ヒックとドラゴン2が日本で公開されなかった理由は?あらすじをネタバレ紹介

「ヒックとドラゴン2」という映画をご存じでしょうか?人気映画「ヒックとドラゴン」の続編です。しかし、「ヒックとドラゴン2」は、アメリカでは公開されたのに日本では公開されませんでした。「ヒックとドラゴン2」は人気がなかったのでしょうか?それとも特別な理由があるのでしょうか?その理由を徹底解明していきます。また、「ヒックとドラゴン2」のあらすじやネタバレを紹介していきます。これを読めばヒックとドラゴン2がわかります。

ヒックとドラゴン2が日本で公開されなかった理由は?あらすじをネタバレ紹介のイメージ

目次

  1. ヒックとドラゴン2が日本で公開されなかった理由を徹底調査!
  2. ヒックとドラゴン2とは?
  3. ヒックとドラゴン2のあらすじをネタバレ!
  4. ヒックとドラゴン2が日本で公開されなかった理由は?
  5. ヒックとドラゴン2の感想や評価を紹介!
  6. ヒックとドラゴン2が日本で公開されなかった理由まとめ!

ヒックとドラゴン2が日本で公開されなかった理由を徹底調査!

ドラゴンとバイキングの少年の友情を描いたドリームワークスによる映画「ヒックとドラゴン」はご存じでしょうか?作中に出てくるドラゴンがかっこ良い、猫のようなしぐさが愛らしいと人気の映画です。その続編「ヒックとドラゴン2」がアメリカでは公開さえたのですが、日本では公開されないままとなっています。

なぜ「ヒックとドラゴン2」は、日本では公開されなかったのでしょうか?「ヒックとドラゴン2」が日本公開されなかった理由と「ヒックとドラゴン2」のあらすじをネタバレしていきます。ネタバレして、あらすじを知っても楽しめる作品ですが、あらすじを知らずに見たい人は、ネタバレ部分を飛ばして読むことをおすすめします。

ヒックとドラゴン2とは?

「ヒックとドラゴン2」の監督は、ディーン・デュボア監督です。そして、制作会社は「シュレック」や「ボスベイビー」等を作ったドリームワークス・アニメーションです。「ヒックとドラゴン2」は、アメリカでは2014年6月13日に公開されました。

世界的に大ヒットとなり、ゴールデングローブ賞やアニメ映画賞を受賞して、高く評価されました。日本では未公開となっていますが、熱狂的なファンによる日本での上映を求める署名活動が行われていました。さらに、デュボラ監督も直接署名に参加され、7000人以上の署名を集めていました。多くの人が「ヒックとドラゴン2」の日本公開を待ち望んでいたことがうかがえます。

ヒックとドラゴン2のあらすじをネタバレ!

ここからは「ヒックとドラゴン2」のあらすじをネタバレしてきます。これを読んだ後でも映画を楽しむことはできますが、あらすじを知らずに映画を見たい人は閲覧注意してください。

危険な男ドラゴがドラゴン軍団をつくっている

前作から5年の月日がたち、バーグ島では、ドラゴンと人が共存して、平和に暮らしていました。ある日、主人公のヒックと相棒のドラゴンのトゥースが周辺の島をパトロールしている時に、ドラゴンを捕獲している男から、ドラゴがドラゴンを集めて、ドラゴン軍団をつくっていることを知ります。

村に戻ったヒックからドラゴの名を聞いた村長ストイックは青ざめます。ある集会でドラゴと会ったことがあり、その集会はドラゴによって惨劇となり、命からがら逃げた記憶がよみがえったのです。ドラゴを説得しようとするヒックに対して、説得の通じる相手ではないと、ストイックは村を守るために村を封鎖します。納得のいかないヒックは、ドラゴを探して説得するために、村を飛びだします。

死んだと思われていた母親とヒックが再会。

村を飛びだしたヒックが出会ったのは、ドラゴン乗りの女性ヴァルカでした。そして、ヴァルカが死んだと思っていたヒックの母親だと知るのでした。ヴァルカは、以前よりバーグ島でドラゴンとの共生の道を求めてきましたが、周囲の理解を得られず苦悩していました。ある日のドラゴンの襲撃の時に、ドラゴンに仲間だと思われて、巨体のボスドラゴン「アルファ」の巣に連れ去られてしまします。

そこで、ドラゴンと心を通わせたヴァルカは、ドラゴの魔の手からドラゴンを救い出し、かくまっていたのでした。ヒックの後を追いかけてきたストイックもヴァルカと再会します。20年間、村に戻らなかったことを謝るヴァルカをストイックは優しく受け入れます。そして、今はバーグ島がドラゴンと共に暮らす平和な村であることを伝えるのでした。

ドラゴVSアルファ(ボスドラゴン)

家族の再会もつかの間、ドラゴ率いるドラゴン軍団がアルファの巣を襲います。ボスドラゴン「アルファ」が応戦しますが、海から姿を現す巨体なドラゴンがアルファを襲います。アルファを倒したことによりドラゴの巨体なドラゴンが新たなボスドラゴンとなり、巣にいた成長したドラゴンを支配して操ります。それでも、ドラゴを説得しようとするヒックにドラゴは、人とドラゴンの友情を否定するように、トゥースを支配してヒックを攻撃させます。

操られたトゥースの攻撃がヒックに当たろうとするとき、ストイックが身をていしてヒックを守ります。父親が相棒のトゥースに殺されたヒックは、取り乱して、支配の解けたトゥースを突き放します。巣のドラゴンを取り込んだドラゴのドラゴン軍団は、さらに多くのドラゴンを支配すべく、バーグ島を目指して出発するのでした。

ヒックVSドラゴ

悲しみを抱えながらもバーグ島を守るべく、ボスドラゴンの支配下にない子供のドラゴンに乗り、バーグ島に向かいます。バーグ島にヒックが着いた時には、すでにバーグ島のドラゴンは、ドラゴの支配下に置かれ、村が襲われている時でした。仲間がボスドラゴンの注意をそらせている間に、トゥースの解放に成功したヒックは、ドラゴに立ち向かいます。

トゥースの攻撃により、少しずつボスドラゴンの支配が弱まってきます。支配の解けたドラゴンがトゥースの方に集まっていきます。そして、全てのドラゴンによる一斉攻撃とトゥースによる渾身の一撃で、ドラゴと巨体のボスドラゴンを退けます。ボスドラゴンを倒したことにより、トゥースが新たなボスドラゴンとなり、ヒックは亡き父に代わってバーグ島の村長になります。

平和が戻ったバーグ島では、ドラゴンと人との共生が続いていきます。「ヒックとドラゴン2」のあらすじをネタバレしましたが、いかがだったでしょうか?「面白そう。」「見てみたい。」と思っていただけたら幸いです。主人公ヒックやドラゴンのトゥースの成長や家族の絆が描かれており、大人も楽しめるストーリーとなっています。

ヒックとドラゴン2が日本で公開されなかった理由は?

前作がヒットしなかった

前作「ヒックとドラゴン」が公開された2010年夏には「トイ・ストーリー3」や「借りぐらしのアリエッティ」等のビッグタイトルがちょうど同時期に上映さえていました。すでに人気のトイ・ストーリーシリーズやジブリシリーズはファンがついており、注目が集まっています。その陰に隠れてしまって、アメリカでの大ヒットには程遠い、興行収入に終わってしまいました。

また、宣伝の仕方も悪かったです。芸人のギャグに合わせるために、ドラゴンの名前をトゥースレス(歯なし)からトゥース(歯)に変更したり、「ヒックとドラゴン」の魅力である飛行映像などを押すのではなく、ドラゴンと人との友情を前面に押し出したのもインパクトが弱く、「ヒックとドラゴン」を映画館で見るべき映画と伝えることが出来ていませんでした。結果、世界上で高評価で「トイ。ストーリー3」と賞を争うといわれていた「ヒックとドラゴン」が日本で大ゴケしてしまいました。

興行収入が見込めない

日本では定番のアニメ映画が独占しており、新規のアニメ映画が日の目を見にくい環境があります。定番アニメ映画というのは、ディズニーやジブリ、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、名探偵コナンなどです。夏休みや冬休みの映画の稼ぎ時のシーズンには、必ず複数の定番アニメ映画が上映されています。

知名度の低い新しい映画が、これらの定番アニメ映画を押しのけて、大ヒットを出すのは難しいのは明らかです。必然と新作アニメ映画は日本での興行収入が少なくなりがちです。

莫大な制作費の為に高額な配給権

最近のCGアニメ映画は製作費が高額となっていることが多い。「ヒックとドラゴン2」は製作費が1億4500万ドルです。日本円に直すと1ドル100円計算で、145億円という莫大なお金をかけて作られた映画です。そして、世界中でヒットしている作品なので、自然と配給権も高くなってきます。

高い配給権を払うのなら、しっかりと元がとれるかどうかが大事になってきます。そこに、日本では前作のイマイチの興行収入、興行収入が伸びにくい日本の映画環境というネガティブな要素が加わって、配給元の会社も二の足を踏んでしまいます。

ドリームワークスの日本配給元が安定せず、アニメ映画日本公開に消極的。

ドリームワークスの日本配給元が数年の間で買収されたり、提携したりところころと変わっています。ころころと変わってしまうのは、日本で大きなヒット作を出していないドリームワークスは、企業にとってそれほど魅力的ではないということが考えられます。2008年以降の日本での配給権を持っていたのは「パラマウント・ピクチャーズ・ジャパン」でした。

その後、2010年には実写映画は「ウォルトディズニースタジオモーションピクチャーズジャパン」が配給権を持ちました。しかし、それ以前の作品は「パラマウント・ピクチャーズ・ジャパン」が引き続き担当しています。アニメ作品は「20世紀フォックス」が担当していました。

これだけでも配給元がややこしいく感じるでしょう。そして、「20世紀フォクス」は2010年以降日本公開に消極的であり、「ヒックとドラゴン2」だけでなく、「マダガスカル3」や「カンフー・パンダ3」など日本公開を見送りDVD発売となった作品があります。

ヒックとドラゴン2の感想や評価を紹介!

好評の感想

「ヒックとドラゴン」を見てから、「ヒックとドラゴン2」を見る人が多くおられます。1作目を見てから、期待してみている人の期待を裏切りません。やはり、トゥースの愛らしい動きが魅力の一つです。ネタバレしてしまいますが、トゥースはよく猫のようなしぐさをします。それがネコ好きの心をつかんでいるのも人気の要因です。

「ヒックとドラゴン2」では、生き別れの母と再会するシーンがあり、そこでアメリカ映画っぽく夫婦がラブラブなシーンがあります。そこも良い点として評価されています。

「ヒックとドラゴン2」は、野性味あふれる音楽も魅力の一つです。映画のあらすじだけでなく、音楽にも注目して見てみると楽しみ方が広がります。

不評の感想

「ヒックとドラゴン」を評価しているが、「ヒックとドラゴン2」の脚本が面白くなかったという意見もあります。

「ヒックとドラゴン2」がつまらなかったという意見もあります。しかし、調べていて「つまらない」と評価する人は少数派で、具体的な理由や部分が明記されていないことが多いです。

ヒックとドラゴン2が日本で公開されなかった理由まとめ!

「ヒックとドラゴン2」はドリームワークスが、莫大な制作費をかけて作った映画であり、口コミでも評価が高く、ストーリーも映像も素晴らしいと評判です。しかし、高い配給権と新規のアニメ映画がヒットしにくい日本の環境があり、さらに前作の不発もあり、配給元の会社にとって「ヒックとドラゴン2」を日本公開することは、リスクが高く、赤字になる可能性が高いと判断されてしまいました。

ファンにとっては残念な結果ですが、会社も慈善事業で行っているわけではないので、仕方のないことです。現在、日本では「ヒックとドラゴン2」を見るにはBlu-rayとDVDのみです。興味のある方は、一度見てみてください。世界中でヒットした理由がわかります。

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