妃教育から逃げたい私のネタバレあらすじ！アニメ化でも話題の王室ラブコメ漫画

『妃教育から逃げたい私』は、もともと「小説家になろう」で連載されていた小説です。その後、主婦と生活社で書籍版が制作されました。妃教育から逃げたい私の小説は漫画にもなり、小説と同じく主婦と生活社からコミックスが刊行されています。小説は全2巻で、漫画は2024年3月時点で5巻まで発売されています。

妃教育から逃げたい私の小説の作者は、沢野いずみさんです。小説のイラストは、夢咲ミルさんが担当しています。妃教育から逃げたい私の漫画版の作者は、菅田うりさんです。

公爵令嬢のレティシアは、アスタール王国の王太子であるクラークの婚約者でした。ある日の王宮の舞踏会で、クラークはレティシア以外の女性を伴って現れました。戸惑いながらも事情を聞こうとするレティシアに、クラークは目をそらしながら「そういうことだ」と答えます。この言葉を婚約破棄の意思と受け取ったレティシアは、喜びの感情を爆発させました。

レティシアは10年に渡る妃教育に辟易としており、一刻も早く自由の身になりたかったのです。レティシアは田舎へ移り住むことを決め、領地の端になるアベルタ村へ引っ越しました。魚釣りなどをして気ままに暮らしていたレティシアでしたが、なぜかそこにクラークが現れます。そして、魚を頬張るレティシアの隣に座り、「楽しそうだな」と声をかけるのでした。

レティシアはクラークの突然の訪問に驚きますが、すぐに気を取り直して事務的に用件を尋ねます。クラークは、まだ2人が婚約中であることを伝えにきたのでした。クラークが帰った後、レティシアは兄のナディルから事情を聞きます。そして、クラークがブリアナを伴って現れたのは、ただ単にヤキモチを焼いてほしいだけだったことを知ります。レティシアがナディルと言い合っていると、一緒についてきたブリアナが会話に割って入ります。

ブリアナはレティシアの代わりに受けている妃教育に耐えきれず、早々に逃げ出してきたのです。また、クラークがレティシア一筋であることを知り、勝ち目はないと悟ったのでした。「レティシア以外と子作りしない」というクラークの爆弾発言を聞いたレティシアは、顔を真っ赤にして動揺しました。

どうしても妃になりたくないレティシアは、夜中にこっそりと逃亡することにしました。しかし、この逃亡は見抜かれており、あっさりとブリアナに阻止されます。さらに騒ぎを聞きつけたナディルまでやって来て、レティシアはピンチに陥ります。そこでレティシアは、ブリアナに「逃がしてくれたら兄様と結婚させてあげる」とささやきました。

ブリアナは玉の輿を狙い、レティシアの提案に乗りました。レティシアはナディルがブリアナの足止めを食っている間に、1人で屋敷を飛び出しました。しかし、夜道を走るレティシアは、馬車で迎えに来たクラークに捕まってしまいました。クラークは暴れるレティシアを担ぎながら、呑気に結婚式の話をするのでした。

レティシアが城へ戻ると、中庭がまるで田舎のような景色に様変わりしていました。クラークがレティシアのために、彼女好みの庭を用意したのです。クラークは喜んでいるレティシアに、もう妃教育は受けなくていいと言いました。好きなときに好きなことをしていいと言われ、レティシアの心は揺れ動きます。もともとクラークのことが嫌いではないレティシアは、妃教育がなくなったことで逃げる必要はなくなりました。

しかし、10年間ずっと婚約破棄を目標に生きてきたレティシアは、素直にこの申し出を受けることはできませんでした。意固地になって結婚を拒否するレティシアに、クラークは悲しそうな表情をします。そして、レティシアが逃げ出さないように、城の一室に軟禁しました。ところが、諦めが悪いレティシアは、監視の目をかいくぐって逃亡を試みます。レティシアの行動はクラークに読まれており、彼女の逃亡はまたもや失敗しました。

レティシアはその後、侍女のマリアを身代わりにしたり、窓を割るなどして逃亡を図ります。しかし、そのたびにクラークに見つかり、ついには窓に鉄格子をはめられてしまいました。レティシアの話し相手として雇われたブリアナは、鉄格子に嘆くレティシアに自業自得だと言い放ちます。

ブリアナはレティシアの話し相手としてだけでなく、レティシアの評判を上げる役目も担っていました。ブリアナが妃教育の大変さを話して回ったことで、10年間も妃教育に耐えてきたレティシアの人気は急上昇しました。国中が祝福ムードになり、2人をモデルにした恋愛小説まで発行されるほどでした。

自由が欲しいと泣き叫ぶレティシアに、「駄々をこねるな」とブリアナが冷静にたしなめました。レティシアは10年間の妃教育を振り返り、これまでの辛かった日々を嘆きます。クラークとの婚約破棄だけを願ってきたレティシアは、どうしてもクラークとの結婚を決意することができなかったのです。

その夜、レティシアは隠し通路を見つけるため、部屋のあちこちを探索しました。そのとき、本棚に「クラーク王子の日記帳」というタイトルの本を見つけます。好奇心を抑えられなかったレティシアは、ついその本を手にとってしまいました。すると、いきなり本棚が動き出し、隣の部屋へと続く通路が開きました。レティシアが大喜びで向こうの部屋へと駆け出すと、そこにはベッドの上で微笑むクラークの姿がありました。

クラークはレティシアが隠し通路を探し出すことを承知の上で、軟禁部屋の隣に寝室を移動してきたのです。クラークはレティシアをベッドまで運び、顔を近づけます。クラークは結婚するまでレティシアに手を出すつもりはなく、唇へのキスもしないと言ってレティシアを安心させます。

しかし、唇以外へのキスは別物らしく、クラークはレティシアの顔中に口づけをしながら愛をささやきました。恋愛に耐性のないレティシアはそのまま気絶してしまい、クラークと一晩をともに過ごします。翌日、レティシアはマリアに協力してもらい、重いテーブルで隠し扉を塞ぎました。隠し通路を塞がれたクラークは怒って、普通に部屋の扉から入ってきたのでした。

珍しく怒りをあらわにするクラークに、レティシアは昨晩の行為が恥ずかしかったことを告白します。するとクラークは嬉しそうな顔になり、レティシアにくっついてきました。そして、レティシアに二度と隠し扉を塞がないよう釘をさすのでした。クラークの愛情表現に困ったレティシアは、ナディルに相談します。レティシアはナディルからアドバイスをもらい、その夜さっそく作戦を実行することにしました。

レティシアは隠し扉から現れたクラークを制止し、少し触りすぎだと抗議します。そして、これ以上接触したら、一生クラークの名前を呼ばないと宣言するのでした。このセリフにクラークは激しくショックを受け、必要以上に触ることと、予定にない訪問をしないことを約束しました。

それでもまだ逃亡を諦めていなかったレティシアは、部屋の壁に穴を開けて外へ逃げようとします。しかし、お尻がはまってしまい、身動きが取れなくなってしまいました。それを見つけたクラークはさすがに困惑し、怒るのも忘れてレティシアを引っ張ります。何とか穴から抜けたレティシアは、安心して思わずクラークに抱きつくのでした。

クラークに恥ずかしい姿を見られてしまったレティシアは、部屋の床下収納の中に隠れていました。すると、レティシアがいなくなったと勘違いしたマリアが騒ぎ出し、レティシアは出るタイミングを逃します。クラークはレティシアは隠れているだけだと予測し、出てくるように声をかけます。

レティシアは床下収納から出て、クラークにはしたない姿を見られて恥ずかしかったと白状しました。その後、王妃から呼び出されたレティシアは、王妃から意外な事実を聞かされます。それは、レティシアの初恋の相手が、クラークだったというものでした。まったく記憶にない思い出に、レティシアは驚愕します。

レティシアが王妃の話に動揺していると、そこで1人の護衛の兵士が動きます。その兵士は、変装したクラークでした。クラークはレティシアに花冠をプレゼントし、真剣な顔で愛の告白をしました。クラークからの情熱的な言葉に、レティシアの胸は激しく高鳴ります。このとき、レティシアの心には今までにない感情が芽生えたのでした。

それから数日後、王城ではクラークとレティシアの婚約発表パーティーが開かれました。2人は参列者の前で挨拶し、ダンスを披露します。会場は祝福ムードで、温かい雰囲気に包まれました。しかし、その幸せな空気を壊すかのように、黒装束の男たちがレティシアを拐ったのでした。

レティシアを誘拐した男たちは、レティシアを見て動揺します。彼らは他の人と間違えて、レティシアを拐ってしまったのです。彼らの話を聞いていたレティシアは、誘拐犯の1人がどこかの国の王族であることを知ります。さらに、2人が本当に誘拐しようとしていたのが、レティシアの侍女のマリアだったことも判明します。誘拐犯たちはレティシアがクラークの婚約者だと知ると、青ざめてパニックになりました。

そして、証拠隠滅を図り、レティシアを馬車から投げ捨てようとしたのです。慌てたレティシアは、マリアの居場所を知っていると言って馬車から捨てられるのを回避します。その後、誘拐犯の1人がデルバラン王国の第3王子であることと、マリアがデルバラン王国の伯爵令嬢であったことが判明します。レティシアは今がアスタール王国からの脱出のチャンスだと考え、ルイ王子にある計画を持ちかけました。

ルイと従者のライルとすっかり打ち解けたレティシアは、酒場で今後のことを話し合っていました。レティシアはルイ王子から慰謝料をもらい、そのお金でデルバラン王国で庶民として暮らす計画を立てます。しかし、3人はそれぞれ自分のことしか考えておらず、話し合いはいつまでたっても平行線のままでした。

その後、宿の部屋で1人になったレティシアは、窓から逃走を図ります。そのタイミングでレティシアを追ってきたクラークが登場し、レティシアはクラークに捕まりました。ルイとライルは、誘拐されたレティシアを保護したと弁明します。クラークはルイとライルを追い払うと、レティシアを思いっきり抱きしめました。そして、レティシアが自分以外の男の名前を呼んだことについて、笑顔で追及するのでした。

クラークと同じ部屋で一晩過ごすことになったレティシアは、緊張に耐えきれずまたもや脱出しようとします。しかし、クラークと一緒に来ていたナディルにあっさり捕まりました。ナディルはいつまでも逃げようとするレティシアに、「何がなんでも結婚してもらう」と言い放ちます。

そして、クラークとの結婚を断ったとしても、他の縁談が持ち上がるだけだとレティシアを諭します。クラークと向き合うように言われたレティシアは、自分の意志でクラークが待つ部屋へと戻りました。

レティシアが宿の部屋に戻ると、クラークは優しい笑顔で迎えてくれました。そして、これまでレティシアの自由を奪ってしまったことを謝ります。レティシアはクラークに見初められたせいで、妃教育を強いられることになりました。クラークはレティシアから笑顔が消えていく様子に気づきながら、それでもレティシアを諦めることができなかったのです。

いつしか作り笑いしかできなくなったレティシアに悩んだクラークは、ナディルから提案された「偽の恋人作戦」を実行しました。ナディルはクラークに新しい恋人できれば、レティシアは喜んで仮面を脱ぎ捨てるはずだと考えたのです。心の内をすべて打ち明けてくれたクラークに、ようやく頑なだったレティシアの気持ちもほぐれます。そして、レティシアは覚悟を決め、クラークの気持ちを受け入れることにしたのでした。

誘拐騒動も終わり、レティシアはクラークと王城へ帰ってきました。レティシアの誘拐事件はなかったことになり、ルイは留学という名目でアスタール王国にとどまることになります。その裏でレティシアとクラークの結婚準備は着々と進み、レティシアは心の準備もないままウェディングドレスに着替えさせられました。レティシアは覚悟を決めて教会へ向かい、クラークと夫婦になりました。

ようやくレティシアと結婚できたクラークは、嬉しさのあまり顔が緩みっぱなしでした。しかし、まだ初夜を迎えていないと聞いて、ナディルは驚きます。クラークはレティシアが怯えないように、毎晩寝たふりをしていたのです。

一方のレティシアは、ブリアナからもらったセクシーなネグリジェをマリアに押し付けようとしていました。そこをクラークに見つかり、赤面して逃げ出します。その夜もネグリジェの出番はなく、レティシアは何枚も服を着込んでベッドに入るのでした。

結婚してから一週間が経った頃、レティシアは城から脱走して城下町に遊びに来ていました。レティシアはクラークの警戒が緩んだのだろうと判断しますが、それはクラークの計画のうちでした。クラークはレティシアと城下町でデートするため、わざとレティシアを見逃したのです。2人は楽しい時間を過ごし、さらに心の距離が近づきました。

クラークには、マティアスという2歳の弟がいました。マティアスを可愛がるレティシアを見て、クラークは弟の代わりに自分を可愛がるよう言います。レティシアは照れて真っ赤になり、その場から逃げ出しました。その後、ブリアナとお茶をしていたレティシアは、ブリアナから再びネグリジェを勧められます。そこにクラークが突如として現れ、ブリアナからネグリジェを買いました。

レティシアが寝間着の上からネグリジェを試着していると、その様子をクラークに目撃されます。クラークは真っ赤な顔で「刺激が強すぎる」と言い、ネグリジェを宝箱に一時保管しました。その様子を見たレティシアは、実はクラークも余裕があるわけではないことを知ります。そして、ベッドの中で背を向けているクラークに、「こっちを向いてください」と声をかけたのでした。

クラークと向かい合ったレティシアは、クラークの頬にキスをして布団に潜り込みます。クラークはレティシアを後ろから抱きしめ、「結婚してくれてありがとう」とささやきました。そして、2人は向かい合い、初めてキスを交わしたのでした。クラークとキスをしたレティシアは、恥ずかしさのあまり再び脱走計画を企てます。一方のクラークは、1ヶ月に及ぶ新婚旅行の計画を立てるのでした。

レティシアと2人きりの新婚旅行を楽しむつもりだったクラークですが、旅行にはブリアナやナディル、ルイやライルまでもがついてきました。クラークと2人きりになりたくないレティシアが、一同を旅行に誘ったのです。もちろん部屋も別々で、レティシアはブリアナと同じ部屋に泊まることになりました。

レティシアはクラークと2人きりになる状況を避けつつも、このまま逃げ続けるわけにはいかないと悩みます。その夜、クラークはこっそりとレティシアを誘い出し、小高い丘で夜景を楽しみました。そこで2人はようやく、新婚らしい甘い空気に浸ることができたのでした。

妃教育から逃げたい私は、レティシアが王太子のクラークから溺愛されるストーリーです。溺愛系の漫画や小説が好きな人であれば、物語の魅力にハマること間違いなしです。溺愛されながらも逃げ出すレティシアとクラークの攻防戦も、妃教育から逃げたい私の見どころのひとつです。

恋愛系の小説や漫画には、主人公のライバルなど悪役が登場することが多いです。しかし、妃教育から逃げたい私には、悪役と呼べるキャラは一切出てきません。1話でクラークの恋人役として登場したブリアナも、すぐにレティシアと仲良くなりました。

妃教育から逃げたい私は、レティシアとクラークを中心にハートフルな展開が続きます。また、主人公たちだけでなく、周囲の人間も幸せになっていきます。毒がない小説や漫画が好きな人には、特におすすめの作品です。

小説から漫画になった妃教育から逃げたい私は、ついにアニメ化も決定しました。では、妃教育から逃げたい私のアニメは、いつから放送されるのでしょうか？妃教育から逃げたい私のアニメ化が発表されたのは、2023年11月です。ただ、アニメ化が発表されて以来、アニメの放送時期などの詳細な発表はない状態です。2024年3月時点でアニメ放送時期が未定であることから、アニメの放送は2025年以降になる可能性もあります。

妃教育から逃げたい私のアニメは、放送時期だけでなく制作会社も不明です。アニメ化以外の情報はまだ一切発表されていないため、制作会社だけでなくスタッフやキャストもわかりません。アニメの放送時期が明らかになれば、その他の情報も徐々に公開されるでしょう。

妃教育から逃げたい私の、ひとつ目の感想を紹介します。妃教育から逃げたい私には、レティシアとクラークの2人がかわいいという感想が寄せられています。ヒロインがかわいいという感想はよく見ますが、男性主人公がかわいいという感想は珍しいといえるでしょう。レティシアだけでなく彼女に思いを寄せるクラークのかわいさも、妃教育から逃げたい私の魅力のひとつです。

妃教育から逃げたい私の、ふたつ目の感想を紹介します。妃教育から逃げたい私はアニメ化が決定したことで、「アニメが楽しみ」という感想が増えました。妃教育から逃げたい私は小説も漫画も賑やかであるため、アニメに向いているという感想もありました。

妃教育から逃げたい私の、3つ目の感想を紹介します。妃教育から逃げたい私の漫画には、「絵がかわいくて見やすい」という感想がありました。妃教育から逃げたい私の小説の挿絵は、漫画の絵とかなり異なっています。しかし、どちらの絵もかわいらしく、高く評価されています。

妃教育から逃げたい私の、4つ目の感想を紹介します。妃教育から逃げたい私の読者からは、ブリアナに関しても「かわいい」という感想が上がっています。ブリアナは第2のヒロインで、レティシアに負けず劣らず人気があります。レティシアとはまた違ったかわいさが、読者を魅了しているようです。

妃教育から逃げたい私の小説や漫画の概要、漫画のあらすじネタバレ、読者の感想などをまとめました。妃教育から逃げたい私の小説や漫画は、悪人が出てこないほのぼのとした作品です。ハラハラとする展開は少ないですが、読んでいて明るく楽しい気分になります。妃教育から逃げたい私のあらすじや感想を見て作品に興味を持った人は、ぜひ実際の小説や漫画を読んでみてください。