漫画ファイアパンチの感想まとめ!独特の世界観や驚愕の結末まで紹介

ファイアパンチとは藤本タツキによって描かれた漫画となっています。集英社がリリースしているウェブコミック配信サイト「ジャンプ+」で2016年から掲載を開始し、2018年の1月1日に終了しました。2013年に描かれた「恋は盲目」で人気を博しました藤本タツキの初の連載作品となっているファイアパンチ。独特な世界観と異能の力が交差する舞台で激しい物語が展開しますが、今回はファイアパンチの簡単なあらすじとその結末についての感想、評価などをまとめていきます。読んだ方はどのような感想を抱いているのかもまとめていきます。

漫画ファイアパンチの感想まとめ!独特の世界観や驚愕の結末まで紹介のイメージ

目次

  1. ファイアパンチの最終回の内容を考察!あらすじや感想もネタバレ紹介!
  2. ファイアパンチとは?
  3. ファイアパンチのあらすじを解説!
  4. ファイアパンチの結末を解説!
  5. ファイアパンチを見た人の感想・評価を紹介!
  6. ファイアパンチの感想まとめ

ファイアパンチの最終回の内容を考察!あらすじや感想もネタバレ紹介!

生まれながらにて異能の力、奇跡の力を持った「祝福者」今作のファイアパンチの主人公であるアグニと妹のルナもこの奇跡の力を保有しており「祝福者」でした。ファイアパンチはそんな祝福者たちが活躍したり、戦闘をしたりと目が離せないストーリーとなっています。今回はそんなファイアパンチのあらすじや見どころを簡単にまとめ、読者の感想や評価などをまとめていきます。どういった感想が多いのかなども解説します。

ファイアパンチとは?

様々なグロテスクな表現が使われており読む人はその点を気を付けなければいけませんが、それを差し置いても画力、ストーリーの熱さなどが見どころとなっているファイアパンチ。奇跡の力を宿して生まれついた「祝福者」たち。世界は氷を司る祝福者、「氷の魔女」によって世界は冷たさと飢餓に苦しんでいました。そんな世界で主人公は迷いながらも進み続けます。苦悩と葛藤、厚い思いがふんだんに取り入れられた作品です。

ファイアパンチのあらすじを解説!

ここからは大まかにファイアパンチのあらすじをまとめていきます。ファイアパンチの始まりは氷を使う祝福者「氷の魔女」によって主人公のアグニと妹のルナが住む村も寒さと飢餓に苦しんでいました。アグニ達は兄妹で祝福者でありその能力は異常なまでの再生能力を二人は有していました。その力を使ってアグニ自身の腕を断ち切り、食料としていました。あらすじの始まりからショッキングな内容のファイアパンチ。

二人はそんな厳しい生活を強いられながらも支えあって生きていました。ルナは兄妹という関係を超え異性として好きになっていった兄妹でしたがそんな時、食料を強奪しに来たべヘムドルグが村に乗り込んで食料を強奪しようとしますが、人肉を食べていることを知ったリーダーのドマはその村を汚らわしく思い祝福の力「消えない炎」で村ごと焼き払います。アグニやルナも燃やされてしまいますがアグニは再生能力で生きながらますが…

アグニほど再生能力が強くないルナは身体が灰になる寸前まで意識が残っていたのです。そして最後の力を振り絞りアグニに「生きて」と言い続け絶命してしまいます。後にこの言葉がアグニが息絶えるまで縛る言霊になりますが、ルナの願い、そしてルナを殺した、村を焼き払ったべヘムドルグのドマのことが憎く復讐することを誓います。ここからファイアパンチの復讐の物語が始まります。ルナの思いを背負った戦いが始まるのです。

復讐心を燃やしドマを探す旅を始めたアグニ。その途中で奴隷たちがべヘムドルグの兵士たちに捕まっていました。通りすがりでしたがアグニはべヘムドルグには恨みがあり、その兵士たちを一瞬にして燃やしてしまいました。その奴隷の中にサンという少年がおりアグニの姿を見て「神」と崇拝し始め、アグニについていきました。次第にアグニもサンを受け入れ始めますが、そんな矢先に二人はべヘムドルグの兵に捕まってしまいます。

べヘムドルグの兵士、ユダによって首だけの状態になってしまったアグニ。ルナと姿が酷似していることもありアグニは成す術がありませんでした。そんなアグニを助けるためにサンは単身でべヘムドルグに潜入します。そしてサンはべヘムドルグの部屋にとらわれていた少女、ネネトを救出し二人でアグニを助け出します。兵士ジャックに見つかり捕まってしまいます。闘争を図りますが弟のイワンによってそれすらも阻止されます。

その頃アグニは傷つき再生しながらも念願であったドマとの再会を果たし復讐するチャンスがやってきます。しかし、今までは祝福者としての力を行使していただけであり戦闘に関しては素人なアグニ。再びドマの消えない炎に焼かれ負けてしまうアグニですがそこにはギャラリーが。トガタという人物で映画を撮ることを生きがいにしてきました。そして再び負けたアグニは首の状態のままユダによって海に捨てられそうになります。

ネネト達もイワンの兵士に捕まって強姦されそうになっていましたが先ほどの映画好きのトガタが現れネネト助けます。その容姿の可愛さからトガタはネネトを勝手にカメラガール?に任命、二人でアグニが主役の映画を撮ろうと計画します。そしてトガタはアグニをも救出に向かい、サイモンを殺しユダの首を切り落とします。トガタは戦闘能力がとても高いのです。そしてアグニの首が入ったケースを爆破、奪還に成功します。

ルナに容姿が似ていたユダですが、本人からそのことを否定されユダはべヘムドルグに帰されました。そしてアグニはトガタと協力関係を築き格闘術や英語などを学ぶことに。そしてトガタは映画を盛り上げるためにべヘムドルグで人口骨格を着たユダにアグニ討伐をほのめかすのでした。ここからファイアパンチは佳境に入っていきます。そのあらすじを簡単にまとめます。アグニも自信をよりパワーアップさせべヘムドルグに向かいます。

アグニは檻を拳で叩く8年前の姿の自分の幻覚が見え、ドマに焼かれる前の自分が何者だったかを思い出します。自身の忘れかけていたを思い出し、奴隷を救い出し、ユダ率いるベヘムドルグの囚人との戦闘を始める。その囚人たちとの戦闘によりアグニの耐火服が破れ街に燃え広がっていきます。悉く囚人たちを倒していくアグニの元に人の心が読めるバットマンという謎の人物が現れアグニの手助けをし、奴隷を逃がしました。

アグニの生きる糧

焼け散るべヘムドルグの街。そして残されたのはアグニとユダ。ルナの面影を重ねているアグニ。ユダはアグニの思いに気づきアグニの消えない炎で自身を燃やし死のうとしましたが、ドマが死んだことも伝わってきたのです。復讐の機会を永遠に失ったアグニ。抵抗することもなくアグニの炎でユダを燃やそうとします。首まで炎が行く前にフードを被った謎の人物がユダの首を刎ねユダは一命を取り留め「氷の魔女」と名乗ったのでした。

氷の女王、スーリャ

奴隷たちと逃げていたトガタ。途中、べヘムドルグの兵士ウロイに追われますがアグニを崇拝する「アグニ信者」の祝福者達によって窮地を脱します。アグニの燃える姿は瞬く間に各地に広がっており、アグニを崇拝する者たちが続出したのです。その頃アグニは「氷の魔女」の正体、スーリャとの対峙。スーリャを倒せば世界に暖かさが戻ると考え、アグニは特攻しますがそこで世界を寒さに包む理由を知ると同時にアグニは負けました。

スーリャは右目から気が生えていること以外はユダと瓜二つの顔立ちをしていました。ユダにこの世界を寒さで満たす理由を語ったのです。スーリャは簡単に「氷河期がきたんだ」とまるで自分がやったことではないという風に語っていました。そうすれば人類は地球を捨て宇宙に行き、地球では木を生やすために温め直す。そのために今は地球をも犠牲にしているという。そして最大の理由は「スターウォーズの続編を見るため」だそう。

「何万年時間をかけてもいい……!スターウォーズが作られた年代と全く同じ文化と教養レベルを作ってスターウォーズの新作を見る! これはその為の破壊だ!」このセリフはファイアパンチ屈指の名言?として感想にかかれることが多いです。そのためだけにスーリャは地球を破壊しようとしていたのです。そして瀕死ながらもアグニはトガタ達が集まっている村にたどり着きますが街を燃やした罪悪感に悩まされていました。

トガタの心を読んでバットマンはアグニに性同一性障害だと教えトガタは村から去ろうとしますがアグニはそれを知っても尚トガタを止めに行きます。そんなトガタは「何か面白いことをしたら戻る」という提案し、アグニは生きているドマに会いに行くと言い本当に会いに行くことに。二人は再度対峙しますが戦うわけではなく、ドマは子供たちと過ごしていて村を燃やしたことを後悔していました。そんなドマを見てアグニは許しますが。

一時は許そうと考えましたがルナの「ドマを殺して、私のファイアパンチになって」という言葉が蘇りドマを、村を燃やし尽くしました。もう自身の正義をを抑えられず罪悪感に押しつぶされたアグニは湖に身を落としました。そこで走馬灯のようなものが流れ、気づいたら湖から引き上げられておりアグニを助けるために燃えてしまっているトガタの姿がありました。ここで衝撃をうけたという感想や評価が多かったです。

トガタは燃える中、最期の言葉「生きて」と発して絶命します。最期の言葉がルナと同じだったこともありアグニはトガタの亡骸を持ち村に戻ると、人の生命を吸い生きている巨木が目の前に現れます。その木の正体はスーリャにそそのかされて、木の姿になったユダだったのでした。ルナの面影が消えないユダの姿を見てアグニはユダを殴り続けます。そして木は崩壊、アグニも自身の様々な変化がありましたがドマの子供、テナに会い…

ファイアパンチの結末を解説!

続いて、ファイアパンチの8巻のあらすじと結末をまとめます。スーリャを倒したアグニですが常に罪悪感に苛まれていました。彼はいつも自身の危なさと向き合い、気づいていたため死のうとしますがルナとトガタに言われた「生きて」という言葉が枷となっており死ねないでいました。その頃、サンはアグニ教をさらに拡大させており、悪の対象をスーリャからユダに変えユダを連れ去り、処刑しようとしたのです。

ユダを連れ去られたことを知ったアグニは怒り狂い、サンの村に乗り込んでいきます。怒りで髑髏の顔のようになったアグニを見てサンはアグニだと思わず、その炎の化身を圧倒的な力でねじ伏せます。サンが放った鉄パイプがアグニの脳天を貫いた時、アグニは正気を取り戻します。サンのとどめの一撃で黒焦げにされたアグニですが、右腕に残ったわずかな炎がサンに届きサンは灰になっていきました。

ファイアパンチの結末のあらすじはかなり想像のできない方向へ進んでいきます。結末のあらすじとしては、ユダがアグニに抱き着くとその身体が破れ中から炎をまとわないアグニが姿を見せるのでした。そして二人はお互いに自分がすべきことをするのです。ユダは地球を暖めるために木になり、アグニはアグニ教を束ねる為にサンとして。何万年もの時が経ち二人は宇宙で再会、抱き合って結末のあらすじ、ファイアパンチは幕を閉じます。

ファイアパンチを見た人の感想・評価を紹介!

ジャンプの中では異色のジャンル、グロテスクや青年向けの表現が盛り込まれているファイアパンチ。ここからそんなファイアパンチを読んだ人はどういう感想、評価をつけたのか、結末を見た人の感想などをまとめていきます。まずファイアパンチを1話から見た人は最初から重い内容、濃密な1話だという感想が多く見受けられました。しかし、熱い展開に期待できるという評価を下した人も多々いたとも言われています。

しかし、読み進めていくうちにファイアパンチの世界観に引き込まれていくのです。個性が溢れているがどことなく全員頭のねじが外れているキャラクター達。グロテスクですが、この漫画には必要という感想や評価がたくさんありました。生々しい描写が苦手な人は読むことは難しいと言われていますが多少我慢できる人は読むことをお勧めしたいという評価が付けられています。何より、復讐に燃えるアグニの姿はかっこいいのです。

最初のファイアパンチはインパクトで読者を圧倒していましたが、3巻から流れは一気に変わります。ストーリーの方にも高い評価がつけられ、物語はさらに盛り上がります。ルナの思いを背負い続け進むアグニの前にルナの顔そっくりの人物が敵として登場する場面。さらにルナと同じく再生能力を持った祝福者のユダ。登場時、誰しもがユダはルナなのでは?という感想が多かったですが、物語が進むにつれ、はっきりとしていきます。

そして、ルナの次に信用し、アグニは無意識に愛していたとも言われているトガタの死。アグニに救いはないのかという感想もありましたがファイアパンチの読者の斜めをいった結末で最後は救われたのでは?という評価で幕を閉じました。どことなく鬱な展開が多く読んでいるとアグニの悲しい描写が心に来るとも言われますが、基本的にはその悲しい物語があるからアグニは前に進んでいる、という解釈で間違いないでしょう。

ファイアパンチの感想まとめ

ここまでファイアパンチのあらすじや評価、どのような結末を迎えたのかを簡単にまとめましたがファイアパンチは結末でかなり評価が変わってきました。ユダが木になってしまいますが意識が何万年も残っていたり、アグニが炎から解放されたりと色々な意味で予想できない結末だったという評価を受けたファイアパンチ。ルナやトガタの「生きて」という枷が無くなった今でもアグニは妹ににているユダを気にしているのでしょう。

少年ジャンプの中ではかなり大人向けに描かれているファイアパンチ。普通の漫画に飽きた人やストーリーの奥深さを体験したい方にはお勧めの漫画となっています。

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