2024年03月22日公開
2024年03月22日更新
ギュゲスのふたりのネタバレあらすじ!透明になる能力がもたらす運命と結末を考察
ギュゲスのふたりのネタバレあらすじを紹介します。透明になる能力を獲得した2人の男性の運命と結末を描いたギュゲスのふたりの漫画。他人には分からないことを利用して悪事に手を染める藤堂と、正義のために使う日向の対照的な行動を通じて、正義の本質を問うサスペンス作品です。ここでは、ギュゲスのふたりの漫画あらすじネタバレやキャラクターなどの面白い魅力、感想などをまとめました。
ギュゲスのふたりとは?
ギュゲスの指輪の伝説をモチーフに、正義の本質に迫ったサイキック・サイコサスペンス漫画ギュゲスのふたり。透明になる能力を手に入れた漫画家の男性2人は、どのような運命を辿っていくでしょうか。以下では、ギュゲスのふたりの漫画のあらすじネタバレを紹介します。その他、ギュゲスのふたりの結末の考察や登場キャラクター、漫画の面白い魅力、感想や評価などをまとめました。
ギュゲスのふたりの漫画の概要
『ギュゲスのふたり』2巻読了。
— たけのこ@マンガ (@gGn2Z5Um6iUqvwg) December 31, 2022
うわっ!2巻ものすごいいいところで終わってますね。1,2巻同時発売。ぜひともまずは2巻までお読みください。ある日、特殊な能力を身に着けてしまった漫画家たちの行く末は。ヤクザとかも絡んできてかなりヤバイ空気出てきました。これは先が楽しみですね。 pic.twitter.com/wjtoIs84M3
ギュゲスのふたりは、2022年から「サンデーうぇぶり」で連載・配信されているサスペンス作品です。作者はカトウタカヒロ先生、単行本は全7巻で構成されています。
ギュゲスのふたりの作者
ギュゲスのふたりの作者・カトウタカヒロ先生は、サスペンス・スリラー作品を得意とする漫画家で、過去作に「ジンメン」「カクカゾク」があります。
ギュゲスのふたりのあらすじと結末を考察
ギュゲスの指輪の伝説のごとく、透明にできる能力を手に入れたことで悪事に手を染め始めた主人公・藤堂健。犯行が見えないことに目をつけ、自分に不都合な人間を殺害していきます。一方、同じく透明になれる能力を手に入れた日向は、純粋に正義のために能力を使い始めます。対照的な運命をたどる2人は、どのような結末を迎えるでしょうか。以下では、ギュゲスのふたりのあらすじネタバレと結末を考察しました。
ギュゲスのふたりのあらすじネタバレ
漫画の取材のため、雲見八幡宮へ向かった藤堂健とアシスタントの日向優。この神社には神隠しの伝説がある知る人ぞ知る場所でした。その昔、村人の青年2人が雲見八幡宮で姿を消しました。青年たちの失踪を受け、村人は神隠しに遭ったと恐れます。数日後、今度は村人や彼らの家が姿を消し、村そのものが消滅しました。まるで村が神隠しに遭ったような出来事は、後年、神社の伝説として語り継がれました。
そして、雲見八幡宮に伝わる不思議な話は、藤堂と日向の人生を大きく変えていきます。2年前に担当編集者が中村に変わり、彼との関係に悩むようになった2人。藤堂は編集者との折り合いの悪さに悩み、日向も自身の漫画を認めてもらえないことに不満を抱えていました。ある日、中村への不満が限界に達した藤堂。漫画家をなめたような態度に怒り、中村を消したいと強く願います。その時、中村を透明にする能力が発現しました。
対象者に触れることで透明人間にできる能力を手に入れた藤堂。透明にさせられた中村は、この能力を悪用するべく、藤堂に取引を持ち掛けます。自分に協力することを条件に、漫画の連載枠をちらつかせる中村。連載枠は欲しいけれど、中村の良いように扱われたくありません。そこで、中村が透明人間であることを利用し、彼を殺害しました。その後、日向に見つからないように、中村の遺体を始末します。
自分のファンを殺そうとする漫画家の話(7/7)
— カトウタカヒロ3/17春コミ東4か24ab (@ogitaka96) March 14, 2024
ギュゲスのふたり最終7巻発売されました!
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この出来事を機に、藤堂は自分にとって不都合な人間を始末していくことを思いつきます。さらに、日向も不思議な能力に目覚め、彼は自身が透明になれる能力を発現していました。日向の能力に利用価値を見いだした藤堂は、自分たちの能力を悪用して犯行に手を染めていきます。透明なので自分たちの犯行やその証拠を見つけられることは無かったものの、いつかバレるという不安が藤堂に罪の意識を植え付けます。
さらに、藤堂が犯行を重ねるにつれて、世間では透明人間による犯行が噂となって広まります。そして、噂を信じた者たちの中から、藤堂の能力を悪用しようと接触を試みる者が出現します。ヤクザと訳ありの警察官に目をつけられ、三つ巴戦に発展した藤堂。壮絶な戦いの末、藤堂はギュゲスに乗っ取られ、高校生を巻き込んだシナリオを実行します。一方、藤堂の悪事を知らない日向は、事件を聞きつけてある決意を固めました。
ギュゲスのふたりは完結済?結末はどうなる?
「ギュゲスのふたり」第80話
— カトウタカヒロ3/17春コミ東4か24ab (@ogitaka96) February 5, 2024
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透明になれる能力を人のために使い、透明人間ゼロとして事件の真相を追い始めた日向優。世間をにぎわせる消す力の持ち主が藤堂先生だと知ります。さらに、藤堂によって殺害されそうになった花山院の証言から、日向は疑念を深めていきます。その頃、藤堂の知り合いでありヤクザのキンタを巡る戦いが勃発しました。都心を舞台に鵺、鴉、天狗も参戦する大騒動に発展します。
騒動を聞きつけ、現場に駆け付けた日向。そこで、透明にする能力を持つ藤堂と邂逅します。しかし、ギュゲスが原子力潜水艦を消したことで、危機的状況に追いやられます。この状況を打開するべく、かつて敵対関係にあった者たちが日向のもとへ集結しました。ヒーロー・透明人間ゼロに扮する日向は、世界の危機を救うことが出来るのでしょうか。
ギュゲスのふたりの面白い魅力
人の目がないところでも正義は貫くことはできるのか、ギュゲスの指輪の伝説をモチーフに正義の本質を問うギュゲスの二人の漫画。透明だから気付かれないと思いつつ、いつかバレてしまうのではとハラハラさせる演出が読者を魅了しています。また、中だるみを感じさせないテンポの良い展開も見どころです。以下では、ギュゲスのふたりの面白い魅力について、あらすじとネタバレを交えながら紹介します。
面白い魅力①作画のレベルが高い
『ギュゲスのふたり』
— 天谷 しのは🎮⛩️「バグ」の歌ってみたでました! (@amatani_shinoha) December 18, 2023
正直チェンソーマンくらいおもろい…
「〇〇〇」と「漫画家」っていうあり得ない組み合わせをこんなに腑に落ちる形でしかも物語的に面白く描けるの神様の貰った能力かなんかだろ!
めっちゃおすすめ!サンデーうぇぶりで読めるからマジでみんな読んで!! pic.twitter.com/gKiGfJjfi8
作画のレベルの高さが見るものを引き付けるギュゲスのふたりの漫画。キャラクターデザインの良さはもちろん、キャラの苦しみや葛藤などの感情表現も丁寧に描かれています。作画のレベルの高さがリアルな演出を引き立て、恐怖やハラハラ感を煽るでしょう。
面白い魅力②ハラハラ感
今週も「ギュゲスのふたり」はキレッキレだ。
— 蔓葉信博🌿 (@tsuruba) July 30, 2023
(先週、忙しすぎて読みそびれていたのは内緒だ)https://t.co/5er07T2Cir pic.twitter.com/FvkAqP2cGj
ギュゲスのふたりの漫画は、対象者を透明する、自身が透明になれる能力を手に入れた2人の男性の運命を描いた物語です。己の能力を正義のために使おうと奔走する日向。一方の藤堂は透明にできる能力を悪用し、犯罪に手を染めていきます。担当編集者・中村を皮切りに、自分に不都合な人間を排除していく藤堂。しかし、透明にできる能力は完璧ではなく、あるきかっけで犯行がバレるかもしれないとハラハラさせます。
また、日向の能力についても、何かの拍子で透明になれる能力が解除され、思わぬ事態を招きかねない危険があります。いつバレるか分からない、ハラハラ要素が至るところにちりばめられた作風が、ギュゲスのふたりの面白さを引き立てています。
面白い魅力③スピード感がある
ギュゲスのふたり面白いからみんな見よう pic.twitter.com/KD7ypyPl9x
— るなち (@Lunachi_luck) October 3, 2023
サスペンスものといえば、善良と思われていたキャラクターの意外な正体など、読者の予想を上回るどんでん返しが面白いでしょう。一方で、1つの謎を少しずつ掘り下げながら進むため、展開が遅いと感じやすいこともあります。今回取り上げたギュゲスのふたりもサスペンス系に分類されるも、次への展開が早くスピード感があります。
その要因として、ストーリーを追うごとに新たな謎やシナリオを展開させる作風にあるでしょう。また、場面ごとに新たにキーとなるキャラクターを登場させ、それぞれに役目を与えています。このように中だるみを起こさせないようなスピード展開も、ギュゲスのふたりの面白い魅力となっています。
ギュゲスのふたりのキャラクター一覧
透明にできる能力と手に入れた藤堂と、透明になれる能力を発現した日向の運命と結末を描いたギュゲスのふたり。憎い相手を消したい、自分自身が消えたいとの願望から、透明になる能力を獲得しました。悪事に使う藤堂に対し、正義や人のために使う日向。対照的な運命を辿る2人の結末が気になるでしょう。以下では、ギュゲスのふたりのキャラクターを一覧にまとめました。
キャラクター①藤堂健
「ギュゲスのふたり」を読みました。3巻まで出ています。#ひとりマンガ部部長 pic.twitter.com/1Gxao2JlFy
— katsuyuki konishi (@KCONIQ) May 16, 2023
ギュゲスのふたりの主人公で、担当編集者との関係に悩む漫画家です。伝説が語られる神社へ取材として訪れた後、対象者を透明にできる能力を獲得しました。自身の犯行が目に見えないことを悪用し、不都合な人間を次々と殺害してきた藤堂。同時に彼の能力に目をつけ、それらを利用しようと近づく者も出現し、藤堂の運命は狂わされていきます。
キャラクター②日向優
【本日発売】3/12(火) #サンデー新刊
— 【公式】少年サンデー編集部 (@shonen_sunday) March 11, 2024
『ギュゲスのふたり』7巻<完>#カトウタカヒロ 先生
ギュゲスが原子力潜水艦を消した。
敵対していた者達が力を合わせ、ギュゲスとの最終局面に立ち向かう——!
「消える力」と「消す力」にまつわる物語、完結巻!#ギュゲスのふたりhttps://t.co/vXMfHPz2fb pic.twitter.com/eVCIWOmwic
ギュゲスのふたりの登場人物で、藤堂のアシスタントを務める漫画家志望の青年です。藤堂と同じく、担当編集者の中村に良い感情を持っておらず、彼に苦しめられていました。取材としてとある神社を訪れた後、消えたいという願望から自分が透明になれる能力を獲得した日向。藤堂は対照的に人のために能力を使うことに決め、正義のヒーロー・透明人間ゼロとして、ギュゲスの猛威に立ち向かいました。
キャラクター③キンタ
『ギュゲスのふたり』3巻までdone!
— カレージョ🍛 (@currygirl_) March 14, 2023
落ち目の漫画家とアシスタントがひょんなことから手に入れた超能力でフィクションとノンフィクションの間を曖昧にしていく!
悪役の作画が髪がかかっててカッケェ〜ッ pic.twitter.com/Tei4rGzDUH
ギュゲスのふたりの登場人物で藤堂の幼馴染、彼に助けられた過去から好意的な感情を持っています。一方、その正体はヤクザの頭であり、藤堂の透明にできる能力を利用しようと、彼との接触を試みます。
キャラクター④中村
本編の2年前に藤堂の担当となった漫画編集者です。何かにつけて藤堂の漫画を否定するなど仕事が雑であり、編集者らしからぬ態度で藤堂と日向を苦しめました。また、私利私欲にまみれており、藤堂が透明にできる能力を発現した際は、それらを利用しようと行動に出ます。藤堂の連載枠と引き換えに協力を要請するも、藤堂に拒否されて殺害されました。
キャラクター⑤花山院
ギュゲスのふたりの登場人物で、藤堂に自身の連載枠を譲った人気漫画家です。作中では藤堂に殺されるも、後に生還して日向と接触します。
ギュゲスのふたりに関する感想や評価
透明にできる能力を手に入れたことで、運命の歯車が大きく狂い始めた藤堂。以前からよく思っていなかった担当編集者を殺害したことを皮切りに、犯行に手を染めていきます。罪悪感にさいなまれながら、ギュゲスに取り込まれていく藤堂。また、弟子である日向との関係もどのように変化していったでしょうか。以下では、ギュゲスのふたりに関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。
感想1:ギュゲスのふたりの漫画が面白い
ギュゲスのふたり、面白かった
— 山崎 (@_y3k) March 15, 2024
人の見えない正義の本質を問う、哲学的な作風で知られるギュゲスのふたり。「ギュゲスの指輪」の伝説をモチーフにしたストーリー展開や、対照的な運命をたどる藤堂・日向の姿からは正義について考えさせられるでしょう。単行本は全7巻とサスペンスものとしてはやや短いものの、最後まで予測不能な展開が繰り広げられたギュゲスのふたり。SNSでは、漫画が面白いとの感想が多く見られます。
感想2:もっと続きを読みたかった
ギュゲスのふたり最高に面白かった
— ぶらもあ (@blamoa) March 11, 2024
本音を言うならもっと長く連載してて欲しかったけど良い終わりだった
久々にちゃんと完結まで追いかけた漫画だったかも
単行本7巻とやや短いストーリーであるものの、終始ハラハラさせる展開や程よいスピード感が面白いと評価されたギュゲスのふたり。透明になる能力を手に入れたことで欲望に走り、運命を狂わされる藤堂や、己の能力を人のために使う日向の奮闘や成長が見どころです。一方、SNSでは、ギュゲスのふたりのストーリーをもっと見たかったという感想も見られ、独創的な世界観でファンを魅了し続けています。
感想3:日向の成長が良い
ギュゲスのふたり
— 悠 (@Yu_BLW) March 12, 2024
きゅるるんな美少年がごつくて男臭いヒーローに成長していくの面白いから全人類読んでほしい
藤堂のアシスタントであり、気弱な青年として描かれた日向。自身が透明になれる能力が発現し、悪知恵の働く人間ならば、様々な犯行に手を染めるでしょう。しかし、日向は己の能力を私利私欲のためでなく、純粋に人のために使うことを決意します。ギュゲスによって引き起こされた騒動に立ち向かう日向の姿は、まさに正義のヒーローであり、たくましくなっていく日向の成長過程も面白いと評されています。
感想4:演出と画力を高く評価
ギュゲスのふたり、読了
— K0El@ISF12 (@Hibiki_With_Nu) March 15, 2024
途中からリボーンになったり遊戯王になったりいろんな影響を感じたけどめちゃめちゃ面白かった
演出と画力がすごいぜ
正義の本質を問う哲学要素を取り入れたストーリー展開で人気を集めるギュゲスのふたり。物語の面白さだけでなく、作者・カトウタカヒロ先生の画力や演出もすごいと評されています。画力の高さによってキャラクターの心情を読み取ることができ、よりリアルに感じられるでしょう。また、読者もハラハラさせる展開も多く、演出の高さもギュゲスのふたりの面白さを引き立てています。
感想5:藤堂のダークヒーローぶりが好き
ギュゲスのふたり、結構面白いな
— 島流あさじろう (@asasinnMK2) April 10, 2023
ダークヒーロー藤堂先生好きだぜ
ギュゲスのふたりにて、正義のヒーローとして描かれた日向とは対照的に、ダークヒーローとして描かれた藤堂健。あらすじネタバレのように対象者を透明にできる能力を発現し、己の犯行を隠蔽する手段として能力を使います。しかし、内心では罪の意識にさいなまれており、どこか人間臭さを感じられるでしょう。SNSでは、藤堂健が好きとの声も見られ、ダークヒーローへと変貌していく藤堂の結末に注目が集まっています。
感想6:ギュゲスのふたりを深堀してほしい
ギュゲスのふたり、めちゃくちゃ面白くてかっこいい作品なんだけど、もうちょっと天狗の新キャラを深掘ってほしいし、藤堂とギュゲスの葛藤を詳しく書いてほしいかも。。ギュゲスを獲得した描写とその時のキンタとの攻防がいまいちよく消化できてないせいでモヤモヤ引きずってるのかも。
— Mido (@ugiugichan) October 23, 2023
透明になる能力を手に入れた2人の男性の対照的な運命と結末、ほどよい緊張感を与えるストーリー展開が支持されるギュゲスのふたりの漫画。あらすじネタバレのように、己の欲望に突き進む藤堂と彼の利用しようと目論む人々との攻防戦も見どころです。SNSでは、漫画が面白いと評価する声が多く見られるも、ストーリーの短さから物足りなさを感じる読者もおり、キャラ同士の関係などを深堀してほしいとの意見が寄せられています。
ギュゲスのふたりのネタバレまとめ
ギュゲスのふたりのあらすじネタバレや登場キャラクター、面白い魅力、漫画の感想や評価をまとめました。透明になる能力を手に入れた男性2人の対照的な運命が目を引くギュゲスのふたり。正義のために能力を使う日向に対して、藤堂は己の利益のために悪用しました。その姿はギュゲスの指輪の伝説と重なり、藤堂の犯行を通じて正義とは何かを改めて考えさせられるでしょう。