2018年10月01日公開
2018年10月02日更新
ツバサ・クロニクルのアニメ最終回の内容は?原作漫画からその後をネタバレ紹介
2005年から放送されて大人気となったアニメのツバサ・クロニクル。原作漫画は、カードキャプターさくらなど数々の人気作品で有名なCLAMPの作品です。この記事では、そんなツバサ・クロニクルのアニメ最終回の内容についてネタバレ紹介していきます!さらに、ツバサ・クロニクルの原作漫画からアニメ最終回のその後の内容についてもネタバレ紹介していきます!アニメだけで終わってしまっている人は特に原作漫画で描かれるその後は必見です!
目次
ツバサ・クロニクルのアニメ最終回の内容に迫る!
2005年から放送されて大人気となったアニメのツバサ・クロニクル。原作漫画は、カードキャプターさくらなど数々の人気作品で有名なCLAMPの作品です。この記事では、そんなツバサ・クロニクルのアニメ最終回の内容についてネタバレ紹介していきます!さらに、ツバサ・クロニクルの原作漫画からアニメ最終回のその後の内容についてもネタバレ紹介していきます!
ツバサ・クロニクルのアニメあらすじについて
ここからは、ツバサ・クロニクルのアニメのあらすじについて簡単に紹介していきます。物語は、玖楼国と呼ばれる国の姫・サクラとその幼馴染の小狼の悲劇から始まります。姫と考古学者の卵である二人は身分の違いがありながらも、お互いに惹かれ合っていました。しかし、そんなある日突如として飛王が現れ、サクラの記憶が羽根となって異世界の各地へと飛ばされてしまいます。
瀕死となったサクラを助けるには、異世界からサクラの記憶の羽根を集めて彼女の躰に戻すしかありませんでした。そこで、小狼は異世界へ何度も移動する力を持つ次元の魔女の元へと助けを求めます。しかし、次元の魔女の元には他にも同じように異世界を渡る力を求める者がいました。その人物とは、日本国から来た忍者の黒鋼と、セレス国から来た魔術師のファイという二人でした。
三人はそれぞれ次元の魔女に対価(小狼はサクラとの関係性、黒鋼は銀竜という刀、ファイは自身の魔力を抑えるための入墨)を支払い、さらにモコナという異世界を渡れる生き物を加えて、それぞれの目的で異世界を渡る旅に出ることになりました。そして、始まるツバサ・クロニクルの物語。
このツバサ・クロニクルでは様々な国や異世界を渡り歩き、それぞれの登場人物の抱える問題や過去と向き合いながら、サクラの記憶の羽根を巡って様々な事件に巻き込まれていくというストーリーです。また、物語が進むにつれて衝撃の真相が明かされていきます。
ツバサ・クロニクルの登場人物について
小狼(シャオラン)
最初に紹介するツバサ・クロニクルの登場人物は、本作の主人公である小狼です。アニメでは、入野自由さんが声を担当しています。小狼はサクラの失った記憶を取り戻すため、世界中に散ってしまったサクラの記憶の羽根を探す旅に出ることになります。基本的には真面目で仲間思いな性格です。その他小狼の詳細については、本記事の終盤で紹介します。
サクラ
次に紹介するツバサ・クロニクルの登場人物は、本作のメインヒロインであるサクラです。アニメでは、牧野由依さんが声を担当しています。玖楼国の姫で王位第一継承者である彼女は、幼少期から大事に育てられました。しかし、飛王の企みによって記憶が羽根となって様々な異世界に飛ばされてしまいます。本来の彼女は天真爛漫心優しい性格です。サクラのその他詳細については本記事の終盤で紹介します。
黒鋼(くろがね)
次に紹介するツバサ・クロニクルの登場人物は、黒鋼です。アニメでは、稲田徹さんが声を担当しています。黒鋼は戦国時代の日本のような国「日本国」で最強と呼ばれる忍者です。知世姫を唯一の主君として認めており、忠誠を誓っています。しかし、そんな知世姫に「人を殺す度に弱くなる呪い」をかけられており、修行として次元の魔女のところに飛ばされ、小狼たちと旅をすることになりました。
このように知世姫に無理やり異世界に飛ばされたということもあり、黒鋼の旅の目的は「自分のいた世界に戻ること」です。また、黒鋼の性格はかなりの負けず嫌いで言葉使いが荒く感情表現が苦手なこともあり、周囲から怖がられることもありますが、仲間を気遣って痛みを我慢しているような一面もあります。旅の一行中ではお父さん的ボジションで、よくファイやモコナから弄られています。
ファイ・D・フローライト
次に紹介するツバサ・クロニクルの登場人物はファイ・D・フローライトです。アニメでは浪川大輔が声を担当しています。ファイはセレス国の魔術師で、旅の目的は「アシュラ王に追いつかれないよう様々な異世界を渡ること」でした。実は、ファイの正体はヴァレリア国の皇子ユゥイで、ファイという名前は、彼の双子の弟の名だったのです。
そんなファイの性格は優しくて気配り上手で、いつもヘラヘラ笑いながらなんでもそつなくこなせる人物です。また、実は彼はかなりの長寿で見た目は黒鋼と同じくらいに見えますが、実際は彼よりも何倍も長く生きています。強大な魔力を持っており、基本的に入れ墨がないと魔法を使わないと本人は決めているようです。
ツバサ・クロニクルのアニメ最終回とは?
ここでは、ツバサ・クロニクルのアニメ第2シーズンの最終回「明日へのツバサ」についてネタバレ紹介していきます!ツバサ・クロニクルのアニメは、原作漫画の14巻後半までの内容です。そして、アニメ最終回はアニメだけのオリジナルストーリーとなっています。
アニメ最終回では、サクラへの思いが暴走して歯止めがきかなくなったカオスが民を傷つけ国を破壊していきます。自分を囮にしてサクラの救出を黒鋼とファイに託し、小狼はカオスに戦いを挑みます。一方、異世界の飛王はその戦いに介入しようとします。飛王の目的はサクラたちに旅を続けさせて、自分の願いを叶えることでした。そのためにファイと黒鋼がサクラの旅に同行するように仕向け、「小狼」を用意したのです。
一方、サクラは心の中でカオスと対峙していました。カオスにとってもこの戦いは本意ではなく、自分の本当の姿を明かしてこの戦いを終わらせてほしいと頼みます。サクラはカオスの正体を知り、彼の願いを叶えることにします。サクラは自力で光の檻から脱出し、小狼と合流します。そして、サクラは小狼に自分の意志を伝えます。サクラの意志を聞いた小狼は「姫、俺を信じてください」カオスを止めるため小狼は立ち向かいます。
苦戦する小狼に、桃也と雪兎が修理した愛刀・緋炎が届けられます。小狼はその刀と黒鋼の蒼氷がひとつになった巨大な刀でもう一度カオスに立ち向かいます。小狼に斬られ、正気を取り戻したカオス。そして、サクラはそんなカオスをそっと抱きしめます。なんとカオスの正体はサクラの記憶の羽根がたくさん集まって意志を持った存在、つまりサクラ自身だったのです。
カオスは「いつか全ての羽根が揃う時を待つ」と言い残し、無数の羽根になって様々な世界に散っていきました。しかも、モコナによるとカオスの無数の羽根でさえほんの一部にすぎないということ。そして、そのうちの一枚の羽根がサクラの元に舞い降ります。
その羽根によってサクラが取り戻した記憶は、在りし日の「旅に出たい」と言っていた記憶。旅に出ることを止める桃也に「一人じゃないならいいでしょう」とサクラは言います。「私と一緒に旅に出ようよ」サクラがそう言った相手とはー。そして、サクラたちはまた別の世界に旅立ちます。これからも、サクラたちの旅は終わることなく続きます。以上がツバサ・クロニクルのアニメ最終回です。
ツバサ・クロニクルの原作漫画からその後をネタバレ紹介!
さて、ここからはツバサ・クロニクルのアニメ最終回のその後を原作漫画からネタバレ紹介していきます!ツバサ・クロニクルのアニメ最終回は、原作漫画14巻の後半くらいまでの内容になっています。そこで、原作漫画15巻から28巻(最終巻)の間で明かされた伏線や結末についてネタバレ紹介していきます。
二人の小狼の謎
まず、二人の小狼の謎についてネタバレ紹介していきます。ツバサ・クロニクルのアニメ最終回でも少し登場していましたが、旅をしている小狼の他にもうひとり眠りについていた小狼がいます。原作漫画では、この眠りについていた小狼が覚醒します。
この二人には、ある因果関係があります。実は、ツバサ・クロニクル1話から旅をしていた小狼は「写身」と呼ばれる「ニセモノ」の存在だったのです。そして、飛王に捕まって眠り続けていた小狼が「本物」だったのです。(この覚醒した小狼を以降は小狼(本体)と明記し、元々旅をしていた小狼を小狼(写身)と明記します)
7年前ー。父と母の助言で「次元の魔女の店」にやって来た小狼(本体)は、異世界の玖楼国の遺跡に飛ばされることになりその世界のサクラ姫と出会います。しかし、その一週間後に突如として飛王が現れ7歳の誕生日を迎えたサクラに死の刻印を刻みます。その現場を目の前しながらサクラを助けることができなかった小狼は悔み、その後なんとかして刻印を消す方法を模索しますが解決策は見つからず7年の月日が流れます。
サクラの14歳の誕生日。死の刻印はついにサクラの全身に及びサクラを飲み込もうとします。しかし、その直前に小狼(本体)は飛王に「もう一度7年前に戻りたい」と願ってしまうのです。小狼(本体)の願いは叶えられますが、その対価として小狼(本体)は時分の「時間」と「自由」を奪われてしまいます。こうして囚われの身となった小狼(本体)を元に飛王は写身を作り出します。
この時に作られた小狼(本体)の写身がのちの旅をする小狼になるわけですが、この時点ではまだ小狼(写身)には心がありませんでした。その小狼(写身)が暴走しないように自らの心の半分を左目に込めたのが小狼(本体)だったのです。その後、飛王によって時間が遡った玖楼国の遺跡に飛ばされた小狼(写身)は計画通りにサクラと出会い、そしてツバサ・クロニクルの第1話へと話が繋がるのです。
小狼(写身)のその後と最期とは?
ツバサ・クロニクルのアニメ最終回の直後、原作漫画では東京編が始まりました。その東京編では、小狼(写身)の左目の刻印が解けてしまい、小狼(本体)に分け与えられていた半分の心を失ってしまいます。元々小狼(写身)は「サクラの記憶の羽根を集めるため」だけを目的に作られた存在だったため、心を失ったことで完全に飛王の操り人形となります。
東京編では、小狼(写身)はファイの魔力の動力源である左目を奪い、サクラの記憶の羽根を探すために一人で異世界へと消えてしまいます。その代わりのように、今度は覚醒した小狼(本体)が現れ、旅に同行することになります。そして、挙げ句の果てに日本国にて小狼(写身)は、小狼(本体)を庇おうとしたサクラを誤って刺してしまいます。
ツバサ・クロニクルの終盤の方では小狼(写身)は人の心を取り戻しますが、飛王によって砕け散って消えてしまうという悲しい最期を迎えます。しかし、どういうわけかツバサ・クロニクルの続編であるニライカナイ編では登場しています。
サクラの正体とは?
実は、小狼だけではなくサクラもまた「写身」だったのです。小狼(写身)に日本国で刺されたサクラは写身で、桜の花びらになって散っていきます。サクラ(写身)は小狼(本体)が時間を巻き戻したことで閉じ込められてしまった世界軸の中で、同じように飛王に作られた小狼(写身)と出会い結ばれます。そうして、サクラ(写身)と小狼(写身)の間に生まれた子供が小狼(本体)だったのです。
そして、小狼(本体)の7歳の誕生日の直前にサクラ(写身)はある予知夢を見ます。その予知夢はアニメ1話でも登場していたあのシーン。小狼とサクラが飛王に囚われて二度と逢えなくなってしまうという光景でした。予知夢に見た最悪の事態を避けるために、小狼(写身)とサクラ(写身)は小狼(本体)を次元の魔女の元へと向かわせたのです。こうして、物語は小狼(本体)とサクラ(本体)が出会った運命の時へと繋がります。
飛王の目的とは?
小狼やサクラの写身を作り出し、旅をするように仕向けた飛王。彼の目的は一体何だったのでしょうか?飛王の願いは、「死者を蘇らせること」でした。飛王はそうまでして蘇らせたかった人物、それは次元の魔女です。飛王は自分の望みを叶えるために、サクラの記憶の羽根を様々な次元の世界に飛ばしそれぞれの世界の記憶を羽根に刻み、それをサクラの躰に戻すことで「様々な次元の世界の記憶が刻まれた器」を得ようとしていました。
飛王の正体については、ツバサ・クロニクルの作中でははっきりと描かれていません。「彼自身も誰かの想いが作り出した幻想かもしれない」というキャラクターの言葉などから、飛王はクロウ・リードの想いが作り出した存在ではないかといわれています。
ツバサ・クロニクルのニライカナイ編も要チェック!
ツバサ・クロニクルは一旦最終回を迎えましたが、実は原作漫画には続編があります!それは、ツバサ・クロニクル ニライカナイ編です。飛王との決着がついた後、小狼(本体)は「一つの世界に留まることをせず、様々な異世界を旅し続けること」を選択しました。その旅に黒鋼とファイ、そしてモコナも同行します。サクラは玖楼国で小狼たちの帰りを信じて待つことになりました。
小狼たちはニライカナイという世界を訪れ、そこである問題に巻き込まれます。そして、このニライカナイ編では、「XXXHOLiC」の主人公である四月一日君尋やGATE7のキャラクターも登場します。ツバサ・クロニクルの小狼たちの旅が再び見れることや、CLAMP作品の本来交わることのないキャラクターとの絡みも見どころとなっています。
ツバサ・クロニクルのアニメ最終回まとめ!
この記事では、ツバサ・クロニクルのアニメ最終回の内容についてまとめてきました。ツバサ・クロニクルはアニメだけで原作漫画は知らなかったという人も多かったのではないでしょうか?ツバサ・クロニクルの原作漫画からアニメ最終回のその後の内容についても知ることができたのではないでしょうか?
しかし、ツバサ・クロニクルは非常に奥が深い作品でこの記事だけでは紹介しきれなかった部分もあります。そこで、この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたのなら、ぜひツバサ・クロニクルのアニメや原作漫画をご自身の目で楽しんでみてください。