溺愛スリーピングボイスのネタバレあらすじ！年下イケボ配信者×年上サラリーマンのBL漫画

人気BL漫画「溺愛スリーピングボイス」について、あらすじや見どころなどをネタバレと共に紹介します。色気溢れる綺麗な絵柄で描かれる恋模様は、BL初心者でも夢中になってしまうかもしれません。

溺愛スリーピングボイスは、ごく普通のサラリーマンの主人公・秀一が、推し配信者のKと恋に落ちていく漫画です。仕事や私生活の中では何かと頼られがちな秀一は、配信者Kに出会ったことで癒されていきます。攻め受け共にイケメンな漫画ということもあり、人気のBL漫画です。溺愛スリーピングボイスは、1巻で完結している漫画です。そのため、BL漫画に挑戦してみたいと考える人にも、手に取りやすい作品です。

人気BL漫画の溺愛スリーピングボイスは、ドラマCDの発売も決定しています。主人公の秀一を演じるのは、声優の岩崎諒太さんです。Kの声を演じているのは、土岐隼一さんです。このほかにも、梅田修一朗さんや鈴木崚汰さんといった豪華声優陣が出演しています。ドラマCDは2024年4月30日に発売予定で、公式通販の予約締切は4月15日です。描き下ろし漫画付きのブックレットや、キャストトークなども収録されています。

溺愛スリーピングボイスを描いているのは、漫画家の茶野まめこ先生です。茶野まめこ先生は多数のBL漫画を描いており、特にハイスペックなイケメンから溺愛されるタイプのBL作品を手掛けています。溺愛スリーピングボイス以外には、「おまえと恋なんか絶対ない」「大蛇と怨結び」「失恋オメガは愛されたい」「ハイスペ男子になつかれています」「あした、嫌いになりたい」といったBL作品を描いています。

溺愛スリーピングボイスのあらすじについて、ネタバレを含めて順番に紹介します。まずは、1話から3話までのあらすじネタバレです。秀一とKが出会ってから、関係が変化していく序盤の流れは必見です。

主人公の秀一は、長男という立場から空気を読んで周囲の期待に応えてきました。そうした環境もあり、人に対して甘えるということができません。ある時、付き合っていた彼女に「甘えたい」という気持ちを打ち明けました。しかし、彼女は秀一を振ってしまいます。その理由は、甘えたがる秀一は自分のイメージと違っているというものでした。眠ることができない状態が続いていた秀一は、ある晩にとある配信者の動画を見つけます。

配信者のKが行っていたのは「おやすみ配信」と呼ばれるもので、Kの声に癒された秀一はぐっすり眠ることができるようになりました。それ以降、秀一は配信者Kの動画にハマっていき、配信者Kがすっかり「推し」と呼べる存在になっていきます。元気を取り戻した秀一は、ある時Kの配信時間に合わせて帰宅します。エレベーターに乗り込んだ秀一の後に、駆け込んできた青年がいました。彼の声を聞いた秀一は、青年が配信者Kだと気づきます。

酔い潰れて帰宅した秀一は、Kと関係を持ってしまいます。目を覚ました秀一に記憶は無いものの、Kから告白を受けました。自身も推し配信者であるKのことが好きだと自覚した秀一は、彼が配信の中で「リスナーと付き合うことはない」と断言していたことを思い出しました。意図せずKと近づいた秀一は、自分がリスナーであることを告げていませんでした。隠し事はダメだと考えた秀一は、Kに自分がリスナーだと伝えることを決めます。

ある時、同僚との飲みの席で配信者Kが炎上しているらしいと聞かされます。Kの彼女を自称する女性が、ストーカー行為を行っていました。撃退に成功した秀一は、軽い怪我の手当てのためにKの家に招かれます。そこで真実を告白しますが、Kは秀一がリスナーであることを知っていました。秀一がKを知る以前から、Kは秀一に片想いをしていたといいます。心配事がすべてなくなった秀一は、改めてKと深く結ばれました。

Kと付き合い始めて二か月が経つと、秀一は配信者Kではなく普通の大学生である榛名慧（はるな けい）を好きになっている自分に気づきます。けれど、配信者のKとは違って自分はゲームが下手で、一緒に楽しむことができないと気落ちします。落ち込む秀一は、Kに誘われてデートをすることになりました。Kがデート先に選んだのは、女性客が大勢いるカフェでした。秀一が身バレを気にしていると、女性客に声をかけられます。

ファンの女の子に、恥ずかしいから内緒にしてほしいと告げるKの表情に、秀一は密かに嫉妬心を芽生えさせます。しかし、年上の自分の感情の重さに秀一は自己嫌悪しました。その後も順調にデートを終えたかに思えた秀一は、帰り道でKにキスされかけて彼を突き飛ばしてしまいます。無理していることを見抜かれていた秀一は、空気の重さに必死に言葉を探します。その時、見知らぬ青年がKに泊めてほしいとやってきました。

順調に付き合いが続いているかと思いきや、秀一とKの関係に一波乱ありそうな展開が待ち受けています。溺愛スリーピングボイスの後半となる、4話～6話のあらすじネタバレも見逃せません。

Kのもとにやってきた青年は、家出をしてきたといいます。陸という名前を聞いた秀一は、すぐに彼が配信者のRIKUだと気がつきました。二人の関係を知っているという陸は、彼もまたゲイなのだと打ち明けます。年下が困っているという状況を無下にできない秀一は、陸が泊まることを承諾します。一度仲直りをしたKを送り出した秀一は、年上だから物分かりの良い恋人でいなくてはならないと考えます。Kと陸はコラボ配信が増えていきます。

二人の仲の良さがウケたことで、ファンアートを描くファンも増えました。検索していた秀一は、二人の仲をBLとして見るファンもいることを知りました。二人が同い年で仲がいいことから、徐々に秀一の嫉妬心も膨らんでいきます。けれど、幼い頃からの癖で秀一は寂しいと伝えることができずにいました。Kを困らせたくない秀一は、楽しみにしていたはずの配信の通知ですらも、目を逸らすようになってしまいます。

職場で女性から告白を受けた秀一は、恋人がいるからと断ります。その様子を偶然見ていた同僚は、女性を見る目の無い秀一を心配します。今の恋人は違うと否定するものの、不安な表情は隠しきれません。同僚の井上は、素直に気持ちを伝えればいいと助言します。思いきってKの部屋を訪ねた秀一は、対応した陸の「風呂に入ってる」という言葉に、抑えていた感情が涙となって溢れてしまいます。秀一は、陸によって外に連れ出されます。

ファミレスにやってきた秀一は、陸の話を聞かされます。陸には、子どもの頃から好きな年上の幼馴染みがいるといいます。大学生になり彼の家に転がり込んだという陸は、付き合わせているだけかもしれないと考え喧嘩になりました。恋愛への向き合い方について理解を深めた二人のもとに、陸からの連絡を受けたKがやってきます。家に戻った秀一とKは、お互いのことをきちんと伝え合っていこうと決めました。

改めて想いを通わせ合った秀一とKは、幸せな時間を過ごします。大会に向けて多忙な日々を過ごしていたKと陸は、無事に大会で優勝を果たしました。リベンジデートを決行した秀一とKは、秀一の趣味のハイキングが合わずにKがぐったりとしてしまいます。けれど、また一つ秀一のことを知ることができたとKは喜びました。一方で、陸も仲直りをした恋人とデートをしている最中だとわかります。秀一と陸はすっかり仲良しになっています。

デートの最中に陸と連絡を取り合う秀一の姿を見ていたKは、嫉妬をするままに「デート中に他の男の話をするな」と伝えます。その声はカフェにいた他の客の耳にも届いており、秀一を含め顔を真っ赤にしてしまいます。そこに、デート中の陸が恋人と共にやってきます。彼の隣にいたのは、秀一の同僚の井上でした。秀一も井上も驚いた顔をしており、その後の展開への想像が膨らむままに溺愛スリーピングボイスの本編は完結します。

溺愛スリーピングボイスは、全編通して見どころの多いBL漫画です。その中でも大きな見どころといえば、やはりカップリングの属性が挙げられます。溺愛スリーピングボイスは、主人公が年上のサラリーマンです。仕事もプライベートも完璧なように見える秀一は、実はとても寂しがり屋で不器用なキャラクターです。一方で、攻めのKこと榛名慧は人気のイケボ配信者です。年下の大学生で、マスクを取るとかなりのイケメンです。

あらすじネタバレでも触れているように、恋の始まりはK側の片想いでした。出会った時には秀一に恋人がいると諦めたKは、彼女が浮気をしていることを知りました。そのうちに姿を見なくなり、別れたのかと思っていると、秀一が自分の配信のリスナーだと偶然知ることとなります。秀一と接近するきっかけを得てからは、終始積極的なアプローチで連絡先までゲットしました。Kが肉食系の攻めキャラなのも魅力のひとつです。

溺愛スリーピングボイスは、秀一に対するKの溺愛ぶりが止まらないBL漫画です。あらすじネタバレでも所々に見られますが、秀一は甘えられない長男である上に、自分が年上だという点に囚われています。そのため、年下であるKに対して上手く本音を話せなかったり、自分が我慢をすればいいと考えた行動を取りがちです。秀一としては上手く取り繕っているつもりでも、Kはそうした秀一の不自然さをすぐに見抜いてしまいます。

いわゆるスパダリと呼ばれる要素だけではありません。Kは独占欲があるタイプだということは、溺愛スリーピングボイスの1話でもすでに判明しています。さらに、陸とのやり取りの中で、やきもちを妬いてほしいという気持ちも垣間見せていました。包容力もあって独占欲も強いKと、不器用な秀一のイチャイチャぶりがたまらない作品でもあります。書籍版には描き下ろし漫画も掲載されているので、そちらも要チェックです。

あらすじネタバレや見どころを紹介した溺愛スリーピングボイスは、ファンからどのような評価を受けているのかも気になるはずです。実際に溺愛スリーピングボイスの漫画を読んだ人の、X(Twitter)上でのネタバレ感想や評価についても、少しだけ紹介します。

溺愛スリーピングボイスの魅力に、どっぷりハマってしまった人も多いようです。あらすじネタバレにもあるように、先に恋に落ちたのは攻めのKの方です。大好きな恋人に対して全肯定してくれるイケメンぶりに加え、年下大学生という年相応な可愛さも併せ持つKは高評価です。主人公の秀一はもちろん、同僚の井上と陸の恋模様も併せて楽しめる作品です。年齢差のあるカップリングが好きなファンには、たまらないBL作品です。

声フェチな人にとっても、性癖に刺さりやすいのが溺愛スリーピングボイスです。秀一は最初から声フェチではないものの、Kの声を聞くうちに安眠できるようになり、彼のイケボに反応するようになります。声から始まる恋というネタバレを知って、本作に溺愛スリーピングボイスに興味を持った人もいるかもしれません。

ドラマCDの声を担当する声優のファンで、溺愛スリーピングボイスを手に取った人もいるようです。本編の内容のネタバレを知った上で、ドラマCDの発売日に向けて演じる声を想像する人もいるのかもしれません。

初めて購入したBL作品が、溺愛スリーピングボイスだという人のポストもありました。商業BL作品といえば、表紙とあらすじだけを見て購入を判断しなければならないことも多いものです。時には攻めと受けが想像していたものと逆だったり、好みのキャラクター性ではないこともあります。そうしたリスクを孕む中でも、溺愛スリーピングボイスには手に取りたくなる魅力が溢れているといえるのかもしれません。

茶野まめこ先生の描くBL作品は複数ありますが、その中でも溺愛スリーピングボイスが一番好きだというファンも少なくありません。キャラクターのビジュアルはもちろん、二人の関係性などがツボに入った人が多いのかもしれません。配信者という職業が身近になったことで、秀一と同じように推し配信者ができた人もいるはずです。そうした人にとっても、溺愛スリーピングボイスは夢のある作品だといえるのかもしれません。

多くのファンの心を鷲掴みにする溺愛スリーピングボイスは、ドラマCDの発売を心待ちにするファンも多いようです。キャラクターたちの喋る様子を想像していたファンにとって、試聴でさらに妄想が膨らんだ部分は多いはずです。

溺愛スリーピングボイスのあらすじネタバレや見どころ、感想などについてをまとめて紹介しました。これまでBL漫画をあまり読んだことがないという人でも、興味が湧いたのではないでしょうか？1巻で完結している作品なので手に取りやすい上に、ドラマCDの発売も間近に迫った作品です。BL漫画は初挑戦だという人も、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか？