【ディストピア】漫画のネタバレあらすじ!話題のエロティックサスペンスの内容は?

ディストピアの漫画ネタバレあらすじを紹介します。妻・愛梨の仕事の都合で離島・根度羅島へ移住した成瀬家。島民の歓迎に心が温まる一方、彼らの異常性に次第に違和感を覚えてます。果たして、主人公一家は島の狂気から逃れることが出来るのでしょうか。ここでは、ディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画あらすじをネタバレを紹介します。その他、ディストピアの登場人物・感想などをまとめました。

【ディストピア】漫画のネタバレあらすじ!話題のエロティックサスペンスの内容は?のイメージ

目次

  1. ディストピアとは?
  2. ディストピアの漫画あらすじネタバレ
  3. ディストピアの登場人物一覧
  4. ディストピアの謎を考察
  5. ディストピアの最終回結末を予想
  6. ディストピアの見どころ
  7. ディストピアの漫画に関する感想や評価
  8. ディストピアの漫画ネタバレまとめ

ディストピアとは?

ディストピアの漫画の紹介・イメージ画像

不思議な因習が残る離島を舞台に、島に移住してきた主人公一家の逃避行を描いたディストピアの漫画。不気味なエロティックな世界観や、息をつかせぬサスペンス展開が見どころの作品です。以下では、ディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画あらすじネタバレや登場人物を紹介します。その他、ディストピアの見どころや謎の考察、結末の予想や漫画の感想をまとめました。

ディストピア~移住先は不貞の島でした~の概要

ディストピアの漫画の概要を紹介・イメージ画像

ネット広告で知った方も多いディストピア~移住先は不貞の島でした~は、シーモア×コミックアウルにて連載されているサスペンス作品です。単行本は、2024年4月までに計14巻が刊行されています。

ディストピア~移住先は不貞の島でした~の作者

ディストピアの漫画の作者・イメージ画像

ディストピア~移住先は不貞の島でした~の作者・杉野アキユキ先生は、2017年に漫画家デビュー、2024年3月から「漫画ゴラク」にて生贄家族を連載中です。

ディストピアの漫画あらすじネタバレ

ディストピアの漫画あらすじネタバレを紹介・イメージ画像

以下では、離島生活を通じて主人公一家の崩壊を描いた、ディストピア~移住先は不貞の島でした~から漫画あらすじネタバレを紹介します。

1話あらすじネタバレ

根度羅島への移住を検討する・イメージ画像

妻の仕事の関係で、一家で根度羅島に移住した成瀬家。一か月前、会社の広告チームのリーダーとなり、根度羅島のPRやイベント企画を担当することになった成瀬愛梨。島の魅力を伝えるにあたり、島で生活することを思いつきます。一方、夫の成瀬颯太はウェブデザイナーであり、移住後も在宅勤務で仕事を続けることが可能でした。その後、娘・真凛と共に根度羅島に移り住み、町長の門脇からも歓迎を受けます。

島の歓迎会に参加する成瀬一家・イメージ画像

気さくな人柄でほっとしたのもつかの間、愛梨への過剰とも取れるスキンシップに違和感を覚える颯太。島を案内してもらい、新居に到着しました。ベランダから海がみえる景色の良い場所であり、一家は新生活に胸を躍らせます。夜には島総出で成瀬家の歓迎会が開かれ、島民の温かい人柄に触れて心が和む颯太。しかし、島の名物・こちゃん鍋が出てきた瞬間、表情を曇らせます。

普通の鍋らしからぬグロテスクな見た目と、例えようのない苦みと酸味に違和感を覚えながら、島の人々がしきりに鍋の味を聞いていきます。また、妻をいやらしい目で見てくる島民の視線に耐え兼ね、それらしい理由をつけて歓迎会を後にしました。夕食に出てきた奇妙な鍋は何だったのか、本来ならばあり得ないものが混じっていました。

2話あらすじネタバレ

根度羅島での生活に慣れる成瀬家・イメージ画像

島に移住してから数日が過ぎ、真凛を学校に送って行った颯太。島の人々は皆、一家に好意的であり、真凛も楽しそうに学校に通い充実感を覚えていました。ある日、畑のそばを通りかかった颯太は、農作物を使って性行為をする姿を目の当たりにします。あまりにも異常な行動に驚き、妻にも話そうした矢先、自宅のチャイムが鳴ります。

玄関前には鯛を持ってきた門脇と、妖艶な美女が立っていました。女性は門脇の妻・香葉子といい、歓迎会に出席しなかったため、あいさつに来ました。鯛をさばいている間、颯太はこの島の豊作祈願について町長から聞き出そうとします。しかし、香葉子から意味深に口を遮られます。その後、町長から妻の好きなところを聞く羽目になり、香葉子からもスキンシップを受けました。

3話あらすじネタバレ

島でちゃんちゃん祭りが催される・イメージ画像

島のイベントであるちゃんちゃん祭りに繰り出した成瀬家。人々が祭りでにぎわう中、颯太は豊作祈願のことが頭から離れません。愛梨に畑で見たことを話すと、よそ者が島のことに口出すのはおかしいと言われてしまいます。どうも腑に落ちない中、愛梨が一人で帰ってきました。真凛は友達と一緒に先に行ったらしく、子供だけは危ないと探しに行きます。

祭りを楽しむ成瀬一家・イメージ画像

その直後、多くの子供に囲まれた門脇を見つけます。子供たちは全員、門脇の子供だと教えられ、こちゃん鍋を勧められます。一方、香葉子の姿が見えず、愛梨が行方を尋ねると意味深な言葉を放って去っていきました。駐在にも声をかけ、子孫繁栄の儀式が行われる舞台の方へ子供たちがいたことを教えられます。また、自分は颯太の味方であることや、町長に歯向かうなと言われます。

島が子宝に恵まれるようにと願う儀式が開始され、大きな容器が会場に運び込まれます。中には、香葉子と思われる女性がおり、島民たちが火を投げ入れました。

4話あらすじネタバレ

儀式として女性の人形を燃やす・イメージ画像

香葉子は儀式の生贄にされたと思い、彼女を助けるべく消火にあたった颯太。よく見ると、容器に入っていたのは香葉子に似せた人形でした。女性の人形を神に捧げることで島の子孫繁栄を願う儀式と知り、安堵します。しかし、島の大事な儀式を台無しにされたことで、島民は怒りを露わにします。怒りがピークに達し、人形の代わりに颯太を生贄に捧げようとする動きが見え始めました。

その時、駐在が拳銃を片手に仲裁に入り、颯太を助け出します。交番に逃げるように指示し、島民を抑える駐在の男。しかし、島民の怒りは収まらず、刃物で切り付けられてしまいます。島民に追われながらも、交番を目指す颯太と愛梨。その途中、沼落の丘にさしかかります。母子の石像が大量に飾られており、2人はある場所に身を隠しました。

5話あらすじネタバレ

儀式を妨害した罪で裁きを受ける颯太・イメージ画像

門脇に姿を見られてしまい、気が付くと裁判所のような場所に連行されていた颯太。目の前には裁判長役の門脇がおり、島民たちが傍聴に来ていました。昨夜、追っ手から逃れるために石像に隠れたものの見つかり、注射を打たれて気を失ったことを思い出します。裁判が開始され、島にとって大事な儀式であるちゃんちゃん祭りの妨害に対する裁きが話し合われます。

会場には妻と娘の姿はなく、心配になる颯太。正直に話せば2人の安全は保証すると言われ、名前と出生地を明かします。その後、この裁判のもう1人の被告人・香葉子が入廷しました。彼女の罪は、島外の人間、つまり颯太の精子を入手できなかった罪です。突拍子もない罪名に驚く颯太。さらに、香葉子の罪は島では重大にあたり、死刑を言い渡されました。そして、門脇にドリルを当てられて香葉子は絶命しました。

6話あらすじネタバレ

島とのつながりを隠していた愛梨・イメージ画像

移住してから根度羅島の異常性が目につくようなり、窮地に陥った颯太。さらに、妻・愛梨が根度羅島の出身であることが判明します。島で生まれ育った女性は18歳になると長老の元へ呼ばれ、本土へ向かうことを命じられます。その目的は結婚相手を見つけ、子供を産むことでした。しかし、結婚相手は必ず島外の男でなければならず、根度羅の血筋と遠いことが条件でした。

さらに、自分が一生愛し続けられるだけでなく、知性や生殖力も重視され、女たちはより優秀な男性を伴侶とすることが求められます。また、島の女性と結婚した男性は、子供が生まれから妻の生まれ故郷に移住し、島の女性との子作りに励む必要があります。より優れた男性をみつけるべく、東京の大学に進学した愛梨。様々な男性を付き合うも、条件に見合う男性と巡り合えません。

颯太と運命の出会いを果たした愛梨・イメージ画像

そのまま大学を卒業し、伴侶探しのために大手広告代理店に就職した愛梨でしたが、取引先であるデザイナーの颯太と出会います。最初は恋愛感情こそなかったものの、彼が島が求める男性の条件に合致していました。さらに生殖能力にも問題はなく、彼ならば一生愛せると確信し、交際に発展しました。その後、結婚を果たし、娘・真凛にも恵まれた愛梨。

島に帰るための条件も整い、家族3人で新生活を送るはずでした。しかし、颯太が島の繁栄を願う儀式を台無しにしたことで、思わぬ事態に直面します。

7話あらすじネタバレ

颯太を助けるため、ある行動に出た愛梨・イメージ画像

愛する夫を助けるためにも、裁判で自身の出生地を明かした愛梨。颯太を助けてほしいと懇願するも、門脇は許そうとしません。そこで、颯太が島の男として優秀なことを証明するべく、愛梨は大胆な行動に出ました。突然、下着姿となり、傍聴席にいた島の男たちを誘惑する愛梨。必死に止めようとする颯太に対して、2つの選択肢を提示します。

1つ目は、愛梨を島民に寝取られること、2つ目は香葉子のように殺されることでした。一方、颯太も黙っておらず、愛梨に騙されて島に連れてこられたと訴えます。しかし、颯太のスマホから彼の意外な趣味を知ってしまった愛梨。この場で夫の寝取られ趣味を暴露し、さらに下着も脱ぎ捨てて男たちを誘惑しました。

8話あらすじネタバレ

島の真実や妻の正体にを知り、精神的に追いやられる颯太・イメージ画像

ようやく自宅へ戻ることが許された颯太でしたが、裁判所での妻と島民のおぞましい光景が脳裏に焼き付いていました。昨夜の出来事は夢だと暗示をかけるも、愛梨の表情からやはり現実だったと思わざるを得ません。一人になろうと海へ向かうと、真凛がやってきます。まだ、島の信実を知らない真凛は学校生活も充実しており、島に来てよかったと話します。娘の笑顔を見て、ある決意を固めた颯太。

島から脱出するための準備を整える・イメージ画像

娘を守るため、父親としてこれからの人生を生きるべく、根度羅島から脱出することを計画します。数日後、愛梨を睡眠薬で眠らせ、協力者である駐在と漁師の元へ向かった颯太と真凛。実は、協力者2人も本土出身者と判明します。また、成瀬家を見守っていた駐在も、島の掟に逆らったために妻が幽閉された過去がありました。事件が起きても警察は介入してくれず、何か裏があると考えていました。

2年後、本土に帰還した颯太はシングルファーザーとして真凛を育てていました。島とは完全に縁が切れたと思いきや、思わぬ形で再会を果たします。ある日、根度羅島に関する広告をみかけた颯太。「暴かれたカルト島!!」のキャッチコピーがつけられ、嫌な気配を察します。さらに、2人の周囲には島の町長・門脇に似た人物がいました。

9話あらすじネタバレ

東京で新生活を始めた颯太と真凛・イメージ画像

東京に移住後、元気がない様子を見せ始める真凛。理由を尋ねると、東京での生活が嫌なこと、母親に会いたいと本音を打ち明けます。しかし、母親のいる根度羅島は颯太のトラウマであり、関わりたくない島でした。中学生になったら会えるとなだめるも、そのような誤魔化は真凛には通用しません。母親に会いたい一心で、1人で根度羅島に行くことを宣言します。

仕事にいしむ颯太・イメージ画像

一方、その日は真凛の二者面談があり、15時からの面談に間に合うように仕事に励みます。同僚からは男手一つで娘を育てていることに感心されている颯太。ふと、同僚の恋愛話を耳にはさみ、根度羅島での記憶がフラッシュバックしました。飲みかけのコーヒーがこちゃん鍋に見え、町で見かけた門脇に似た人物を思い出します。吐き気に襲われ、トイレにかけこむ颯太。もう島とは関係ないと自分に言い聞かせます。

真凛の担任・桃井先生との面談に挑む颯太は、娘の学校での様子などを尋ねます。颯太が娘との関係で悩んでいると察し、真凛の粘土作品を持ち出した桃井先生。真凛は父親を尊敬していることを教え、アドバイスを送ります。頼れる先生でほっとする颯太。特製のカモミールティーを出されるも、なんだか変な味がします。実は、ただのカモミールティーではなく、こちゃんティーだったことが発覚します。

10話あらすじネタバレ

置手紙を残して出て行った真凛・イメージ画像

母親に会いたいあまり、1人で根度羅島に向かうことを決めた真凛。置手紙を残し、自宅を後にしました。真凛の失踪を知り、捜索に出た颯太。東京から根度羅島まではかなり遠く、子供が1人で行けるような距離ではありません。まだ近くにいると思い周辺を探し回ると、同僚の山田から電話がかかりました。真凛のことを伝えるも、電話越しに聞こえるエンジンの音が気になります。

さらに、山田の不自然なタイミングでの電話やまるで自分を諭すような素振りから、真凛がそばにいることを推測します。実は、山田のもとには眠らされた真凛がいました。娘を誘拐したと憤る颯太に対して、山田は真凛の願いを聞いてあげただけと反論します。また、真凛の担任である桃井先生と手を組んでいるような発言をした後、意味深な言葉を残して電話を切りました。

船で根度羅島に向かう・イメージ画像

どうやら二者面談と称して桃井先生が颯太を引き留めいる間、山田によって真凛が誘拐された模様でした。島からの脱出に成功しても、島との因縁は決して切れないことを悟った颯太。また、島に残した愛梨の安否も分かっていません。娘を取り返すために根度羅島に向かうことを決意し、2年ぶりに島に渡りました。島民からの報復に備えて木刀を持参し、港に降り立った颯太。

しかし、港には大勢の女性たちが出迎えに訪れ、まるで颯太の帰還を喜んでいるようでした。さらに、群衆に紛れて山田と桃井先生の姿もありました。子供を誘拐したことに悪びれない2人に怒りを覚え、真凛を返すように強気に出た颯太。そこへ、新たに島の町長となった貴崎が顔を出しました。

11話あらすじネタバレ

根度羅島に滞在する・イメージ画像

根度羅島にやってきて妻・愛梨の生存を確認した颯太。2年前の出来事もあり、根度羅島には悪い印象しかありません。もちろん、娘を取り返したら本土に返るつもりだったものの、娘には母親が必要なことを実感させられます。そこで、真凛がいない間に夫婦で話し合い、一週間、島の様子を見てほしいと愛梨に懇願されます。それでも島を信用できないならば、颯太を諦めると愛梨から言い渡されました。

きのこ狩りに参加する成瀬家・イメージ画像

島に来てから真凛も元気な姿を見せるようになり、このまま何もなければ移住しようと思い始めます。6日後、家族対抗のきのこ狩りが催され、成瀬家も参加しました。島の人々にとって、颯太は大事な祭りを台無しにした大罪人であり、人々は陰口をたたきます。颯太が島民を良く思わないように、彼らも島を逃亡した颯太を良く思っていません。そんな中、腹を立てた愛梨がものすごい剣幕で島民に詰め寄ります。

颯太の良さが島民に伝わっていないことが悔しいと怒りをにじませます。そんな妻に大笑いする颯太。島に来てから様々なことがあったものの、ようやく和解を果たしました。木陰では、仲良くする成瀬家を見て悔し顔を見せる桃井の姿がありました。そして、キノコ狩りが開始すると、颯太と2人になる隙を狙って彼を山小屋に監禁します。身体を拘束された颯太は、桃井の激しい責めに気を失います。

12話あらすじネタバレ

手術室に運び込まれた颯太・イメージ画像

目覚めると、手術室に横たわっていた颯太。目の前には門脇が立っており、きのこ狩りでの出来事を思い出します。山小屋で桃井に襲われている時に門脇がやってきたこと、さらに彼の手で桃井が殺されていました。愛梨の裏切りを予感し、真凛を連れて島からの逃亡を目論む颯太。手術室を出たタイミングで館内放送が流れます。声の主は門脇で、颯太を捕まえた者に彼の精子を与えるという内容でした。

館内放送が流れる・イメージ画像

状況を理解できない中、服を脱ぎすてた女性たちが一斉に颯太に襲い掛かります。とにかく女性たちから逃げるべく、ある部屋に身を潜めた颯太。そこには、身体を拘束され、股間にホースをつけられた男性たちが監禁されていました。この部屋は精子を強制的に搾取するための場所であり、女性たちもここの男性に手を出すことは許されていません。

一体、何のためにこんなことをやっているのか、根度羅島の狂気をさらに知ることになった颯太。そんな中、拘束された男性のうち、見覚えのある人物を見つけます。

13話あらすじネタバレ

愛梨も騙されていたことが判明する・イメージ画像

またしても愛梨に騙されたと思った颯太でしたが、今回ばかりは愛梨も騙されていたことが判明します。島が生まれ変わったと信じ込まされていただけであり、実際は何も変わっていませんでした。島の現実を目の当たりにし、再び愛梨を信じられなくなった颯。さらに、真凛は山田に預けているものの、もはや山田のことも信用できません。

しかし、今回の出来事を受けて、愛梨もようやく島の狂気に気が付いたらしく、彼女と共に島からの脱出を決意します。愛梨の言葉を信じて港にある船へ向かったものの、門脇の手で船が爆破させられました。唯一の脱出手段を失い、逃げ場を失った颯太。真凛を人質に取られ、娘を助けたければ愛梨を殺せと命じられます。もし、命令が聞けないならば真凛を殺すと脅され、颯太は頭を悩ませます。

14話あらすじネタバレ

成瀬一家に迫る門脇・イメージ画像

娘を守るためにも、下手に動くことができない颯太と愛梨。門脇の言いなりになるしかなく、愛梨は言われるまま門脇に犯されることを覚悟します。服を脱ぎ、門脇に近づいたその時、門脇の背後めがけて斧が振り落とされました。犯人は島の駐在でした。さらに、ガソリンを被った山田が門脇を取り押さえます。自らに火をつけて、門脇と共に自滅を図る山田。その隙に、成瀬家を逃がそうと試みます。

島からの脱出のチャンスは今しかなく、まずは颯太と真凛が船に乗り込みます。続けて愛梨も船に乗り込もうとするも、門脇が追いかけてきました。数ヵ月後、ニュースで根度羅島での焼死体にまつわる事件が報じられます。事件当時、火にまかれたのは3人でしたが、発見された遺体は2体だけでした。

ディストピアの登場人物一覧

ディストピアの登場人物を紹介・イメージ画像

以下では、島の因習に翻弄される主人公と島民の関係性が恐怖をそそる、ディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画の登場人物を紹介します。

登場人物①成瀬颯太

ディストピアの主人公・成瀬颯太のイメージ画像

ディストピアの漫画の主人公であり、職業はウェブデザイナーです。妻の転勤に伴い、家族で根度羅島に移住した颯太。島民の穏やかな人柄に心地よさを覚えるも、同時に島の異常性に気が付きます。そして、島の大事な儀式を台無しにしたことを機に、娘と共に島から脱出しました。しかし、同僚の山田によって娘が誘拐されたことを受けて、2年ぶりに島に帰還、安否不明だった妻とも再会を果たしました。

妻とも和解を果たし、このまま何事も起きなければ、島への永住も視野に入れていた颯太。家族対抗のきのこ狩りで門脇に襲われ、その後も執拗に狙われる羽目になりました。

登場人物②成瀬愛梨

成瀬愛梨のイメージ画像

ディストピアの登場人物で、成瀬颯太の妻です。大手広告代理店に勤務しており、根度羅島のイベント企画やPR係に選ばれたことを受け、一家で島への移住を提案しました。また彼女自身も根度羅島の出身であり、移住は仕事のためではなく、島の掟を守るためだった可能性が高いです。夫には島の真実を隠し、怪しまれるたびにうまくはぶらかしていた愛梨。

結果的に颯太を騙すことになったものの、心の底では夫を愛しており、夫を守るために犠牲になることも厭いません。また、夫・娘との2年ぶりの再会では門脇に騙されていたことが判明し、一家で島からの脱出を試みます。

登場人物③成瀬真凛

颯太と愛梨の娘・真凛のイメージ画像

颯太と愛梨の一人娘で、小学校への進学に合わせて根度羅島に移住しました。子供のため島を掟を知らず、純粋な気持ちで島での生活を楽しむ真凛。しかし、島の真実を知った父親の意向で東京へ戻り、母親とも離れ離れになりました。その後は、父子家庭で育てられるも、母親を恋しく思うあまり根度羅島に戻りたいと思います。

父親が二者面談の日に、父の同僚に誘拐同然で根度羅島に連れていかれ、母親との再会も果たしました。後に父親も合流して、再び島生活が始まろうとした矢先、思わぬ事態に遭遇します。父親を島に留まらせるため、門脇の人質となった真凛。門脇に恨みを持つ駐在や山田によって窮地を救われ、父親と共に二度目の脱出を図ります。

登場人物④門脇

根度羅島の町長を務める門脇のイメージ画像

根度羅島で町長を務める男性であり、本土からやってきた成瀬家を温かく迎え入れました。非常に子だくさんであり、妻以外の女性との間に10人以上の子供がいます。また、島の子孫繁栄のために颯太に目をつけ、あらゆる手段を使って彼を追い込みます。
 

登場人物⑤門脇香葉子

颯太を誘惑する門脇香葉子・イメージ画像

門脇町長の妻であり、夫とはかなり年の離れた妖艶な美女です。香葉子自身は子供がおらず、島外からやってきた颯太に目をつけ、彼の精子を搾取しようと行動に出ています。しかし、颯太の精子を奪うことはできず、大罪人として処刑されました。

登場人物⑥桃井

真凛の担任教師・桃井のイメージ画像

東京に移住後の真凛の小学校の担任であり、娘との関係に悩む颯太にアドバイスを送るなど優しい先生です。二者面談で特製カモミールティーと称したこちゃんティーを出したり、裏で山田の真凛誘拐を手伝っていた桃井。後に、根度羅島の関係者と判明し、颯太の精子を奪おうと大胆な行動に出ました。しかし、きのこ狩りの最中、門脇の手で殺害されました。

ディストピアの謎を考察

ディストピアの謎を考察・イメージ画像

以下では、ディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画から、島名物のこちゃん鍋の中身など作中での謎について考察しました。

考察①こちゃん鍋の中身

根度羅島の名物・こちゃん鍋のイメージ画像

根度羅島に移住した成瀬一家の歓迎会で振舞われたこちゃん鍋。エビやたこなど魚介をふんだんに盛り込んだ島の名物鍋です。隠し味に白みそを加えた海鮮鍋とされるも、見た目から普通の鍋ではないことがうかがえます。その味は苦くて酸っぱい独特の風味とされ、美味しくないと想像できるでしょう。また、島の人々がしきりにこちゃん鍋の味の感想を聞いてくることも、怪しさを増しています。

実は、こちゃん鍋には食材としては絶対にありえないもの、島の男性の精子が混入されていました。根度羅島は子孫繁栄をとても重視する風土があり、女性に課された掟からもうかがうことができます。より多くの子宝に恵まれることを願い、生殖力を上げるためにこちゃん鍋が誕生したでしょう。

考察②根度羅島の豊作祈願の仕方

島に伝わる豊作祈願の方法・イメージ画像

一般常識では考えられないような因習が多く残る根度羅島。子孫繁栄を願う儀式は、島に人々にとってもっとも重要なものでした。また、豊作祈願も同じく重視しており、島では独特の風習が行われています。島に移住して間もなく、畑で男女の営みを見てしまった颯太。作物の入った籠を背負いながら交わり、祈祷のような言葉をくちずさむ様子は、恐怖すら感じるでしょう。

考察③香葉子の罪

大罪の判決を受けた香葉子・イメージ画像

門脇町長の妻であり、後日、夫と共に成瀬家に挨拶に来た香葉子。愛梨とも打ち解け、成瀬家と良好な関係を築く一方、彼女には颯太の精子を奪う役目が課されていました。何かにつけて颯太に迫り、精子を奪おうとする香葉子。もちろん、彼女の思惑を知らない颯太は必死に抵抗します。そのため、最終的に香葉子は使命を全うできず、颯太と共に裁かれることになりました。

香葉子に課された罪は、颯太の精子を奪えず、門脇家の名誉に傷をつけたことでした。さらに、香葉子の罪は島では大罪とみなされ、無惨な方法で殺害されました。

考察④愛梨の目的や正体

藍織の目的や正体を考察・イメージ画像

颯太の裁判をきっかけに、根度羅島の出身であることを明かした愛梨。島の掟を守るべく18歳で本土に渡り、条件に見合う男性探しに奔走します。彼の性癖が島の暮らしに向いていると見て、颯太との結婚に踏み切りました。数年後、仕事を理由に根度羅島への帰還を果たし、自身の正体を伏せながら島での生活を始めました。

ディストピアの最終回結末を予想

ディストピアの最終回結末を予想・イメージ画像

以下では、島からの脱出を目指す主人公と島民の攻防戦が繰り広げられた、ディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画の最終回結末を予想しました。

予想①全員生存する

全員で島を脱出する・イメージ画像

主人公一家を襲う狂気や、登場人物たちのおぞましさが恐怖をそそるディストピアの漫画。舞台である根度羅島では異常とも取れる風習が数多くあります。その中でも、島の女性たちに課される婿探しは、過酷なものに感じられるでしょう。愛梨の過去から婿探しの風習が明かされ、それらを拒絶する女性もいます。また島の女性たちは、18歳になると強制的に婿探しに出され、結婚・子供を作らないと帰還できません。

島の掟に苦しむ女性たち・イメージ画像

愛梨のように島の掟を守って帰還する者がいる一方、島のやり方に反発し、掟を破った女性も少なくないでしょう。また、女性たちは婿探しを目的に島から出ることができ、島の実態を外部に漏らすことも可能です。一方、根度羅島は存在自体は知られているものの、その実態は謎のベールに包まれています。何かのきっかけで島の因習がマスコミに取り上げられ、島の存続が危ぶまれる展開もあり得るでしょう。

実際、作中では島の町長が門脇から貴崎に代わり、島の因習の廃止や住みやすい地域作りに向けた動きが見え始めました。もし、このまま何も起きなければ、成瀬一家は全員を脱出することが出来たでしょう。しかし、現実は上手くいかず、警察に逮捕されたはずの門脇が島に帰還しています。また、駐在の話から根度羅島は警察の介入を受けない区域であり、全員生存しての脱出は難しいと考えられます。

予想②脱出できずに一生を終える

島で一生を終えるパターンを予想・イメージ画像

門脇が颯太の島からの脱出を阻む理由は、島の女性との間に子供を作らせるためでした。根度羅島の因習はかなり異常な内容であるものの、すべては子孫繁栄につなげるためと考察できます。そのため、本土から島に連れてくる男性は、島中の女性と積極的に関係が持てる方が望ましいです。そこで目をつけたのが、寝取られの性癖を持つ颯太でした。

島からの脱走を阻まれる颯太・イメージ画像

愛梨の思惑通り、颯太の性癖は島の人々にとっても良いことであり、全ては島の子孫繁栄のためでした。2度目の上陸でも様々な女性から誘惑され、危機的状況に陥る颯太。また、門脇の執着もすさまじく、何度も脱走を図っても、あらゆる手段を使って島に連れ戻されてしまうでしょう。もちろん、颯太が島に永住してくれることは、島民にとって喜ばしいことです。

しかし、島の因習に縛られる羽目になった颯太にとっては不本意なことであり、完全に脱出できないまま島で一生を終えるパターンもあり得るでしょう。また、島への永住は娘・真凛にも島の因習が降りかかります。18歳になったら婿探しのために本土へ渡る、根度羅島の歴史はこれからも続くことが示唆されるでしょう。

予想③愛梨だけが生き残る

1人生き残ってしまった愛梨・イメージ画像

主人公の島からの脱出または残留のどちらかが有力視される一方、根度羅島出身の愛梨だけが生き残る展開も予想されています。島民にとって颯太や真凛はよそ者ですが、島出身者の愛梨を無下にはできません。もし、颯太と島民の間で対立が起きた場合、颯太は殺される可能性もあります。結果、愛梨だけが生き残り、物語は幕を閉じるでしょう。

しかし、ディストピアの漫画14話にて、愛梨の死亡フラグが立っています。15話では、根度羅島の港で2人の遺体が発見されるも、犠牲者の1人は愛梨かもしれません。

予想④伴侶を喪った颯太が取り残される

何かしらの理由で颯太だけが島に取り残される・イメージ画像

根度羅島からの2度目の脱出の際、愛梨に危機的状況が訪れた成瀬家。この出来事はニュースで報じられるも、遺体の身元は分かっていませんが、愛梨の死亡はほぼ確定と推測されます。仮に愛梨の死亡が本当だった場合、颯太は妻の仇を討つために根度羅島に向かうと予想されます。妻を死に追いやった門脇はもちろん、島の因習そのものを消滅させようと目論むでしょう。

ディストピアの見どころ

ディストピアの見どころを紹介・イメージ画像

以下では、島に因習に囚われる主人公のその後が気になる、ディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画見どころを紹介します。

見どころ①不気味な世界観

島にただよう不気味な雰囲気・イメージ画像

法律が通用しない離島の常識や登場人物の狂気が恐怖をそそるディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画。ネット広告を見ただけで苦手との感想もみられ、読者の好みが分かれやすい独特の世界観が展開されています。一方で、不気味な世界観が見る者を引きつけてやまず、ハマる人はとことんハマります。SNSでは様々な感想が見られるも、例えようのない狂気や不気味さが本作品の見どころです。

見どころ②エロティックサスペンスのストーリー

エロティックサスペンスも見どころ・イメージ画像

ディストピアの漫画といえば、倫理観を逸脱したグロテスクな描写の多さがあげられる一方、エロティックな要素も欠かせません。根度羅島では子孫繁栄を何よりも大切にし、子宝を願う儀式が大切に行われてきました。もちろん、本土から移住してきた成瀬一家にも、島の因習を押し付けるように襲い掛かります。島の因習を知らない颯太は、人々の性に貪欲な姿勢に困惑するしかありません。

登場人物たちの狂気や、追い詰められていく主人公一家の行方が気になるディストピアの漫画。狂気でエロティックなサスペンスストーリーも面白い魅力となっています。

ディストピアの漫画に関する感想や評価

ディストピアの漫画に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、不気味でエロティックな世界観が賛否両論を巻き起こした、ディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画に関する感想や評価を紹介します。

感想1:一家が島に来た真相が面白い

移住先は不貞の島でしたの副題のごとく、物語の舞台は異常な因習が続く離島であり、インパクトある登場人物も話題を呼んだディストピア。グロさとエロティックな要素をかけあわせた不気味な世界観はもちろん、島の真相に迫る展開が面白いとの感想が見られます。過激すぎる作風から好みが分かれやすい作品であるものの、綿密に描かれたストーリー展開が面白く、ただのエログロ漫画ではないとの感想も寄せられています。

感想2:脳がおかしくなりそうな作品

ネット広告で多くの注目を集め、移住先が不貞の島でしたというタイトルからエログロ要素を彷彿させたディストピアの漫画。常識を逸脱した登場人物たちの狂気や島の名物が目を引く一方、あまりのインパクトの強さから苦手との感想も見られました。ハマる人はとことんハマるとも評され、移住先は不貞の島でしたという副題も読者の興味をそそるでしょう。また、脳が崩壊しそうだ等、刺激的な作風に驚いたとの感想も寄せられています。

感想3:こちゃん鍋の中身が気になる

面白いや登場人物が気持ち悪いなど、様々な感想が寄せられたディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画。その中でも広告に起用された子ちゃん鍋が漫画を代表する名シーンとなっています。移住先は不貞の島でしたを表すように、鍋の中には衝撃的なものが含まれていました。また、こちゃん鍋の中身はどうなっているのたか、食べた登場人物たちの行方が気になるとの感想も見られ、多くの注目を集めました。

感想4:現代社会を風刺した作風とも

ディストピア~移住先は不貞の島でした~といえば、異常な島の風習や登場人物が取り上げられる一方、日本社会を風刺した作品との感想も見られます。舞台となる根度羅島では子供を非常に大切にしており、子孫繁栄のための儀式も行われています。移住先は不貞の島でしたの副題から、エロ漫画とも評されるディストピア。しかし、単なるエログロ漫画ではないとの感想も見られ、作品の奥深さが評価されています。

ディストピアの漫画ネタバレまとめ

ディストピアの漫画ネタバレまとめ・イメージ画像

ディストピア~移住先は不貞の島でした~の漫画あらすじネタバレや登場人物、感想などをまとめました。島で暮らすうちに島民の異常性に気が付いた主人公。2度目の脱出に成功したものの、安心はできません。果たして、島の女性と結婚してしまった成瀬颯太はどのような結末を迎えるのでしょうか。島の町長・門脇との因縁の決着も気になるでしょう。

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