【異修羅】ソウジロウは死亡する？オゾネズマとの戦いで重症を負ったその後は？

この記事では、『異修羅』第1話で登場した柳生新陰流最後の使い手とされる柳の剣のソウジロウを特集します。これからソウジロウのキャラや強さ、そしてオゾネズマとの戦いで重症を負ったその後に死亡するのかどうかなど、気になる情報をお届けしていきますが、まずはその前に『異修羅』の作品情報をお届けしましょう。最初に作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『異修羅』は、日本の作家の珪素によって創作されたライトノベル作品です。2017年6月からは『カクヨム』で連載がスタートし、翌7月からは『小説家になろう』でも連載が始まりました。2019年9月からは単行本が「電撃の新文芸」（KADOKAWA）より刊行されています（挿絵担当：クレタ）。

メディアミックス展開としては、メグリ作画によるコミカライズが「月刊少年マガジン」（講談社）にて2021年4月号より連載中です。作画のメグリは、カクヨム発の「異修羅」作画コンペで選出された漫画家です。また、テレビアニメも制作され、2024年1月からTOKYO MXほかで放送されています。

物語の舞台は、魔王が打ち倒された後の世界です。真の勇者の正体は謎に包まれており、全生命にとっての敵である本物の魔王を倒したのは誰なのか、その謎が解けることはありませんでした。恐怖が消え去った時代、世界最大の都市である黄都には、勇者を決定するために修羅たちが集結しました。そこで戦いに勝ち抜いた者こそが、勇者としての名誉を得ることができるのです。こうして十六人の修羅たちが集い、激戦が始まりました。

ここからは、この記事のメインテーマである『異修羅』の柳の剣・ソウジロウの話題に移ります。作中の登場キャラで「柳の剣」ことソウジロウは、元々は柳生宗次郎という名前の修羅の一人でした。この世界が魔王に打ち倒された後の住人ではなく、異世界である「彼方」から転生してきたキャラになります。

彼は、長い黒髪を一つにまとめ、白い鉢巻を巻いているのが特徴で、極端な猫背が人の目を引きます。服装はTシャツと短パン、あるいはジャージなどの軽装ですが、巨大なゴーレムとの戦いでも一度も傷を負うことなく立ち回りました。その戦闘力は驚異的で、圧倒的な剣技で敵を手玉に取ります。

次にソウジロウの強さや能力を見ていきましょう。ソウジロウは「彼方」つまり異世界からの転生者であり、柳生新陰流の最後の継承者・柳生塚厳の弟子です。最強の剣豪と呼ばれ、その剣技は「絶技」とも称されています。刃が潰れてしまっている練習剣でも、一切刃を失わず、重厚な装甲を持つ機魔ゴーレムや、超常の魔石を使って加工された史上最悪の生体戦車を、たった一撃で切り裂くほどの腕前を持っていました。

またソウジロウは、小柄で身軽な体つきを持ち、驚くべき身体能力を秘めています。戦闘中は空中で軽やかに立ち回り、観察眼や見切りなど剣技に関連する能力を駆使して相手を翻弄します。オゾネズマ戦では手傷を負いながらも、相手の戦意を喪失させるほどの大ダメージを与えました。

このように彼は圧倒的な剣技を持っていますが、それ以外にも特筆すべき能力があります。それは、もはや超常の域に達している「超直感」です。彼方にいた頃の数多くの戦闘経験と、生まれつきの観察眼と殺戮本能によって直感を少しずつ磨き、対峙した敵を一目見ただけで命にかかわる急所や弱点を把握することが可能になりました。

ソウジロウには、一瞬で相手の弱点を把握し、殺害する方法を瞬時に編み出す能力があります。この能力はまさに「向かうところ敵なし」と言えるでしょう。破壊力では他の修羅たちに敵いませんが、ナガンの迷宮機魔の戦いでは、独自の殺害方法立案能力が真価を発揮しました。

見た目や話し方からは、のほほんとしているように見えますが、実際は圧倒的な強さを持つ敵と戦うことにしか興味を持たない「戦闘狂」です。作品序盤でユノをゴーレムたちから救ったことはありましたが、「ユノが助かったのはただ単に強敵と戦った結果」というだけで、他人の生死に対しては冷淡な反応しか見せません。

しかし、社交性や協調性が完全に欠如しているわけではありません。必要に応じて人間関係に配慮しながら、「過度な発言を控える」ということも可能です。当初、ユノは彼を毛嫌いしていましたが、彼の姿勢や人柄に触れるうちに、徐々に嫌いという感情が変化しているようです。

『異修羅』のソウジロウは死亡してしまうのでしょうか？まず結論から述べると、第三試合でのオゾネズマとの戦いで、ソウジロウは重傷を負いましたが、幸いにも死亡はしていません。ただし、オゾネズマの圧倒的な力により、ソウジロウは歩行すらままならないほどの大けがを負ってしまいました。

しかし、ソウジロウは決して諦めず、手術用の刀を手にオゾネズマに果敢に立ち向かいました。最終的に、彼はオゾネズマの心臓と魔王の腕を傷つけることに成功しました。オゾネズマは恐怖に震え、ソウジロウに敗北を宣言し、第三試合は終了しました。

その後、担ぎ込まれた病院の病室では、右腿から下が動かせないソウジロウが描かれていました。現時点では負傷した足を修復する方法はありませんが、それでも次の対戦相手であるロスクレイとの戦いを楽しみにしているようでした。

2024年1月現在、『異修羅』の原作小説は9巻まで進んでおり、またアニメは8話まで放送されています。ソウジロウが死亡してしまうのかどうかは気になるところですが、原作小説ではまだ死亡していません。このままのペースで話が進むのであれば、アニメ1期で彼が死亡する展開はないでしょう。

アニメでは、まだ各キャラに焦点が当てられている段階で、修羅同士の戦いは描かれていません。一方、小説ではソウジロウはすでに試合を終えており、次なる戦いに備えています。彼のケガの状態はまだまだ深刻ですが、読者の期待は高まることでしょう。

ここで、アニメ『異修羅』で柳の剣のソウジロウを演じた声優・梶裕貴（かじ・ゆうき）を紹介します。梶裕貴は、1985年9月3日東京都生まれ・埼玉県坂戸市育ちの男性声優で、現在はヴィムスに所属し、俳優、ナレーター、歌手としても活動しています。

梶裕貴の芸能活動は、「アーツビジョン無料新人育成オーディション」に合格し、17期特待生として日本ナレーション演技研究所所属となったことに始まります。そして、2004年11月、ゲーム『帝国千戦記』に出演し声優デビューを飾りました。

2006年には『ふしぎ星の☆ふたご姫』でテレビアニメデビュー、さらに2007年の『Over drive』の篠崎ミコト役でテレビアニメ初主演を務めました。2009年3月には第3回声優アワード新人男優賞を受賞しています。その後、『進撃の巨人』、『マギ』、『七つの大罪』など話題のテレビアニメに次々に出演し、第7回、第8回の声優アワードでは2年連続で主演男優賞に輝きました。

次に、アニメ『異修羅』の柳の剣・ソウジロウ役の声優・梶裕貴の主な出演作品や担当キャラを一覧で紹介します。

• 進撃の巨人（エレン・イェーガー）
• 七つの大罪（メリオダス、ゼルドリス）
• マギ（アリババ・サルージャ）
• イナズマイレブン（一之瀬一哉、不動明王ほか）
• 僕のヒーローアカデミア（轟焦凍）
• ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない（広瀬康一）
• アクセル・ワールド（ハルユキ／シルバー・クロウ）
• うる星やつら (2022)（水乃小路飛麿）
• ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (2020)（ヒュンケル）
• 王様ランキング（ダイダ）

ここまで『異修羅』の柳の剣ことソウジロウの死亡について解説してきましたが、最後に『異修羅』のソウジロウに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

『異修羅』のソウジロウは、柳の剣という別名のとおり剣術にのみ集中しているようです。その専門性や純粋さが他の異能者とはまた違った魅力となっているのかもしれません。

続いて紹介するのは、ソウジロウと音速を突破する傭兵・シャルクの対戦についての感想ツイートです。攻撃速度が大きく異なる二人を見事に描いたアニメ制作陣に感謝していました。

『異修羅』のソウジロウには、読者の様々な評価があるようです。こちらのツイートの投稿者は、「敵味方なく勝負しようとするブレない」姿勢を評価しているようですし、「身一つで突っ込んでいく勇気に尊敬と恐怖を感じる」方もいます。また、圧倒的な強さを持つやつとバトルしたいだけという冷めた見方もありました。

この記事では、「『異修羅』に登場する柳の剣・ソウジロウは死亡する？」と題して、ソウジロウのキャラや強さ、そしてオゾネズマとの戦いのその後などについて解説してきました。オゾネズマ戦で重傷を負ったソウジロウですが、原作小説が9巻まで刊行された現時点では死亡することなく頑張っているようです。『異修羅』での今後の展開に期待しましょう。