【右手に指輪をする夫】ネタバレあらすじと結末！拓也が左手に指輪をしない理由は？

こちらの記事では、漫画配信サービス・めちゃコミックで連載されていた漫画作品『右手に指輪をする夫』のあらすじや物語の結末を、ネタバレを交えて紹介しています。右手に指輪をする夫が、どのような結末を辿る漫画なのか気になっている人は、こちらの記事に目を通してみてください。また、右手に指輪をする夫のネタバレあらすじと結末のほかにも、物語の見どころや、読者の感想・評価もまとめました。

漫画・右手に指輪をする夫のネタバレあらすじを読んだ後は、そちらの項目も読んでみてください。右手に指輪をする夫の物語のネタバレあらすじと結末、感想などを紹介する前に、まずはどのような漫画なのか、概要を紹介します。右手に指輪をする夫をこれから読もうか迷っている人は、そちらもチェックしてみてください。ほかにも、漫画・右手に指輪をする夫の作者についても紹介しています。

右手に指輪をする夫のネタバレあらすじと結末を紹介する前に、こちらの作品の概要を紹介します。右手に指輪をする夫は、漫画配信サービス・めちゃコミックのオリジナルレーベル『コミックなにとぞ』で配信されていた女性向け漫画です。コミックなにとぞは、恋愛や結婚、仕事や子育てに奮闘する女性に楽しんでもらうことをテーマとしたコミックブランドです。

右手に指輪をする夫は、そのようなコミックなにとぞの作品の中で、読者から「スカッとする」と感想を寄せられることの多い漫画作品です。右手に指輪をする夫は、夫の不倫が原因で主人公が不倫相手の執念に振り回されるサスペンスストーリーとなっています。

現在は右手に指輪をする夫の漫画が全15巻で完結しており、連載していためちゃコミックのほかにも、ピッコマやコミックシーモアなど、さまざまな漫画配信サービスで読むことができます。右手に指輪をする夫の作者は、樹ユウマ先生です。右手に指輪をする夫の作者である樹ユウマ先生については、次の項目『右手に指輪をする夫の作者』で詳しく紹介します。

「ドロドロとした怖さと、スカッとする展開が面白い」と人気の右手に指輪をする夫は、漫画家の樹ユウマ先生の作品です。樹ユウマ先生は、右手に指輪をする夫のほかにも『復讐女がそばにいる』や、『御社の不倫の件～絶対に別れさせます～』など、女性向けの漫画作品を発表されています。御社の不倫の件～絶対に別れさせます～は、右手に指輪をする夫の連載が完結した後に始動した新作漫画です。

御社の不倫の件～絶対に別れさせます～は、右手に指輪をする夫が連載されていたコミックなにとぞにて連載中の作品で、2024年3月時点では第19巻まで刊行されている人気作品となりました。こちらの作品も、右手に指輪をする夫と同様に男女のドロドロとした関係をテーマにしています。

こちらの作品は、各章でメインキャラクターが変わります。「不倫別れさせ社」のやり手女性社員が、あの手この手を使って依頼された不倫カップルの関係を清算させる様子は、読んでいる人から「主人公が頼もしくて読む手が止まらない」「さまざまな不倫カップルが見られて面白い」と感想を寄せられています。

右手に指輪をする夫の第1巻～5巻までのネタバレあらすじと結末を紹介します。こちらの巻では、主人公・藤井爽子の夫である拓也の裏切りが発覚します。爽子は、仲の良い夫と2人の間にできたかわいい娘・未来と、幸せな生活を送っていました。そのような爽子には、1つだけ気がかりなことがありました。それは、夫の拓也が結婚指輪を付けていないことです。

しかし、右手の指には自分があげていない指輪をはめていました。その指輪は、亡くなった祖父の形見と聞いていました。「祖父との思い出の品なら仕方ない」と思って見過ごしていた藤井爽子ですが、ある日、その指輪の正体が発覚します。その正体とは、元カノからもらったという、曰わくのある指輪だったのです。さらに、拓也が決めた娘の未来の名前が元カノの名前と一緒だということも判明し、爽子の心中は穏やかではありません。

過去のこととはいえ、自分以外の女性の影が見えたことに、爽子は拓也に対して不信感が芽生えていきます。そのような大きなショックを受けた爽子に、さらなる不幸が待ち受けていました。拓也の元カノで未来の名前の元となった女性、その人物とは、未来が通っている保育園の先生・花苗未来だったのです。

夫のいくつもの裏切り行為が判明し、爽子は家を出ることにします。そして、その原因である花苗とも話し合いをすることにしました。花苗は、家族のいる男性との交際という不利な立場に置かれているにもかかわらず、彼と別れるどころか「あなたの家族を渡して」と開きなおります。話を聞くと、花苗は拓也の大学時代の知り合いで、ゼミが一緒で交友があったと言います。

そして当時、拓也の子供を身ごもっていたことも暴露しました。「だから、拓也と結婚して幸せになっているのは、本当は自分のはずだった」と花苗は主張してきました。花苗の飛躍した考えと妄言に、爽子は困惑します。すると、そこへ拓也がやってきて、花苗に「別れてほしい」と言い放ちます。拓也が自分の味方をしてくれると思っていたのか、その発言を聞いて花苗は爽子に逆恨みの感情を抱くことになりました。

その後、花苗は未来の通う保育園を退職し、そのまま行方知れずになります。その結果によって、問題が1つ消えたかと思われましたが、ここからが爽子の地獄の始まりでした。爽子の身の回りで、嫌がらせや身に覚えの無い冤罪が降りかかるようになったのです。花苗が姿を消した途端に不審な出来事が連発したことで、爽子はこの一連の犯人が花苗だと確信します。

花苗の嫌がらせに対し、先手を打って返り討ちにした爽子ですが、その行為が花苗の復讐心に火をつけました。花苗は、爽子の娘・未来を誘拐したのです。大事な娘が姿を消したことで、爽子は警察や職場の先輩・真弓に相談します。すると、真弓は花苗の周囲についての多くのことを調べてくれました。

花苗が大学時代に拓也と付き合っていたとき、同じく大学に務めていた小暮という助教授と同時に交際していたこと、また、花苗が以前話していた「拓也の子供を身ごもっていた」という言葉が嘘である可能性も判明しました。

花苗が身ごもっていたのは拓也の子供ではなく、妻帯者である小暮の子供だった可能性が高いと真弓は話します。そして、小暮というキーパーソンが明らかとなったことで、拓也は花苗と未来の足取りを掴もうと、小暮に連絡を取りました。小暮教授は、拓也に「花苗は父親の別荘にいるのではないか？」と助言します。

急いでその場所に向かった爽子と拓也は、そこで燃えさかる建物と、血だらけになった娘を目撃します。後が亡くなった花苗は焼身自殺を謀りますが、爽子たちによって救助されました。その数年後、未来は無事に小学生にあがり、爽子は第二子となる男の子を授かり、幸せな生活を取り戻したのでした。

拓也は、右手に不倫相手で大学時代の元カノ・花苗との思い出の指輪をつけていました。しかし、妻・爽子との結婚指輪はつけていません。その理由は、花苗への気持ちを吹っ切れなかったからでしょう。左手にも指輪をつけてしまえば、生活も想いも爽子へベクトルが向いてしまいます。その調和を保つため、爽子との結婚指輪ははめなかったのではないかと予想されます。

爽子と拓也の娘・未来が通う保育園の先生である花苗未来の正体は、拓也の不倫相手でした。肉体関係はないものの、想い出の指輪をしていたり、娘に彼女の名前をつけたりと、拓也の花苗に対しての強い執着が見てとれます。右手に指輪をする夫の結末では関係を吹っ切れたように見えたものの、その後も爽子の心の片隅に残る人物となったことでしょう。

右手に指輪をする夫の読者の感想では、「ドロドロしているけれど、最後はスッキリしていて良かった」「テンポがいいので、読む手が止まらない」という声が寄せられています。昼ドラのようなドロドロ感と、サクサクと読めるテンポの良さが、右手に指輪をする夫が読者に「面白い」と言わせる魅力となっているようです。

右手に指輪をする夫は、最後はハッピーエンドで終わる物語ですが、読者からは「夫・拓也への不審感は最後まで拭えない」という感想が寄せられています。娘の名前に元カノの名前を付ける行為や、不倫相手との指輪を大切に身に着ける行為に嫌悪感を抱いた読者も多いことでしょう。

こちらのかたの感想では「怖い漫画だった」とコメントされています。右手に指輪をする夫はサスペンス漫画作品ですが、拓也と花苗の常識を逸脱した行為は、読む人によっては人怖系ホラーと感じることもあるのではないでしょうか？

右手に指輪をする夫は、昼ドラのようなドロドロとしたストーリーが好きな人から人気を集めています。登場人物たちの非常識な行動に不快感を感じつつも、最後にはスッキリと終わる展開に爽快感を覚える人も多いようです。

以上、右手に指輪をする夫のあらすじと結末を、ネタバレを交えて紹介してきました。右手に指輪をする夫は、夫の大学時代の元カノで、娘の通う保育園の先生でもある女性の執念に振り回される女性の物語が描かれています。主人公の夫に執着する女性の姿に恐怖を覚えつつも、「最後まで読み進めてしまう」と評判の漫画です。めちゃコミックを始めとする漫画配信サービスで読むことができます。