【ハコニワノイエ】漫画のネタバレあらすじ!家族ものハートフル作品の感想は?

『ハコニワノイエ』は、母親を亡くした子供2人と、彼らを引き取った主人公の絆や成長を描いたハートフル作品です。それぞれのキャラクターの内面を丁寧に描いた、心揺さぶられるストーリーとなっています。本記事では、ハコニワノイエの漫画のあらすじネタバレを、1話から8話までまとめます。あらすじネタバレとあわせて、ハコニワノイエの登場人物・キャラクター一覧や、読者の感想も紹介します。

【ハコニワノイエ】漫画のネタバレあらすじ!家族ものハートフル作品の感想は?のイメージ

目次

  1. ハコニワノイエとは?
  2. ハコニワノイエの漫画1巻あらすじネタバレ
  3. ハコニワノイエの漫画2巻あらすじネタバレ
  4. ハコニワノイエの登場人物・キャラクター一覧
  5. ハコニワノイエに関する感想や評価
  6. ハコニワノイエのネタバレまとめ

ハコニワノイエとは?

ハコニワノイエの概要

『ハコニワノイエ』は、小森江莉さんによる漫画です。講談社のBE・LOVEに掲載されている漫画で、2023年2月から連載が始まりました。2024年3月時点で単行本は3巻まで発売されており、多くの漫画アプリでも配信されています。

ハコニワノイエの見どころ

ハコニワノイエには、天根清子、葵悠斗、葵凛音という3人の主要キャラクターが登場します。彼らが一緒に暮らすことによって引き起こされるトラブルや、登場人物それぞれの成長が一番の見どころです。また、一風変わった清子の性格も、ハコニワノイエの面白い魅力のひとつです。

ハコニワノイエ|BE・LOVE - 読むとハッピーになる - 講談社の女性漫画誌

ハコニワノイエの漫画1巻あらすじネタバレ

1話あらすじネタバレ

大学の心理学センターの准教授である天根清子は、自他ともに認める変わり者でした。嘘をつけず思ったことをそのまま言ってしまうため、人間関係がうまくいかないことも多々あります。清子は昔から孤独を好んで生きてきましたが、唯一友人と呼べる存在がいました。その友人とは、高校時代に知り合った葵奈津美です。ある日、清子のもとに、2通の手紙が届きます。

それは、奈津美の葬儀の案内状と、彼女からの遺書でした。清子が葬儀場へ行くと、奈津美の両親が娘を侮辱していました。さらに、奈津美の子供である悠斗と凛音にも、無神経な発言を繰り返します。その様子を見ていた清子は怒りが爆発し、2人の子供を引き取ると宣言しました。

タッチする大人と子供の手

清子は奈津美からの遺書で、2人の子供の世話を託されていたのです。清子は2人を家に連れて帰り、悠斗がずっと我慢していたことを見抜きます。清子が悠斗に奈津美からの遺書を見せると、悠斗は堰を切ったように泣き出しました。清子は悠斗を優しく抱きしめ、奈津美の大事な宝物を預かることを改めて決意しました。

2話あらすじネタバレ

手を繋いで歩く親子の後ろ姿

子供たちの生活必需品を揃えるため、清子は2人を連れてショッピングモールへ行きます。買い物の途中、凛音が人形が欲しいと駄々をこね始めました。何を言っても話をきかない凛音に、「これは売り物じゃないから」と悠斗が嘘をついてなだめます。嘘がつけない清子は、今後凛音への対応に不安を感じます。清子と悠斗が話をしている間、凛音は2人の側を離れてしまいました。

清子はパニックになりかけますが、周りの子連れ家族を見てある可能性に思い至ります。そこで、悠斗に聞いて、奈津美との思い出の場所へと連れて行ってもらいました。凛音がいたのは、親子3人でよくアイスを食べた場所でした。凛音は母親に会いたくて、1人で母親との思い出の場所に向かったのです。「おかあさんがいい」と泣き出す凛音に、清子は意を決して本当のことを伝えます。

デッキに座る親子の後ろ姿

凛音は母親の死をすぐには受け入れられず、呆然とした様子を見せました。清子は2人を誘い、観覧車へ乗ります。そこで凛音は、自分のせいで母親が死んだのかと泣き始めました。清子は、奈津美の死は誰のせいでもないと伝えます。そして、2人のことは必ず守ると約束しました。

清子は凛音が前を向けるよう、あえて嘘をつかずに本当のことを教えました。しかし、凛音に母親の死について話すことは、兄の悠斗に再び辛い現実を突きつけることになります。清子は悠斗を傷つけてしまったことを悔やみながら、この子たちに何ができるかと考えるのでした。

3話あらすじネタバレ

調理器具を持つ女性

ある日の夕方、清子は悠斗に電話をして夕飯は何がいいか尋ねます。その会話を聞いていた凛音が、餃子が食べたいと騒ぎ始めました。凛音は母親の手作り餃子が大好きで、その餃子以外は食べませんでした。そこで、清子は悠斗と凛音と一緒に、餃子の材料を買いに出かけます。そして、家で餃子パーティーをすることにしました。

ところが、手際の悪い2人にイライラしてしまい、結局清子は2人をキッチンから追い出してしまいます。1人でテキパキと餃子を包んでいた清子でしたが、自分が何か大きな過ちを犯したのではと不安になります。清子が子供2人の様子をそっとのぞくと、凛音は悠斗にしがみついて泣いていました。「清子さんやだ」と呟く凛音に、さすがの悠斗もフォローできず、「そうだな」と同調します。

料理をする親子

清子は自分の行いを反省し、2人に誠心誠意謝りました。もう一度協力してくれないかと頭を下げる清子に、悠斗は「それぞれで一個ずつ作るのはどうですか?」と提案します。これまでは流れ作業をしていましたが、それだと完璧主義者の清子が作業の粗さを気にしてしまいます。そこで、各自が責任を持って、自分の餃子を作ればいいと悠斗は考えたのです。清子はこの提案を採用し、3人は改めて餃子を作り始めました。

焼き上がった餃子はそれぞれ個性に溢れていて、清子も面白さを感じます。凛音がくれた餃子を食べた清子は、今までで一番おいしいと笑いました。その後、餃子パーティーでの経験を活かし、清子は3人で家事の分担をすることにします。こうして、少しずつ3人の共同生活が形になっていきました。

4話あらすじネタバレ

学生服

清子に引き取られた悠斗は、新しい中学校に通うことになりました。清子は悠斗と一緒に学校へ赴き、自分が悠斗を引き取った経緯について説明します。転校初日、悠斗はうまくクラスと馴染めるようににこやかに挨拶をします。悠斗は下手に騒がれないよう、親が仕事でアメリカに行き、知り合いの家に居候することになったと嘘をつきました。しかし、教員たちは皆悠斗の事情を知っており、先生たちから変な目を向けられるようになります。

家に帰った悠斗は、清子に学校で嘘をついたことを話しました。悠斗は嘘を咎められ、さらに何かに怯えていることを見抜かれます。図星をつかれた悠斗は思わず清子の頬を叩き、激昂して家を飛び出します。その後も悠斗は嘘の笑顔を貼り付けながら、学校生活を送っていました。ある雨の日、傘がなかった悠斗は、朝比奈から一緒に車に乗っていかないかと誘われました。

石垣に腰掛ける男子中学生

朝比奈と母親の会話を聞いていた悠斗は、以前母親に「お母さんなんかいなくても平気だし」と言ったことを思い出します。その言葉に奈津美は悲しそうに笑い、「じゃあいなくなるね」と言い残して家を出ていったのでした。悠斗は気持ちが悪くなり、車を降ります。そのとき、朝比奈が傘を貸してくれました。

その後、コンビニで時間を潰した悠斗は、21時すぎにようやく家に帰りました。怒る清子に、悠斗は「雨宿りをしていた」と明るく嘘をつきます。しかし、心には深い闇を抱えており、清子も悠斗が無理していることに気づいていました、。翌朝、悠斗が学校へ行くと、クラスメイトから冷たい視線を向けられます。そこには、壊れた朝比奈の傘と、悲しそうに泣く朝比奈の姿がありました。

ハコニワノイエの漫画2巻あらすじネタバレ

5話あらすじネタバレ

あぐらをかく中学生男子

悠斗が朝比奈の傘を壊したことで、清子は学校に呼び出されます。教師たちは悠斗の問題行動が、ストレスによるものだと決めつけます。カウンセリングを勧められた清子は、教師たちの決めつけに怒りを感じて反論しました。そして、傘の件は自分から悠斗に訊くことにします。

清子は悠斗の心を何とか開こうと努力しますが、悠斗は心を閉ざしたままでした。清子は奈津美とよくゲームセンターで遊んだことを思い出し、悠斗をゲームセンターに連れていきます。ゲームセンターで遊ぶうちに心がほぐれた悠斗は、ようやく清子に本当のことを話しました。

空を見上げる中学生の男女

悠斗は傘を外に置いてコンビニに入り、そのまま傘が風で飛ばされてしまったのです。悠斗は朝比奈に弁償したいと考え、清子に新しい傘を買ってもらいます。次の日、悠斗は朝比奈に事情を説明し、新しい傘を渡して謝りました。朝比奈は傘の柄がかわいいと喜び、皆の誤解も解けました。

6話あらすじネタバレ

花畑で遊ぶ女の子

ある日、凛音が保育園で捻挫し、清子は凛音を大学へ連れて行くことになりました。清子は授業に凛音を連れていき、それを知った荒木教授に激しく叱責されます。騒ぎを聞きつけた同僚の大宮が駆けつけ、午前中は凛音を預かってくれることになりました。その後、落ち込む凛音を気遣って、清子は四つ葉のクローバー探しを提案します。凛音は自分が四つ葉のクローバーを探す代わりに、清子にはプリンセスの花かんむりを作ることを要求します。

2人がクローバーを探していると、そこに大宮や生徒たちが寄ってきました。そして、皆でクローバー探しを楽しみます。ところが荒木教授が通りがかったことで、その場の空気が暗くなります。そこで凛音が四つ葉のクローバーを見つけ出し、四つ葉のクローバーは突然変異したものであると教えてもらいます。突然変異が皆と違うものだと説明された凛音は、1人だけ恐い人である荒木教授も突然変異かと尋ねました。

花を持って笑う女の子

そのセリフを聞いた生徒たちは、口々に荒木教授の文句を言い出します。生徒たちの言葉に傷ついたような顔をする荒木教授を見て、凛音は心を痛めます。そして、荒木教授に四つ葉のクローバーを渡しました。凛音の笑顔に周囲の空気が明るくなり、荒木教授の心も和みます。その後、荒木教授は清子からの謝罪を受け入れ、自分も「大人気なかった」と謝りました。

7話あらすじネタバレ

サッカーボールを蹴る男の子

悠斗は中学のサッカー部に入部し、清子はサッカー部の保護者会に初めて参加しました。そこで、保護者の業務の多さに驚き、意味のない業務に異を唱えます。清子の意見に賛成する保護者も現れ、今まで通りの業務をするグループと、できる範囲で協力するグループで分かれることになります。サッカー部の練習試合の日、送迎の車が1台足りなくなったと連絡がありました。

話を聞いた大宮が協力を申し出て、車を出してくれることになりました。試合では悠斗の友人である圭介が、レッドカードで退場させられます。それを不満に思った母親の愛野は、グランドに乱入して審判に抗議を始めました。耐えきれなくなった圭介は、母親が過保護すぎるせいで相手選手にからかわれたと打ち明けます。

サッカーの試合風景

試合は一時中断となり、清子は愛野に謝罪するよう促しました。しかし、清子に敵対心を持っている愛野は、清子に「母親じゃないからそんなことが言える」と噛みつきました。悠斗は清子が悪く言われることが許せず、愛野に反論します。また、息子の圭介も、「母さんは俺たちのことを見ていない」と本心を打ち明けました。

その後、大宮の提案で、清子たちは愛野親子を誘ってパス練習をすることになります。そこで圭介から自分の迷惑行為を指摘された愛野は、ようやく息子の言葉を受けいれて謝罪しました。その後、保護者同士でのグループ分けはなくなり、業務も無理のない範囲で行われることになります。後日、大宮にサッカー部のことを報告していた清子は、大宮から食事誘われました。

8話あらすじネタバレ

並んで歩く男女

大宮からデートに誘われた清子でしたが、清子は大宮の意図にまったく気づいていませんでした。清子は子供たちも一緒に、大宮と水族館に行くことにします。楽しい時間を過ごしながら、清子は生徒たちから「デートだって自覚あります?」と言われたことを思い出しました。そして、人を好きになるとはどういうことか、深く悩みます。また誘っていいかと言う大宮に、清子は自分をどう思っているかと直接尋ねました。

そこで大宮は、清子に「お試しで家族になりませんか?」と提案しました。大宮から大好きだと言われた清子は、奈津美以外の人に初めて好きと言われたことに心を動かされます。そして、大宮の提案を受け入れ、1年間家族として暮らしてみることにしました。清子と大宮の様子を見ていた悠斗は、自分がいては2人の邪魔になると考えます。清子のためにも家を出ようと決意し、児童養護施設へと向かいました。

ハコニワノイエの登場人物・キャラクター一覧

登場人物①天根清子

スーツ姿の女性

ハコニワノイエの登場人物・キャラクター一覧1人目は、主人公の天根清子です。清子は、メガネをかけた長い黒髪の女性です。心理学センターの准教授で、人の行動や表情から心理を読み取ります。しかし、空気を読むことが苦手で、人間関係をうまく築くことができません。悪気なく本当のことを言ってしまうため、相手を怒らせることも多いです。ただ、根は優しく純粋な人間で、相手の気持ちに寄り添うことができます。

登場人物②葵奈津美

テーブルに顔を伏せる女性

ハコニワノイエの登場人物・キャラクター一覧2人目は、清子のただ1人の友人である葵奈津美です。奈津美は両親から虐待を受けて育ち、ずっと苦しんできました。人生の苦痛に耐えきれず、清子に子供たちを託して自ら命を絶ちます。

登場人物③葵悠斗

ハコニワノイエの登場人物・キャラクター一覧3人目は、葵悠斗です。悠斗は奈津美の長男で、サッカーが好きな中学2年生です。妹にも優しい穏やかな男の子ですが、母親が自殺したことで心に大きな傷を抱えるようになりました。自分の心を素直にさらけ出すことができず、常に気持ちを押し殺しています。

登場人物④葵凛音

空を見上げて笑う女の子

ハコニワノイエの登場人物・キャラクター一覧4人目は、葵凛音です。凛音は奈津美の長女で、悠斗の妹です。我がままな4歳児ですが、素直で明るい性格をしています。笑顔が可愛い女の子で、誰からも好かれるキャラクターです。

ハコニワノイエに関する感想や評価

ハコニワノイエの漫画の感想、ひとつ目を紹介します。ハコニワノイエには、「実写化したほうがいい」という感想がありました。ハコニワノイエは現代日本の漫画であるため、実写化しやすいといえます。うまく実写化すれば、きっと面白い作品になることでしょう。

ハコニワノイエの漫画の感想、ふたつ目を紹介します。ハコニワノイエには、「心を打たれる」という感想や、「心が浄化される」という感想が見られます。ハコニワノイエは、血の繋がらない家族の絆を描いた漫画です。母親を亡くした子供たちや、子供たちに正面からぶつかる主人公の姿に、心動かされる人が多いようです。

ハコニワノイエの漫画の感想、3つ目を紹介します。ハコニワノイエには、「だんだん面白くなる」という感想がありました。また、「続きが気になる」との感想も多く見られます。ハコニワノイエは物語が失速することなく、話が進むにつれてさまざまな問題が持ち上がってきます。続きが気になる話の作り方に、魅了される読者が多いようです。

ハコニワノイエのネタバレまとめ

ハコニワノイエの漫画のあらすじネタバレや、登場人物・キャラクター一覧をまとめました。ハコニワノイエは、それほど多くのキャラクターが登場する漫画ではありません。主要キャラクターを中心とした話が多い分、彼らの心情が丁寧に描かれています。ハコニワノイエのあらすじや感想を見て作品に興味を抱いた人は、ぜひ実際に漫画を読んでみてください。

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