メアリと魔女の花の評価は面白くない?つまらない?賛否両論の理由を考察

メアリと魔女の花とは、スタジオポノックが製作したアニメーション映画です。2017年の8月に公開され、スタジオポノックは初の製作作品となっています。元々スタジオジブリで映画製作に携わっていた人たちがジブリを退社しスタジオポノックを設立。メアリと魔女の花はスタジオポノックの初の長編作品となっていますが評価や感想はどうなっているのでしょうか?面白くない、退屈やつまらないという評価が多く見受けられますが本当なのでしょうか?その理由などもまとめていきます。

メアリと魔女の花の評価は面白くない?つまらない?賛否両論の理由を考察のイメージ

目次

  1. メアリと魔女の花の評価が気になる!
  2. メアリと魔女の花とは?監督はだれ?
  3. メアリと魔女の花の声優を紹介!
  4. メアリと魔女の花の評価はつまらない?面白くない?その理由を考察!
  5. メアリと魔女の花は面白いという感想や評価を紹介!
  6. メアリと魔女の花の評価についてまとめ!

メアリと魔女の花の評価が気になる!

「魔女、ふたたび」のテーマで魔女が大活躍する物語となっているメアリと魔女の花。原作はイギリスのメアリー・スチュアートが描いています。「The Little Broomstick」という題名で出され、日本語訳が1975年「小さな魔法のほうき」として出版されました。作画の綺麗さと、ジブリから独立したスタッフが贈るメアリと魔女の花ですが、映画を見た方々の評価の方はどう付いているのでしょうか?感想なども簡単にまとめていきます。

メアリと魔女の花とは?監督はだれ?

ここからはメアリと魔女の花のあらすじをネタバレ解説。物語の始まりは一人の赤毛魔女が魔女の国にある花の種「夜間飛行」を持ち出してしまいますが途中で力尽き、その魔女が使っていた箒と夜間飛行を落としてしまいます。そこから、時が経ち11歳になった少女メアリ・スミス。メアリは大叔母シャーロットが住んでいる赤い館に引っ越してきます。メアリは何もない赤い館での生活に退屈を感じていましたが物語は動き始めます。

メアリが住んでいる赤い館に一人の少年が訪ねてきます。その少年はピーターと名乗り飼い猫の二匹を探すために森の中に入っていってしまいました。そしてピーターは飼い猫の一匹ギブを見つけ帰ってきますがその手には1輪の赤い花を持って帰ってきたのです。その花はとても綺麗で気になりますが、メアリはもう一匹の猫ティブを探しに再び森に入ります。メアリは探しますがそこであの魔女が落とした箒と出会い、持ち帰ろうとします。

しかし、箒に夜間飛行の汁が箒に付着し箒が勝手に動き始めます。空に上がっていき手を放すに放せなくなったメアリは見つけ出したティブと一緒に積乱雲の中に入っていきその雲の中にある国「魔女の国」に入っていったのです。最終的にたどり着いた所が魔女の国の中にある魔法世界最高学府「エンドア大学」にたどり着きました。その大学を見て感動するメアリの前に、その大学の校長と科学者がメアリを新入生と勘違いし案内します。

校長であるマダム・マンブルチューク、科学者のドクター・デイの案内でここは魔女が住んでいる国であり魔法が存在することも知りました。案内している途中、色々な問題が起こりますが偶然に助けられマンブルチュークはメアリの魔法の才能はとてもすごいものだと感じ熱心に大学への入学を勧めます。メアリも魔法のことを学びたいと思うようになり入学を決め、校長室に入学のための書類を取りに行きますがそこであの花の話題が…。

メアリは無意識に花という話題をマンブルチュークに話してしまうのです。元々魔女の国にありそれを赤毛の魔女が盗み出された夜間飛行。当然エンドア大学の校長であるマンブルチュークも知っておりその盗んだ犯人のことを憎んですらいたのです。なのでマンブルチュークは態度が急変し怖い表情になったのです。メアリはその表情を見て夜間飛行のことを怖くて離せなくなり、花はピーターのもので今もその家にあると嘘をつきました。

メアリのついた嘘がメアリと魔女の花の最大の見どころとなり物語が大きく動き始めます。メアリはすべてをピーターの所為にし住所まで教えてしまいます。そして赤い館に帰してもらう時に偶然校長室で見つけた呪文が記された「呪文の神髄」を内緒に持ち帰ってしまいます。しかし、マンブルチュークはメアリが夜間飛行を持っていることに気づいていました。新たな魔法「変身魔法」の実験がしたい校長は夜間飛行が必要だったのです。

メアリがピーターの住所を教えてしまったことにより、ピーターはマンブルチュークに人質となってしまい、人質と夜間飛行の交換を要求したのです。その交換に応じようとメアリは再びエンドア大学に赴きますがマンブルチュークは約束を守らずメアリを騙し牢屋に入れられたのです。その牢屋には変身魔法で失敗した動物が入れられておりギブもその中にいたのです。その頃ピーターもマンブルチュークから隙を見て逃げていました。

ピーターはメアリたちと合流、4人で赤い館に帰ることを二人で約束します。メアリは「呪文の神髄」を使い「魔法を解除する魔法」を使いギブたちの姿を戻し逃げ出します。そしてエンドア大学から去ろうとした時、マンブルチュークがピーターを捕まえメアリは一人で逃げることに。逃げたメアリは箒がまた勝手に動いていることに気づき黙ってついていきました。たどり着いたのは大叔母シャーロットが昔に住んでいた家でした。

そして鏡には昔の頃のシャーロットが移っており「夜間飛行を盗んだのは私」ということを明かしたのです。ドクターとマンブルチュークは昔は生徒から愛される先生でしたが「変身魔法」のことを知り性格が急変したのです。そんな姿を見た若い頃のシャーロットは夜間飛行を盗んでその魔法を阻止したのでした。全て理解したメアリは決死の覚悟でピーターを救いに、危険魔法を止めに行くため三度エンドア大学に向かいます。

マンブルチュークはすでにピーターを被験者とし、実験をしていましたが失敗し暴走。エンドア大学が破壊され崩れていきます。メアリは一度は絶望し諦めかけますがピーターと交わしたあの約束、そして夜間飛行の力を得たピーターと協力し、事態を収束させ約束通り4人で赤い館へと帰還しました。メアリと魔女の花のあらすじをまとめました。評価はイマイチかもしれませんがメアリと魔女の花は見どころも沢山あると言われています。

メアリと魔女の花の最も注目するポイント、そして評価が分かれるポイントともなった魔法という存在。メアリと魔女の花の序盤でメアリは魔女の国に赴き、期間限定で魔法という知識を手に入れます。その力を駆使すれば人より優れた力を相手に行使できてしまうのです。考え方によっては狂暴な力となる魔法。しかし、メアリはそんなことなど考えず純粋に楽しんでいるように描かれていました。ここでメアリの評価が変わっていきます。

ジブリ出身の監督

メアリと魔女の花の監督を務めた米林宏昌。1996年からスタジオジブリに入社し、アニメーターとしてジブリで活動していました。スタジオジブリの有名作品「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」で原画担当もするなどアニメーターとして様々な活躍をしていきます。さらに映画「ゲド戦記」では監督補佐としてゲド戦記という作品を間近で支えてきました。短編映画でも監督として作品に携わっています。

2010年に放映された映画「借りぐらしのアリエッティ」で初の長編映画監督も務めるなどアニメーターに留まらず幅広く活躍しています。ジブリ内でもアニメーターの中で一番上手のアニメーターと言われるほど成長していきました。さらに2014年に放映され、監督の2作目となる「思い出のマーニー」を担当、第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされるほどの作品となりました。同年、スタジオジブリから独立します。

メアリと魔女の花の声優を紹介!

米林宏昌が独立し、スタジオポノックとして初めての映画製作となるメアリと魔女の花。どことなく懐かしさを感じさせる作品となっていますが、メアリと魔女の花で出演した声優などはどのような方が担当したのでしょうか?簡単に紹介、まとめていきます。主人公のメアリは明るく活発で行動力のある女の子です。夜間飛行を見つけた時にメアリの運命が徐々に動き始めますが、そんなメアリを演じたのが杉咲花です。(旧芸名、梶浦花)

小さい頃から芸能界に興味を持っていた杉咲花。本格的に入りたいと思い始めたのが中学生の頃、女優になりたいことを再認識し憧れだった志田未来と同じ事務所のオーディションを受けます。そして2011年に研音に無事所属することになります。この時に芸名を梶浦花から杉咲花に変わります。杉咲花として出演した「ドン★キホーテ」が初主演となり注目が集まりました。さらに、味の素のCMで山口智充と共演し認知度が高まりました。

2013年に放送されたドラマ「夜行観覧車」に出演、家庭内暴力が原因で荒れる娘の役を演じ、評判がかなり鰻登りになります。迫真の演技を披露した杉咲花、ここからかなり人気が高まり多数のドラマや映画に引っ張りだことなります。2014年に日経トレンディ「2015年の顔」選ばれ、2017年には「日本アカデミー賞」も受賞しどんどんと才能を開花させていき、2018年「メアリと魔女の花」で初の劇場アニメの声を当てています。

心優しい少年

赤い館がある村で新聞配達を手伝っている少年ピーター。周りのことがとても見えており気配りも上手。そんな少年を担当したのが神木隆之介です。生まれた時に重い病に侵されていましたが何とか治り、小さい頃に母が事務所に応募しており見事合格します。わずか2歳でCMデビュー、6歳の頃にテレビドラマに初出演します。そして2004年から映画、ドラマなどに多数出演し俳優としての頭角をメキメキと現していきます。

2001年に放映されたジブリ作品「千と千尋の神隠し」の坊役で声優デビューを果たしました。そこから度々ジブリ映画の声優を担当し、「メアリと魔女の花」にも出演。神木隆之介が出ているジブリ作品「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」そして「君の名は。」にも声優として出ており、歴代邦画収入ランキングTOP3の映画全てに出演しているのです。実力も折り紙付きであり容姿もイケメンであるため、多くのファンがいます。

メアリと魔女の花の評価はつまらない?面白くない?その理由を考察!

スタジオポノック初の長編映画となったメアリと魔女の花。ここからはその映画メアリと魔女の花を見た方たちの評価などをまとめていきます。まず最初にネガティブな感想や評価が多く目立つメアリと魔女の花。ややこしいとも言われていますが、その理由がスタジオジブリとスタジオポノックがとても見ているという点です。ジブリ時代にアニメーターをしていた米林宏昌。その経験を活かして監督をしたため似通う点は多くあります。

目立つ評価はつまらない、面白くないといったかなり厳しい感想や評価を受けている所です。中途半端にジブリに似ている所、ワクワクしないストーリー構成をしている所などがメアリと魔女の花を見た人が感じた感想です。子供向けの映画としてならかなり面白いが、大人は満足できないという評価も受けています。魔法、幼い主人公が主役で描かれていますのでそこが大人の感性には合わなかったため悪い評価と考察する人もいます。

まずこの映画で注目となる点が原作のメアリと魔女の花を如何に再現、映像化できるという点です。掘り下げてほしかったという声が多かったのがメアリとピーターの関係です。映画では本当にちょっとしか関わっていませんがすぐに友達になります。この接点がすぐにないのに友達としてマダム・マンブルチュークの企みを止めようとしている点がよく分からず、つまらないや面白くないといった評価が出てきてしまったと考えられています。

さらにこの関係を真逆に捉えてしまう人もいます。出会ってすぐに友達になったので相手のことがよくわからないためにメアリやピーター達に感情移入しづらくつまらない、面白くないという評価がついてしまいました。映画ですのでその点を巧くまとめなければいけないのは仕方ありませんがやはりもう少し関係性を明白にしていればメアリと魔女の花についてのつまらない、面白くないと言った感想や評価は減らせたと言われています。

次に多かった不評の理由が魔法があまり出てこなかったという点です。題名にも起用され「夜間飛行」と共に重要なキーポイントとなっている魔法という存在。マンブルチュークが危険な魔法を完成させようとしているのを止めるのがメアリと魔女の花の見どころなはずなのにあまりにも魔法の描写が少なくつまらない、面白くない、退屈など書かれてしまったと言われています。魔法に頼らず問題に向き合うがテーマとも言われていますが。

ここに描きました、つまらないや面白くないなどの感想はあくまで一部の見た方の感想となっています。元スタジオジブリのアニメーターが監督を務めるに当たってかなり期待されていましたメアリと魔女の花。その期待を裏切られたと感じる方も決して少なくなく、つまらないや面白くないという評価や感想を残したのでしょう。では、次にメアリと魔女の花を見てどの点を見て面白かったという感想を一部まとめていきます。

メアリと魔女の花は面白いという感想や評価を紹介!

上記ではつまらない、面白くないといった厳しい評価などをまとめましたがメアリと魔女の花を見てとても面白かったという感想や評価も多々見受けられます。まず最初に注目されるのがメアリと魔女の花の主人公であるメアリ。映画やアニメでもそうですが好きなキャラクターに感情移入すれば物語を自然と受け入れられるという点でかなり重要なポイントとなってきます。メアリはこの作品の中でもかなり愛されています。

メアリと魔女の花の評価は賛否両論と言われていますが全体的な評価は6:4と言われ、面白かったという声が多く見受けられました。ジブリの良さも受け継ぎ米林宏昌のアニメーターとしての腕が存分に感じられた作品とも言われています。つまらない、面白くないという評価も確かに多いメアリと魔女の花ですが、魅力や見どころは色々とあると言われています。見ていない方は自身の目でメアリと魔女の花を見てみてください。

メアリと魔女の花の評価についてまとめ!

メアリと魔女の花の評価や感想などをまとめてきましたが、スタジオポノックの第1作目となったメアリと魔女の花の評価は賛否両論ありますが見る価値はあると言われています。メアリと魔女の花を子供向けと一蹴してみない方もいますが、やはり評価は個々人の主観がメインで書かれますので見て自身で評価をつけるのがいいと考えられます。メアリの前向きさや天真爛漫な姿を見たい方はぜひメアリと魔女の花の世界を感じて下さい。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ