バリバリ伝説のバイク一覧!登場キャラの愛車のモデルになった車種・メーカーは?

『バリバリ伝説』に登場した名車バイクを残らず紹介します!1980年代に若者から熱い支持を受けていた漫画『バリバリ伝説』には、当時のバイク野郎を熱狂させ、今ではマニア垂涎の的となっている名車がズラリと登場します。この記事では、「バリバリ伝説のバイク一覧!」と題して、主要キャラたちの愛車のモデルになった車種やメーカーを紹介します。さらに、アニメで主人公・郡たちを演じた声優の情報もあわせてお届けします。

バリバリ伝説のバイク一覧!登場キャラの愛車のモデルになった車種・メーカーは?のイメージ

目次

  1. バリバリ伝説とは?
  2. バリバリ伝説の巨摩郡のバイクのモデルになった車種・メーカー一覧
  3. バリバリ伝説のその他キャラのバイクのモデルになった車種・メーカー一覧
  4. バリバリ伝説のOVAの声優一覧
  5. バリバリ伝説のバイクに関する感想や評価
  6. バリバリ伝説のキャラのバイクまとめ

バリバリ伝説とは?

バリバリ伝説の概要

『バリバリ伝説』(通称「バリ伝」)は、しげの秀一によるオートバイ競技を題材とした漫画作品で、1983年から1991年にかけて講談社の『週刊少年マガジン』にて連載されました。単行本全38巻、ワイド版全20巻、文庫版全20巻が刊行され、累計発行部数は2018年4月時点で2600万部に達しています。

また1986年にOVA『バリバリ伝説』が2作制作されたほか、1987年には劇場版アニメ『バリバリ伝説』が制作・公開されました。1985年度には、第9回講談社漫画賞少年部門を受賞しています。

バリバリ伝説のあらすじ

あらすじのイメージ

高校生の巨摩郡は、友人の沖田比呂と峠道をバイクで駆け抜ける日々を送っていました。やがて、アマチュアレースに挑戦し始めた郡は、すぐさま非凡な才能を示し、レース界で注目を集めます。対立することが多かったライバルの秀吉とも、鈴鹿4耐での共同優勝をきっかけに友情が芽生えます。しかし、その秀吉が峠道での事故で死亡してしまいます。郡は、秀吉の遺志を受け継ぎプロライダーの道を歩み始めました。

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バリバリ伝説の巨摩郡のバイクのモデルになった車種・メーカー一覧

バイク一覧①ホンダ CB750F

ここからは、『バリバリ伝説』の主人公・巨摩郡(通称:グン)が愛用するバイクのモデルになった車種・メーカーを一覧で紹介していきます。巨摩郡は、身長187cm、体重75kgと大柄の体躯と鋭い目つきが特徴の男子高校生です。暴れるマシンを無理やりねじ伏せる豪快なその走りは、「破滅的」「クレイジー」とも評されています。

最初に紹介する巨摩郡の愛車は、ホンダのCB750Fです。作中で彼はこのバイクを「しび子ちゃん」と呼んでいます。1979年に登場した CB750Fは、ホンダの国産オートバイの中でもトップクラスの存在としてその地位を確立しました。当時、このバイクは1か月に2000台以上が売れるほどの人気を誇りました。

北米向けのモデルは9,000rpmで75馬力を発揮し、一方、日本向けの仕様では9,000rpmで68馬力と若干控えめの馬力となっています。警察のパトロールバイク(白バイ)としても採用され活躍しました。今でも愛好家にとっては人気のあるクラシックバイクであり、中古市場ではプレミアが付き、当時の定価を大幅に上回る90万円前後で取引されています。

バイク一覧②ホンダ NS400R

続いて紹介する『バリバリ伝説』の主人公・郡の愛車は、ホンダNS400Rです。秀吉の峠での事故の際、盗難に遭ったでCB750Fの後継として登場しました。このモデルは、フルカウルのレーサーレプリカであり、水冷2ストロークのV型3気筒エンジンを搭載しています。最高出力は8,500rpmで59となっています。ロードレース世界選手権500㏄クラスで2年連続チャンピオンに輝いた、NS500の技術の粋を結集して開発されました。

バイク一覧③ホンダ RS250R

イチノセレーシングチームで活躍したホンダRS250Rは、郡が全日本ロードレース選手権の250ccクラスに挑む際に使ったバイクです。このモデルは市販のレーシングバイクであり、2ストローク249cc V型2気筒エンジンを搭載しています。このマシンの後には、こちらも名車として名高いNSR250が登場しています。

バイク一覧④スズキ GSX-R400

これまで紹介してきた『バリバリ伝説』の郡の愛車のメーカーはすべてホンダですが、続いては、そんな郡には珍しいスズキの名車を紹介します。物語では、高校生ライダーチームがこのバイクで鈴鹿4時間耐久ロードレースに参戦し、秀吉とともに見事優勝を果たします。

1984年にリリースされたこのバイクは、4ストローク直列4気筒エンジンを搭載しており、当時の400ccクラスでは最大出力59馬力を誇りました。また、車重も152kgと軽く、当時を代表する軽量バイクの一つとして数えられています。

バイク一覧⑤ホンダ NSR500

『バリバリ伝説』の郡がオートバイロードレース世界選手権で使ったマシンは、旧型のNSR500でした。このバイクは、2ストローク500ccエンジンを搭載しており、初代でも140馬力のパワーを誇りました。

後に200馬力を超えるモンスターマシンに進化しましたが、このマシンはフレディ・スペンサーをはじめワイン・ガードナー、エディ・ローソン、加藤大治郎といった歴史に名を刻むレーサーたちと共に活躍したバイクとなっています。

バリバリ伝説のその他キャラのバイクのモデルになった車種・メーカー一覧

バイク一覧①聖秀吉

次に、『バリバリ伝説』に登場する、巨摩郡以外のキャラのバイクのモデルになった車種・メーカーを一覧で紹介します。最初は、郡のライバルであり、峠では決してグンに抜かれることがなかったという聖秀吉です。彼は生粋の大阪人で、「裏六甲のエース」と自称していました。郡とは対照的なライディングスタイルで、無駄のない正確な走りを得意としていました。しかし、ある日の峠での走行中、事故により亡くなりました。

秀吉の愛用バイクのメーカーと車種は、スズキの名車GSX750Sカタナです。峠での事故でバイクは大破しましたが、修理すればまた乗れる状態でした。しかし、秀吉以外の誰もそのバイクに乗るべきではないと考えた郡は、焼却してしまいました。このバイクは1982年にリリースされた刀シリーズの一つで、空冷直列4気筒エンジンを搭載していました。最高出力は69PS/8,500rpmで、今でも高い人気を誇っています。

バイク一覧②一ノ瀬美由紀

『バリバリ伝説』の一ノ瀬美由紀は、主人公・郡の同級生で彼をレースの世界に引き込んだ人物です。ボーイッシュな性格で、高度なライディングテクニックを持っています。方向指示器やナンバープレート等の保安部品が付いていないレース車両で公道を走行するなど、大胆な一面もあります。ちなみに、彼女の父親は大企業の経営者であり、イチノセレーシングクラブのオーナーでもあります。

美由紀の愛車のメーカーと車種はホンダVT250Fで、峠を走る際には、郡のCB750Fや秀吉のGSX750Sカタナに匹敵する速さを見せていました。このモデルは水冷4ストローク4バルブDOHC V型2気筒エンジンを搭載したハーフカウルのロードスポーツモデルであり、最高出力は35ps/11,000rpmです。

バイク一覧③沖田比呂

『バリバリ伝説』の沖田比呂は、リーゼントが特徴の厳格な雰囲気を持つ人物で、郡の親友でありバイク仲間でもあります。彼が愛用しているバイクのメーカーと車種は、カワサキZ400GPです。このバイクは、Z400FXの後継モデルで空冷4ストロークDOHC2バルブ 直列4気筒エンジンを搭載しており、最高出力は48ps/10500rpmとなります。

この車種はサイドカバーに「GPz400」というエンブレムが記されていますが、これが少しややこしい部分です。実は、GPZ400は後に別のモデルとして発売されたことがあります。カワサキの製品番号では、「GPz400」という表記でzが小文字の場合は空冷モデルを、Zと大文字の場合は水冷モデルを指しています。

バイク一覧④太田信一

『バリバリ伝説』に登場する太田信一は、イチノセレーシングで活躍する整備士で、彼が乗っていたバイクのメーカーと車種は、ヤマハFZ400Rになります。当時のF3クラスでは、400cc4ストと250cc2ストの両方が競技に参加できましたが、このクラスでヤマハは他社との競争に対抗するためにこのFZ400Rを開発しました。

1980年代のF3クラスは参加台数が多く、鈴鹿4時間耐久レースでも激しい戦いが繰り広げられました。そのため、ホンダのCBR400F、スズキのGSX-R400など、当時の最先端技術が投入されたモデルが続々と登場しました。これに対抗するため、ヤマハは、59馬力を発揮するエンジンやアルミ製スイングアーム、そしてヤマハの粋を集めたモノクロスサスペンションを採用したFZ400Rを世に送り出しました。

FZ400Rは、市場でも人気を博し、その後FZR400R/400R-SPという後継モデルが登場しました。これらのバイクは、ヤマハが400ccの4ストロークバイクの基礎を築いた重要なモデルでした。信一はイチノセレーシングでの活躍に加えて、第三部では郡が使用するNSR500の整備も担当し、郡とともに戦った仲間としても名を上げました。

バリバリ伝説のOVAの声優一覧

巨摩郡役/田中秀幸

ここからは、『バリバリ伝説』のOVAの声優を一覧で紹介していきます。まず最初は主人公・巨摩郡の声を担当した声優です。主人公・郡を演じたのは、1950年11月12日生まれ・東京都大田区南馬込出身の声優・田中秀幸(たなか・ひでゆき)です。田中秀幸は、現在青二プロダクションに所属し、俳優、ナレーターとしても活動しています。

彼は、週刊少年ジャンプ原作のテレビアニメに出演することが多く、「名探偵コナン」「SLAM DUNK」「CITY HUNTER」「キャプテン翼」など人気作品のキャラを多数演じています。人気ご長寿アニメ『サザエさん』では、フグ田マスオ役を二代目の増役岡弘から引き継いでいます。また、テレビ「王様のブランチ」ではナレーションも担当しました。

伊藤歩惟役/荻野目洋子

伊藤歩惟は、映画の影響で暴走族に関心を持ち、バイクに乗る高校生の主人公・巨摩郡と出会います。彼女は性格に幼さを残している、ショートカットで明るい少女です。OVAの声優には、歌手の荻野目洋子が起用されました。

荻野目洋子は1968年12月10日に生まれ、1983年、フジテレビ系アニメ『みゆき』でヒロインみゆき役に抜擢されました。声優としての活動は、1984年のソロ歌手デビュー後も続き、本作をはじめテレビアニメ『ウゴウゴルーガ』のプラネットちゃん役などのキャラの声を演じています。

歌手としては、1980年代のアイドル黄金期に「ダンシング・ヒーロー~Eat You Up~」「六本木純情派」などのヒット曲を発表し、歌って踊れるアイドルの先駆けとなりました。

聖秀吉役/中尾隆聖

『バリバリ伝説』の聖秀吉(ひじり・ひでよし)は、関西育ちの高校生で、峠道で主人公の巨摩郡と「ウサギとカメ」と題した追い抜き競争で腕を磨きました。彼の声を演じたのは、声優の中尾隆聖です。中尾は1951年2月5日生まれ・東京都中央区日本橋出身の男性声優で、現在81プロデュースに所属し活動しています。

中尾隆聖が演じた代表的なキャラは『ドラゴンボール』シリーズのフリーザ役や『それいけ!アンパンマン』のばいきんまん役などで、その他にも数多くの人気作品のキャラを演じています。

一ノ瀬美由紀役/戸田恵子

前に述べたように、一ノ瀬美由紀は、レーシングチームを傘下に持つ大企業の社長令嬢で、巨摩郡と同じ高校に通う同級生でもあります。また、OVAで美由紀の声を演じたのは、声優の戸田恵子です。

戸田恵子は、1957年愛知県で生まれ、声優、女優として活躍しています。アニメや洋画の吹き替えも数多く手がけており、国民的人気アニメ『それいけ!アンパンマン』の主人公・アンパンマンや『キャッツ・アイ』の来生瞳などのキャラの声で親しまれています。

沖田比呂役/二又一成

『バリバリ伝説』の沖田比呂は、主人公・郡の高校時代の友人です。郡との才能の差を意識しながらも、バイクで峠道を攻める日々を送っていました。OVAで沖田の声を演じたのは、声優の二又一成です。二又一成は、1955年3月15日生まれ・青森県三沢市出身の男性声優で、現在は東京俳優生活協同組合に所属し、ナレーターとしても活動しています。

ハイバリトンの声域を持つ二又は、アニメや洋画などに出演し、情熱的な青年役から二枚目・三枚目まで、幅広い役を演じ分ける声優界のバイプレイヤーとして有名です。二又一成の主な出演作品と演じたキャラには、アニメ『サザエさん』の三郎先生役や『めぞん一刻』の五代裕作役、『ハイスクール奇面組』の出瀬潔役などがあります。

バリバリ伝説のバイクに関する感想や評価

ここまで『バリバリ伝説』に登場するバイクのメーカーと車種などを紹介してきましたが、最後に『バリバリ伝説』のバイクに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する『バリバリ伝説』のバイクに関する感想・評価は、この作品を読んでいるだけでバイクに乗りたくなるという方のツイートです。今はやや下火になっていしまったバイクの魅力が詰まった作品と言えるでしょう。

続いて紹介する『バリバリ伝説』のバイクに関する感想・評価は、漫画に影響を受けやすいと言う方のツイートです。1980年代の人気漫画『バリバリ伝説』を読んでいるので、旧型バイクが欲しくなっていると呟いています。こうした方は多いのではないでしょうか?

最後に紹介する『バリバリ伝説』のバイクに関する感想・評価は、『バリバリ伝説』の原画展を見てきた方のツイートです。臨場感あふれる原画を堪能したようで、作者の描くバイクシーンを激賞していました。

バリバリ伝説のキャラのバイクまとめ

まとめのイメージ

この記事では、「バリバリ伝説のバイク一覧!」と題して、登場キャラの愛車のモデルになった車種・メーカーを紹介してきました。

'80年代から’90年代にかけて日本中の多くの若者を熱狂させた名車ぞろいで、その頃、青春時代を送っていた方には懐かしく、またその頃を知らない若者には新鮮に映ったのではないでしょうか?この機会に『バリバリ伝説』の単行本を手に取り、しげの秀一の世界観に浸ってみるのもよいかもしれません。

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