【いじめ探偵】ネタバレあらすじと最終回の結末！いじめられっ子救済漫画の感想は？

いじめを専門とする探偵事務所を舞台に、相談者のいじめ問題の解決に向けて奔走する主人公の活躍を描いたいじめ探偵の漫画。悪質ないじめに対して主人公はどのように対処していくのか、相談者たちの悩みは無事に解決されるのでしょうか。以下では、いじめ探偵の漫画あらすじから最終回結末までをネタバレ紹介します。その他、いじめ探偵の漫画の見どころや登場キャラ、漫画の感想もまとめました。

いじめ探偵の漫画は、2021年3月～10月にかけて、webコミックサイト「やわらかスピリッツ」にて配信されたヒューマンドラマです。原案・シナリオ協力は、いじめ探偵として活動する阿部泰尚さんが携わっています。

いじめ探偵の作者・榎屋克優先生は、神奈川県出身の漫画家で、第61回ヤングジャンプ月例MANGAグランプリの準優秀賞等を経て、デビューしました。2023年4月から、webアクションにて「ブルーブルーそしてブルース」を連載・配信しています。

とある理由からいじめを専門とする探偵事務所を立ち上げた主人公・忌村。穏やかで親しみやすい人柄である彼ですが、いじめ問題になると凄まじい形相を見せます。いじめは絶対に許さない姿勢を見せ、相談者の問題解決のために奔走します。そんなある日、1人の青年がいじめの相談をするべく探偵事務所を訪れました。以下では、いじめ探偵から漫画１話～5話あらすじをネタバレ紹介します。

あることを相談するべく、探偵事務所を訪れた小野寺慎一郎。扉に書かれた「いまむらたんていじむしょ」という汚い字をみて、不安を覚えます。その時、事務所のオーナーである男性が声をかけてきました。今日は事務所の休日であったものの相談に乗ってくれることになり、慎一郎は案内を受けます。男性は忌村と名乗り、いじめの調査を専門に行う探偵でした。

実は、慎一郎が探偵を頼った理由は自分のためではなく、小学校でいじめを受けている弟・光司を救うためでした。数日前、学校の屋上から落ちた光司。理由は、珍しい虫を見つけた際に足を滑らせたと語るも、どうも不自然です。学校側もいじめは確認されていないとし、光司自身も否定していました。しかし、慎一郎は弟の様子からいじめがあったと見抜き、ネットで調べてこの事務所にたどり着いたことを話します。

ひどいいじめを受けている弟をこのまま学校に行かせて良いのか、不安を口にする慎一郎。話を聞いた忌村は、転落事故の件から光司がかなり追い込まれていることを察します。そして、本人からいじめについて聞き出すべく、光司の元へ案内してもらいました。

慎一郎に案内を頼み、光司と対面した忌村。最初こそ怪しまれたものの、探偵だと知ると光司は心を開きます。まずは世間話から始まり、探偵の仕事について話します。そして、本題であるいじめについて聞き出すべく、光司の学校生活を聞き出しました。学校の屋上から飛び降りた理由について、足を滑らせたと語る光司。しかし、慎一郎の話から嘘だと見抜いていた忌村は、光司が本当のことを話してくれるように説得に出ました。

人を死に追い込むまでいじめることは犯罪に等しいものであり、いじめによってクラスメイトに殺されかけたと同じだと、いじめの重大さを語る忌村。そして、自分はいじめられっ子の味方だと訴え、光司に心を開かせます。これまで、誰にも相談できなかった光司でしたが、忌村との対話を通じて感情を抑えきれなくなります。そして、いじめを受けていることを打ち明け、はじめて忌村へ助けを求めました。

光司から助けを求められ、すぐさま行動を開始した忌村。まずは、いじめの実態を把握するべく、光司から話を聞き出します。いじめの内容は忌村の想像よりひどいものであり、光司がここまで必死に耐えてきたことを感じます。いじめの内容を書類にまとめ、後日、光司の母親と共に学校へ相談に向かいました。その日は、担任の河合先生と副校長が応対にあたり、学校側でもいじめの調査を行うと約束します。

しかし、2人が帰って行った後、学校側は態度を豹変させます。どうやらいじめ問題のために探偵を雇ったことが気に喰わないようです。また、光司はあと半年で卒業することもあり、いまさらいじめ問題を取り上げることを面倒に感じます。そこで、忌村が作成した書類も隠し通し、校長にも知らせないことにしました。

教師たちがいじめ問題を見過ごしたために、光司のいじめが止むことはありませんでした。彼に申し訳なさを覚える忌村は、問題解決のために次の一手に出ます。書類だけではいじめの事実を認めてもらえないと考え、光司にも協力してもらい証拠集めに出ました。ある日、学校の男子トイレでは金澤たちによるいじめが行われ、光司は虫を食べられそうになります。

抵抗すれば暴力を振るわれ、心身共にボロボロになりながら、今日は忌村との約束から耐えようと心に決めていました。金澤たちが去った後、袖の中から何かを取り出した光司。実は、忌村に頼まれていじめの様子をレコーダーに録音していました。さらに、いじめの加害者を特定するためにわざと名前を呼ぶなど、証拠集めに奔走します。

光司の懸命な努力によって音声データを入手し、新たにいじめ調査書を作成した忌村。今回は母親だけでなく、兄・慎一郎も加わり、3人で学校に向かいます。しかし、学校側は前回と同じく副校長と担任教師のみで、忌村は不信感を覚えます。校長との同席も希望していたものの、外せない用事があるといわれては仕方がありません。前回と同じような態度を取られ、調査書もろくに目を通さず、早々を話を切り上げようとする学校側。

このままでは問題をスルーされると思い、忌村は自ら調査書を読み上げる行動に出ました。10月24日に光司が金澤たちからいじめを受けたことやその内容が語られる中、担任の河合先生が見て見ぬふりをしていたことが判明します。実際にいじめ現場に遭遇していながら、光司の助けることなくトイレを去っていました。担任教師がいじめに加担していた事実を知り、唖然とする副校長。窮地に追いやられた河合先生は、頭を抱え込みます。

光司の奮闘や証拠となる音声データの入手によって、学校側のいじめ問題への対処にこぎつけた忌村。果たして、光司は楽しい学校生活を取り戻すことができるのでしょうか。そんな中、次は友達グループからいじめを受ける女子高生から助けを求められます。あまりにも悪質な内容に、忌村も怒りを覚えずにいられません。以下では、いじめ探偵の漫画から6話～12話あらすじネタバレ紹介します。

生徒のいじめに担任教師が加担していたという前代未聞の事実が発覚し、さらに音声データの流出をちらつかされた学校側。これ以上、いじめ問題を隠蔽するわけにいかず、校長にも報告されました。そして、校長の働きかけで光司への謝罪の会が開かれることとなりました。学校には光司と加害者本人、彼らの親が訪れます。また、会場には弟を心配する慎一郎の姿もありました。

忌村のおかげでいじめ問題が解決に動き出し、謝罪の会についてもアドバイスをもらっていた光司。不安を覚える母親をよそに、前向きな気持ちで会に挑みます。その後、いじめグループのうち3人から謝罪の言葉を受けました。しかし、主犯格である金澤には反省の色がみえず、形ばかりの謝罪をします。最後はお互いに握手をして和解という流れになり、光司は3人と快く握手を交わします。

一方、自分は悪くないと言い張る金澤との握手は拒絶し、彼のプライドをふかく傷つけました。実は、忌村からのアドバイスであり、その通りに行動しました。金澤は自分だけは悪者にされた気分で、面白くありません。謝罪の会後、校舎裏に3人を集めて光司への復讐を話し合おうとします。しかし、3人はすでに金澤に嫌気を差しており、彼から離れていきました。

普通に学校に通えるようになった弟の姿に安心する慎太郎でしたが、謝罪の会の内容から本当にやった意味があるのか、モヤモヤしていました。悩みを聞いた忌村は、ある加害者生徒の事例について話し始めます。その生徒も謝罪の会で自分の非を認められず、親に守られていることもあって頑なな姿勢を取っていました。しかし、大人になって犯罪を犯し、逮捕されたことを聞かせます。

謝罪の会とは加害者生徒にとっても、自分の振る舞いを反省するための良い機会であると考える忌村。そして、この時に反省できなかった生徒は、その後の人生で後悔することになると言い切ります。しかし、光司の金澤への恐怖は消えておらず、顔を見るたびに嫌な思い出がよみがえりました。そこで、忌村から過去を忘れるためにもある復讐方法を提案されます。

その頃、謝罪の会をきっかけに仲間が離れてしまった金澤。一方の光司は友達と楽しそうに遊んでいました。忌村に言われた通り、友人との楽しい様子を金澤に見せつけて復讐を遂げた光司。そんな彼の姿を金澤は恨めしく思いつつ、強がりを見せながら自滅していきました。問題を無事に解決し、光司と慎一郎の写真を飾る忌村。問題を解決するたびに、相談者の笑顔の写真を撮っていました。

ある日、お店でリップを盗んでしまった女子高生の渚。動機はクラスメイトが持つ恥ずかしい動画を拡散させないためでした。以前、カラオケ中にスカートの下を盗撮されてしまい、命令に従わなければ他校に流すと脅されていました。精神的に追い詰められて自殺も考えながら、ファミレスに入った渚。動画鑑賞をしていると、とある投稿者のおもしろ動画が目に留まります。

馬鹿げた内容に笑いつつ、動画制作者がいじめ探偵をしていることを知って興味を持ちます。話だけでも聞いてもらえればと、電話をかけたら忌村が出ました。動画を見て連絡を入れたと話しはじめ、世間話で盛り上がる2人。しかし、本題であるいじめを打ち明けることが出来ず、電話を切ろうしました。その時、見知らぬ男性が声をかけてきて、忌村と紹介されます。

電話越しに聞こえた環境音から渚の居場所を特定し、ファミレスへ駆けつけた忌村。予想外の展開に驚く渚は、改めて探偵の凄さを実感します。

軽い気持ちで電話をかけたものの、忌村本人が来たことで戸惑いを隠せない渚でしたが、意を決していじめを打ち明けました。最初は仲の良い友人でしたが、学校の休暇中に渚が友達の誘いを断ったことでいじめが起きました。誘いがかかった日は家族とハワイ旅行に行っており、友人にも話した渚。しかし、学校が始まった際、友人たちの反応が違うことに気が付きます。

そして、カラオケ店に入った時に盗撮されたこと、動画を脅しに万引きを強要されたことを告白しました。話を聞いた忌村は、まずは万引きしたお店へ謝罪に向かいます。どのような理由であろうと、万引きは立派な犯罪だと叱る忌村。当然のごとく店員からも厳しく叱られるも、渚のそばには忌村が寄り添っていました。

渚に真剣に向き合い、時には叱ってくれる忌村に頼もしさを感じた渚。忌村のおかげで万引き問題も解決できました。そもそも、いじめてきた子たちのせいでこんな事態になったことに気づかされ、いじめ問題も忌村に頼ることを決めます。

いじめの主犯格・愛華に呼ばれて街に繰り出していた渚。動画をばらされないためにも愛華の命令に従うしかない中、見知らぬ男性に声をかけられます。どうやら愛華に呼ばれてきたらしく、強引にラブホテルへ連れ込まれそうになります。しかし、ホテルの手前で忌村が助けに入りました。さらに、男性のスマホから情報を抜き取り、渚に付きまとわないように脅しをかけます。

同じ頃、物陰に隠れながら渚の様子を見ていた愛華たちは、忌村のスーツ姿から警察だと勘違いしていました。もし、自分たちの悪事がバレたらどうしようと心配になる中、忌村がこちらに目線を向けます。恐怖のあまり、愛華たちはその場から逃げ出していきました。忌村のおかげで危機的状況を回避でした渚でしたが、実はいじめの証拠を掴むために忌村から指示されていました。

渚にGPSをつけたことで忌村に居場所を知らせることができ、また、先ほどの愛華たちの態度からいじめがなくなると淡い期待を抱きます。心強い味方ができ、渚の心も前向きになります。

ラブホテルの一件が渚によって暴露され、自分たちが逮捕されると心配になっていた愛華。しかし、2週間が経過しても何も起きず、外部に知られていないと知ると再び渚へのいじめを始めます。後日、クラスのグループメッセージにラブホテルでの写真が投稿され、あたかも渚が援助交際をしているようなアングルで取られていました。いじめがなくなっていないことを知り、いよいよ限界を迎えた渚は助けを求めます。

渚のSOSを受け取った忌村は、まずは渚のことを助手のフクちゃんに託し、自身はいじめ問題の解決に向けた次の一手に取りかかります。これまでも渚のために周囲に根回しをしていた忌村。とある飲み屋に入り、偶然をよそおって愛華の父親に話しかけました。

渚いじめの主犯格である愛華は、父親が区議会議員、母親は元モデルという生い立ちで、近所でも品行方正で評判の良いお嬢さんで通っていました。もちろん、両親を含め愛華の裏の顔を知る者はおらず、愛華自身も大人を欺くことは簡単と見くびっていました。ある日、父親がお客さんを連れて帰ってきて、愛華も挨拶するように言われます。

いつものようにお客さんにお酌をするものだと思いきや、自宅にやってきたお客さんは愛華にとって非常に気まずい相手でした。父親の知り合いを名乗る男性は忌村と名乗り、渚のいじめを解決するべくやってきました。いつもように世間話からしながら、ふと、ある少女たちの名前を上げる忌村。この少女たちは、過去に愛華からいじめを受けて不登校になった経緯を持つ子たちでした。

もちろん、娘の裏の顔を知らない両親は信じられません。そこで、忌村は名刺を差し出して探偵であることを明かし、ある動画を見せました。そこには、渚に万引きを強要させる愛華たちの姿があり、愛華の声もしっかり残されていました。まずいものを見られたと必死になる愛華。しかし、証拠を見せつけられた以上、両親は娘の言い分を信じられなくなっていました。

娘の裏の顔を知らない両親にいじめの証拠を見せつけることで、主犯格によるいじめをやめさせた忌村。また、愛華の父親が社会的地位のある人物だったことも、いじめ解決に一役買いました。両親の前で本性を暴露された愛華はどのような結末を迎えたでしょうか。以下では、いじめ探偵の漫画13話から最終回結末をネタバレ紹介します。

忌村の尽力によって渚へのいじめがなくなり、主犯格である愛華は転校を余儀なくされました。ようやく平穏な日々を送れるようになったものの、愛華から受けた心の傷が癒えることはありません。周囲がスマホを使っている姿やクスクス笑いに遭遇するたびに、自分のことではと不安を覚える渚。しかし、もうあのような日々はやってこないと自分に言い聞かせ、前を向きます。

また、探偵事務所の勧めを受けて手話サークルに通いはじめ、耳が聞こえないリサさんと仲良くなります。筆談でコミュニケーションを取り合い、リサさんの言葉に励まされていた渚。リサさんも渚と同じ頃に耳が聞こえないことに悩んでいたことを打ち明けます。ある日、手話サークルに顔を出す忌村。皆に囲まれる中、渚とも再会を果たします。

手話サークルには渚の弟も来ており、不登校に悩んでいたものの、サークルへの参加をきかっけに前に進み始めていました。忌村のおかげで前向きになれたと、渚は改めてお礼を言いました。

いじめに苦しむ子供たちに寄り添い、問題解決に導いてきた忌村。彼がいじめ探偵を始めた理由は、ある人物への罪滅ぼしでした。その日、とある家を訪問した忌村は男の子の遺影に挨拶をします。そして、今日もいじめに苦しむ子供たちを助けるべく、いじめ探偵として活動します。

いじめをテーマとしつつ、いじめられっ子の救済に向けたストーリー展開が読者の共感を呼んだいじめ探偵の漫画。エンタメとして楽しめると同時に、いじめのひどさを改めて実感させられるでしょう。同時に、いじめ問題について向き合い、解決のために考えるきっかけをもたらしています。以下では、いじめ探偵の漫画の見どころをネタバレ紹介します。

いじめをテーマにした作品は数多くありますが、今回紹介したいじめ探偵はいじめ問題の解決に焦点を当てています。近年は、いじめの低年齢化も問題視され、デジタル機器の普及がいじめを増大させているとも言われています。また、いじめの内容によっては学校の対応だけでは不十分なケースも多く、そこで注目されているのがいじめ探偵です。

現実世界でもNPO法人によるいじめ探偵が存在し、学校では対処しきれない問題解決に尽力しています。いじめ探偵の漫画は、現代社会が抱えるいじめ問題に警鐘をならし、それらに向き合うきっかけをもたらすでしょう。

いじめ探偵の主人公は、普段は飄々としており、自身のふざけた姿の動画をSNSにアップするなどコミカルなキャラでしょう。しかし、いじめは絶対許さないというゆるぎない信念を持ち、いじめのことになると目つきや態度が一変します。相談者の身の安全を守りつつ、いじめの証拠集めに奔走する忌村。いじめ問題を解決するためなら、そのための労力や時間を厭いません。

また、いじめの事実を加害者に認めさせるためなら、証拠の音声や動画を流出させることを匂わせるなど脅し行為も行います。このように、いじめ撲滅のためなら徹底的にやりこめる忌村。なぜ、彼はそこまでいじめを憎むのでしょうか。ある人物への罪滅ぼしであること以外、詳しい理由は語られませんでした。また、忌村の過去を知る者は助手のフクちゃんしかおらず、彼の経歴も謎に包まれています。

一方で、いじめ探偵の最終話結末で登場した遺影に映る少年の存在が、忌村が罪滅ぼしを行う動機かもしれません。果たして、忌村と遺影の少年にはどのような関係があったのでしょうか。忌村の職業から、少年もいじめによって自ら命を絶ってしまったと推測されます。また、忌村は自分の過去を語りたがらないことから、彼自身がいじめの加害者だった可能性も考えられるでしょう。

いじめを憎む姿勢から加害者ではないパターンも想定されるも、やはりいじめがきかっけで今の忌村が出来上がったでしょう。もしかしたら、少年からいじめの相談を受けたものの、自分の力不足で救えなかった後悔があったかもしれません。そして、同じ悲劇を繰り返さないためにも、自身の罪滅ぼしとしていじめ問題に取り組んでいるでしょう。

いじめを犯罪とみなし、いじめの話題になると怒りをにじませた表情を見せることもあった忌村。いじめに対して激しい憎悪を抱いており、いじめ探偵として活動する原動力となっているでしょう。また、相談者であるいじめられっ子の味方であり続け、彼らにとっては非常に頼もしい大人でもあります。以下では、ギャップのある主人公と相談者との交流が目を引く、いじめ探偵の登場人物・キャラをネタバレ紹介します。

本作品の主人公であり、いじめを専門とする探偵事務所を営んでいます。菩薩に例えられるような穏やかな人物である一方、いじめ問題になると鬼の形相を見せます。いじめを絶対悪と信じ、加害者を許さない姿勢を見せる忌村。問題解決のためなら手段を選ばず、徹底的な情報収集と交渉で挑みます。また、最終回結末にてある少年の遺影に手を合わせており、忌村がいじめ探偵をはじめるきっかけの人物と推測されます。

忌村探偵事務を訪れた大学生で、弟が学校でいじめを受けていると察し、相談に訪れました。非常に弟思いであり、忌村と共に学校へ相談に訪れたり、保護者同伴の謝罪の会にも出席しました。

慎一郎の弟で、小学校6年生です。クラスメイトから壮絶ないじめを受け、学校の屋上で自殺未遂を図ったことを機に、兄を通じて忌村にいじめを相談しました。その後は、忌村の指示に従いながらいじめ解決に向けて行動し、楽しい学校生活を取り戻しました。

いじめに苦しむ子供たちを救いたい一心から、懸命に問題解決に取り組んだ忌村。彼の奮闘によって光司と渚がいじめから解放され、前向きな人生を取り戻すことができました。一方、漫画の最終回結末では忌村の知られざる過去が明かされ、その後も罪滅ぼしを続けていくことが示唆されました。以下では、ハッピーエンドな最終回結末となった、いじめ探偵に関する感想や評価をネタバレ紹介します。

わずか2巻と短いストーリーであるものの、最終回結末まで読み応えのある展開が繰り広げられたいじめ探偵の漫画。1つ目の事例は小学生の男の子が受けたいじめが描かれ、大人の想像を超える壮絶なシーンに驚いた読者も多いでしょう。同時に、学校に代わって第三者がいじめを解決するまでの展開も見どことなっています。SNSでは様々な場面で泣ける要素があり、結末でモヤモヤが残らない終わり方だったとの感想が見られます。

今回紹介したいじめ探偵の漫画は、いじめに悩む当事者はもちろん、過去にいじめを受けた大人世代からも共感を呼んでいます。また、漫画を通じていじめ探偵というサービスを知った方も多いでしょう。いじめをテーマにした新たな作風や事実をベースにしたストーリー展開で注目を集めたいじめ探偵。最終回結末まで怒涛の展開が繰り広げられ、相談者が問題を解決できた結末は多くの涙を誘いました。

いじめをテーマにした作品といえば、いじめっ子によるひどい仕打ちを彷彿させ、苦手だと感じる読者もいるでしょう。しかし、今回あらすじを紹介したいじめ探偵は、主人公の介入によっていじめを解決するありそうでなかった作風であり、ストーリーが良いとの感想や評価も多く見られます。最終回結末でもいじめ解決のために奔走する忌村の姿が描かれ、いじめについて考えさせられたでしょう。

いじめ探偵の漫画は、阿部泰尚さんが原案を担当したことも話題を呼びました。漫画最終回まで全14話と短いストーリーから、もっと読みたいとの要望の声もあがりました。また、漫画を通じていじめ探偵の存在を知り、自身が学生時代の時に頼りたかったとの感想も見られます。いじめ探偵は、過去にいじめを受けていた読者からも多くの共感を呼び、助けてくれる大人がいて欲しかったとの感想も寄せられています。

近年、深刻な問題として持ちあげられているいじめについて、改めて考えるきっかけをもたらしたいじめ探偵の漫画。単にいじめを解決するだけでなく、いじめの加害者の心理なども丁寧に描かれており、過去にいじめを受けていた人にも読んでほしいとの感想が見られます。最終回結末では忌村の過去が断片的に明かされたいじめ探偵。最終回で登場した写真の男の子が、忌村の人格に影響を与えたと推測されます。

いじめは犯罪だと強烈なセリフも注目を集めたいじめ探偵。近年のいじめは悪質性が強いとも言われ、行き過ぎたいじめが犯罪につながるケースも見られます。また、いじめについて考えさせるだけでなく、いじめを見抜く方法やいじめっ子の心理等にも言及され、読み応えのある作品とも評されています。また、最終回結末まで一気に読み進めてしまえる面白さも、いじめ探偵の見どころの1つでしょう。

阿部泰尚さんが原案を担当したことも、漫画知られるきっかけにもなったいじめ探偵。光司と渚が受けたいじめは犯罪にもなりかねない悪質な内容であり、ストーリーがリアルと評されています。子供たちの命を救うためにも、相談者の味方であり続けながら問題解決に尽力していく忌村。学生はもちろん子供を持つ親たちにも読んでほしいとの感想も見られ、短い漫画であるものの、メッセージ性の強い作品でしょう。

いじめ探偵といえば、主人公の忌村のキャラも見どころであり、飄々としていながらいじめは絶対に許さない芯のあるキャラが良い、面白いと評されています。また、忌村といえば、最終回結末で出てきた遺影の少年との関係も気になるでしょう。2人の関係は言及されなかったものの、忌村がいじめ探偵になるきっかけになったと考察されます。いじめ解決のために奔走する忌村の忙しい日々は、最終回結末のその後も続くでしょう。

いじめ探偵の漫画あらすじネタバレや登場人物、見どころ、感想などをネタバレ紹介しました。いじめられっ子の相談者に寄り添い、問題解決のために尽力する主人公を描いたいじめ探偵。最終回結末では忌村の過去を匂わせる重要なシーンが登場しました。それらが何を意味するかは、作中では明らかにされていません。いじめに苦しむ子供たちを助けるべく、忌村はこれからも活動を続けていくでしょう。