カグラバチのネタバレ解説!あらすじ・登場人物や漫画を読んだ人の感想は?

カグラバチの漫画あらすじをネタバレ解説しました。殺された父親の復讐と妖刀の奪還を目指す主人公の戦いを描いたカグラバチの漫画。妖刀を巡る凄まじい戦いはもちろん、妖刀ならではの華やかな演出が読者を魅了し、人気が高まっています。ここでは、カグラバチの漫画のあらすじネタバレや登場人物・キャラクターの紹介、カグラバチの用語解説や漫画を読んだ人の感想・評価をまとめました。

カグラバチのネタバレ解説!あらすじ・登場人物や漫画を読んだ人の感想は?のイメージ

目次

  1. カグラバチとは?
  2. カグラバチの1話~10話あらすじネタバレ
  3. カグラバチの11話以降のあらすじネタバレ
  4. カグラバチの登場人物・キャラ一覧
  5. カグラバチの用語をネタバレ解説
  6. カグラバチの見どころ
  7. カグラバチに関する感想や評価
  8. カグラバチのネタバレまとめ

カグラバチとは?

カグラバチの作品紹介・イメージ画像

妖刀を武器として戦う主人公・六平千鉱の復讐劇を描いたカグラバチの漫画。盗まれた妖刀の奪還を目指し、妖術集団・毘杓との戦いを描いた話題の剣術ファンタジー作品です。果たして、千鉱は全ての妖刀を取り返し、父親の仇討ちを成し遂げることが出来るでしょうか。以下では、カグラバチの漫画のあらすじネタバレや登場人物・キャラ、感想などをまとめました。

カグラバチの漫画の概要

カグラバチの漫画は、2023年9月に「週刊少年ジャンプ」で連載開始された作品で、奪われた妖刀を巡る妖術師たちの戦いを描いた剣術ファンタジー漫画です。

カグラバチの作者

カグラバチの作者は、「JUMP NEXTWAVE 新連載3連弾」にて初連載を果たした外薗健先生です。この企画は、手塚賞出身者で連載デビュー前の作家を対象とし、2作目として外薗先生が選出されました。

カグラバチの1話~10話あらすじネタバレ

カグラバチの1話~10話あらすじネタバレ・イメージ画像

妖刀と聞くと、所有者の怨念が刀に宿り、次の持ち主に災いをもたらすような曰くつきのエピソードを思い浮かべるでしょう。しかし、今回紹介するカグラバチの妖刀は、刀そのものに力が宿り、凄まじい力を発揮する武器として描かれています。以下では、カグラバチの漫画から1話~10話あらすじをネタバレ紹介します。

1話あらすじネタバレ

刀鍛冶師の家に生まれ、自身のその道を志す六平千鉱。父・国重は刀匠と呼ばれる職人であり、千鉱も鍛冶師を目指して父親の仕事を手伝っていました。数年後、18歳になった千鉱の顔には大きな傷跡があり、国重も何者かに殺害されたことが示唆されます。また、街ではヤクザが台頭し、彼らの背後には妖術師と呼ばれる人々が付いていました。

国重を殺害した犯人も妖術師であり、父の知人であった柴さんと共にヤクザのアジトに乗り込みます。国重が妖術を刻み込んだ妖刀を振りかざす千鉱。最後に残ったボスに、妖術師の組織・毘灼について問い詰めます。

2話あらすじネタバレ

毘灼について口を開こうとした瞬間、ボスの身体から触手のようなものが突き出します。勝ち目がないと判断し、柴の瞬間移動でその場から立ち去りました。そして、物語は3年前にさかのぼり、国重と飼っていた金魚3匹が殺害される悲劇が語られます。犯人は妖術師3人で、手には同じ入れ墨が彫られていました。さらに、彼らは六平家で保管されていた妖刀・6振りを奪うも、残り1振りだけは千鉱の手に留まりました。

3話あらすじネタバレ

奪われた妖刀の行方を追う柴たち。協力者である喫茶店ハルハルから目撃者が見つかったと連絡を受け、さっそく対面します。目撃者は小学校低学年の女の子・シャルで、刀から雲が出ていたとの情報から千鉱は確信します。その時、2人が入った蕎麦屋の職人が何者かに襲われました。男は手に入れ墨こそなかったものの、シャルを狙っていることから妖刀持ちとの関係が示唆されます。

4話あらすじネタバレ

シャルを柴に預け、妖刀を狙う男との勝負に挑む千鉱。妖術を吸収・放出させる能力を使い、男を追い込んでいきます。

5話あらすじネタバレ

シャルの正体が少しずつ判明する・イメージ画像

蕎麦屋での戦闘後も、千鉱に面倒を見てもらっていたシャル。母親が殺された理由など、詳しいことははなしてくれなかったものの、長い間、捕まっていたことを明かします。一方、柴はシャルを襲った男の尋問に当たっていました。男の雇い主は双城厳一、妖刀・刳雲(くれぐも)の所有者であり、シャルを狙う武器商人と判明します。

玄力を使いすぎて不調が見え始める千鉱でしたが、休む間もなく、次の追っ手との戦いに挑みます。今回は、地面を粘土のように柔らかくする妖術使いであり、同じ顔をした男・10人が束になって襲い掛かります。

6話あらすじネタバレ

千鉱とシャルに襲い掛かった男の正体は泥男であり、双城が出した懸賞金を目当てに2人に狙いを定めました。また、泥男は18年前の戦争経験者であり、妖刀の本領も目にしていました。千鉱がまだ妖刀の本領に達していないと見抜いた泥男。さらに、シャルを狙う目的は、鏡凪一族の末裔である彼の不老不死の力を自身に取り入れることでした。

足を握りつぶされても、驚異的な回復能力を発揮するシャル。鏡凪一族の肉を食べると不老不死を手に入れることができ、これが双城の目的でした。一方、妖術で父親が殺害されるトラウマを見せられた千鉱。復讐心に火がつき、泥男と精神系妖術師をまとめて斬り倒しました。

7話あらすじネタバレ

2人の妖術師を倒して間もなく、次は3人の妖術師に囲まれます。体力の限界を迎えつつある中、薊と名乗る軍人が仲裁に入りました。彼は国重と柴の友人であり、神奈備に所属しています。その後、薊に守られながら喫茶店ハルハルに戻った千鉱とシャル。店内では、薊が盗まれた妖刀・真打の所在について柴に話します。近いうちに、闇競売で真打が出品されるとの情報を入手した薊。

真打は、国重の妖刀六工の最高傑作であり、出品者は双城厳一でした。薊が所属する神奈備ですら手が出せないと言われる双城。薊から忠告を受けた千鉱は、ひそかに双城を討つ覚悟を決めます。

8話あらすじネタバレ

喫茶店ハルハルに匿われる千鉱とシャル・イメージ画像

神奈備の手引きによって千鉱の懸賞金が取り下げられ、つかの間の休息を手に入れた千鉱。ヒナオの計らいにより、喫茶店ハルハルで匿われることになりました。一方、柴から尋問を受けた男・円法炸は、柴の説得を受けて改心し、己の罪を償う道を選びます。その決意を家族に伝えるべく、迎えに来た姉の車に乗り込んだ法炸。しかし、双城による制裁を受け、家族と共に殺害されました。

その後、双城は精神感応系妖術師の弟と出会い、千鉱の手で殺された兄の仇討ちを依頼されます。しかし、準備運動と称して弟に襲い掛かり、千鉱のいるハルハルに向かいました。満身創痍ではない中、戦わない理由はない千鉱。双城も妖刀同士の戦いに喜びを感じます。

9話あらすじネタバレ

終戦から18年目を迎えた今日、町では戦争を終わらせた妖刀の生みの親、刀匠・六平国重の企画展が催されていました。同じ頃、喫茶店ハルハルでは千鉱と双城による妖刀対決が繰り広げられていました。国重の熱狂的な信奉者であり、千鉱の妖刀にも興味深々な双城。しかし、国重の信条について、多くの命を奪うために妖刀を生み出したと歪んだ解釈をしていました。

一方、千鉱にとって妖刀は、「悪を滅し、弱者を救う」ために存在するものであり、双城とは対照的な考えです。己を犠牲にして、周囲の人々を守りながら戦う千鉱。神奈備が駆けつける中、双城との決着をつけるべく「錦」を繰り出します。

10話あらすじネタバレ

錦によってパワーを増強させた千鉱でしたが、自身の限界を超える代償に苦しめられます。また、双城との戦いに気を取られ、シャルを奪われる事態に陥ります。その後、神奈備が駆けつけるも、双城はシャルを連れて行方をくらませました。現場には、バラバラにされたシャルの身体の一部が残されていました。

カグラバチの11話以降のあらすじネタバレ

カグラバチの11話以降のあらすじネタバレ・イメージ画像

妖刀・刳雲と真打の所在が分かり、それらの奪還に動き出した千鉱。また、神奈備でも双城討伐隊が結成され、大きな戦いが起ころうとしていました。千鉱は、双城の実験台として誘拐されたシャルを救出することはできるのでしょうか。以下では、カグラバチの11話以降のあらすじをネタバレ紹介します。

11話あらすじネタバレ

双城の戦い後、病院へ運び込まれた千鉱。一方、双城は妖刀の原料となる雫天石の研究を進めており、玄力の増強により人体が張り裂けることを防ぐための方法を模索していました。それら欠点を克服する手段として、鏡凪一族の肉体に着目し、シャルを使った人体実験に取り掛かります。また、神奈備でも双城討伐隊が結成され、対刳雲に優れたメンバーが選出されました。

12話あらすじネタバレ

双城討伐に向けた作戦を立てる・イメージ画像

千鉱から刳雲について話を聞いた討伐隊メンバー。2日後にはさっそく作戦が決行され、銭湯から出てきた双城を6人がかりで挑みます。同時に、千鉱もアジトに侵入し、シャルの奪還を試みます。

13話あらすじネタバレ

千鉱の入れ知恵により、双城戦を有利に進める神奈備。戦いの舞台を上空に持ち込み、双城を窮地に追い込みます。一方、千鉱もシャルの救出まであと一歩に迫ります。

14話あらすじネタバレ

満身創痍の中、双城のアジトに侵入した千鉱でしたが、左手が使いないため思うように戦えません。窮地に陥る中、亡き父の教えを思い出した千鉱。自分なりの形を見つけてほしいとの言葉を思い出し、妖刀の力を最大限に引き出すことに成功します。持ち主個人の特性が妖刀に作用し、敵の妖術師たちを追い込みます。

15話あらすじネタバレ

双城に監禁されたシャルと母親・イメージ画像

物語はシャルの過去に変わり、母親が生きていた頃、自身の一族の秘密やそれらを他人に教えてはいけないことを言いつけられました。実際に、鏡凪一族の不老不死の肉体の噂を聞きつけ、一族の多くが犠牲になりました。そして、最後に残ったのがシャルの母親であり、一族の秘密を守りながら娘との生活を守ります。しかし、双城の登場によって2人の生活は一変し、母親が犠牲になってシャルをアジトから脱出させました。

場面は、千鉱の戦いに変わり、錦の本領で身体の負担を軽減させながら敵を一掃します。そして、シャルとも再会を果たし、彼女の好物のサンドイッチを差し出しました。

16話あらすじネタバレ

シャルをアジトから救出した千鉱したが、これからの戦いに備えて左手の治療に専念する必要がありました。その時、シャルが千鉱の手を握り、強く祈ることで左手を完治させました。実は、シャルの特殊能力は、治したいものを治す能力と判明します。一方、神奈備と対戦する双城は、彼らの策略にかかったことで十数秒のインターバルに突入しました。

隊長の荻原幾兎がトドメを刺し、刳雲の回収にも成功しました。しかし、双城の声に反応し、刳雲を奪い返されます。神奈備は全滅して作戦は失敗したと思いきや、千鉱が台頭します。

17話あらすじネタバレ

心の対話を通じて、六平国重への思いや千鉱の信念に理解を示した双城。目にも止まらぬ早さで戦いを繰り広げ、千鉱は苦戦を強いられます。わずか数秒でお互いの片腕が斬り落とされる激闘の末、千鉱の妖刀が双城を貫き、刳雲が折れました。

18話あらすじネタバレ

千鉱との戦いを通じて、妖刀の本領に達したと確信した双城。憧れの六平国重と並ぶべく、雫天石に手を伸ばします。しかし、雫天石は双城をはねのけました。一体、自分には何が足りないのか、何度も雫天石に挑戦する双城。最後は肉体が張り裂けて絶命しました。その頃、神奈備では対刳雲戦の報告と真打の競売について話し合います。

柴と薊によって匿われていた千鉱の存在が神奈備に知られ、六平国重の息子を名乗る妖刀使いの危険人物とみなされました。国重と刳雲の前所有者の殺害を受け、神奈備の保護下となった妖刀の所有者。彼らは命滅契約によって、死ぬまで持ち主以外に妖刀が扱えなくなっています。妖刀を2振り所有する千鉱はいわゆる野放し状態であり、神奈備としても見逃すわけにいきませんでした。

カグラバチの登場人物・キャラ一覧

カグラバチの登場人物・キャラの紹介・イメージ画像

以下では、かっこいいキャラクターの登場が目を引く、カグラバチの漫画の登場人物・キャラクターを紹介します。

登場人物①六平千鉱

カグラバチの漫画の主人公であり、刀匠だった父親の仇と盗まれた妖刀・7振りの奪還を目指して毘灼との戦いに挑む少年です。顔の左部分に大きな傷跡があり、クールで優しく、時には冷酷な一面をのぞかせています。愛刀は淵天で、毘灼の襲撃を受けた際、唯一盗難を免れた妖刀です。

登場人物②六平国重

千鉱の父親であり、国内で唯一、独自の方法で妖刀を生み出すことができる刀鍛冶職人です。生前に生み出した妖刀は7振りで、そのうち6振りは斉廷戦争を終わらせるきっかけをもたらしました。終戦後は息子と共に刀作りにいそしむも、毘灼の襲撃に遭って殺害され、妖刀・6振りが奪われました。しかし、淵天だけは手元に残り、千鉱の刀として用いられています。

登場人物③柴

元神奈備所属の妖術師で、国重・薊の友人だった男性です。外見は金髪にTシャツ、関西弁口調が特徴で、戦闘では後方支援を担っています。また、斉廷戦争に出征した経歴があり、戦後も六平親子との関係を続けています。妖術師としての能力に瞬間移動が見られるも、詳細は不明です。

登場人物④薊

神奈備所属の軍人で、階級は大佐以上と推測されています。国重・柴とは長い付き合いであり、千鉱とも面識がありました。作中では、妖術を使わずに妖術師を退散させるほどの強さを誇り、柴と共に双城に警戒されています。

登場人物⑤香狩緋雪

神奈備最強と評される妖術師であり、妖刀に対抗できる「個」を有する、規格外の異能「炎骨」の使い手です。中性的な容姿が特徴で、黒髪に大ぶりなピアスを身に着けています。作中では、千鉱との接触と彼が所有する淵天と刳雲の回収を目的に、上層部から送り込まれました。また、緋雪自身も妖刀は神奈備が管理すべきとの考えを持っています。

登場人物⑥鏡凪シャル

喫茶店ハルハルに助けを求めてきた少女で、その正体は肉体の再生能力を持つ鏡凪一族の末裔です。母親が鏡凪一族であったものの、父親によって双城に情報を売られたため実験材料として監禁されました。後にアジトを脱出し、千鉱たちに匿われています。

登場人物⑦ヒナオ

喫茶店ハルハルで働く少女で、妖術師の斡旋も行っています。シャルを狙った双城の襲撃に遭うも、一命を取り留めました。その後は、喫茶店の修復が終わるまで千鉱たちの拠点に身を寄せています。

登場人物⑧美原多福

神奈備所属の軍人で、緋雪と共に千鉱との接触を試みます。対象者を結界に閉じ込める妖術を得意とし、作中では、千鉱と伯理を閉じ込めました。緋雪の性格を理解しており、暴走しがちな緋雪に注意を促す場面もあります。また、千鉱に対しては任務の標的と見つつ、真正面から緋雪の主張に向き合う姿に関心しています。

登場人物⑨萩原幾兎

薊の直属の部下であり、神奈備の精鋭を集めた対刳雲特選部隊長です。妖術は磁戒であり、氷や電気を用いた技を繰り出します。

登場人物⑩漣伯理

真打が競売にかけられた「楽座市」を取り仕切る漣家の人間であり、当主・京羅の息子です。過去に千鉱に命を救われた過去を持ち、その精神性から「侍」と呼んでいます。また、千鉱に触発されたことで一族の異常性に気が付き、楽座市の破壊を目論見ます。

登場人物⑪漣京羅

妖術家の家系漣家の当主であり、楽座市の首席競売人です。楽座市に並みならぬ執念を持ち、真打を取り返しに来た千鉱に対しても、彼の性格を見抜いたうえで守り抜いています。また、真打の価値を高く評価しており、双城と似たような考えを披露しました。

登場人物⑫真智カザネ

真智カザネのイメージ画像

双城討伐隊のメンバーである神奈備所属の妖術師で、双城討伐時には味方の護衛につきました。双城が刳雲の本領に至ったことで前線にいた2人を戦死させ、自身も右手を切り落とされました。戦闘後は、国重の息子や妖刀・淵天の存在を神奈備に報告し、妖刀を野放しにすることに反対します。

登場人物⑬張間梓弓

神奈備の精鋭であり、対刳雲特選部隊の女性メンバー、妖術から岩垂ちゃんとも呼ばれています。双城戦で前線のサポートを担うも、双城が鳴の本領に至った際に首を斬り落とされました。

登場人物⑭笠原誠

手を巨大化させる妖術を使う笠原誠・イメージ画像

対刳雲特選部隊に選出された神奈備の精鋭であり、手を巨大化させる妖術使いです。双城に致命傷を与えた後、刳雲の回収に出た笠原。その直後、双城が刳雲に引き寄せられた際に左肩を大きく負傷して殉職しました。

登場人物⑮具柄一

独特なお面をつける具柄一・イメージ画像

神奈備の精鋭であり、角を生やしたお面と長身が特徴の男性です。手やお面を鉄化させる妖術の使い手であり、荻原と共に電磁砲攻撃を繰り出して双城に大ダメージを負わせました。最後は左半身の負傷で絶命しました。

登場人物⑯卯月清彦

卯月清彦のイメージ画像

神奈備精鋭・対刳雲特選部隊のメンバーであり、子供くらいの小柄な体形とフードのついた衣服・マスク姿が特徴です。妖術「如縛」の使い手で、紐状の玄力で相手を拘束する技です。周囲に気遣いができる人物であったが、漫画18話にて殉職したことが判明しました。

カグラバチの用語をネタバレ解説

カグラバチの用語をネタバレ解説・イメージ画像

以下では、カグラバチを読み進めるうえで覚えておきたい、カグラバチの漫画の用語をネタバレ解説しました。

用語①妖刀

カグラバチの重要アイテムであり、刀匠・六平国重によって生み出された刀です。妖術を刻み込んだ独自の技術で作られ、全部で7振りが製作されました。所有者が持つ玄力を増幅させ、妖術師を超える圧倒的な力を発揮する妖刀。刀ごとに異なる能力を持ち、斉廷戦争を終わらせたと評されています。戦後は、製作者である国重に回収されるも、悪の組織・毘杓によって6振りが奪われました。

用語②六工

六平国重が作り出した6振りの妖刀で、千鉱が所有する淵天の前に作られた刀です。作中にて、毘杓が強奪した妖刀であり、いまだ所在不明の刀もあります。

用語③命滅契約

妖刀の所有者だけが、その刀の能力を発揮することができる制限機構です。妖刀の乱用を防ぐ目的で、国重によって施されたストッパーのようなものでしょう。明滅契約は、所有者が生きている限り、他者は妖刀の能力が使えません。しかし、所有者が亡くなった時点で契約は解除され、新たな所有者となることで妖刀を使いこなすことができます。

用語④妖刀の本領

刀の力を呼び起こす現象を意味し、本領を発揮した剣士は凄まじいパワーと破壊力を繰り出します。本領は、妖刀の所有者によって変化し、持ち主の実力が反映されるでしょう。

用語⑤真打

妖刀六工の最高傑作であり、無双の一振りと称された名刀です。国重の工房地下では、刀を納めた箱にしめ縄を巻いており、厳重に保管されていました。作中では、双城の所有する妖刀であり、楽座市で出品されていました。能力の詳細は現時点で不明です。

用語⑥淵天

千鉱の愛刀であり、国重作の7振り目の妖刀です。他6振りと異なり、戦後に作られた妖刀であり、存在自体が知られていませんでした。そのため、毘灼の盗難を逃れ、千鉱が所有者となっています。鞘から刀を引き抜くと、六平家で飼っていた金魚や水が投影されます。また、金魚は赤・黒・まだらの3匹でそれぞれ異なる能力を持つ一方、まだらだけは能力が不明です。

用語⑦刳雲

双城が所有している妖刀であり、前の所有者を殺害して奪った経緯があります。雲の龍が現れる特性があり、溜めによって威力を向上させることができます。神奈備の討伐隊を苦戦させた妖刀であったものの、千鉱との戦いで刀身が折れ、双城の敗北を決定づけました。

用語⑧雫天石

雫天石のイメージ画像

斉廷戦争時に発見された鉱物であり、玄力を高密度に増幅することができる作用が含まれています。しかし、人体に触れると玄力の密度が高くなりすぎて肉体を破裂される危険があり、普通の人間では扱うことができません。一方、六平国だけは雫天石を安定化する方法を見いだし、それによって生み出されたのが妖刀でした。

作中では、雫天石の効果に双城が目をつけ、妖刀と同等の力を引き出せる雫天石の安定化の成功、新たな武器の開発を目論んでいました。そこで、雫天石の安定化を実現するべく、鏡凪一族の特異体質を使った実験に取り掛かっています。

用語⑨妖術

修行によって発現した妖術・イメージ画像

人間の生命エネルギーである玄力を物質化・発動させる術であり、修行を積むことで誰でも発現が可能です。一方、能力の特性などは妖術師によって異なり、瞬間移動や感知能力、物質化による爆発など多岐にわたります。

用語⑩炎骨

香刈緋雪が持つ異能で、「餓者の炎骨の懐柔主」と称されています。召喚する部位によって能力や攻撃内容が異なり、作中では「手」「肋」「脊柱」が登場しています。

用語⑪不落

妖術で爆発を起こす・イメージ画像

ダルマの妖術であり、能力を発動するための呪文として使われた言葉です。「不落」と唱えることでダルマを物質化し、爆発を起こす技です。

用語⑫岩垂

岩垂で巨大岩を動かす・イメージ画像

岩垂ちゃんこと張間梓弓の妖術で、地面から岩の壁を隆起させたり、巨大な岩の塊を浮かせて移動させる能力です。作中では、双城戦で繰り出され、刳雲の「鳴」を防御しました。

用語⑬磁戒

磁力を生み出す・イメージ画像

荻原幾兎の妖術であり、その名の通り磁力を用いて武器を飛ばすスピードを上げたり、衝撃を与えるなどの技を繰り出しています。

用語⑭結界

結界を張る・イメージ画像

柴の妖術の1つで、国重の住居と工房を守っていた結界であり、外部から六平家の存在を隠す役目を担っていました。また、結界には感知機能があり、異変を察した柴が六平家に駆け付けています。

用語⑮玄力

全ての人間に宿る生命エネルギーであり、妖術と妖刀の能力を構築する際に必要な要素です。技の効果や自身の身体能力を大幅に向上できる一方、体力の消費が激しいです。

用語⑯妖術師

妖術師のイメージ画像

妖術を使う人々の総称であり、かつては影の存在として扱われていました。しかし、斉廷戦争を機に妖術師の能力が認められ、現在は表向きに活動する妖術師も増えています。同時に、ヤクザなどの反社会組織と手を組み、悪事に手を出す者も少なくありません。ちなみに、六平国重を殺害した犯人も妖術師と推測されています。

用語⑰毘灼

少数精鋭の妖術師組織であり、六平国重の殺害と妖刀を強奪した犯人です。構成員のうち、六平家を襲撃したのは3人と判明しています。妖刀強奪後はなりを潜めていたものの、楽座市で真打が出品されたことを機に、新たな動きを見せ始めます。

用語⑱神奈備

国によって創設された神奈備・イメージ画像

戦後に発足した国おかかえの妖術師集団であり、国重の友人・薊も所属している組織です。国の脅威となりうる存在の排除を目的としています。ちなみに、大佐以上の妖術師は私服での活動が認められています。

用語⑲鏡凪一族

祈りによって己や相手の肉体を再生させる特異体質を持った一族であり、シャルはその末裔の少女です。戦後、「鏡凪一族の肉を食えば不老不死になれる」のデマが出回り、多くの犠牲者を出した鏡凪一族。双城も、雫天石の弱点を克服するための手段として鏡凪の特異体質に目をつけ、シャル母子を監禁・実験台にしていました。

カグラバチの見どころ

カグラバチの見どころ・イメージ画像

以下では、圧倒的な画力で見せる妖刀の演出や個性豊かなキャラクターの登場が目を引く、カグラバチの漫画の見どころをネタバレ紹介します。

見どころ①妖刀の演出

妖刀は刀ごとに能力が異なるだけでなく、玄力を高密度に練り上げることで生み出されるエフェクトも見どころです。千鉱の淵天は、かつて六平家で飼っていた3匹の金魚の魂が刻み込まれ、技や能力によって赤や黒の金魚が出現します。剣術バトルにファンタジー要素を取り入れた華やかな演出が、読者を魅了するでしょう。

見どころ②個性的なキャラ

主人公の復讐を題材にしたカグラバチの漫画では、個性的なキャラクターの登場も読者を楽しませています。クールで優しさを兼ね備えた千鉱、飄々としつつ刀鍛冶としての信条を持つ国重など、どのキャラも魅力に富んでいます。

カグラバチに関する感想や評価

カグラバチに関する感想や評価・イメージ画像

以下では、かっこいい主人公や密度の濃いストーリーで読者を夢中にさせる、カグラバチの漫画に関する感想や評価を紹介します。

感想1:展開が読めなさすぎるところが良い

妖刀を巡る主人公の戦いを描いたカグラバチの漫画。六平千鉱や彼を取り巻く個性的なキャラクターの登場が読者を楽しませています。刳雲を奪取を目指し、神奈備の精鋭と共に双城との戦いに挑んだ千鉱。作中で最初の大きな戦いとなり、多数の犠牲者を出しながら戦いを制しました。しかし、行きつく暇もなく次は真打の奪還へと動き出しています。SNSでは展開の読めない作風が面白いとの感想が多く見られます。

感想2:カグラバチの漫画が面白い

ジャンプ誌で初連載を飾った外薗健先生のカグラバチは、連載開始からまだ日が浅いものの、先の読めない展開や白熱なバトルシーンから多くの注目を集めています。また、SNSではカグラバチの漫画が面白いとの感想も多く見られ、千鉱たちの活躍に期待が高まっています。作画の高さもあいまって、妖刀の演出も見どころであるカグラバチ。キャラの良さも高く評価され、多くの人に読んでほしい漫画との感想も見られます。

感想3:キャラがかっこよくなっていく

作品によっては、ストーリーを追うごとに二枚目から三枚目に変貌していくキャラが多い中、カグラバチのキャラは登場のたびにかっこいい要素が足されていくと評されています。どのキャラも多くの魅力に富んでいますが、やはり主人公・六平千鉱のかっこよさは別格でしょう。SNSでも、千鉱がかっこいいとの感想が多く見られ、もっとかっこいい要素を盛り込んでほしいの感想も見られます。

感想4:密度の濃い漫画

六工の最高傑作・真打の奪還に動き出したカグラバチの漫画。新たなキャラの登場がファンを魅了しています。一方、SNSではまだ20数話しか進んでいないのに、その倍以上のストーリーを読んだ気がするとの感想がみられます。また、非常に密度の濃い漫画とも評されています。読み応えのあるストーリー展開も、カグラバチの人気に拍車をかけているでしょう。

感想5:ジョジョ3部の主人公に似ている?

普段はクールでありながら優しさも兼ね備えた、魅力的なキャラ設定が人気を火をつけた六平千鉱。カグラバチのキャラの中で最もかっこいいキャラクターとも評され、男女問わず高い人気を誇っています。千鉱のかっこいい魅力は外見や強さだけでなく、策略にも優れる点もあげられるでしょう。読者の中には、ジョジョ3部の空条承太郎を彷彿させるとの意見もみられ、その後の活躍への期待が高まっています。

感想6:千鉱と柴さんの関係が良い

キャラクターがかっこいいとの感想も多く見られたカグラバチですが、その中でも千鉱と柴さんの関係は、多くの読者を魅了しています。父・国重の友人であり、千鉱を気に掛けている柴さん。2人のやり取りもカグラバチの見どころであり、2人の関係が垣間見えて良いとの感想も寄せられています。戦闘では千鉱の後方任務にあたる柴さんですが、妖術師として活躍する場面は出てくるのか、柴さんへの注目も高まっています。

カグラバチのネタバレまとめ

カグラバチのネタバレまとめ・イメージ画像

カグラバチの漫画あらすじや登場人物・キャラ、感想などをまとめました。死闘の末、妖刀・刳雲の奪取に成功した千鉱。真打の所在が判明したものの、新たな試練が千鉱に降りかかりました。戦闘経験が浅く、何度も窮地に見舞われる千鉱。亡き父の形見である妖刀六工の奪取できる日は来るのでしょうか。異色の主人公・六平千鉱の活躍に注目が集まっています。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ