ピンクとハバネロをネタバレあらすじと感想！ツンデレイケメンとの前途多難な恋？

ツンデレイケメンとの恋を描いた漫画「ピンクとハバネロ」は、特徴的なタイトルを聞いたことがある人も多いはずです。漫画のあらすじや登場人物についての情報を、ネタバレと共に紹介します。ピンクとハバネロは、里中実華先生の描く少女漫画です。集英社の「マーガレット」で2021年21号から連載が開始され、2024年現在も連載が続いている人気漫画です。現在までに、ピンクとハバネロのコミックスは8巻までが刊行されています。

ピンクとハバネロのネタバレについてを紹介する前に、漫画の作者についても少しだけ紹介します。里中実華先生は、9月3日生まれの広島県出身の漫画家です。小学校時代から漫画を描き続けており、初めて漫画の投稿をしたのは中学生でした。漫画家としてデビューを果たしたのは高校卒業の時で、デビュー作は「TAKE OFF」です。デビュー以降は、マーガレットのほかに「ザ マーガレット」でも読み切り作品を掲載しています。

2012年にマーガレット9号の別冊ふろくだった「新連載を決めるのは、君だ!!」に、里中実華先生の「まりんとゆうれい」が掲載されました。その作品が人気投票で見事1位を獲得し、連載化されました。以降はマーガレットで「雛鳥のワルツ」「空色レモンと迷い猫」「愛したがりのメゾン」といった漫画を連載し、いずれも6～9巻ほどで完結しています。デビュー作を含めた多数の読み切り作品は、単行本未収録となっています。

まずは1巻のあらすじネタバレです。主人公の宮尾麦（みやお むぎ）は、とある騎士カフェを訪れました。そのカフェで、イケメンだが不愛想な同級生の黒瀬慧（くろせ けい）が、別人のような笑顔を振りまき働いている姿を目撃します。秘密を共有した麦のもとに、ある時脅迫状が届きます。その内容は、黒瀬の秘密を知っているというものでした。

続いて2巻のあらすじネタバレです。黒瀬に関わるなという脅迫状により、麦は露骨に彼を避けるようになります。しかし、不自然さを見破った黒瀬と共に、麦は犯人を捕まえることになりました。まんまとおびき寄せられた犯人は、麦の友達の愛子でした。高校でできた初めての女友達でしたが、麦は彼女と離れることを決意します。黒瀬との仲が深まっていく麦は、黒瀬の頼みでバイト先のカフェで働くことになりました。

3巻のあらすじネタバレです。バイト先の同僚たちは、黒瀬が連れてきた麦に興味津々です。バイト先の先輩にちょっかいをかけられて、黒瀬は麦に対する嫉妬のようなものを見せ始めました。彼への恋心を自覚した麦は、親友のりりに気持ちを打ち明けます。りりに背中を押されて黒瀬をデートに誘った麦は、思うようにいかず失敗ばかりを繰り返します。けれど、自分のことを嫌いじゃないという黒瀬に、麦はとうとう告白しました。

続いて4巻のあらすじネタバレです。告白をした麦は、答えを聞くのが怖くて逃げ出した途中で、尾てい骨骨折というドジをします。落ち込む麦に対して、黒瀬は麦のことを「友達以上かもしれない」と発言しました。学校では、夏期キャンプのためのメンバー決めが行われます。黒瀬たちと同じ班になった麦は、サバサバとした女子の秋山真麻（あきやま まあさ）に声を掛けます。彼女に憧れる麦は、友達になろうと奮闘します。

5巻のあらすじネタバレです。夏期キャンプの最中に黒瀬を好きな女子たちに絡まれた麦は、黒瀬からの告白紛いの言葉を耳にします。改めて彼への気持ちを再認識した麦は、バイト先のなつめと黒瀬の仲が悪いことを知りました。なつめの好きな女子・陽向（ひなた）は、黒瀬に片想いをしています。彼女に負けまいと夏祭りに誘ったものの、麦は一度は陽向に黒瀬との時間を譲ります。けれど、黒瀬は麦の手を取りました。

続いて6巻のあらすじネタバレです。夏祭りの最中に、黒瀬は「キスをしたら怒るか」と尋ねます。混乱する麦に対して、今はしないもののキスをしたら告白と取っていいと約束をしました。文化祭が始まり、黒瀬と陽向の距離感に麦はモヤモヤとした感情を募らせます。結局は勘違いだったことに気づいた麦は、改めて文化祭を楽しもうとしますが上手くいきません。事情を話しながら涙目になる麦に、黒瀬は突然キスをしました。

主人公の宮尾麦は、恋愛経験のない高校1年生の女の子です。男子と会話どころか友達もできない状態で、女子力の高い親友のりりに憧れを抱いています。自分には可愛いものは似合わないと思っており、男性に免疫がない麦は黒瀬の読めない言動に振り回されてしまいます。けれど、友人想いの芯の強さを見せるシーンもあるキャラクターです。

黒瀬慧は、イケメンでありながら冷徹な性格をしているキャラクターです。告白してきた女子に対しても、面と向かって「嫌い」だと告げてしまうシーンが登場します。ネタバレ要素としては、騎士カフェで働いていることを秘密にしています。まったくの別人となった黒瀬は、カフェでは「ロセ」という名前で働いています。自身の秘密を知った麦を監視していますが、彼女のことを知るうちに少しずつ距離が縮まっていきます。

椿りり（つばき りり）は、麦の親友で可愛らしいビジュアルをした登場人物です。ピンクとハバネロの登場人物の中では、黒瀬と同じくらいモテているようにも見られます。りりには彼氏がいますが、通学の途中などに男性から声をかけられたり告白をされるシーンもあります。ネタバレとしては、麦のクラスメートから、麦を介して彼女の紹介を頼まれるシーンも登場します。親友というだけではなく、麦にとって憧れの女性キャラクターです。

黒瀬美月（くろせ みつき）は、小学校3年生で黒瀬慧の妹です。ネタバレとなる初めての出会いは、びしょ濡れの麦を黒瀬が自宅に連れ帰った際でした。学芸会で劇をやるという美月の手伝いをしたことがきっかけで、麦のことをとても気に入っており、麦に懐いています。麦と連絡を取りたいという美月の行動がきっかけで、麦は意図せず黒瀬と連絡先の交換をすることになりました。遊びに出かけた際も、麦を慕う様子が見られます。

漫画6巻までのあらすじネタバレを紹介したピンクとハバネロには、どのような見どころがあるのかも知っておきたいはずです。ピンクとハバネロの漫画の見どころといえば、やはり黒瀬のツンデレっぷりです。黒瀬はかなり冷たい印象のキャラクターで、登場人物たちにも物言いや態度を指摘されるシーンがあります。誤解を受けやすい彼に対して、麦はひたすらにアタックしていきます。麦の影響を受けて、黒瀬は少しずつデレを見せます。

始めは麦をも突き放すことの多かった黒瀬も、よく見ると序盤から彼女を気に掛けています。1巻のネタバレとしては、友達作りに悩む麦にきっかけを与えてくれたのも黒瀬でした。麦が落ち込む姿を見せればフォローを入れ、他の女子には相変わらずの冷たさにも関わらず、麦に対しては何かと特別扱いをして見せます。そうした感情を巡ってぶつかり合うことも多い二人が、徐々に距離を縮めていく様は一番の見どころともいえます。

あらすじや登場人物のネタバレも気になるピンクとハバネロは、実写化やアニメ化などもされているのか気になるのではないでしょうか？ピンクとハバネロは、残念ながら漫画のみが展開されている作品です。しかし、近年の少女漫画は実写映画化などをされることも多いので、漫画8巻までが刊行されている本作も可能性はあるはずです。登場人物も現実に近しいキャラクターばかりなので、登場人物のキャスティングもしやすそうです。

アニメ化はされていないものの、ピンクとハバネロはボイスコミックライブで音声作品として、人気声優陣が演じることが決定しています。こちらはマーガレットと別冊マーガレットの創刊60周年記念イベントで、5月11日と12日に開催予定です。宮尾麦役は、山下七海さんと日笠陽子さんが演じます。黒瀬慧役は石川界人さん、西山宏太朗さん、伊藤健人さん、村瀬歩さんが演じることが決定しています。

ピンクとハバネロは、期間限定でコラボイベントも開催されています。「りぼん」で連載されている「初×婚」とのコラボ企画で、2024年4月4日から4月9日まで、渋谷MODIで絶賛開催中です。イベントでは来場者が記入できるメッセージボードが設置されているほか、イベント限定グッズの販売もあって、ファンは見逃せない内容となっています。写真撮影も可能となっているようで、多くのファンが登場人物たちとの撮影を楽しんでいます。

ピンクとハバネロの漫画のあらすじネタバレなどを紹介しましたが、実際に漫画を読んだ人の感想なども気になるのではないでしょうか？続いては、ピンクとハバネロの漫画を読んだ人の感想や評価についても、少しだけ紹介します。登場人物が魅力的なピンクとハバネロは、多くの読者が夢中になっている作品です。ネタバレを知った上でも、キャラクターたちの見せる魅力は自分の目で漫画を読まなければわからない部分も多いはずです。

こちらは漫画本編のネタバレは無しの感想で、黒瀬のビジュアルがイケメンだと感じる人は大多数のようです。少女漫画のヒーローの顔が良いというのは絶対的で、さらにツンデレな性格が彼の魅力を増しているという感想もありました。黒瀬の場合には恋愛に対する一途さが良いという感想もあり、不器用な恋模様にキュンとさせられている読者も多いようです。POPUPストアでは、コラボ作品の片方のファンがもう一方に興味を持つこともあります。

ピンクとハバネロは、ときめきがとても多い作品だという感想もありました。特にヒーローとヒロインのキャラクターが刺さるかどうかが、漫画においては重要なポイントのひとつです。ピンクとハバネロの場合には、登場人物が必ずしも良い人ばかりとは限りません。そうした中でも、黒瀬のツンデレイケメンぶりと、麦の猪突猛進な一途が盛り上がりを加速させています。黒瀬の王子モードとのギャップも、多くのファンの心を射抜いています。

こちらはピンクとハバネロの漫画を読んだ人の感想を見た上で、それに同意している人の感想です。漫画序盤の黒瀬は特にツンツンなキャラクターで、氷点下ともいえる彼の対応を受け入れられなかった人もいるかもしれません。けれど、麦に心を許すようになってからの黒瀬は、時に明確なデレを見せてくれるキャラクターでもあります。そうしたデレの際のギャップに心を鷲掴みにされたという感想もあり、そこが人気の秘密ともいえます。

少女漫画をよく読む人にとっては、ピンクとハバネロははっきりと両想いになるまでの期間が長い作品だという感想もありました。特に黒瀬は、麦が自分のことを好きだと知った上で曖昧な返答ばかりをして、彼女を傍に置いています。ネタバレになりますが、作中ではそうした行動に対して黒瀬を最低だと非難する登場人物もいました。しかし、そういった黒瀬のズルさもイケメンだから許されるのだという感想も見られました。

黒瀬のメガネ姿がとても良かったという感想もありました。普段はメガネ無しで過ごしていますが、麦が黒瀬の家を訪ねた際に彼はメガネをかけていました。オフの状態では普段からそうしていると推測され、王子モードだけではなくさらにギャップを隠していることに興奮したファンも少なくないのかもしれません。登場人物の中にはイケメンも複数登場するものの、やはり多くのギャップを持つ黒瀬が一番好きだという感想もありました。

序盤の黒瀬はツンツンぶりが強いあまり、苦手意識を持つファンもいたようです。しかし、最初から麦に対しては優しい表情を見せていると気がついている人の感想もありました。誰にでも良い顔をするわけではない黒瀬の対応が、特別さを感じられて良いという場合もありそうです。

漫画「ピンクとハバネロ」のあらすじや登場人物についてを、ネタバレと共に紹介しました。タイトルは知っていても漫画を読んだことはなかったという人も、興味を持つことができたのではないでしょうか？多種多様なイケメンキャラクターが登場する本作は、きっと気に入るキャラクターを見つけることができるはずです。ネタバレや感想を読んだだけではわからない本作の魅力は、ぜひ漫画を読んでチェックしてみてください。