【鬼滅の刃】獪岳（かいがく）の最後をネタバレ！善逸との戦いの結末と死亡シーンは？

獪岳（かいがく）とは、人気漫画・鬼滅の刃に登場したキャラクターで、最後の死亡シーンが寂しいと注目されている人物です。獪岳（かいがく）は元は鬼と戦う鬼殺隊の隊士で、善逸の兄弟子だったのですが、鬼になってしまいます。鬼となった獪岳（かいがく）は善逸と対峙し、激闘を繰り広げました。ここでは、鬼滅の刃に登場した獪岳（かいがく）の、最後の死亡シーンの詳細をまとめます。

獪岳（かいがく）の最後の死亡シーンについて詳しく紹介する前に、鬼滅の刃の作品情報をまとめます。鬼滅の刃とは、週刊少年ジャンプにて、2016年から2020年までの間連載されていた漫画作品です。人間を喰い殺す鬼と、鬼に大切な人を奪われた剣士たちとの激闘を描き、大ヒットを記録した作品でした。鬼滅の刃の単行本は全23巻まで刊行され、単行本の累計発行部数は1憶5000万部を突破しています。

鬼滅の刃の主人公・炭治郎は、父親の亡き後、家族と助け合って暮らしていた少年です。炭焼きをして生計を立てる炭治郎は、ある日町から帰るのが遅くなってしまいます。家に帰ると家族は何者かに惨殺されており、唯一生き残った妹の禰豆子（ねずこ）も、鬼へと変貌していました。炭治郎は鬼になった禰豆子（ねずこ）を人間に戻すため、鬼と戦う剣士の集団・鬼殺隊に入ることとなります。

鬼滅の刃に登場した獪岳（かいがく）のプロフィールを紹介します。獪岳（かいがく）は善逸の兄弟子にあたる人物で、同じ育手に剣士として鍛えられたキャラクターです。善逸よりも先に、元柱の桑島慈悟郎の元に弟子入りしていました。善逸とは対照的に、要領が良く能力が高い弟子でしたが、雷の呼吸の壱ノ型だけ習得することができませんでした。壱ノ型しか使えない善逸とは、対照的な存在として描かれたキャラクターです。

鬼滅の刃に登場した獪岳（かいがく）の名前の意味は、「ずるがしこい」という意味と考察されています。獪岳（かいがく）の名前の「獪」の字は、ずるがしこいという意味があります。また、「岳」の字には、「最も」「頂き」といった意味があるため、獪岳（かいがく）の名前は「最もずるがしこい」という意味だと考察されていました。

鬼滅の刃の獪岳（かいがく）は、単行本4巻ですでに登場していたキャラクターです。鬼となって善逸と対峙したのは、単行本17巻でのエピソードでした。獪岳（かいがく）と善逸が無限城で再会するのは、鬼滅の刃の144話でのことでした。鬼滅の刃の144話から146話まで、獪岳（かいがく）と善逸の戦いが描かれ、獪岳（かいがく）の最後の死亡シーンは17巻の146話に掲載されています。

鬼滅の刃作中の、獪岳（かいがく）の最後の死亡シーンや善逸との戦闘シーンをネタバレ紹介していきます。鬼滅の刃の刀鍛冶の里編で、上弦の肆の半天狗（はんてんぐ）、上弦の伍の玉壺（ぎょっこ）らを撃破した炭治郎。その後、炭治郎や善逸は現役の柱のもとに行って、稽古をつけてもらうという強化期間「柱稽古」に挑んでいました。善逸は岩柱の悲鳴嶼行冥の柱稽古中、あまりのハードさに文句ばかり言っていました。

そのような善逸の元に、ある手紙が届きます。手紙を読んだ善逸の表情は一変し、異様な空気を漂わせました。その後、鬼舞辻󠄀無惨との最終決戦となった無限城での戦いで、善逸の兄弟子の獪岳（かいがく）と再会します。手紙には、獪岳（かいがく）が鬼になったことで、雷の呼吸の一門から鬼を出した責任を取るため、師匠の桑島慈悟郎が腹を切ったことが描かれていたのでした。

善逸は、桑島慈悟郎が責任を感じ、介錯もつけずに苦しんで死んだことを訴え、獪岳（かいがく）に対して激怒します。師匠の死を知っても意に介さない獪岳（かいがく）は、どんくさい弟子だった善逸を馬鹿にします。そのような獪岳（かいがく）を善逸は挑発し、獪岳（かいがく）に攻撃されますが、それを凌駕するスピードを見せた善逸は、獪岳（かいがく）に一撃を入れました。
 

最初に一撃を入れられた獪岳（かいがく）は、善逸の動きが過去とは全く違うことに驚きましたが、すぐに雷の呼吸で反撃します。獪岳（かいがく）は鬼になった力を使い、雷の呼吸を大幅に強化していました。獪岳（かいがく）が放つ斬撃は禍々しく黒い雷のようで、肉や皮膚をひび割れさせる強力な技でした。善逸は成す術なく獪岳（かいがく）に圧倒され、叩き落されてしまいます。

獪岳に圧倒され、負けてしまうかと思われた善逸は一旦距離を取ります。善逸は獪岳（かいがく）との過去、師匠の桑島慈悟郎を思い出していました。善逸は修業時代、獪岳（かいがく）とは折り合いが悪く、獪岳（かいがく）から嫌われていたことも知っていました。しかし、善逸は獪岳（かいがく）のひたむきで努力家なところを尊敬しており、他の隊士が獪岳（かいがく）を馬鹿にしているのを聞いて、彼らと喧嘩になったこともありました。

善逸は獪岳（かいがく）から聞こえる不満の音をいつも気にしていました。善逸は心の中で、兄弟子との道が絶たれたことを、師匠の桑島慈悟郎に謝ります。また、獪岳（かいがく）のことも「兄貴」と呼んで謝り、雷の呼吸の漆ノ型「火雷神」で一瞬で獪岳（かいがく）の頸を落としました。あまりのスピードに獪岳（かいがく）は避けることもできず、師匠が善逸を贔屓して特別な技を教えていたのだと怒ります。

しかし、雷の呼吸・漆ノ型「火雷神」は、壱ノ型しか使えなかった善逸が、自分の力で生み出したオリジナルの業だったのでした。初めは善逸を圧倒していた獪岳（かいがく）でしたが、善逸が生み出した技により、最後は頸を切り落とされて敗北しました。

獪岳（かいがく）の死亡シーンは、寂しいものでした。見下していた弟弟子の善逸に負けたことを、受け入れられない獪岳（かいがく）でしたが、重傷を負って無限城を落下していく善逸を見て、善逸も死ぬのならば負けではないと考えます。そのような獪岳（かいがく）の元に愈史郎が現れ、獪岳（かいがく）が独りで死ぬのは惨めだと言い残し、善逸を助け出していきました。

獪岳（かいがく）は自分よりも下だと思い込んでいた善逸に敗れ去り、敗北を受け入れることもできず、独りで朽ち果てながら無限城を落下していきました。獪岳（かいがく）の死亡シーンは非常に寂しいものとなりました。

鬼滅の刃作中に登場した獪岳（かいがく）の過去をネタバレ紹介していきます。獪岳（かいがく）は、実は元々悲鳴嶼行冥の寺で暮らしていた子供でした。岩柱の悲鳴嶼行冥は、過去に寺で身寄りのない子供を引き取って暮らしていました。目が見えない悲鳴嶼行冥は、子供たちと助け合いながら暮らしていましたが、ある時寺が鬼に襲われてしまい、子供たちはほとんど殺されてしまいました。

この時、寺に鬼を引き入れたのが獪岳（かいがく）でした。獪岳（かいがく）はある日の夜、寺のお金を盗んだことがばれ、他の子供たちに追い出されてしまいます。寺を出て鬼に遭遇した獪岳（かいがく）は、自分の命を助けてもらう代わりに、悲鳴嶼行冥たちがいる寺に鬼を引き入れたのでした。

幼少期は自分が助かるため、悲鳴嶼行冥や子供たちを犠牲にした獪岳（かいがく）ですが、その後成長すると鬼殺隊に入っています。元鳴柱の桑島慈悟郎の元で修行した獪岳（かいがく）は、ある時上弦の壱・黒死牟（こくしぼう）と出会います。黒死牟は圧倒的な強さを見せつけ、獪岳（かいがく）は命乞いをするのでした。獪岳（かいがく）は「生きてさえいればいつかは勝てる」という考えの持ち主だったのです。

黒死牟の圧倒的な強さと死の恐怖を前に、獪岳（かいがく）は鬼になった方がマシだと考えます。黒死牟から与えられた無惨の血を受け取った獪岳（かいがく）は、血を飲み干して鬼と化したのでした。獪岳（かいがく）はその後、上弦の陸として迎えられています。

鬼滅の刃のアニメで、獪岳（かいがく）の声を担当した声優情報を紹介します。鬼滅の刃の獪岳（かいがく）の声を担当したのは、細谷佳正です。細谷佳正は、1982年2月10日生まれ、広島県尾道市出身の男性声優です。マウスプロモーションの付属養成所を卒業後、2014年までマウスプロモーションに所属して活動していました。その後、マウスプロモーションから独立して、フリーの声優として活躍しています。

獪岳（かいがく）の声を担当した細谷佳正の、他の出演作品や演じたキャラクターを紹介します。細谷佳正は、会長はメイド様!の黒崎龍之介、ちはやふるの綿谷新、黒子のバスケの日向順平、キングダムの王賁、進撃の巨人のライナー・ブラウン、テラフォーマーズの膝丸燈、ゴールデンカムイの谷垣源次郎などの声も担当している声優です。

鬼滅の刃に登場した敵キャラクター・獪岳（かいがく）に関しての様々な感想を紹介します。まず、鬼滅の刃の獪岳（かいがく）は一番好きなキャラクターという声も集めていました。獪岳（かいがく）は幼少期、悲鳴嶼行冥や子供たちを犠牲にして自分だけ助かったり、善逸のことを見下していたりと、ずるがしこくて歪んだ性格の持ち主です。

しかし、鬼滅の刃の獪岳（かいがく）は人気のあるキャラクターで、歪んでいるところも愛されている、ダークヒーローといったキャラクターでした。鬼滅の刃の獪岳（かいがく）は登場回数こそ少ないキャラクターですが、残したセリフは印象深いものばかりでした。中でも、獪岳（かいがく）の「自分を認める者が正義」というセリフには、真っすぐで偽りがなく、共感できるといった感想も挙がっています。

鬼滅の刃の獪岳（かいがく）に関しての感想では、最後の終わり方が悲しい・寂しいといった感想も多く見られています。鬼滅の刃の獪岳（かいがく）は、育手の桑島慈悟郎の元で修行をしていた頃は、ひたむきに頑張っており、弟弟子の善逸からは確かに尊敬されていました。しかし、獪岳（かいがく）は落ちこぼれと見下していた善逸と自分とを、平等に評価していた桑島慈悟郎が許せませんでした。

善逸も獪岳（かいがく）に手紙を送るなど、気にかけていたものの、獪岳（かいがく）は鬼になってしまいました。受け取っていた愛情を顧みず、自ら鬼になった獪岳（かいがく）に対しては、自業自得だけど悲しいといった感想が寄せられています。

鬼滅の刃の獪岳（かいがく）は、かっこいいと評価されているキャラクターです。鬼滅の刃作中での獪岳（かいがく）は、期待してくれていた師匠や尊敬してくれていた善逸を、裏切るような形で鬼になり、敵キャラクターとして登場しました。そのような獪岳（かいがく）ですが、見た目や言動がかっこいいと人気のキャラクターでもあります。

鬼滅の刃の獪岳（かいがく）に関しては、登場回数は少ないものの、人物描写がしっかりされていたという感想も挙がっていました。獪岳（かいがく）は少ない登場シーンの中でも、鬼になった過去や修行時代の人柄など、人物像が深堀されています。善逸との戦闘そのものはあっと言う間に終わった印象ですが、獪岳（かいがく）というキャラクター像は鮮明に描写されていました。

ここでは、鬼滅の刃に登場した獪岳（かいがく）というキャラクターについて、最後の死亡シーンを紹介しました。獪岳（かいがく）は善逸の兄弟子で鬼殺隊の隊士でしたが、黒死牟と戦った時に命乞いをし、無惨の血を飲んでしまいました。獪岳（かいがく）は「自分を認める者が正義」だという歪んだ考えの持ち主で、無限城での戦いで善逸に倒されています。

善逸に敗北したことを受け入れられない獪岳（かいがく）は、独りで惨めに死亡しています。是非、鬼滅の刃をチェックして、獪岳（かいがく）の寂しい死亡シーンに注目してみて下さい。