わたし、今日から「おひとりさま」のネタバレあらすじ！突然印象が一変するホラー漫画？

この記事では、「6話まで読んだら印象一変するお話」とのキャッチフレーズで話題の漫画『わたし、今日から「おひとりさま」』を特集します。これから、今日から「おひとりさま」の最終話・結末までのネタバレあらすじを中心に見どころなどを紹介していきますが、まずはその前に『わたし、今日から「おひとりさま」』の作品情報をお届けしましょう。最初に作品概要、そして作者の紹介へと続きます。

『わたし、今日から「おひとりさま」』は、日本の漫画家・きよね駿が手掛ける女性向け漫画で、集英社が発行する少女漫画雑誌「Cookie」で連載されています。物語は、高校卒業と同時に妊娠と結婚を経験し専業主婦となった主人公の泉を中心に展開します。夫から突然離婚を告げられ、さらに追い打ちをかけるように中学受験を控えた娘に見放されたことで、彼女は一人ぼっちになってしまいました。

『わたし、今日から「おひとりさま」』の単行本は、祥伝社から書籍版全9巻が刊行されたほか、電子版がAmazon（Kindle版）で販売されています。ちなみに、現在では「ピッコマ」や「DMMブックス」、「ブックライブ」などでも読むことが可能となっています。

次に、漫画『わたし、今日から「おひとりさま」』の作者、きよね駿を紹介します。きよね駿は、東京都在住の女性漫画家で、「女の愚痴」をテーマにした作品をInstagramに投稿したことから大きな話題となり、その独特の視点と描写力で注目を集めています。

きよね駿の作品は、この記事で取り上げている『わたし、今日から「おひとりさま」』のほかに、さまざまな問題を抱えた三姉弟が、親元を離れて暮らす物語を描いた『祝福されないこどもたち』などがあります。

彼女の作品は、女性の生活や感情をリアルに描き出すことで知られ、多くの読者の共感を集めています。『わたし、今日から「おひとりさま」』などの主要な作品は、電子書籍配信サイト「めちゃコミック」で読むことができるほか、彼女の作品や日常についての最新情報は、Instagramで確認することができます。

ここからは、この記事のメインテーマである漫画『わたし、今日から「おひとりさま」』の最終話・結末までのあらすじをネタバレ解説していきます。『わたし、今日から「おひとりさま」』の物語は、専業主婦である泉の朝の日常からスタートします。彼女は夫と娘のミチのために朝食を準備しますが、夫は「食欲がないからパスする」と朝食を食べず、ミチも遅刻しそうだとパンさえ食べずに家を出てしまいます。

せっかく準備したのに食材が無駄になり、家族の泉に対する扱いに同情する読者も多いでしょう。そんな泉は、日々の不満を“慣れてしまった”として受け入れていました。しかし、そんな彼女に夫から突如として離婚届が出され、さらにミチからも「ママとは一緒に住まない」と宣言されてしまいます。

その後、泉は娘に強引な勧めもあり東京へと向かい、ヘアメイクアーティストをしている旧友・じゅりの家に居候することになります。色々な困難を乗り越え、泉は家政婦の仕事を始めました。娘に押し切られて住居や仕事の見込みもないまま東京に出てきてしまったくらいですから、彼女は行動先行型の性格なのかもしれません。これから彼女はどうやって生活していくのでしょうか？多くの読者は少し不安に思ったことでしょう。

家政婦としての仕事を始めた泉は、お客様の家でヒモ男と出会います。彼は泉に親しげに接し、ゲームを提案したり、缶ビールを差し出したりします。最終的には、「ちゃんとしなければ」と焦る泉を抱きしめてしまいます。しかし、その場面をお客様に目撃された泉は、仕事を失ってしまいました。

毎週土曜日、泉はカフェで娘のミチとおしゃべりすることが習慣となっていました。ある日、泉がヒモ男の話をすると、ミチは意外にも彼との交際を勧めてきました。その後、泉はその紐野の助けでカレー屋で働けることになります。「まさにミチちゃんの言ったとおりだ！」と泉は素直に喜びました。

一方で、じゅりは偶然再会した旧友から衝撃的な事実を告げられます。ネタバレですが、実はミチは事故で亡くなっていたのです。確かにカフェでミチと話す泉の前には、実際には誰もいませんでした。第6話での驚愕の展開です。振り返ってみれば、周囲の人々がこそこそ話をしていたり、ミチのメロンソーダが減らなかったりと、伏線はたくさんありました。想像上の娘と楽しく話す泉の姿は、何とも切なく映っていました。

じゅりが心配して泉に質問すると、泉は明るい笑顔で「ミチちゃんが亡くなったんだ」と答えました。彼女は娘の死に悲しみ、泣き続けていたときに、夫から「うるさい」「泣くな」と言われ、偽の笑顔を作るようになってしまいました。その後、泉はじゅりの家を急に出て、紐野を呼び出すと彼の家に向かいました。そして、二人は一晩を共に過ごすことになったのです。

次の日、じゅりは泉がアルバイトをしているカレー店を訪れ、紐野と出くわしました。彼にミチの話をすると、「泉ちゃんがそれで満足ならそれでいいよ」と笑顔で返され、じゅりは不快に思いました。彼女は口は悪いのですが、友達思いで優しい性格をしていました。

紐野の家で生活を始めた泉は、彼と一緒に静かで幸せな時間を過ごしていました。「こんな状況が続くはずがない」というじゅりの言葉を思い出しつつも、泉は現実から目を逸らし続けました。しかし、ミチの幻影がたびたび彼女の前に現れるようになりました。彼女はますます紐野との日々を手放すことができなくなっていきました。

一方で、じゅりは泉のいない生活に寂しさを感じていましたが、自分では何もできないと諦めていました。そのような状況の中、ネタバレになりますが、泉は突然吐き気に襲われ自分が妊娠していることを知ります。間違いなく紐野との子供でしたが、彼の責任感のない言動を考えると、子供を産んでも将来が心配でなりません。

ここからは、いよいよ『わたし、今日から「おひとりさま」』の最終話・結末のネタバレ解説となります。泉は紐野に妊娠の事実を伝えますが、意外なことに彼はとても喜びました。予想外の反応に驚きつつも、泉は子どもを育てる決意をします。ある週末、ミチとの会話を楽しむためにカフェに行った泉は、元夫と出会います。元夫は一方的に離婚を申し出て泉を置き去りにしたことを後悔していました。

確かに泉に対して酷い言葉を投げかけましたが、彼自身も苦しんでいたのです。最終話の結末でそれが明らかになりました。泉は元夫に「もう一人でも大丈夫」と笑顔を見せました。そして、じゅりの家に謝罪に向かいました。泉とじゅりはその後故郷に向かい、ミチの墓参りをします。ミチの墓前で泉は初めて涙を見せました。彼女が今後の人生で幸せをつかみ取ってほしいと誰しも願うシーンと言えるでしょう。

泉が妊娠を伝えて以来、紐野は他の女性と過ごすことが多くなります。それをじゅりから知らされた泉はショックを受けますが、お腹の赤ちゃんは自分が守るとの決意を新たにします。子供が生まれても紐野の生活スタイルが変わらないと知り、ネタバレしますと最終話の結末で泉は彼との関係を終了させました。その後しばらくは古いアパートで暮らしていましたが、じゅりの提案で二人は再び一緒に生活することになりました。

そして、共同生活を開始してから10年が経ちました。ネタバレになりますが、最終話の結末で、泉の娘ユアは元気に成長し、三人は幸せな生活を送っています。途中で何が起こるかわからないとも思われましたが、最終話では幸せな結末が迎えられました。泉とじゅりが家族になるなど思いもよらなかったことでしょう。最終話の結末で突然10年が経過してしまったので、もう少し三人の日常を見たかったという読者も多いようです。

ここからは、『わたし、今日から「おひとりさま」』の見どころを紹介していきます。『わたし、今日から「おひとりさま」』の主役・泉は現在31歳で、高校を卒業すると同時に結婚し、専業主婦となりました。夫の順、娘のミチと三人で生活していました。若くして結婚した理由は、ミチを身ごもったからでした。その後は平和な生活を送っていたのですが、ある日、夫から突如として三下り半を突きつけられます。

青天の霹靂に泉は驚きましたが、ミチは予感していたようです。会話のない両親、一緒に食事をしない父親、そもそも家にいないことが多かったのです。全く気づいていなかった泉は、それだけでもショックでしたが、さらに衝撃的なことが起こります。ミチが自分ではなく夫と暮らすと宣言したのです。さらにミチからは、東京に行くよう促されました。娘にまで見放されたと感じた泉ですが、ミチのアドバイス通りに上京します。

そこで頼りにしたのは、高校時代の親友であり、人気ヘアメイクのじゅりでした。彼女の勧めで泉は就活を始めますが、不採用が続きます。その後ミチの薦めで家政婦の仕事に応募し、ようやく採用されました。しかし、初めて一人で仕事をした先で問題を起こします。訪問先はキャバクラ嬢の家でした。そこには、人懐っこくて優しいヒモ男がいました。気がつけば泉は一緒にお酒を飲み、さらには抱きしめられてしまいます。

家主にその現場を見られ、解雇されました。後日、再び会ったヒモ男、すなわち紐野の紹介でカレー店で働き始めた泉ですが、それと同時に紐野のことが気になり始めました。じゅりはそんな泉に警告を発します。ある土曜日、じゅりは高校時代の親友・むっちゃんと再会します。そこで現在、泉と一緒に住んでいることや、泉は今日も娘に会いに行ったと伝えました。するとその瞬間、むっちゃんの顔色が変わりました。

泉はミチに会いにカフェへと向かいました。彼女はミチと会うのを心待ちにしており、到着後、アイスコーヒーとクリームソーダをオーダーしました。しかし、カフェにはミチの姿はありません。泉は空いている席に座ると、クリームソーダを前にひとり微笑みながら話し始めました。誰も手を付けないクリームソーダは、次第にアイスが溶けていきました。

次に、『わたし、今日から「おひとりさま」』のみどころについて考察してみましょう。『わたし、今日から「おひとりさま」』の物語は、主人公・泉が夫と娘に見放され、自身の人生を見つめ直す過程を描いています。『わたし、今日から「おひとりさま」』の物語の序盤では、泉は世間知らずの主婦として描かれていますが、娘・ミチの死が明らかになると、物語は一転します。

『わたし、今日から「おひとりさま」』の物語は多くの困難を経て、泉が新たな家族を形成するところで終わります。泉がカフェに行かないと決心した場面や、ユアがミチを「お姉ちゃん」と呼ぶ場面などが描かれています。また、泉と一緒に暮らすじゅりが子どもを育てる願望を持つようになり、もう一人の母親となる展開も描かれています。

この作品は、幸せの形が人それぞれであることを改めて示しています。泉がそれまでの無理な笑顔から、終盤で見せる本当の笑顔には誰しも感銘を受けることでしょう。また、泉がヒモ男ではなくじゅりと家族になる展開も斬新だったのではないでしょうか？じゅりが泉のことをずっと気にかけており、それが物語の終盤で実を結びます。最終話の結末がハッピーエンドだったことも見どころの一つと言えるでしょう。

ここまで漫画『わたし、今日から「おひとりさま」』のネタバレあらすじ特集をお届けしてきましたが、最後に漫画『わたし、今日から「おひとりさま」』に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、『わたし、今日から「おひとりさま」』を読んで号泣してしまったという投稿者のツイートです。同じ一人娘を持つ親から深い共感を引き出すということは、それだけ真実味のある内容であるということでしょう。

続いて紹介するのは、『わたし、今日から「おひとりさま」』をスマホなどのモバイル端末で読んだ方のツイートです。見開きの書籍版漫画とは違い、縦スクロールの漫画には映画のような雰囲気があると言います。センスのいい絵がさらに魅力を放っていたようでした。

最後に紹介するのは、『わたし、今日から「おひとりさま」』をなかなかの衝撃作と評する方のツイートです。この記事でも解説したように、ハッピーエンドの結末に胸を撫でおろしたようでした。

この記事では、漫画『わたし、今日から「おひとりさま」』の最終話の結末までのネタバレあらすじを中心に、ミチが死んでいるなど突然印象が一変するホラー要素について解説してきました。

「ネタバレあらすじ」と銘打ってお届けしましたが、あくまで物語の一部に過ぎません。予想外の展開もあり、最後まで飽きずに読むことができる注目の作品です。まだ読んでいない方は、この機会にぜひ一読してみてはいかがでしょうか？