おじさまと猫の魅力をネタバレ紹介！笑って泣けると話題の猫漫画の内容は？

最近では単行本や雑誌などの紙媒体以外でもネットで多くの漫画サイトが閲覧できるようになってきています。今回ご紹介する『おじさまと猫』もネットに載せられている作品から有名になった漫画。物語は一人で暮らす紳士”おじさま”こと”パパさん”がペットショップに訪れ、売れ残りのちょっと不細工な猫″ふくまる″に出会うところから始まります。

作者は桜井海さん。元はツイッターに載せていたものが口コミで次第に人気になり、現在はpixivコミックス（ガンガンオンライン）でも閲覧できるようになっています。また単行本も発行されており、ネットでも紙媒体でも読める作品です。

ネットではふくまるの可愛さに加えておじさまのどこまでも紳士な姿がカッコいいと評判となっています。また二人のやりとりが可愛いとの感想も多く、シリアスな話とクスッと笑える可愛い掛け合いにこれからの続きが気になる作品の一つです。

おじさまと猫はツイッターが発祥のネット漫画。作者は桜井海さんです。初めて公開されたのは2017年の6月で今でも2週間に一作品ほどの頻度で更新されています。（2018年10月現在）おじさまと猫以前には『神とよばれた吸血鬼』という漫画作品も出版されており、こちらも吸血鬼の主人公が織りなす心あたたまるファンジー作品となっています。おじさまと猫が気になった人は是非こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか？

おじさまと猫は猫のふくまるとおじさまのアットホームなやり取りを描いた作品。この二人にも教師を務めるおじさまの同僚や親友、またペットショップの店員さんなども登場します。おじさまと猫に登場するキャラクターはどの人物も皆優しく、また少し天然なおじさまの良きツッコミ役として活躍してくれます。おじさまと猫の漫画に花を添える登場人物たちは後程『おじさまと猫の漫画の魅力とは？』でご紹介していきます。

おじさまと猫はペットショップで売れ残った少しブサイクな顔つきのエキゾチックという猫種のふくまるが、ペットショップに訪れたおじさまに一目ぼれをされ家に連れて帰られるところから始まります。始めは「売れ残りのこんなブサイクな自分を選ぶなんてこの人間はバカなのか？」と怪訝に思うふくまる。第一話からおじさまの優しさとふくまるの可愛さが詰め込まれ泣けると話題となっています。

回を増すごとに甘えることを覚えていくふくまると、猫を飼ったことがある人なら笑ってしまうような悩みに頭を悩ますおじさまの微笑ましいやり取りが繰り広げられます。初めて猫砂トイレを使うふくまるの為に、砂を満タンに敷き詰めて床に散らかされてしまう姿などに「あるある」という声も多いようです。それではここからは心あたたまる、そして泣けると評判のおじさまと猫のあらすじをネタバレを交えてご紹介していきます。

ここからはおじさまとふくまるのエピソードをネタバレを交えてご紹介します。漫画は1話ごとに読み切りとなっているので、好きな話数から読んでも楽しめるようになっています。今回はツイッターで公開されている話の中から二人の出会いや面白いと評判の回、シリアスなほんのり泣けるあらすじを7つネタバレ紹介していきます。

自分よりも小さい子猫たちが新しい飼い主たちに引き取られていく姿を、諦めの表情で見送るふくまる。顔がぺしゃんこのエキゾチックという種類の自分はブサイクだから売れ残っているんだとどこか悲観的な姿が伺えます。そこへ突然ふくまるの目の前に「この猫をくださいと」定員さんに話しかける人物が現れます。それがおじさまとふくまるの出会いでした。

ふくまるは始め何かの間違いでは？馬鹿なのかこのおっさん？と動揺します。しかし、おじさまは他の子たちではなく、このふくまるのずんぐりむっくりした出で立ちが気に入ったんだ。可愛くて仕方ない。とふくまるのコンプレックスをそのまま受け入れてくれたのでした。そんなおじさまの温かさに触れ、ふくまるはどこか悟り閉ざしていた心をおじさまに開いていきます。

おじさまに色々な名前で呼ばれるふくまる。まだ「ふくまる」の名前をもらっていない彼はどの名前にも反応します。一生ペットショップのかごの中で暮らすのだろうと思っていたふくまるは自分を選んでくれたおじさまに呼んでもらえるのなら、鼻の下にある大きい模様がハナクソにみえるからそう呼んでくれても良いと始終嬉しそうにしています。

そうしておじさまが大切な愛猫につけた名前は『ふくまる』。お前と出会えたことが幸せだから「”福”まる」だと。また、むかし妻と子供の名前を決める時に悩んで考えつくした結果、いちばん初めに浮かんだ名前にしたことに習いその名前を授けました。自分のことをこんなに考えてくれる人に出会えて、幸せって限りがないんだなと身に染みるふくまるなのでした。

おじさまが風呂から上がるのを浴室のマットで待っていたふくまるはうたた寝をしています。夢の中でふくまるはペットショップに行く前の幼い頃の記憶を思い出していました。母猫のママさんや兄弟たちとの思い出。小さいころ他の兄弟たちに遅れをとってなかなかミルクにありつけなかったふくまるは、ママさんに「あんたは本当にどんくさいわね」と苦笑されながらもミルク待ちをしてママさんに身体を舐めてもらう時間が大好きでした。

ペットショップで他の猫たちが売られていくのを目にし、かごの中で独り悲しくなった時によく思い出していたその幸せだった頃の記憶。おじさまと一緒に居るとそれと同じくらい幸せになれるからきっとおじさまはふくまるのママさんー否、パパさんなんだと考えながら、おじさまの眠るベッドに潜り込みます。そうしておじさまと一緒に居られる幸せを噛みしめながら眠りにつくふくまるでした。

仕事に行くためにふくまるをひとり家に残して出かけるおじさま。その心配そうなおじさまの様子からふくまるは置いて行かれることを感じ取ります。おじさまに出会うまでペットショップに長く取り残されていたふくまるは「待つことに関しては右に出るものはいない！」と張り切りますが、それも束の間寂しさのあまり泣きながら10秒後にはおじさまの姿を追い窓際にかけていきます。

ガラス戸越しにおじさまに向かって叫びますがその声が届くはずもなく。しかしふくまるの事が心配になったのか、おじさまもタイミングよく肩越しに窓を振り返ります。お互いに目が合った二人は嬉しそうにします。おじさまは笑顔でふくまるに行ってきますの手を振り、それを見たふくまるは「ここはペットショップとは違う。ちゃんとおじさまが帰ってきてくれる家だ」と安心した表情でそれを見送ります。

始めてふくまるを家に連れ帰った日。おじさまは早速トイレ用の猫砂を猫トイレに敷き詰めますが、思っていたよりも砂のかさが少ないのが心配になったおじさま。新しく何袋か入れて猫トイレのふちいっぱいいなるまで砂を入れてしまいます。さっそくトイレを使おうと猫の習性で砂を掘り始めるふくまる。満タンに敷き詰められていた砂は部屋のあちこちに飛び散りますが、ふくまるはそんなことはお構いなしと砂をかき出していきます。

そして一生懸命掘ったはずの穴に用を足すのかと思いきや、なぜかはずして事をすませる愛猫の姿に戸惑いを見せるおじさま。そして何かから逃げるようにトイレを飛び出すふくまる。猫はトイレのあと砂をかけて埋めると話に聞いていたおじさまはさらに動揺します。しかも何故かトイレから飛び出してしまったモノには砂をかぶせるしぐさを見せるふくまるにツッコミを入れずにはいらないおじさまなのでした。

洗濯物をたたむおじさまの傍でそれを眺めるふくまる。ふくまるが座っている場所はたたんだ服の上。おじさまはそれを注意し、ふくまるもおじさまの言葉に「分かった」というように返事します。そのお利口な姿を見て「ふくまるは賢いなあ」と嬉しそうに撫でてあげますが、その後もふくまるはそこを退くことはありませんでした。

また別の日にはベッドで寝ていると両足の間に居場所を決め、布団の上から一緒に寝ることにしたふくまる。おじさまはふくまるが寝やすいようにとそのまま足を広げ辛い体勢をジッと我慢します。しかし耐え続けているおじさまがふくまるがもうそこにいない事に気づくのはもうしばらく後の事でした。

猫は猫草を食べると聞いたおじさまは早速買ってきます。しかしふくまるは食べるどころか興味のカケラも示しません。そのまま花も実も付けず無駄買いになってしまい、おじさまはもう二度と猫草を買わないと心に決めますが、その一か月後なぜかまた猫草を買っているおじさまの姿がそこにあるのでした。

以上おじさまと猫の漫画あらすじをネタバレで紹介してきました。ここまでは物語のエピソードでしたが、他にも漫画の魅力を盛り上げてくれる要素が盛りだくさん。次は漫画ストーリー以外の魅力を『おじさまと猫の魅力をネタバレ紹介！登場するキャラが魅力的』『おじさまと猫の魅力をネタバレ紹介！笑って泣ける世界観』『おじさまと猫の魅力をネタバレ紹介！おじさまと猫は読み切りweb漫画』の3つに絞って見ていきます。

ふくまるをとても愛している初老の男性。子どもたちが大きくなり手元から離れ、それ以来妻と暮らしていましたが妻が亡くなりそれ以来一人暮らしをしています。そんななか妻と以前話していた「猫を飼いたい」という夢を叶えるためにペットショップを訪れ、ふくまると出会います。本名は『神田冬樹』学校の教師をしています。

詳しくはまだ描かれていませんが、家にグランドピアノが置いてあることから音楽教師ではないかと考察されています。またその紳士さと物腰の柔らかさから職場の同僚達に陰からアイドル化されています。また子どもの頃からの親友小林とは仲が良く、犬派の彼とのかみ合っているようでかみ合っていないやりとりも見どころとなっています。

ペットショップで売り残っていたエキゾチックという種類の猫。白黒模様のぶち猫で、鼻の下にあるハナクソのような模様とエキゾチック特有の低い鼻のぺしゃんこ顔がチャームポイントです。寂しい時には母猫ママさんを時折思い出すこともありますが、おじさまと出会ったことで寂しさを少しずつ克服しています。

おじさまと一緒にいるとママさんの傍にいた時と同じ温かい気持ちになることから、ママさんならぬ『パパさん』と呼んでいます。臆病だけど好奇心旺盛で、パパさんのことがとっても大好き。猫を飼っている人はおじさまとふくまるのやり取りを見ていると「あるある」とクスッと笑ってしまうと評判です。

おじさまがふくまるを飼おうと声をかけた店員さん。猫を初めて飼うおじさまに一から親切に案内してくれます。動物たちの事を大切に想っており、長く飼い主が現れなかった子たちのその後に思いを寄せる姿も見られます。おじさまがふくまるの事を話しに来た際にもとても喜んでいました。物語を盛り上げる心あたたまる登場人物の一人です。

ふくまるの母猫。他の兄弟にいつも遅れをとるふくまるをどんくさいと言いつつも温かく見守っています。ふくまるが子どもの頃を回想する際に度々登場し、ミルクにありつけない時には舐めて慰めてあげたり、棚の上に登って降りれなくなった時にも迎えに行ってあげたりと子供たちを大切にしている様子が描かれています。

おじさまの子供時代からの友人で犬派。度々おじさまに犬を飼うことを勧めてきます。逆に猫は好きではないと言いつつも野良猫を撫でようとしたりと動物好きな一面が見られます。茶子ちゃんという名前の犬を飼っており、おじさまに負けないくらいの溺愛ぷりを見せています。おじさまとは性格も好みも正反対な人気なキャラクターです。

おじさまの勤務する仕事場の同僚たち。紳士でイケメンなおじさまをアイドルとして見ています。おじさまがふくまるを飼い始めた際に、ふくまるのことが心配で元気がなくなったり写真を見て嬉しそうにしているのを目の当たりにし、彼女ができたのではないかと心配します。その後猫を飼い始めただけと知り安心しますが、ちょいブサのふくまるの写真に衝撃を受けるほのぼのとした雰囲気を生み出してくれるキャラクターたちです。

おじさまと猫の漫画は主におじさまの自宅で繰り広げられるおじさまとふくまるの笑って泣ける心あたたまるやりとりを描いています。自分以外の子猫たちは次々に飼い主が見つかり、次第に取り残されていくふくまる。しかしそんなふくまるの前にもパパさんという素敵な飼い主が現れます。いつもふくまるを愛してくれるパパさんに嫌われたくないふくまるは甘える時も恐る恐る。

しかし優しいパパさんはそんなふくまるの心境を読み取って甘えさせてあげます。猫の本能でパパさんの頭を噛んでしまった時も、亡き妻との大切な指輪をおもちゃにされてしまった時も怒ることはありません。またパパさんことおじさまも天然なところがあり、しだいに猫飼いのドつぼにはまっていく姿が微笑ましいと評判です。特に番外編では猫飼いあるあるがたくさん描かれていて猫好きの人にはウケる作品となっているようです。

おじさまと猫がたくさんの人に読まれる理由の一つとして一話一話が単発の読み切りとなっていることがあります。漫画の新作は主にツイッターで流されているので、1ツイートにつき画像4枚分。1分もあれば読み切れてしまう量です。通勤や通学、ちょっとした空き時間にサクッと目を通せるのが人気の秘訣の一つとなっているようです。

またおじさまと猫は本編と番外編に分かれており、シリアスな泣ける話は本編に多く、猫飼いあるあるは番外編に多いのが特徴的です。シリアスと言っても悲しい話ではなく、まだ甘えたい盛りのふくまるの葛藤を描いたあたたかい話なので、悲しい話が苦手な人でも楽しめる作品となっています。また2週間に一回くらいの頻度で更新されているので次の話がさらに待ち遠しく感じると評判のようです。

ここからはおじさまと猫の主人公ふくまるの魅力がつまったシーンをご紹介。甘えん坊で泣き虫な可愛さを持ちながらも、猫の自由奔放さも見せてくれるふくまる。多くの読者をファンにするふくまるのいろいろな一面をお届けしていきます。

始めはペットショップの他の売れていく猫たちを見て、成猫の自分はもう飼い主なんて現れないと悟っている様子のふくまる。しかしおじさまは可愛い子猫たちがたくさんいる中、自分を選んでくれました。初めは子供へのプレゼントかなにかだと思っていたふくまるは返品される心配をしますが、ハッキリと「自分が欲しい」と言ってくれたおじさまにふくまるは嬉しさで涙が溢れてきます。

その後おじさまの優しさと愛情を一身にうけ、おじさまと一緒のベッドで寝たり、おじさまが出かけると知ると窓際まで駆け寄って行ったりとふくまるもおじさまのことが大好きな様子が描かれています。そんな相思相愛の二人のあたたかい姿が泣けると評判になっています。

ピアノを得意としているおじさまは、専用の部屋を持っています。その部屋にいる時のおじさまはピアノばかりに目を向けてかまってくれません。ピアノを弾いている時どことなく寂しそうな目をしているパパさんを見てふくまるはモヤモヤしていきます。そしておじさまが弾いているところに割り入って鍵盤の上に寝転がるふくまる。それを見たおじさまは可愛らしい姿にピアノを弾く手を止めふくまるは幸せそうな顔を見せます。

ペットショップでは成猫の扱いだったふくまるですが、寂しい時には子供の頃に優しくしてくれたママさんのことを思い出してしまいます。ペットショップでガラス越しに遊んでもらっても、それらは手の届かないものだと悟って無邪気さを失っていったふくまるでしたが、それでも子供の頃の思い出は消えません。優しいパパさんに小さいころのママさんを重ね次第に甘えていくふくまるなのでした。

おじさまに気をつかう一面を見せるふくまるですが、そこはやはり猫。本能が勝ってしまう時もあります。トイレの後の謎の大運動会や、おじさまがふくまるの為に辛い体制で寝ているにもかかわらずふいにどこかに消えてしまったり。またエキゾチックの独特な顔立ちのせいで水を飲むときに顔面がビチャビチャになったりと人間らしい感情をもつ一面からの動物的なギャップも人気となっています。

人気急上昇中のおじさまと猫。そんな人気のふくまるやおじさまのイラストをご紹介していきます。作者の桜井海さんが描かれた優しい色合いのかわいいイラストたち。笑って泣ける素敵な作品おじさまと猫の雰囲気を味わえるイラストをご紹介していきます。

桜井海さんの描くおじさまと猫のイラストはパステル調の優しい色合いが特徴的です。時には泣けるシリアスな話、またある時には思わず笑ってしまう面白い話。そんなおじさまと猫の世界観が現れたふんわりとした色使いと丸いタッチのミニ絵が作品を引き立たせています。

漫画の更新頻度も多いおじさまと猫ですが、作者の桜井海さんの近況報告もツイッターで確認できます。人気のおじさまと猫の最新情報と一緒にイラストも添えてツイートされているので、おじさまと猫ファンには嬉しい限り。毎日のちょっとした癒しに可愛いふくまるたちのイラストを眺めるのもいいかもしれません。

桜井海さんは母の日や猫の日など、イベントの日にはそれに関したイラストをマメにツイートされることが多いようです。普段のかわいいイラストももちろん素敵ですが、ちょっとした記念日などにはおじさまと猫のイベントイラストでご自身のスマホの画面などを飾ってみてはいかがでしょうか？

普段のツイートイラストはミニ絵が多い傾向がありますが、漫画タッチのかっこいいイラストも描かれています。優しく紳士でかっこいいと人気のおじさまのイラストはファンにとっても嬉しいサプライズ。コラボカフェ用の書下ろしイラストも出ていたりと次々と楽しみが増えていくおじさまと猫です。

2017年から連載が始まったおじさまと猫ですが、徐々に人気も集まりこれからも続きが期待され続けている作品です。漫画も重版発行が決定されたり第2巻が発売される予定が決まったりと、これからも息の長い作品になること間違いなしの一作。今後もチェックが欠かせない漫画の一つとなっています。

以上、笑って泣けると人気のツイッター発祥漫画『おじさまと猫』をご紹介してきました。短時間でサクッと読めてあたたかい気持ちになれる作品。まだ読んだことの無い猫好きさん、ほのぼの漫画好きな人は空いた時間があるときにでも是非『おじさまと猫』で検索して読んでみてはいかがでしょうか？