クルードさんちのはじめての冒険の続編の公開日はいつ？第一作目のあらすじも紹介

「クルードさんちのはじめての冒険」とは、2013年ドリームワークスアニメーション制作、21世紀フォックス配給で公開された3Dアニメーションです（日本では劇場未公開）。世界的にヒットし世界興行収益５億8700万ドルを記録したこともあり、続編も期待されていました。しかし2014年ユニバーサルグループの傘下に加わった後、2016年には続編制作の凍結との発表がありました。

ところが2017年になり、「クルードさんちのはじめての冒険」のファンにとって嬉しいニュースが飛び込みます。「クルードさんちのはじめての冒険」の続編が制作、公開されるとのこと予定公開日まで発表になりました。待望の続編の公開日はいつなのか、また第一作目のあらすじを追って、「クルードさんちのはじめての冒険」の次回作に備えておきましょう。

ここからは「クルードさんちのはじめての冒険」第一作のあらすじをご紹介します。あらすじではネタバレも若干あります、ご注意ください。クルードさんちは原始時代に洞窟で生活していました。力持ちだけど心配性の父グルグの家訓「外に出てはいけない」を守っていたのです。ある時クルードさんちの娘イープと青年ガイが出合います。ガイは「世界が終わる、一緒にあの山まで逃げよう」と促します。

次の日小さな揺れから始まった天変地異、洞窟はすっかり崩れ落ちてしまいます。新しい洞窟を探す旅に出るクルードさんち一行と、イープに呼ばれ合流したガイ。保守的な父グルグに対し革新的なガイ、家族は次第にガイに惹かれ父グルグは孤立していきます。しかしガイと過ごすうち父グルグも変わっていきます。地割れした対岸に渡るため、力自慢のグルグは一人一人投げ飛ばして助けますが…。

一人崩れ始めた大地に残る父グルグ。安全な対岸で父の安否を見守る家族、この時初めて父の偉大さを知るイープですが…以上があらすじです。映像の鮮やかな美しさ、キャラクターの繊細な表情、登場してくる架空の景色や動物に目を奪われるこの作品。何度見返しても新しい発見ができる作品です。冒険ファンタジーかつ家族の愛を謳った「クルードさんちのはじめての冒険」必見です。

ここからは「クルードさんちのはじめての冒険」の日本語吹き替え版の声優さんのご紹介です。吹き替え版の声優陣は凄いことになっています。父グルグcvてらそままさき、娘イープcv朴璐美、青年ガイcv小野大輔、祖母グランcv野沢雅子、母ウーガcvさとうあい、弟タンクcv佐藤せつじ、妹サンディcv諸星すみれ等です。何人か詳しくご紹介いたします。

「クルードさんちのはじめての冒険」のあらすじの中で冒頭に出てくるクルードさんちの父、グルグ役はベテラン声優てらそままさきさんです。てらそままさきさんは1984年「Wの悲劇」で俳優として映画デビュー、その後声優デビューしています。声優デビュー作は1987年「仮面ライダーブラック」のシャド－ムーン。現在では俳優より声優の活躍が目立ちます。

声優業で活躍しているてらそままさきさんですが、デビュー作の「仮面ライダーブラック」の悪役シャドームーンをはじめとし仮面ライダーシリーズ、ジュウレンジャー等の特撮のcvも数多く出演の他、洋画などの吹替も数え切れないほど出演しています。上の画像は米ドラマ「ER緊急救命室」第6シーズン以降のルカ・コバッチュです。甘くて落ち着いた声に魅せられます。

「クルードさんちのはじめての冒険」のあらすじの中でもご紹介した青年ガイは2018年アニメファンが選ぶ男性声優人気ランキングの6位に入る、小野大輔さんです。小野大輔さんはアニメファン納得の実力派声優です。裏方の仕事をしていてたまたまキャスト不足で引っ張り込まれた声優業界。とのことですが出演作品は「涼宮ハルヒの憂鬱」「ジョジョの奇妙な冒険」「おそ松さん」「デュラララ！！」等

以外なところでは、先日までオンエアされていたNHKの朝ドラ「半分、青い。」のヒロインが生活のために開発する珍商品"鏡よ鏡”という喋る鏡のcvも務めています。低音のドスの聞いた声からクリアな青年の声、はたまた甘い魅惑のヴォイスまでまさに実力派です。

「クルードさんちのはじめての冒険」のキャストの中に、誰もが知っている名前を見つけました。「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎、「ど根性ガエル」のヒロシ、「ドラゴンボール」の孫悟空等々、数え上げたらきりがないほどの出演作品がある、野沢雅子さんです！大御所中の大御所野沢雅子さんと言えば、元気な少年の役のイメージが強いですが、この作品ではクルードさんちのおばあちゃんグランの役です。

この時、御年77歳の野沢雅子さんですから、おばあちゃん役はそのままの声で演技だけに集中できたのではないでしょうか？『まだくたばっちゃいないよ！』と娘婿のグランに言い放つおばあちゃんのグランは少年役の時よりずっと力の抜けたコミカルな役で聞いている側の耳にも自然に入ってくる感があります。野沢雅子さんの楽しいおばあちゃん役もお楽しみいただけること間違いなしです。

日本語版キャストではなく原作版のキャストですが、「クルードさんちのはじめての冒険」の監督、脚本を手掛けたのはカーク・デミッコ氏とクリス・サンダース氏のお二人です。そしてクリス・サンダース氏はなんと、声優でも出演しています。青年ガイのペットで可愛らしいナマケモノのベルト役です。他にも父グランcvにニコラス・ケイジ、娘イープcvにエマ・ストーン等有名どころが揃っています。

「クルードさんちのはじめての冒険」はドリームワークスアニメーションが2013年制作公開した3Dコンピューターアニメーションですがドリームワークスアニメーションといえば、スピールバーグ監督、ディズニーの「アラジン」「美女と野獣」などの最高経営責任者ジェフリー・カッツェンバーグ氏、自らの音楽会社などをブレイクさせたデヴィッド・ゲフィン氏の三人で設立したアメリカの制作会社です。

この三人が1994年ドリームワークスSKGを創立したのちアニメーション部門の独立会社ドリームワークスアニメーションに分社しました。2006年にはパラマウント映画との流通契約を結び「シュレック」「ヒックとドラゴン」「マダガスカル」等人気シリーズを生みだしました。ところが2012年「ガーディアンズ伝説の勇者たち」の興行収益が上がらず大量のリストラをせざるをえなくなります。

ドリームワークスアニメーション制作アニメの日本での劇場公開は2012年「マダガスカル3」までで、それ以降の「ガーディアンズ伝説の勇者たち」「クルードさんちのはじめての冒険」等は日本での劇場公開はされずDVD販売及びレンタルのみです。2010年代になり日本での劇場公開は21世紀フォックスの日本法人が消極的なようです。

「クルードさんちのはじめての冒険」は2012年21世紀フォックスと流通契約を結んだ後、初めての配給作品です。その後2016年米ケーブル大手のコムキャストはドリームワークスアニメーションを約38億ドルで買収した後、ユニバーサルの傘下に入りました。「クルードさんちのはじめての冒険」続編の公開は2017年から2018年に延期になると発表したのち制作中止を決定したと発表されました。

しかし、2017年になり、ファンに嬉しいサプライズがおこりました。「クルードさんちのはじめての冒険」の続編が公開されるとのこと、監督、脚本も前回と同じくカーク・デミッコとクリス・サンダースのコンビです。原作声優陣も続行のようです。

紆余曲折あった、「クルードさんちのはじめての冒険」続編ですが、いよいよ2020年9月18日公開予定です！一作目に次ぐ二作目ははたしてどんな冒険がまっているのでしょうか？洞穴人からビーチでの生活に転身したクルードさんちですのでどんどん世界が広がっていくのは間違いないでしょう。

公開日も発表され、首を長くして待つばかりなのですが、公開の前に今一度、第一作を見直してもいいかもしれません。鮮やかな色彩と想像の世界での植物や動物。自分なりの想像の生き物を妄想しても楽しいかもしれません。クルードさんちのシンプルな生き方に自分を重ね合わせてみてもいいかもしれません。「クルードさんちのはじめての冒険」続編が楽しみに待ちましょう。