2018年10月04日公開
2018年10月04日更新
映画トロールズのあらすじ・感想は?日本語吹き替えの声優キャストも紹介
2016年に公開された映画「トロールズ」のあらすじを分かりやすく紹介し、視聴者による感想なども考察していきます。また日本語吹き替え版の声優キャストも一覧でまとめていきます。ドリーム・ワークスアニメーションの33作目となった「トロールズ」は実力派のキャスト陣によって完成度の高い作品に仕上がっており、映画に使われた主題歌も話題となったので、併せて紹介していきます。
目次
トロールズの映画あらすじやキャストを知って作品を楽しもう!
映画「トロールズ」が面白いと話題となり、個性豊かなキャラクターたちも豪華キャストによって演じられたことで人気作品となりました。主題歌も「第89回アカデミー賞歌曲賞」に選ばれるなど「トロールズ」の世界観を上手く表現しているものになった事で作品が人気となった理由の1つになりました。今回は「トロールズ」をもっと楽しめるようにあらすじや吹き替えを担当した声優キャストを分かりやすくまとめ紹介していきます。
トロールズとは?
映画「トロールズ」とは、「シュレック」シリーズや「カンフー・パンダ」シリーズなどを手掛けているアニメ制作会社「ドリームワークス・アニメーション」が制作した33番目の映画で、可愛いトロールたちが冒険をしながら困難を乗り越えて成長していくという子供から大人まで楽しめる映画となっています。歌って踊る事が大好きなトロールたちが劇中に歌う主題歌や挿入歌も物語の世界観を上手く表しており、人気となりました。
トロールズの映画登場キャラ
ポピー
ポピーは映画「トロールズ」のヒロインで、トロールの王であるペピーの娘です。「トロールズ」の物語の冒頭では幼い姿で登場し、本編である20年後の世界では立派なお姫様になっています。トロールらしく歌って踊ってハグする事が大好きで、とてもポジティブな性格のために彼女の周りはいつも笑顔で溢れています。しかしポピーが企画したパーティーにベルゲンがやって来てみんなをさらって行った事で冒険の旅に出る事になります。
ブランチ
ブランチはトロールの仲間たちと同じ村に暮らしてはいますが、歌ったり踊ったりハグしたりせず、いつベルゲンが襲ってきてもいいように食料などの備えを怠らないなど、堅実な性格でもあります。トロールたちは幸せな気持ちになる事で自分の綺麗な色を保っていますが、ブランチは笑う事をしないためにもともとの綺麗な色から暗い色になってしまっています。仲間のトロールがさらわれた事でポピーと共に冒険の旅に出る事になります。
グリスル
映画「トロールズ」の物語開始時点ではベルゲンの王子として登場し、トロールフェスが開催される当日、トロールを食べる事を楽しみにしていました。それから20年が経った現在ではベルゲンの国王となっており、昔食べる事の出来なかったトロールを部下が連れてきたことで20年ぶりにトロールフェスを開催する事にします。トロールを食べたいとは思っていますがもともと純粋な性格で最終的にはポピーたちの味方になっていきます。
ブリジット
ベルゲンの女の子で、映画「トロールズ」のキーパーソン的な存在でありグリスル王に恋をしています。シェブにこき使われており20年ぶりに開催されるトロールフェスに招待されなかった事で悲しんでいましたが、ポピーたちが歌って踊りながらメイクをして可愛く変身した事で自信が出来てグリスル王に自分をアピールする事が出来ます。それにより想いが伝わってデートをした事でグリスル王の考えを変えるきっかけになっていきます。
トロールズの日本語吹き替え声優キャストについて
ポピー/清水理沙
出典: http://jalee.jp
映画「トロールズ」のヒロインで、歌って踊ってハグする事が大好きなポジティブ思考のトロールの姫であるポピーの日本語吹き替え声優を務めたのは清水理沙です。神奈川県出身で1988年9月9日生まれの現在30歳で、生後10か月の時に「赤ちゃんモデル」にスカウトされた事が芸能界に入ったきっかけで、その後4歳になると両親の影響もあって「劇団ひまわり」に所属し、舞台や時代劇を中心に子役として活動していくようになります。
出典: http://jalee.jp
1999年にとある事がきっかけでディズニー作品「ライオン・キング」の続編のビデオ作品「ライオン・キング2 シンバズ・プライド」に子供時代のビタニ役の日本語吹き替え声優として出演する事になり、それから声優として活動するようになります。海外映画・ドラマの日本語版の吹き替えを中心に活動しており、代表作に「スパイキッズ」シリーズのカルメン・コルテス役や「テッド2」のサマンサ・レスリー・ジャクソン役があります。
またエミリア・クラークやアリアナ・グランデの日本語吹き替え版の声優を担当している事でも知られており、若い世代の女優の声を演じる事が多くなっています。映画「トロールズ」では主題歌や挿入歌など多くの歌を歌っており、英語版の声優を務めたアナ・ケンドリックは歌手でもあるため、初めて彼女の歌を聴いた時は圧倒されそうになりましたが、「負けないぞー!」という気持ちで日本語で精いっぱい歌ったと語っていました。
ブランチ/KENN
映画「トロールズ」で、トロールの仲間たちを救うために冒険をしているうちに成長していくというブランチの日本語版吹き替え声優を担当したのはKENNです。東京都出身で1982年3月24日生まれの現在36歳で、高校を中退してから通信制の音楽学校「東京自由学院」に入学してアーティストを目指すようになります。入学1年半が過ぎた頃にバンドグループ「The NaB's」の新メンバーオーディションに合格しバンド活動を開始します。
芸名であるKENNは他のアーティストに「KEN」という名前が多かったため、4文字にすると運気が上がると言われた事もあり、現在のKENNになったという事です。2004年からは俳優と声優を同時に開始する事になったために3足のわらじを履くことになりますが2006年に1度バンド活動を休止しています。現在は声優としての活動が多くなってきていますが本人は3つの仕事を3.333パーセント平均してこなしたいと語っていました。
声優としての代表作にアニメ「遊戯王デュエルモンスターズGX」の遊城十代役や、アニメ映画「黒執事 Book of the Atlantic」のロナルド・ノックス役、ゲーム「逆転裁判5」の王泥喜法介役があり主人公を多く演じています。私生活では料理を趣味としていて、特に洋食を作る事が得意で数々の調味料を駆使してビーフハンバーグシチューなどの料理を友人に振る舞っているそうです。またサンドイッチ早作りを特技の1つに挙げています。
ブリジット/まつだ志緒理
映画「トロールズ」で、グリスル王子の事が好きな映画のキーパーソンであるブリジットの日本語吹き替え声優を担当したのはまつだ志緒理です。北海道出身で1984年5月20日生まれの現在34歳で、2000年代から声優として活動を開始しました。主に海外映画・ドラマの吹き替えを中心に活動しており、代表作にSFコメディ映画の「エイリアン バスターズ」のカーラ役やアメリカ映画「HICK ルリ13歳の旅」のタミー役などがあります。
声優仲間たちには男よりも男っぽい性格と言われることが多く、部屋に女性らしい小物などを一切置かないため、友人が家に遊びに来ると引っ越ししたばかりの部屋だと勘違いされた事があるという事ですが、本人は掃除が楽だからという理由で余計な物を置かないのだと語っていました。しかし決して可愛いものが嫌いなわけではなく、料理をした際にはオムライスにケチャップで可愛らしくハートなどの文字を書くことが好きなようです。
グリスル王子/西谷修一
映画「トロールズ」で、トロールフェスでトロールを食べる事をとても楽しみにしているというベルゲンのグリスル王子の日本語吹き替えを担当した声優は西谷修一です。静岡県出身で1985年12月25日生まれの現在32歳で、声優養成所である「ドワンゴクリエイティブスクール」の5期生として演技を学んだあと、2013年にプレイステーション3用ゲーム「圧倒的遊戯 ムゲンソウルズZ」に出演した事で声優としてデビューを果たしました。
現在では洋画の吹き替えを中心に活動しており、代表作に2012年公開の映画「アメイジング・スパイダーマン」のロドリゴ・ゲバラ役や、ドラマ「アローバース」のカーター・ホール役などがあります。また近年ではテレビアニメ「ちびまる子ちゃん」のスペシャルに出演し、「サザンオールスターズ」のボーカル兼リーダーである桑田圭介の高校生時代という設定のキャラクターが登場した時に声優を担当した事で話題になりました。
桑田圭介少年の声は桑田本人が演じるのだと勘違いしていたファンも多いため、いざ放送が始まると混乱する視聴者も多かったという事ですが、桑田の声に似せていた西谷の演技の完成度が高かったため視聴者や桑田のファンから絶賛する声が多数届き、番組自体は高評価だったという事です。西谷は「ちびまる子ちゃん」に出演出来た事と、桑田圭介の声を担当出来た事を一生の宝にしたいと語っていました。
クリーク/古川慎
映画「トロールズ」で、知能も高く仲間思いのためトロールたちから厚い信頼を寄せられているというクリークの日本語吹き替えを担当した声優は古川慎です。熊本県出身で1989年9月29日生まれの現在29歳で、先輩声優である緑川光の声に憧れた事で声優へ興味を持ち、高校在学時に緑川が講師を務める声優の専門学校に通い始め、2011年にアニメ「武装中学」の吉野サトシ役に抜擢された事で声優としてデビューを果たしました。
現在ではテレビアニメやゲームの声優としての活動をメインとしており、代表作にアニメ「ゴールデンタイム」の多田万里役や、アニメ「精霊使いの剣舞」のカゼハヤ・カミト役があり、主人公を多く担当している実力派となっています。2016年からは声優仲間であり仲も良い小林祐介と共にラジオ番組「なんでもヒーロー! ゆっけとまーぼー」の放送を開始し、メインパーソナリティを務めながら2018年現在も放送しています。
ファンからは爽やかな好青年という印象が強い古川慎の趣味は雑貨屋巡りで、休日に街を歩いていて時間があったら必ず立ち寄って可愛い物や役に立ちそうな物を探すことが好きだという事です。最近気になっているものは「小便小僧のビールサーバー」で、家で声優仲間や友達を集めてパーティーを開く事がよくあるため、それで友人にビールを注いであげたら面白いと思った事が理由だという事で、面白い事が大好きだと語っていました。
またアニメは中学時代にスカパーの専門チャンネルを見続けた事で好きになり、休日には引きこもって観る事も多いですが、太る事が嫌なため最近ではランニングを欠かさずにしており、友達と遊ぶときもボウリングやカラオケなど、カロリーを消費できそうな遊びを選ぶようにしているという事です。ランニングの時は必ず音楽を聴いていて、好きなアーティストである「Mr.Children」や「ゴスペラーズ」をよく聴いているという事です。
DJスキ/藤田昌代
映画「トロールズ」で、コオロギやカブトムシなどの昆虫を駆使してノリの良い音楽を作り出すというDJスキの日本語吹き替えを担当した声優は藤田昌代です。新潟県出身の11月20日生まれで、年齢は非公開となっています。2008年にテレビアニメ「ヒャッコ」の杏藤子々役で声優としてデビューを果たしました。声優としてデビューする以前にも芸能活動をしており、2005年に映画「頭文字D」にエキストラ出演をした経験があります。
代表作にテレビアニメ「こんにちは アン Before Green Gables」のミルドレッド役やゲーム作品「セヴンデイズ あなたとすごす七日間」の小鳥遊マリ役などがあり元気な女の子を演じる事が多いです。声優業のかたわら副業としてライターとしても活動しています。また私生活では2016年の7月7日に一般男性と結婚した事を自身のツイッターで発表し2018年の2月には第1子が誕生しました。育休を経て現在は声優業を再開しています。
クラウド・ガイ/濱野大輝
映画「トロールズ」で、おしゃべりやちょっとしたジョークが大好きというクラウド・ガイの日本語吹き替えを担当した声優は濱野大輝です。東京都出身で1989年3月30日生まれの現在29歳で、海外映画やドラマが好きだったために吹き替えに興味を持った事で、大学時代から声優を志すようになり、2013年にプレイステーション・ポータブルのゲーム作品「SNOW BOUND LAND」に出演した事で声優としてデビューを果たしました。
既婚者で子供もいるためパパさん声優として活動しており、代表作にアニメ「遊戯王VRAINS」の鬼塚豪役や、映画「X-MEN: アポカリプス」のエンジェル役などがあります。またゲーム作品「アイドルマスター SideM」の人気キャラクター円城寺道流役としても知られておりキャラクターソングも歌っているため女性ファンがとても多いとされており、2016年に役を担当してから現在まで毎年多くのライブ活動をおこなっています。
趣味はフットサルなどのスポーツ観戦だという事で、自信も高校時代にラグビー部に所属していてウイングとハーフバックを担当していたそうです。尊敬する人物はアーティストでありギタリストのエリック・クラプトンだと語っており、周りの人物を尊敬しながら、常に愛される作品を生み出そうとしているスタイルに憧れるという事で、自分もそういうスタンスで仕事に臨めるようになる事が今後の目標だと語っていました。
ペピー/楠見尚己
映画「トロールズ」で、ヒロインであるポピーの父親であるペピーの日本語吹き替えを担当した声優は楠見尚己です。福岡県出身で1954年6月17日生まれの現在64歳で、1985年にテレビドラマ「太陽にほえろ!」に出演した事で俳優としてデビューし、大河ドラマを中心に活躍しました。その後1990年代からは声優としても活動をはじめ、洋画を中心に多くの作品に出演しました。またジョン・グッドマンの担当声優としても有名です。
現在は声優としての活動がメインとなっており、アニメやゲームにも多く出演しています。演じるキャラクターは声優デビュー当時から中年以上のキャラクターを演じる事を得意としています。代表作にアニメ「グラップラー刃牙」の徳川光成役やアニメ「ONE PIECE」のジェリー役などがあり近年ではゲーム作品「龍が如く」シリーズの重要キャラクター嶋野太役が有名です。また同じ事務所に所属している声優の楠見藍子は実娘です。
シェフ/小宮和枝
映画「トロールズ」で、ベルゲンたちのためにトロールフェスでトロールを捕まえて料理しようとしたシェフの日本語吹き替えを担当した声優は小宮和枝です。1952年7月12日生まれの現在66歳で、1960年代から声優としての活動をはじめ、現在までで非常に多くの洋画の吹き替えを務め、アニメ作品にも出演しています。代表作にアニメ「うる星やつら」のラン役や、アニメ「ハーイあっこです」の主人公・あっこ役などがあります。
声優として元気な少年役からおしとやかな女の子、中年層の女性まで幅広い演技をする事ができ、洋画ではウーピー・ゴールドバーグの日本語吹き替え担当声優となっています。私生活では三味線とマラソンを趣味としていて、三味線は三味線師としての名前を貰っているほどの腕前で、マラソンはフルマラソンを完走した事があるという事です。
初代グリスル王/岩崎ひろし
映画「トロールズ」で、グリスル王子の父親である初代グリスル王の日本語吹き替えを担当した声優は岩崎ひろしです。埼玉県出身で1953年5月29日生まれの現在65歳で、1981年から声優としてのキャリアをスタートさせ、洋画の吹き替えを多くおこなっています。中年男性や情けない男、明るいコメディアンなどの役を得意としており、現在では映画「スターウォーズ」シリーズのC-3PO役を野沢那智から引き継いでいます。
またドラマ「ドクターX」に登場する社長秘書ロボット「ソンタくん」の声優も務めており、ロボットの声を演じる機会が多く、他のロボット役にはドラマ「宇宙船レッド・ドワーフ号」のクライテン役などがあります。また俳優としてテレビドラマや映画への出演も多く、2002年放送のNHK連続テレビ小説「さくら」の矢富信吉役や、2003年放送の大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の藤六役などを務め、積極的に活動する姿勢でいます。
ビギー/かぬか光明
映画「トロールズ」で、トロール村に住むビギーの日本語吹き替えを担当した声優はかぬか光明です。東京都出身で1980年2月5日生まれの現在38歳で、2002年に海外ドラマ「マウンテン・ウォーズ/ホライズン高校物語」のジェフ役を担当した事で声優としてデビューを果たしました。特徴的な声のため動物など人間ではないキャラクターを演じる事が多く、近年ではディズニーアニメ「くまのプーさん」の4代目プーさん役が有名です。
またアニメ「スポンジボブ」のパトリック・スター役を先輩声優である谷育子から引き継ぎ、本人は大先輩から大役を引き継がせてもらって光栄だと語っていました。日本のアニメなどにも出演しますが、主に洋画の吹き替えを担当する事が多く、代表作に2016年公開映画「アンフレンデッド」のケン役や、2018年公開の映画「オーシャンズ8」のジョン・フレイジャー役などがあります。
トロールズの映画あらすじ
トロールは歌って踊るのが大好き!
その昔、ハッピーフォレストに歌って踊ってハグをする事が大好きなトロールという世界一ハッピーな種族が住んでいました。しかしある日、歌いも踊りもハグもしない世界で一番みじめな種族ベルゲンに見つかってしまい、トロールは全員捕まってしまいます。ベルゲンはトロールを食べる事で幸せになれると信じていたため、年に1度のお祭りであるトロールフェスを開き、みんなでトロールを食べて幸せになろうとしていました。
ベルゲンの料理人であるシェフは、グリスル王子に特別にトロールの明るいお姫様であるポピーを差出しますが、グリスルが食べたものは人形であり、トロールたちはペピー王の指示のもと全員ベルゲンの街から抜け出しました。無事逃げ出す事に成功したトロールたちは新しい場所で新しい村を作り、そこで楽しく暮らす事にしました。シェフはこの失敗のせいでベルゲンの街を追放され、トロールに深い恨みを持つようになります。
それから20年が経ち、成長したポピーはトロールの仲間たちと楽しく暮らしていました。ポピーはある日盛大なパーティーを開こうと提案しますが、いつも後ろ向きなブランチだけはベルゲンに見つかってしまう事を危惧して反対します。それでもトロールたちはハッピーなパーティーを楽しみますが、そこに盛大な音を聞きつけたシェフがやって来てトロールたちを次々と捕まえて連れ去っていってしまいました。
みんなを助け出す冒険の旅に出発!
多くの仲間が捕まってしまったためにポピーは助けに行く事を決めてブランチに一緒に行ってくれるように頼みますが、彼は10年間蓄え続けた食料があり、さらに完全防備の隠れ家があったので、そこでしばらくやり過ごすと言います。ポピーはちょうどいいという事でブランチの家に残ったトロールたちに隠れているように言い、結局一人でシェフの足跡をたどりながらトロール救出の冒険へと向かう事になります。
一緒に進む事になったポピーとブランチ
雨風にも灼熱にも負けずにポジティブなポピーは前へ進みますが、途中でクモに捕まって食べられそうになってしまいます。するとそこにブランチが助けに現れ、クモを追い払ってくれました。そして共に先に進むことになった2人でしたがブランチの性格の暗さは相変わらずです。そこでポピーは明るく歌を歌ってあげますがブランチは歌が嫌いなため、ポピーのギターを放り投げて燃やしてしまいます。
そこにハイタッチをすることが大好きなクラウド・ガイが現れて、ブランチの事をからかってきます。怒ったブランチはクラウド・ガイを追いかけ、ポピーもその後を追いかけていると、気が付いたらベルゲンの街のトロールツリーまで辿り着いていました。一方ベルゲンの街ではシェフが捕まえたトロールたちを、20年の時が経って王様になっていたグリスルに見せ、大喜びしたグリスルは明日トロールフェスを開催する事を決定します。
ベルゲンのブリジット登場!
ポピーとブランチは機会をうかがって、トロールが捕えられている雑用係のブリジットの部屋に侵入する事に成功します。ブリジットはグリスル王に恋心を抱いていますが、シェフにこき使われてトロールフェスに招待されていない事から泣き出してしまいます。その後泣き疲れて寝てしまったブリジットですが、トロールたちが騒いでいたため目を覚まし、ポピーはブリジットにグリスルに想いを伝えるべきと助言します。
出典: https://eiga.com
トロールたちはブリジットのメイクをしてあげる事にし、みんなで歌いながら作業をしますが、ブランチだけは手伝いはしますが歌おうとしません。実はブランチは過去に自分が歌っていた事でベルゲンに見つかってしまい、身代わりにおばあちゃんが食べられてしまったという出来事があり、それ以来歌う事を拒んでいたのです。その後可愛くなったブリジットはグリスル王を誘い、グリスル王も彼女を気に入ったため惹かれ合っていきます。
再度捕まってしまうトロールたち
グリスル王はブリジットをトロールフェスに招待する事を決め、その前に2人でローラースケートをしに行きますが、そこにシェフが現れて恐くなってしまったブリジットは片方のローラースケートを置いて逃げ出してしまい、グリスル王はそのローラースケートを手に取りました。ポピーはまだ助け出していない仲間であるクリークを助け出すためにグリスル王の部屋にいきますがそこにいたのはシェフで、ポピーたちは捕まってしまいます。
ブランチの天使の歌声
実はクリークは自分の命が惜しくなったためにトロールたちをベルゲンに売ってしまっていたのです。それによりトロールたちは全員捕まってしまい、鍋に入れられてしまいます。ポピーはみんなを守れなかった事で落ち込んでしまい、次第に身体の色が暗くなっていってしまいます。それにつられてトロールみんなの身体も暗くなってしまいますが、そこでブランチが天使の歌声で歌い始めたおかげでみんなの体に光が戻ります。
ブランチの身体もみんなと一緒にかつてのような明るい色に戻る事が出来ました。ブランチは長年忘れかけていたハッピーな気持ちを思い出せたことでみんなにお礼を言い、仲間達はハグをし合います。ブランチは幸せというのは心にあるものだという事と仲間の大切さというものに気付き、今までの自分と決別して幸せになるためにポピーのようにポジティブに前を向いて歩くことを決意します。
その後ブリジットが現れて鍋のフタを開けてくれ、みんながひどい目に遭うのはとても見ていられないからという事でトロールたちに逃げるように言います。ポピーはこのままではブリジットが危険な目に遭ってしまうと思い、一緒に逃げようと伝えますが、ブリジットは幸せな気持ちというものを教えてくれたトロールたちにお礼を言い、一緒に逃げるとすぐに見つかってしまうという事からベルリンの街に残る事を選びます。
そしてブリジットは空の鍋を持ってトロールフェスに向かいますが、トロールたちが全員いなくなっていたため、シェフはブリジットに責任を追及しようとします。するとそこに逃げたはずのトロールたちが現れて自分たちがブリジットの髪になってあげると、そこでグリスル王はブリジットがあの時の女性だという事に気付き、恋をするという気持ちが大切なのだということに気がつきました。
ポピー女王誕生!
そしてトロールとベルゲンは一緒に歌って踊りだし、薄暗かったベルゲンの街は明るい街へと変わっていき、トロールツリーもカラフルな色へと変化しました。トロールを裏切ってしまったクリークと、自分の昇進のことしか考えずにトロールたちに迷惑をかけたシェフは街から追い出されました。そして今回の事でポピーは新しい女王に任命されることになり、トロールとベルゲンたちみんなから祝福されました。
トロールズで流れる歌を紹介
Can't Stop the Feeling!
映画「トロールズ」の音楽プロデューサーを務めたシンガーソングライターであるジャスティン・ティンバーレイクが、本作のために特別に書き下ろした楽曲です。アメリカBillboardチャートで初登場1位を記録するという大ヒット曲になり、「アカデミー賞」の歌曲賞を受賞するという2016年を代表する曲となりました。
Get Back Up Again
映画「トロールズ」のポピーの声優を務めた女優のアナ・ケンドリックが歌い、歌唱力が高く評価された事で話題になった曲で、元気の出る歌詞と曲となっています。日本語吹き替え版ではキャラクターのセリフの翻訳を務めた川嶋加奈子が曲の翻訳も担当し、歌は日本語吹き替え版のポピーを担当した清水理沙が歌っています。ポピーが仲間を助けるために困難に立ち向かいながら歌っている曲でチャーミングに歌いこなしていました。
トロールズは内容も歌も素晴らしい映画だった!
映画「トロールズ」の日本語吹き替え版声優にスポットを当てて紹介し、ネタバレを含んだあらすじもまとめてきましたが、豪華な実力派声優たちによって素晴らしい作品に仕上がっていると評価されている作品です。
歌が大好きなトロールたちは常に歌っている事が多いため、多くの劇中歌も使われていましたが、どの曲も作品を美しく彩り、盛り上げてくれています。声優キャスト陣や劇中歌によって映画「トロールズ」は良作として話題になりました。