転生貴族、鑑定スキルで成り上がるのネタバレあらすじ！アニメ化で話題のなろう系作品

「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」は、小説投稿サイト「小説家になろう」に連載されている作品で、作者は未来人Aさんです。2020年7月からはKラノベブックス（講談社）で書籍化され、2024年3月現在で5巻まで刊行されています。

「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」は、2024年4月よりテレビアニメ版が放送されることが決定しました。制作会社は劇場版アニメ『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』・「ヤマトよ永遠に REBEL3199」といった「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の展開をおこなっているstudioMOTHERです。また、OP主題歌はTRUEさんの「ブルーデイズ」・ED主題歌は花澤香菜さんが演じるリシア・プレイドが歌う「Finally」です。

「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」は、アニメ版だけではなく2020年6月から漫画版が連載されています。漫画版の作画は「週刊少年マガジン」で連載された漫画「阿部のいる町」などの作品を手掛けた井上菜摘さんが担当しました。漫画版は2024年3月現在で14巻まで刊行されています。

ここからは「小説家になろう」原作のなろう作品、「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」をネタバレ解説します。まずは、「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」の小説版1巻のあらすじネタバレです。まずは内容の前に、主人公のアルス・ローベントの能力をネタバレ解説します。本作は「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」というタイトルにある通り、アルスの鑑定スキルが大きくかかわる作品です。

アルスがもつ鑑定能力は、歴史系シミュレーションゲームのように、鑑定した相手のステータスを「統率」「武勇」「知略」「政治」「野心」の5項目に分けて100段階評価で見抜くという力です。MAXは100ですが、100を超えるステータスが存在していて、上限は不明となっています。また、「歩兵」「騎兵」「弓兵」「魔法兵」「築城」「兵器」「水軍」「空軍」「計略」の9項目はSからDまでのアルファベットで適性を見抜くことができます。

それでは、「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」のあらすじですが、弱小領地ランベルクを持つ貴族の長男として主人公のアルスが誕生します。アルスの身体能力は平凡ですが、先ほど紹介した鑑定スキルを身に着けているほか、前世の記憶をもっています。その前世は、歴史シミュレーション好きの平凡な男性でした。平凡な男性だったとしても、前世の記憶があるというアドバンテージをアルスは活かします。

それは、幼少期から知識を蓄えておくということでした。また、アルスは知識を蓄えると同時に、自分が将来引き継ぐ領地が戦乱に巻き込まれる可能性に気づきます。アルスはこの状況に危機感を抱き、鑑定スキルを活用して優秀な人材を集め始めました。アルスが最初に目を付けた人材は、マルカ人の少年リーツ・ミューセスです。リーツはなんと、すべての能力が90を超える優秀な人材でした。

しかし、この世界では不遇な扱いを受けているマルカ人のため、その日生きるのが精いっぱいという苦しい生活をしていました。アルスは彼を家臣にしようとしますが、マルカ人はダメだと父親が難色を示します。しかし、その父親の無理難題ともいえる試験をリーツは見事に突破して、無事に家臣になることができました。その後、リーツは「ローベント家の黒の死神」という二つ名で呼ばれるほどの活躍をします。

リーツのほかにも「ローベント家の火炎姫」と呼ばれることになる、乱暴な口調だが根はやさしいシャーロットや、臆病で引っ込み思案だが計略の才能をアルスによって見いだされた軍師のロセルといった、世に出ていない優秀な人材を家臣にしていきます。

小説版「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」2巻のネタバレ解説をします。ロセルを仲間にしてから3年後、リーツやシャーロットが順調に成長するほか、彼らよりは劣りますが優秀な家臣たちがアルスの元に集まりはじめます。しかし、ここで事件が起きます。それはアルスの父は病で倒れてしまい、アルスが想定するよりも早く領地を引き継ぐことになりそうなことです。

さらにこの病はアルスの父親だけではなく、アルス達の領地があるミーシアン州の総督も病におかされてしまいます。そのため、その後継の座をめぐって兄クラン、弟バサマークが争う事態が予想されるようになりました。さらには、アルスにリシアという許嫁がいることも発覚します。父が病で亡くなったあと、アルスは来るべき戦の準備をするためシャドー傭兵団を雇って情報収集をします。

また、引き続き人材発掘をしているとき、野心が100もあるが優秀な能力のミレーユと出会いました、アルスはミレーユの野心に警戒しますが、心強い仲間になることは間違いないということで家臣に引き入れました。その後カナレ郡の総督跡目争いで兄クラン派についているアルスは、クランから出陣するように命じられました。

小説版「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」3巻のネタバレ解説をします。アルスたちはアルファーダ郡侵攻、サムク城攻略といった戦いを、成長したシャーロットの魔法やロセルやリーツの知略であっさりと勝利を収める活躍を見せます。その後、ベルツド郡の最重要拠点のベルツド城攻略にアルスたちは向かいました。ベルツド城攻略でも、アルスたちは活躍します。

その活躍はアルスが見出した家臣たちだけではありません。アルス自身が、本隊とは別に動き、調略役として行動します。そこで、持ち前の鑑定能力などを駆使して相手を寝返らせることに成功します。さらに、リーツが敵将ダンを討ち取り味方の勝利に大きく貢献しました。この戦いの功績を評価されたアルスは、カナレ郡長に任じられ、成り上がることに成功します。

小説版「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」4巻のネタバレ解説をします。カナレ軍長となったアルスが最初にしたことは、もちろん人材発掘です。アルスは1か月間様々な人を鑑定し、士官ザットと魔法兵ムーシャといった家臣を登用しました。そのころ、先の戦いで敗北したクランの弟バサマークは、サイツ州を味方につけようと暗躍します。

サイツ軍はバサマーク側につくことにし、カナレへ進行してきました。サイツ軍はアルス軍とくらべて強大で、有能な臣下がいるアルスですが苦戦してしまいます。しかし、最終的になんとかサイツ軍を撃退することに成功しました。同時に、クランがバサマークを倒したことでミーシアン内紛は決着がつきました。

小説版「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」5巻のネタバレ解説をします。ミーシアン内紛の戦後処理に奔走するアルスは、やはり人材発掘に着手します。そこで、元貴族で政治力が高く口がうまいヴァージや、兵器適正Sだがコミュ障のエナンなどを取り立てました。また、ミレーユの弟トーマスもお試しで陣営に加わります。さらに、これまで取り立てた臣下の成長が描かれます。

捕虜のなかから才能を買って臣下とした歩兵適正Sのブラッハムは、アルスが任せた野党討伐を成功させるという活躍で成長しました。このほか、アルスが勧誘したフジミヤ3兄妹が元ヨウ国の王族で一族再興を目指していることが判明します。

「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」の見どころは、鑑定スキルで人材を発掘するという設定が領主経営にぴったりだという点が挙げられます。とくに、歴史シミュレーションゲームが好きな方には面白い設定だという感想がありました。また、アルスが勧誘した家臣とともに活躍して成り上がっていく点が面白いという声があります。

「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」の原作は「小説家になろう」で現在も連載中です。そのため、ここで紹介するのは「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」最終回の考察になります。最終回として描かれそうなこととして、アルスは皇帝まで成り上がるのではないかというものが挙げられます。また、戦争が終わったら家族や家臣と平和に暮らすのではないかという説があるようです。

いずれにしても、これからも主人公のアルスは鑑定スキルを駆使して、有能な家臣を登用し続けるのではないかと考察されているようです。

2024年4月から放送予定のアニメ「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」が楽しみだというファンの声がたくさんありました。

アニメ「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」のOP主題歌はTRUEさん、ED主題歌は花澤香菜さんが担当します。それぞれのファンの方がアニメ放送を楽しみにしているようです。

転生系アニメが数多くアニメ化されていましたが、そのなかでも「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」がもっとも好きというファンの方がいます。

漫画化、アニメ化されている「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」のあらすじネタバレを紹介しました。主人公が人材を発掘して活躍する「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」、2024年放送のアニメをチェックしてみてはいかがでしょうか？