クラシカロイドの声優キャスト一覧！作品の魅力やあらすじも紹介【NHKアニメ】

このまとめ記事では、アニメ『クラシカロイド』の詳細について、キャラクターや声優キャストを一覧で、そして『クラシカロイド』のあらすじやみどころなども一覧にしてみました。読み終わる頃にはきっとアニメ『クラシカロイド』を観たくなっているはず！

『クラシカロイド』とは株式会社サンライズによって制作された音楽（音楽家）をモチーフとしたギャグアニメです。第1シリーズは2016年10月8日から2017年4月1日までNHK Eテレにて放送され、第2シリーズは2017年10月7日から2018年3月24日まで同じくNHK Eテレにて放送されました。

こちらでは、アニメ『クラシカロイド』に登場する個性豊かなキャラクターたちと、そのキャラクターたちを演じた豪華な、そして実力派の声優キャスト陣についてご紹介いたします。

『クラシカロイド』の主人公は音羽歌苗です。父親が大きな借金を残したまま行方は知れず、その為祖母より音羽館を受け継ぎ管理人となります。次から次へとクラシカロイド達が音羽館に住み込み苦労は耐えませんが、その分楽しく過ごしています。また、怒りん坊ではありますが面倒見がよく、クラシカロイド達のお母さん的存在でもあります。

主人公の音羽歌苗の声優キャストは、ヒラタオフィス所属の小松未可子さんです。声優だけでなく女優業もこなし、歌手としての活動も盛んな声優です。代表作は『HEROMAN』（ジョーイ役）、『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』（戸塚彩加役）、『ニセコイ』（鶫誠士郎役）などがあります。

歌苗の同級生で、クラシカロイド達のムジークに憧れ彼らと同様になぜか音羽館に居ついています。自らも音楽活動をしているようで、インターネット上で作った音楽を公開しているようですがその出来ばえはクラシカロイド達が絶句してしまうほど。また、文化祭のため自ら本気で作った曲は、聴いた人々を病院送りにしてしまうほどのすさまじいテロソングとなってしまいました。

神楽奏助の声優キャストは、青二プロダクション所属の島﨑信長さんです。整ったルックスで今人気のイケメン声優と呼ばれるうちの一人です。代表作は『Free!』（七瀬遙役）、『寄生獣 セイの格立』（泉新一役）、『Fate/Grand Order』（藤丸立香役）など、様々な作品の主人公を演じています。

パッド君は、奏助の持ち歩いている「人工知能搭載型情報端末」です。奏助の相棒のようで、人間のようによく喋り、よく毒を吐きます（毒舌的な意味で）。またクラシカロイドがムジークを発動すると、ムジークの原曲解説やクラシカロイド達の元となった歴史的音楽家達の説明をしてくれます。

パッド君の声優キャストは、ピアレスガーベラ所属の石田彰さんです。唯一無二である独特な声質で、ミステリアスなキャラや癖のあるキャラ、癒し系キャラを演じることが多いです。代表作は『新世紀エヴァンゲリオン』（渚カヲル役）、『最遊記』（猪八戒役）、『銀魂』（桂小太郎役）、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』（アスラン・ザラ役）などがあります。

音羽響吾は歌苗の父親で、多額の借金を作り出した張本人です。また発明家であり、全てのクラシカロイドの生みの親でもあります。借金取りとアルケー社から逃げ回るように世界中を転々としていますが、突然歌苗に連絡を入れたりなど全く行動が読めないキャラクターです。歌苗やクラシカロイド達のピンチの際に登場するキーパーソンでもあります。

音羽響吾の声優キャストは、マウスプロモーション所属の大川透さんです。声優だけでなくナレーターとしても活躍しています。代表作は『鋼の錬金術師』（ロイ・マスタング役）、『ひぐらしのなく頃に』（富竹ジロウ役）、『ジョジョの奇妙な冒険シリーズ』（ナレーション）などがあります。

２期終盤より大川透さんが病気療養の為活動を休止、その代役として堀内賢雄さんが音羽響吾の声優キャストを勤めました。堀内賢雄さんは所属事務所であるケンユウオフィスの代表取締役をしており、代表作は『スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-』（イルムガルト・カザハラ役）、『NARUTO』（ペイン役）などがあります。

第2シーズンより登場した、歌苗の母親です。とても愛情深い母性の持ち主で、奏助でさえも「悪い人ではないが、どこか浮世離れしている」といってしまうほどのド天然おっとりキャラでもあります。

音羽日芽歌の声優キャストは、東京俳優生活協同組合所属の大原さやかさんです。声優だけでなく、ナレーター、DJ、ラジオパーソナリティーなど様々な分野で活躍をしています。代表作は『うみねこのなく頃に』（ベアトリーチェ役）、『FAIRY TAIL』（エルザ・スカーレット役）、『Fate/Zero』（アイリスフィール・フォン・アインツベルン役）などがあります。

メインとなるクラシカロイドのひとりで、まさに『孤高な音楽家』という呼び名が似合う堅物キャラです。男らしく、何度も歌苗をピンチから救いだしています。また、音楽だけでなくギョウザに異常な執着を持っており、暇さえあればギョウザを作っています。ベートーヴェンが奏でるムジークは、ロック調で情熱的な音楽になっています。音楽プロデューサーは布袋寅秦さんです。

ベートーヴェンの声優キャストは、アトミックモンキー所属の杉田智和さんです。ユニークなキャラから真面目なキャラまでこなせ、男性ファン女性ファン共に人気のある声優です。代表作は、『銀魂』（坂田銀時役）、『ジョジョの奇妙な冒険』（ジョセフ・ジョースター役）、『涼宮ハルヒの憂鬱』（キョン役）などがあります。

メインとなるクラシカロイドのひとりで、無邪気で女好きで楽天家、故にトラブルメーカーでもありますが実は繊細で温かい心を持っています。モーツァルトがムジークを奏でると、その場にいる人たちはたちまちミュージカルの世界に入り込んだようになり人々の衣装までも変えてしまいます。しかし、使い方を間違うと人々をネガティブな気持ちにさせてしまうことも…。音楽プロデューサーはtofubeatsさんです。

モーツァルトの声優キャストは、ヴィムス所属の梶裕貴さんです。中性的でやわらかい声質と小動物的な可愛らしいビジュアルで、特に女性ファンの多い人気声優です。代表作は、『進撃の巨人』（エレン・イェーガー役）、『七つの大罪』（メリオダス役）、『ワールドトリガー』（三雲修役）などがあります。

音羽館に住んでいるクラシカロイドのひとりで、毎日ネトゲ三昧の性格は引きこもり気質、リスト以外の人とはうまくコミュニケーションをとることができませんでした。みんなと生活をしていくうちにコミュニケーションも少しずつ取れるようになったり心優しい一面をみられることも。ショパンの奏でるムジークは様々な効果があり、孤高の塔を築いたり、人々をネットやスマホの世界に転送したり、様々なムジークを発現させます。

ショパンの声優キャストは、アーツビジョン所属の鳥海浩輔さんです。物腰の柔らかい特徴的な声質で、中性的な役から男らしい役、そして癖のあるような役もこなせる演技派の人気声優です。代表作は、『バジリスク～甲賀忍法帖～』（甲賀弦之介役）、『刀剣乱舞シリーズ』（三日月宗近役）、『うたのプリンスさまっ♪シリーズ』（愛島セシル役）などがあります。

音羽館に住んでいるクラシカロイドのひとりで、数少ない「家賃をしっかり払う住人」で、クラシカロイドの中では唯一まともなキャラです。ショパンのお世話係的な存在でもあり、時には歌苗を慰める姐御的存在にもなります。リストの奏でるムジークは、人々を互いに愛し合わせたり、胸の内に秘めた思いを吐き出させたりなど「愛」に関するムジーク効果があります。

リストの声優キャストは、大沢事務所所属の能登麻美子さんです。特徴的で透き通るような透明感のある声質が魅力的な声優です。代表作は、『地獄少女』（閻魔あい役）、『いちご100％』（東城綾役）、『CLANNAD-クラナド-』（一ノ瀬ことみ役）などがあります。

音羽館に住んでいるクラシカロイドのひとり。努力家でひたむきな性格の持ち主ですが、かなり打たれ弱い面もあります。ベートーヴェンに強い憧れを抱き慕っている反面、過去のトラウマからモーツァルトのことを毛嫌いしています。はじめて発動したムジークは周りにいる人を赤ちゃんにしてしまい、その次は魚介類になったりしてしまったり等。「魔王」をラップ調で発動して以来はラッパーの格好をしていることが多いです。

シューベルトの声優キャストは、アーツビジョン所属の前野智昭さんです。前野さんは低音ボイスに定評がある声優です。代表作は、『図書館戦争』（堂上篤役）、『うたのプリンスさまっ♪シリーズ』（カミュ役）、『KING OF PRISM シリーズ』（速水ヒロ役）などがあります。

一番はじめに生み出されたクラシカロイドで、クラシカロイド達を束ねる存在でもあります。その為、他のクラシカロイドからは一目置かれています。チャイコフスキーとバダジェフスカのユニットであるクラスキークラスキーのプロデューサーで、彼が話す言葉は音楽用語で成り立っておりチャイコフスキーにしか理解できませんが、歌苗と話したときは標準語で会話をしていました。

バッハの声優キャストは、アミュレート所属の楠大典さんです。低音で渋みのある声が特徴的な声優です。代表作は、『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』（ギャラクシーコンボイ役）、『TIGER＆BUNNY』（ロックバイソン役）、『テニスの王子様』（真田弦一郎役）などがあります。

バッハがプロデュースするアイドルユニット、クラスキークラスキーで活動している女の子です。バッハ話す言葉を唯一理解できる貴重な人物でもあります。自分のことは「おら」と呼び、話し言葉はかなりなまりの効いた東北方言です。はじめはベートーヴェン達を連れ戻すために音羽館を襲撃したりもしましたが、歌苗達と話すようになってからは友好的な関係を築き、時には音羽館に転がり込んできたりもしています。

チャイコフスキーの声優キャストは、オフィスPAC所属の遠藤綾さんです。色気のあるお姉さんボイスに定評のある声優です。代表作は、『マクロスF』（シェリル・ノーム役）『らき☆すた』（高良みゆき役）、『妖怪ウォッチ』（コマさん役など多数あり）などがあります。

バッハがプロデュースするアイドルユニット、クラスキークラスキーで活動している女の子です。普段は真面目ないい子ですが、毒気づくととてつもなくゲスくなってしまいます。また「一発屋（一発）」という言葉にとても敏感で、そう呼ばれるとブチ切れることも…。バダジェフスカのムジークは演歌調で、他のクラシカロイドのムジークに比べると異色を放っています。

バダジェフスカの声優キャストは、イエローキャブNEXT所属のM・A・O（市道真央）さんです。M・A・Oさんは、声優だけでなく女優としても活躍中です。代表作は、『ひなこのーと』（桜木ひな子役）『アイドルマスター シンデレラガールズ シリーズ』（鷲沢文香役）、『デュラララ！！×2』（ヴァローナ役）などがあります。

第2シーズンから登場する少年の姿をした9人目のクラシカロイドで、自らを「歌苗の生き別れた弟、音羽ワタル」と名乗っています。その正体は、クラシカロイドとして誕生したがムジークを扱えないことから「不適格」とされてしまった2人のうちの一人です。猫かぶりで腹黒い性格ですが、自身を生み出した親である響吾や、自身を受け入れてくれた歌苗と日芽歌を想う気持ちは本物です。

ワーグナーの声優キャストは、アイムエンタープライズ所属の松岡禎丞さんです。爽やかな青年キャラから中性的なキャラ、さらには狂人キャラなど、マルチで幅広い役柄をこなせる声優です。代表作は『ソードアート・オンライン』（キリト役）、『ノーゲーム・ノーライフ』（空役）、『食戟のソーマ』（幸平創真役）など多くの主人公キャラを演じています。

第2シーズンから登場する10人目のクラシカロイドで、その姿はなんとコビトカバの姿をしています。そしてワーグナー同様、彼も「不適格」とされてしまったクラシカロイドの一人。ワーグナーと共に音羽館に訪れ、ちゃっかり1部屋もらい音羽館に住むことに。コビトカバの姿ではありますが、グルメで人間と同じ食事を好みます。また、普段は「プギ」と鳴くことしか出来ませんがムジーク発動中のみ人間の言葉を話すことができます。

ドヴォルザークの声優キャストは、東京俳優生活協同組合所属の諏訪部順一さんです。甘く色気のある低音ボイスで人気の声優です。代表作は、『テニスの王子様』（跡部景吾役）『Fate/stay night』（アーチャー役）、『うたのプリンスさまっ♪シリーズ』（神宮寺レン役）などがあります。

お次は、アニメ『クラシカロイド』第1シリーズ・第2シリーズを通してのあらすじを重要となってくるキーワードと共に紹介をしていきます。これを読めば『クラシカロイド』の世界観をつかむことができるでしょう。

このアニメのタイトルにもなっている「クラシカロイド」とは、その正体を探ってみました。クラシカロイドとは、このアニメの主人公の歌苗の父である響吾が、アルケノイドの研究中に偶然生み出されてしまった人造人間です。人造人間といっても、人と同じように心を持ち性格もそれぞれ違い、まったく同じクラシカロイドは存在しません。また、クラシカロイドは8人存在すると言われています（「不適格」の2人を除く）。

クラシカロイドは人間と殆ど変わりはないと述べましたが、ただ一つ人間と違うところがあります。それは彼らが奏でる「ムジーク」というものです。ムジークとは、クラシカロイドが音楽を奏でた際に発動する必殺技のようなもので、各々、そして奏でる曲ごとに効果が変わってきます。良くも悪くも様々な効果が起こされる彼らのムジークで、歌苗とクラシカロイドたちは数々のピンチを切り抜けるのです。

アルケー社とは『クラシカロイド』のなかでグローバルな大音楽企業です。表向きはアイドルの育成や芸能プロデュースが盛んで様々な研究や開発もしています。そこで、音羽響吾を中心にアルケロイドの研究、そしてクラシカロイドが生み出されました。アルケー社のトップはクラシカロイドの一人であるバッハです。

歌苗が祖母から受け継いだ実家で、大きな洋館です。1階のフロアには大きく立派なパイプオルガンが設置されています。音羽館にはベートーヴェンとモーツァルトが住み着いて以来、次から次へとクラシカロイド達が訪れ住み着いています。度々、アルケー社の策略で取り壊されそうになるピンチを迎えますが、ベートーヴェンやその他のクラシカロイド達のムジーク発動により護られます。

アニメ『クラシカロイド』は、まさに’新感覚の音楽アニメ’と呼んでもいいでしょう。物語の中心となってくるキャラクター達は、今時のアイドルではなく世界的な音楽の偉人達。ライブをするというよりかは異世界を観ているかのような斬新な音楽演出シーンが見どころです。

個性豊かなクラシカロイドたちが奏でるムジークは、発動をすると良くも悪くもまるでミュージカルをみているかのような賑やかな演出に切り替わります。また、奏でるクラシカロイドによってはクラッシックやオペラだけでなくロック・ポップス・ラップ・演歌など様々なジャンルがあり、こちらも見どころのひとつとなっています。

クラシカロイド達が奏でる様々な音楽。その音楽をプロデュースしているのは、名だたる大物プロデューサーばかりなのです。布袋寅秦、つんく♂、tofubeats、浅倉大介、EHAMICなどが手がけ、話題となりました。

アニメ『クラシカロイド』は「音楽」をテーマとしていますが、ギャグ要素もふんだんに詰め込まれています。誰でも聞いたことがある音楽の偉人たちが現代にあらわれ繰り広げる、まさかのドタバタコメディが斬新過ぎて衝撃的だと話題にもなりました。

またストーリーだけでなく注目していただきたいのが、豪華な声優キャスト陣です。アニメ好きなら必ず聞いたことがあるであろう声優キャストがズラッと名を連ねています。声優キャスト目的で、このアニメ『クラシカロイド』を観はじめたという方も多いのではないでしょうか？

以上、アニメ『クラシカロイド』の声優キャスト一覧、そしてあらすじやみどころなどを一覧にしてご紹介させていただきました。このアニメは改めて見返しても飽きることなく楽しんで観ることが出来るので、一度観たことのある方も今一度見返してはいかがでしょうか？また、観たことがないという方も、このまとめ一覧を参考に是非アニメ『クラシカロイド』を観てみてください。