつゾロリのかいていたんけん」
2017年12月発売「かいけつゾロリのちていたんけん」。そして、2018年7月には、かいけつゾロリシリーズ63冊目となる本「かいけつゾロリのドラゴンたいじ2」が発売されています。このかいけつゾロリシリーズ最新刊である本「かいけつゾロリのドラゴンたいじ2」は、第1作目となる「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」の直接の続編となりますので未読の方は注意が必要です。
かいけつゾロリとはどんな本?登場キャラを紹介!
かいけつゾロリシリーズの主人公:ゾロリ
かいけつゾロリシリーズで主人公として描かれているのが、ゾロリです。ゾロリには「いたずらの王者になる」、「可愛いお嫁さんを見つける」、「城を持つ」という3つの夢があり、この夢を実現する為に修行の旅を続けています。ゾロリの性格は、情に流されやすいお調子者であり、失敗にめげないプラス思考の持ち主でもあります。また、ゾロリは「いたずらの天才」を自称するほど頭の回転が早く、発明家としての才能も持っています。
アニメ「かいけつゾロリ」、「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」では、主人公・ゾロリのキャラクターボイスを山寺宏一さんが担当しています。尚、かいけつゾロリシリーズの最初のアニメ作品「1993年版・劇場版 かいけつゾロリ」では、キン肉マンやケンシロウなどで知られる声優・神谷明さんがゾロリのキャラクターボイスを担当しています。また、幼少期のゾロリについては青の祓魔師・奥村雪男役で知られる福山潤さんが担当しています。
イノシシ双子兄弟の兄:イシシ
かいけつゾロリシリーズの第1作目となる本「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」に登場して以降、ゾロリに憧れて、ゾロリと共に旅をする事になるのがイシシとノシシのイノシシ兄弟です。イシシとノシシは双子の兄弟であり、右の鼻の穴と右の目が大きいのが兄であるイシシになります。イシシのキャラクターボイスは、愛河里花子さんが担当しています。
イノシシ双子兄弟の弟:ノシシ
かいけつゾロリシリーズの第1作目となる本「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」に登場以降、ゾロリと旅をする事になる双子のイノシシ兄弟の弟・ノシシは左の鼻の穴と左の目が大きいのが特徴です。ノシシのキャラクターボイスは、くまいもとこさんが担当しています。尚、イシシ・ノシシの双子の兄弟は、ゾロリを先生と呼び慕っていますが、元々はブルル山で山賊をしていた小悪党であり、イシシ・ノシシ兄弟はゾロリ以上にオナラが得意です。
ゾロリの母親:ゾロリーヌ
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するゾロリの母親・ゾロリーヌは、初登場時点から既に他界しています。しかし、息子・ゾロリを心配して度々幽霊の姿で登場しています。この時のゾロリーヌは、岩や草に擬態しており、かいけつゾロリシリーズの本ではゾロリーヌがどこに隠れているのかを探すのも見所の一つとなっています。ゾロリーヌのキャラクターボイスは、玉川紗己子さんが担当しています。
ゾロリの父親:ゾロンド・ロン
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するゾロリの父親・ゾロンド・ロンは、伝説の飛行機乗りとして描かれていますが、ゾロリが3歳の時に大事故を起こしており、その後行方不明となっています。しかし、かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品では、度々ゾロンド・ロンを匂わせる人物がゾロリの窮地を救っています。ゾロンド・ロンのキャラクターボイスは、山寺宏一さんが担当しています。
妖怪学校の教員:妖怪学校の先生
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場する妖怪学校の先生は、最近の子供が妖怪を恐れないことを危惧し、ゾロリに妖怪の恐ろしさを広めて欲しいと依頼した人物です。この妖怪学校の先生は、かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品で度々登場しており、準レギュラーとも言えるキャラクターです。妖怪学校の先生のキャラクターボイスは、滝口順平さんが担当しています。
イギリス代表の妖怪:ドラキュラ
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するイギリス代表の妖怪・ドラキュラは、いわゆるバンパイアが苦手とするニンニクや十字架が大の苦手でしたが、ゾロリによる特訓の成果もあって徐々に克服の兆しを見せています。ちなみに、ドラキュラの好物はトマトジュースです。また、ラキュラという息子がいます。ドラキュラのキャラクターボイスは、藤原哲治さんが担当しています。
妖怪学校に通う1人:オオカミ男
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するオオカミ男は、妖怪学校に通う生徒の1人で、丸いものや満月を見るとオオカミに変身する事が出来ます。このオオカミ男もまた、ゾロリとの出会いを経てパワーアップしており、直接満月を見なくても写真を見れば一時的な変身が出来るようになります。オオカミ男のキャラクターボイスは、坂口候一さんが担当しています。
妖怪学校に通う1人:ミイラ男
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するミイラ男は、妖怪学校に通う生徒の1人で、沙漠やピラミッドを連想させる風貌なのですが、かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品では、砂漠で干からび死にかけているシーンが描かれています。また、シャワーを浴びる時も顔の包帯だけは取らないという特徴もあります。ミイラ男のキャラクターボイスは、天田真人さんが担当しています。
妖怪大リーガー:ゴジ松
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するゴジ松は、妖怪による大リーグ野球チーム「リストラーズ」で活躍するホームランバッターなのですが、ホームランにしか興味がなく、チームプレーを全くしないと言うキャラクターです。しかし、ゾロリとの出会いによって改心しチームワークを大切にする選手へと変貌します。ゴジ松のキャラクターボイスは、江川央生さんが担当しています。
妖怪大リーガー:ふぶきいちろう(ふぶきコオロー)
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するふぶきいちろう(アニメ作品では、ふぶきコオロー)は、妖怪による大リーグ野球チーム「リストラーズ」に所属する優秀な野球選手だったのですが、冷え性に煩わされ打撃不振に陥ります。しかし、ゾロリとの出会いによってウォーミングアップの大切さを知り復活します。ふぶきいちろう(ふぶきコオロー)のキャラクターボイスは、伊藤健太郎さんが担当しています。
ライオン海賊船の乗組員:タイガー
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するタイガーは、ライオン海賊船の乗組員でありながら、船長になりたいという野望の為にライオン船長を暗殺するという中々の悪人です。しかし、船長になった直後に船が大破し、サメに襲われるという天罰を受けています。ちなみに、タイガーの左手は義手になっており、9個の道具が隠されています。タイガーのキャラクターボイスは、立木文彦さんが担当しています。
ゾロリのライバル:ブルル
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するブルルは、金儲けが大好きであり、同じ悪知恵を持つゾロリをライバル視するブルル製菓の社長です。ブルルは、とにかくお金儲けが大好きな為、製菓会社の社長にも拘らず様々な商売に手を出しています。ブルルのキャラクターボイスは、郷里大輔さんが担当していましたが、逝去された為、現在は大友龍三郎さんが担当しています。
ブルルの社長秘書:コブル
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するコブルは、様々な乗り物が運転できるブルルの秘書です。コブルは、とにかくブルルに忠実な秘書である為、度々ブルルと共に騒動を引き起こしています。ちなみに、コブルの口癖は「ブルッとな」です。コブルのキャラクターボイスは、水島祐さんが担当しています。
忍者学校の先生:ゴリ丸
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するゴリ丸は、忍者学校を開いているゴリラの忍者であり、関西弁で話すという特徴を持っています。ゴリ丸は、ゴリ丸がゾロリを忍者学校に勧誘した事に端を発した出来事で多額な借金を背負っており、ゾロリに対して借金の取立てを必死に行なっています。ゴリ丸のキャラクターボイスは、田中一成さんが担当しています。
犬の警察官:イヌタク
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するイヌタクは、本名をイヌダ・タクジという犬の警察官であり、ゾロリが女装したゾロエに惚れていると言うキャラクターです。また、イヌタクはゾロリ逮捕を目指して活動するうちに警部にまで昇進しており、ゾロリとはお互いに認め合うライバル関係となっています。イヌタクのキャラクターボイスは、堀川りょうさんが担当しています。
ゲームの中の王女様:ミャン王女
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するミャン王女は、テレビゲーム「ボケーットモンスター」に登場する王女でしたが、ゾロリが入力した秘密のコマンドによって現実世界に飛び出してきます。その後、ゾロリがミャン王女に惚れてしまった事から大騒動が起こります。ともあれ、ゾロリがまじめに恋愛した女性はこのミャン王女のみとなっています。ミャン王女のキャラクターボイスは、井端珠里さんが担当しています。
地獄で最も偉い人物:エンマ大王
かいけつゾロリシリーズの本やアニメ作品に登場するエンマ大王は、地獄に住む最も偉い人物であり、ゾロリを間違って地獄へ連れて来た人物でもあります。この不始末から、エンマ大王はとんま大王に格下げされてしまい、ゾロリを恨んでいた時期がありますが、現在はゾロリを手助けする場面が多く描かれています。エンマ大王のキャラクターボイスは、飯塚昭三さんが担当しています。
ゾロリが手に入れた初めての城:ゾロリ城
かいけつゾロリシリーズのアニメ作品にのみ登場するアニメオリジナルキャラクター・ゾロリ城は、ゾロリがくじの景品として獲得した人工知能を完備したお城です。ゾロリ城は、様々な騒動を引き起こした後に、ゾロリと別れ旅に出ており、現在はゾロリの城ではありません。ゾロリ城のキャラクターボイスは、天田益男さんが担当しています。
ゾロリと同スペックのキャラクター:ガオン
かいけつゾロリシリーズのアニメ作品にのみ登場するアニメオリジナルキャラクター・ガオンは、全ての面でゾロリと同等のスペックを持ったキャラクターです。ゾロリとはライバル関係にあり、何度となく対決していますが決着がついていません。ちなみに、ガオンは名称不明の国の王子であり、アニメオリジナルキャラクターの中で最も登場回数の多いキャラクターです。ガオンのキャラクターボイスは、江原正士さんが担当しています。
かいけつゾロリとはどんな本?人気の秘密に迫る!
とにかくストーリーが面白い!
ここまで人気児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」に登場する主要な人気キャラクターを紹介してきましたが、この章では人気児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」の人気の秘密について紹介していきます。「かいけつゾロリシリーズ」が人気児童書シリーズとなった最大の理由として最も多く聞こえてくる理由は、そのストーリー構成に有ると言われています。
前章でも触れていますが、人気児童書シリーズ「かいけつゾロリ」の主人公・ゾロリには、「いたずらの王者になる」、「可愛いお嫁さんを見つける」、「城を持つ」という3つの夢があり、「かいけつゾロリシリーズ」には、この3つの夢を叶えるべく奮闘するゾロリの姿が毎作品ごとに描かれています。いたずらを駆使して難題や強敵に立ち向かうゾロリの姿や、お城を手に入れるために悪知恵を働かせるゾロリの姿は、男の子に人気となっています。
そして、毎作品ごとに「お嫁さん候補」となるキャラクターやお姫様が登場することで、女の子からも高い人気を得ています。こうした、冒険と浪漫、そしてロマンスが程よいバランスで描かれていくストーリーが、小学生を中心とする少年少女達の心をしっかりと掴んでおり、この点が「かいけつゾロリシリーズ」が児童書シリーズとして高い人気を獲得した理由だと言われています。
また、人気児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」では、主人公・ゾロリとイノシシ兄弟の友情が描かれているほか、ゾロリを見守るゾロリの母親やゾロリの父親といった暖かい親子関係が度々描かれており、親子で楽しめる絵本であるという点も「かいけつゾロリシリーズ」が人気児童書シリーズとなった要因の一つと言われています。
挑戦的で独創的な様々な工夫が施されている!
「かいけつゾロリシリーズ」には、ストーリー以外にも人気の理由として挙げられる大きな要因がもう1つあります。それが、挑戦的で独創的な様々な工夫です。「かいけつゾロリシリーズ」の表紙やカバーは、光によって変化するものや、温度によって絵柄が変化するといった特殊印刷が施されていることが多く、作品を読む前から読者を楽しませようとする工夫がされています。
また、作中においても様々な工夫がされており、ゾロリの母親・ゾロリーヌが密かに描かれている隠し絵や、作者・原ゆたか氏のキャラクターが突如登場し作中から読者に話しかけて来ると言った手法などがちりばめられています。こうした様々な工夫や仕掛けによって、読者を飽きさせないように作られている点が「かいけつゾロリシリーズ」の人気の要因となっています。
しかし、その一方で挑戦的すぎた工夫や作風が問題視されることも少なくありません。それが、オナラやゲップと言った所謂下ネタの類です。人気児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」は、小学生を中心にした子供達が読む「児童書」の類となる為、下ネタを盛り込んだ回では保護者やPTAなどからクレームが入るケースが少なくなく、度々「お詫び文」が掲載されています。
ですが、この下ネタの類というのは、子供達から人気を獲得する大きな要因でもある為、現在も作風として作品に盛り込まれています。つまり、人気児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」の人気の理由は、良くも悪くも子供達を楽しませようとする作者側の様々な工夫や努力によるものであり、現在も新刊が発表されている事を鑑みる限り、かいけつゾロリシリーズは多くの人に許容されていると言えそうです。
かいけつゾロリとはどんな本?おすすめ5選!
かいけつゾロリのドラゴンたいじ
この章では、人気児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」の中でも特に人気の高い本を、おすすめ5選として紹介していきます。最初のおすすめ本は、かいけつゾロリシリーズの記念すべき第1作目となる「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」です。この本は、1987年11月に発表されている作品であり、主人公・ゾロリの根底にあるものや、共に旅をする事になるイノシシ兄弟との出会いなども描かれていますのでおすすめです。
人気児童書「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」のあらすじとしては、3つの大きな夢を持った主人公・ゾロリが夢をかなえる為に修行の旅に出発し、イノシシ兄弟との出会いを経て、猫のエルザ姫に出会います。エルザ姫に好意を抱いたゾロリは、エルザ姫の花婿に立候補し、あの手この手でエルザ姫をふり向かせようとします。果たして、ゾロリの最初の恋は実るのでしょうか?といった内容です。
かいけつゾロリのゆうれいせん
続いておすすめする本は、人気児童書「かいけつゾロリのゆうれいせん」という本です。この本は、1989年10月に発表されている作品であり、「かいけつゾロリシリーズ」の第5作目となる本です。この「かいけつゾロリのゆうれいせん」では、猫のエルザ姫が再登場するほか、第1作目「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」で、ゾロリとライバル関係にあったアーサーが、エルザ姫の婿として再登場しています。
人気児童書「かいけつゾロリのゆうれいせん」のあらすじとしては、海賊船を手に入れたゾロリ一行が、この海賊船を幽霊船へと改造し、再び出会ったエルザ姫とアーサーへ恐怖の新婚旅行をプレゼントします。エルザ姫の前でアーサーに赤っ恥をかかせようと様々な恐怖のいたずらを仕掛けるゾロリ達は、いたずらの果てに何に気づかされるのでしょうか?といった内容です。
かいけつゾロリのチョコレートじょう
続いておすすめする本は、人気児童書「かいけつゾロリのチョコレートじょう」という本です。この本は、1990年2月に発表されている作品であり、「かいけつゾロリシリーズ」の第6作目となる本です。この「かいけつゾロリのチョコレートじょう」では、以降の作品で度々登場するブルル社長やコブルなどが初登場しています。
人気児童書「かいけつゾロリのチョコレートじょう」のあらすじとしては、大好物のチョコレートで「あたり」を引いたゾロリが、景品となっているチョコレート城を貰いに行くのですが、景品を渡したくないブルル社長やコブルの様々な妨害に遭う事になります。果たしてゾロリは夢の一つである「城を手に入れる」事が出来るのでしょうか?といった内容です。
かいけつゾロリのてんごくとじごく
続いておすすめする本は、人気児童書「かいけつゾロリのてんごくとじごく」という本です。この本は、2002年7月に発表されている作品であり、「かいけつゾロリシリーズ」の第31作目となる本です。この「かいけつゾロリのてんごくとじごく」では、地獄に落とされたゾロリの奮闘や、死別して久しいゾロリの母親との再会などが描かれています。
人気児童書「かいけつゾロリのてんごくとじごく」のあらすじとしては、地獄の閻魔様とその配下達によって地獄へ連れてこられたゾロリ達が地獄界で大暴れしながらも、死別して久しい母親・ゾロリーヌに会おうと天国への移動を試みます。果たして、天国でゾロリとゾロリーヌは無事に再会出来るのでしょうか?といった内容です。
かいけつゾロリのだ・だ・だ・だいぼうけん!
続いておすすめする本は、人気児童書「かいけつゾロリのだ・だ・だ・だいぼうけん!」という本です。この本は、2010年7月に発表されている作品であり、「かいけつゾロリシリーズ」の第47作目となる本です。この「かいけつゾロリのだ・だ・だ・だいぼうけん!」は、2012年にアニメ映画化もされているおすすめ作品です。尚、続く48作目との2部作になっていますので、前・後編の2冊を用意して読むことをおすすめします。
人気児童書「かいけつゾロリのだ・だ・だ・だいぼうけん!」のあらすじとしては、お宝を求めてとある村を訪れたゾロリは、その村に蔓延している伝染病によって子供達が苦しんでいることを知ります。この時、子供達の先生・アリウス(女性)が薬の原料を探しに行こうとした事から、ゾロリはアリウスと同行する事にします。果たして、ゾロリは薬の原料を見つけ、アリウスとの恋を実らせる事が出来るのでしょうか?といった内容です。
今回の記事では、人気児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」の中でも特に人気の高い5作品をおすすめ5選として紹介しましたが、63作品にも上るかいけつゾロリシリーズには、まだまだ面白いおすすめの本が数多くありますので、是非今回のおすすめ5選以外の作品も手にとってみて下さい!
かいけつゾロリの本を是非ご覧あれ!
今回の記事では、人気児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」について、登場キャラクターから人気の秘密、更におすすめ作品までを紹介してきましたが如何でしたか?長い歴史を持ち、多くの作品が発表されている人気シリーズになる為全ては紹介しきれませんでしたが、幅広い層の方におすすめ出来る作品ですので、まだかいけつゾロリシリーズに触れた事の無い方は是非かいけつゾロリの世界に触れてみましょう!