【即死チートが最強すぎて】主人公・高遠夜霧の正体は？チートすぎる能力や過去を考察

『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』の主人公は、高遠夜霧という男子高校生です。夜霧は一見普通の高校生ですが、実は誰もがかなわないほどの強さを持った人物です。

夜霧の正体は、作中で徐々に明らかとなっていきます。では、即死チートが最強過ぎての夜霧の正体とは、一体何でしょうか？本記事では、即死チートが最強すぎての主人公である高遠夜霧に焦点を当て、彼の正体や能力、過去などを詳しく解説します。

『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』は、「小説家になろう」で連載が始まった小説です。書籍版は、アース・スターノベルより全14巻が刊行されています。その後、後日譚となる「後始末篇」が発売され、全部で15巻となりました。即死チートが最強すぎては、『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。-AΩ-』のタイトルで漫画化されました。

漫画はコミックアース・スターに掲載され、2024年3月現在でも連載中です。また、2022年にはテレビアニメ化が発表され、2024年1月からTOKYO MXなどで放送が始まりました。即死チートが最強すぎてのシリーズ累計発行部数は、2024年1月時点で150万部を超しています。

修学旅行へ行く途中だった高校生たちは、バスごと異世界に召喚されます。高校生たちを召喚したシオンは、彼らに「ギフト」と呼ばれるチート能力を授けます。しかし、高遠夜霧や壇ノ浦知千佳ら4人の生徒は、能力が発動しませんでした。他の生徒たちに見捨てられた4人はドラゴンに襲われますが、夜霧は「死ね」と念じただけでドラゴンを殺します。夜霧は知千佳とともに、もといた世界に戻る方法を探すことにします。

高遠夜霧は、『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』の主人公です。髪の毛は黒髪ですが、両脇に一筋だけ青っぽい髪の毛が混ざっています。即死スキルという最強能力を持っているためか、何があっても顔色ひとつ変えません。異世界に召喚される前は普通の高校生として生活しており、周囲には自分の正体や能力を隠していました。

『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』の高遠夜霧は、タイトルにもある通り最強の能力が使えるキャラです。ファンタジー作品の主人公はチート能力を持っているキャラが多く、他の作品の主人公たちと強さを比較されることがあります。その中でも、夜霧の強さは群を抜いているといわれています。では、夜霧の強さはどの程度のものか、夜霧の正体とあわせて見ていきましょう。

即死チートが最強すぎての主人公である高遠夜霧は、学校では寝てばかりいる普通の学生でした。異世界に連れてこられてからもそれは変わらず、時間さえあれば寝ています。面倒くさがりな性格で、自ら積極的に動こうとはしません。また、緊迫した状態でも1人でゲームをするような、マイペースな性格でもあります。普段の性格を特に演じているわけではないため、この姿も夜霧の正体のひとつだといえるでしょう。

即死チートが最強すぎての高遠夜霧は、一見ただの高校生です。身体能力が特に優れているわけでもなく、攻撃魔法が使えるわけでもありません。しかし、夜霧には勇者をも瞬殺できるほどの強さがあります。その強さの正体が、「即死スキル」という能力です。

夜霧は「死ね」と念じるだけで相手を殺せる、即死スキルを持っています。この能力は圧倒的な強さを誇り、生身の人間だけでなく相手の武器や命がない死霊、世界そのものまで殺すことができます。夜霧は自分の能力の強さを十分理解しており、無闇に使わないよう注意しています。

即死チートが最強すぎての高遠夜霧の正体は、作品の序盤では謎に包まれていました。物語が進むにつれ徐々に正体が明らかになっていき、「αΩ」というコードネームを持っていることが判明します。αとΩは、ギリシャ文字の最初と最後の文字です。「最初から最後まで」という意味のαΩには「永遠」という意味もあり、作中では無敵の存在として扱われています。

さらに物語が進むと、夜霧の正体がαΩであるわけではなく、αΩが夜霧の中にいることがわかってきます。αΩの途方もない能力は、「天盤喰らい」のエピソードからもわかります。即死チートが最強すぎての世界は、大きな海に浮かぶ「天盤」のひとつでした。その海には天盤喰らいという存在がいて、本能のままに目の前の天盤を食らっていました。

あるとき、天盤喰らいのうちのひとつの個体が、いくつもの世界を食らううちに知能を持ち始めます。知能を持って退屈を感じた天盤喰らいは、人間世界に娯楽を求めるようになりました。天盤喰らいは人を支配して戦わせることに愉悦を感じるようになり、ひとつの国を手中に収めて戦争を始めます。ところが、戦争をしている最中にαΩと遭遇し、命の危機を覚えました。

天盤喰らいは人として生きていた自分の体を捨て、本体へと意識を戻します。逃げ出すしかなかったことに怒りを覚えた天盤喰らいは、目の前の天盤を滅ぼすことにしました。しかし、天盤喰らいが天盤を攻撃しようとした瞬間、どこからともなく「死ね」という声が聞こえてきます。

そして、天盤喰らいは成すすべもなく死亡しました。「死ね」という言葉を放った正体は、αΩである夜霧でした。このエピソードからもわかるように、αΩは人の理解の範疇を超えた天盤喰らいも殺せるほどの、途方もない能力を持った存在だったのです。αΩの正体は神をも超越した存在で、全宇宙を含めたすべての支配者であるとされています。

即死チートが最強すぎてには、壇ノ浦知千佳というかわいい女の子のキャラが登場します。知千佳は主人公である高遠夜霧のクラスメイトで、他のクラスメイトたちと一緒に異世界に召喚されます。そこに現れたシオンという賢者は、生徒たちに「ギフト」と呼ばれる能力をインストールしました。

ところが、夜霧や知千佳など4人の生徒には、インストールが正常に行われませんでした。4人は他の生徒に見捨てられ、ドラゴンをおびき出す餌として使われます。4人のうち2人はドラゴンによって死亡し、知千佳は夜霧の能力によって命を救われました。それから知千佳は夜霧と行動するようになり、読者目線で突っ込みを入れる役を担っています。

知千佳は夜霧を意識するような素振りを見せますが、夜霧のほうは知千佳に対して特別な感情は抱いていないようです。最初に知千佳を助けた理由も、「おっぱいが柔らかかったから」という下らないものでした。知千佳は夜霧の正体を知っても驚いただけで、気味悪がったり避けたりしませんでした。

逆に、夜霧の正体を知ってからはその能力を頼もしく思っており、異世界では何度も危機から救ってもらっています。知千佳は何の能力も持たないただの高校生ですが、「壇ノ浦流弓術」という流派の家系の生まれです。そのため、身のこなしは普通の女子高生よりも優れています。また、非常に目が良く、その視力を活かして夜霧のサポートをすることもあります。

即死チートが最強すぎての高遠夜霧の過去に関しては、作中で少し触れられています。夜霧はまだ小さい頃、「高次生命科学研究所」という施設の地下に幽閉されていました。念じただけで人を殺せる夜霧は恐れられ、誰に目にも止まらない場所で生活させられていたのです。あるとき、高遠朝霧という女性が、夜霧の世話係となります。朝霧は「化け物がいる」とだけ聞かされ、施設の地下へと行きました。

朝霧が恐る恐る地下へと足を踏み入れると、そこには自然豊かな風景が広がっていました。地下とは思えない景色に戸惑いながら、朝霧は「化け物」がいるとされる家へ向かいます。朝霧が戸を開けると、家の中には年端も行かない少年が座っていました。朝霧は幼い子供を地下に幽閉していることに怒り、少年を化け物ではなく人間として扱います。朝霧は少年に名前を聞きますが、少年にはαΩというコードネームしかありませんでした。

施設に来る前は、「おかくしさま」と呼ばれていたようです。朝霧は自分で名前をつけることにし、少年に「夜霧」と名づけます。夜霧は朝霧の名字が「高遠」であったことから、自分も「高遠夜霧」と名乗るようになりました。朝霧は世話係兼教育係として、夜霧に人間らしい生活を送らせます。想像以上に平和に過ごしていた朝霞でしたが、ある日夜霧を狙う「機関」にさらわれてしまいます。

夜霧は戻ってこない朝霞を迎えに行こうと、施設の人たちを容赦なく殺して地下から出ます。そして、朝霞が機関にさわらわれたと聞き、1人で機関へ乗り込みました。夜霧は自分に殺意を向ける者たちをすべて殺し、朝霞を取り戻します。αΩである夜霧には何のお咎めもなく、再び朝霞との平穏な暮らしが始まりました。この過去エピソードから、夜霧は幼い頃から即死スキルを持っていたことがわかります。

過去の夜霧は、現在よりも容赦なく人を殺していたようです。夜霧の即死スキルに関しては、作者が「生まれつきである」と名言しています。αΩは人間として生まれ変わりながらその存在を維持してきたため、過去のαΩが死亡したことで夜霧として生まれ変わったと推察されます。

即死チートが最強すぎるの高遠夜霧は、地下に幽閉されていた過去からもわかるように、その存在を危険視されていました。また、その能力を利用しようと目論む組織もあり、過去には様々な組織から狙われたこともあります。夜霧は今でも自分が監視され、狙われていることをわかっていました。そこで、相手が何もしてこない限りは、自分からは何もしないというスタンスで生きてきたようです。

アニメ版の『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』では、声優の内山昂輝さんが高遠夜霧役を務めました。内山昂輝さんは、これまでにも多くのアニメで人気キャラを演じてきました。ここでは、即死チートが最強すぎてのアニメで主人公を担当した、内山昂輝さんのプロフィールや過去の出演作品などを紹介します。

高遠夜霧役の内山昂輝さんは、1990年8月16日生まれの声優です。埼玉県の出身で、血液型はA型です。3歳の頃に劇団ひまわりに入団し、役者として活動を始めました。声優としてデビューした作品は、2001年に公開されたSF映画の『A.I.』です。その後、俳優活動と声優活動を並行して行うようになります。大学在学中の2011年には、第5回声優アワードで新人男優賞を受賞しています。

また、2015年には、東京アニメアワード2015のアニメ オブ ザ イヤー部門で、声優賞を受賞しました。趣味は映画鑑賞で、映画を観るためだけに遠くまで足を運ぶこともあります。その他の趣味には、サッカー鑑賞、音楽鑑賞、アナログゲームなどを上げています。公式プロフィールに「特技：ピアノ」と書かれていたことがありましたが、本当は弾けないことが本人の口から明かされています。

続いて、内山昂輝さんの主な出演作品や担当キャラを紹介します。内山昂輝さんはこれまでに、『ハイキュー!!』の月島蛍、『僕のヒーローアカデミア』の死柄木弔、『呪術廻戦』の狗巻棘、『ブルーロック』の糸師凛などを演じてきました。2023年には、『氷属性男子とクールな同僚女子』の冴島くん、『山田くんとLv999の恋をする』の山田秋斗、『七つの大罪 黙示録の四騎士』のシン（ランスロット）などを担当しています。

『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』の作中で、高遠夜霧はその気になれば世界すらも滅ぼすことができる強さを持った主人公として描かれています。ただ、親しい人間以外には興味を持たず、やる気もありません。圧倒的な強さを持ちながらも周囲に無関心であるところが、「面白い」と高評価を得ていました。

即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』では、高遠夜霧の少年時代のエピソードも登場します。幼い頃の夜霧は高校生姿の夜霧に負けないほど人気で、「かわいい」というコメントがいくつも見られました。ただ、無邪気に人を殺していくシーンでは、怖さを感じた人もいたようです。

『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』の高遠夜霧に関しては、「壇ノ浦知千佳との関係が好き」という感想もありました。夜霧と知千佳は、旅を続けるごとに親密になっていきます。しかし、完全に付き合うわけではなく、もどかしいような関係が続きます。恋愛関係になりそうでならない2人の姿を、楽しむファンが大勢いました。

『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』の主人公である、高遠夜霧の正体や強さ、過去などをまとめました。夜霧の力の正体はαΩという神よりも高次な存在のもので、このαΩの力により夜霧は即死スキルを使うことができます。夜霧の即死スキルは敵なしの能力で、作中でも大きな活躍を見せました。最強の主人公が活躍する作品が好きな人であれば、即死チートが最強すぎてを楽しめること間違いなしです。