花咲くいろはの聖地巡礼まとめ!舞台になった金沢・湯涌温泉の旅館など紹介

花咲くいろはは2011年にP.A.WORKSの制作によるオリジナルアニメです。舞台は石川県の架空の温泉街です。「湯乃鷺温泉街」が主な舞台で、湯涌温泉観光協会や石川県、金沢市などが取材協力をしています。花咲くいろはの登場人物の名字には石川県の地域名などが使われています。花咲くいろはの舞台となった石川県には聖地がいくつもあり、聖地巡礼に赴くファンも多くいます。花咲くいろはの舞台となった旅館などを紹介します。

花咲くいろはの聖地巡礼まとめ!舞台になった金沢・湯涌温泉の旅館など紹介のイメージ

目次

  1. 花咲くいろはの聖地巡礼場所とは?舞台となった金沢や湯涌温泉の旅館などを紹介!
  2. 花咲くいろはとは?
  3. 花咲くいろはの舞台となった湯涌温泉の旅館を紹介!
  4. 花咲くいろはの舞台となった金沢の聖地巡礼場所を紹介!
  5. 花咲くいろはの聖地巡礼に行こう! 

花咲くいろはの聖地巡礼場所とは?舞台となった金沢や湯涌温泉の旅館などを紹介!

花咲くいろはの舞台となったのは石川県です。石川県や金沢市、金沢美術工芸大学、地元企業の鉄道、湯涌温泉観光協会などが花咲くいろはの取材協力をしています。「湯乃鷺駅」のモデルは「西岸駅」で花咲くいろはの放送直後から「湯乃鷺駅」の駅名標が設置されているので、多くの花咲くいろはのファンが聖地巡礼に訪れています。他にも旅館など、多くの花咲くいろはの聖地が存在しています。

花咲くいろはの中に登場する旅館、駅、建物などは細部までこだわっており、聖地巡礼をした人を驚かせるほど、忠実に再現されています。あくまでモデルなので、似せているだけで細部が違う場所も数多くありますが、花咲くいろはの制作スタッフのこだわりが伝わってくるほど、アニメの中の風景には力が入っています。聖地巡礼を行う際は、アニメの風景と見比べながら歩くととても楽しめるでしょう。

「TVシリーズ 花咲くいろは」公式サイト

花咲くいろはとは?

花咲くいろはの主人公、松前緒花は母の皐月から借金を作った恋人と夜逃げをすると突然告げられました。緒花は皐月から渡された住所を頼りに石川県の湯乃鷺温泉街にある喜翆荘に身を寄せました。喜翆荘には皐月の母であり、緒花の祖母である四十万スイが女将として取り仕切っていました。緒花は祖母の言いつけで住み込みの仲居見習いとして旅館で働きながら学校に通うようになりました。

花咲くいろはのキャラクター原案を岸田メルさんが務め、シリーズ構成・脚本を岡田摩里さんが担当しました。花咲くいろはのアニメは文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品に選ばれました。更に2013年には映画「花咲くいろは HOME SWEET HOME」が公開されました。花咲くいろはの中に登場した「ぼんぼり祭り」は舞台となった金沢市湯涌温泉で毎年秋に開催されるようになりました。 

花咲くいろはの舞台となった湯涌温泉の旅館を紹介!

聖地1:湯涌温泉

湯涌温泉は石川県金沢市湯涌町、湯涌荒屋町にある温泉です。金沢温泉郷を代表する温泉でもあります。9軒の旅館と日帰り入浴施設「総湯白鷲の湯」や飲食店などが並んでいます。湯涌温泉は花咲くいろはの舞台となった地でもあり、花咲くいろはでは「湯乃鷺温泉」として登場しています。湯涌温泉観光協会が「取材協力」としてクレジットにのっています。「ぼんぼり祭り」が実際にこの地で行われるようになりました。

聖地2:湯涌ぼんぼり祭り

湯涌温泉は花咲くいろはの中に登場する「湯乃鷺温泉」のモデルとなった場所であり、花咲くいろはの聖地です。花咲くいろはの放送開始から、アニメファンの多くが聖地巡礼に訪れています。湯涌温泉では花咲くいろはの中で行われた架空の神事「ぼんぼり祭り」を制作会社のP.A.WORKSの協力の元、開催が決定しました。以降、毎年7月からぼんぼりを設置して、10月の連休中に湯涌稲荷神社にて祭事を行っています。

ぼんぼり祭りのルートは温泉街入口から湯涌稲荷神社を通ってお焚き上げの儀を行う玉泉湖までの約500メートルを隊列の行列が進む形式です。2011年の開催の時には約5000人が集まったと言われています。ぼんぼり祭りを地域に根付く祭にする為、アニメ発祥の祭ではありましたが、宿のサービスなどはアニメと連携しませんでした。その事がファンにも受けて毎年日程が発表されると湯涌温泉の旅館は予約でいっぱいになりました。

ぼんぼり祭りのぼんぼりは7月から飾られます。野外ステージ広場の階段横にもぼんぼりがずらりと並ぶので、本祭をみられなくても、ぼんぼり祭りの気分を味わえます。ぼんぼりは湯涌稲荷神社までつるされており、会談の途中には足湯があります。そこで足湯を楽しみながら点灯したぼんぼりを楽しむのもありでしょう。ぼんぼり祭りは湯涌稲荷神社で行われるので、階段を登って神社へ向かいます。

ぼんぼり祭りの時は、階段の両脇にぼんぼりが用意されています。階段をあがると赤い鳥居が見えてきます。ぼんぼり祭りでは「のぞみ札」に願いを書いてぼんぼり祭りの本祭でお焚き上げをします。のぞみ札の中には緒花達を描いたファンアートの札もあるようで、いつまでも花咲くいろはが愛されている事がわかります。ぼんぼり祭り開催期間に行った際は「のぞみ札」に願い事を書いてのぞみ札掛けにかけてきましょう。

聖地3:西岸駅

花咲くいろはの聖地の一つ「西岸駅」は「湯乃鷺駅」のモデルになっています。「西岸駅」は鉄道七尾線の駅で、自動券売機はなく、終日無人駅となっています。2011年4月29日に七尾方面行きホーム穴水寄りの駅名標を湯乃鷺駅にするというイベントがのと鉄道とP.A.WORKS主催で行われました。「湯涌ぼんぼり祭り」が開催される時は駅舎の看板などが「湯乃鷺駅」に変更されます。

駅舎内の中には駅を訪れた花咲くいろはのファンの寄贈品や駅ノートを兼ねている聖地巡礼ノートが設置され、至る所に花咲くいろはのポスターが貼りだされていました。花咲くいろはの13話からの主題歌「面影ワープ」のPVにも「西岸駅」が登場します。2011年7月から10月まで主要登場人物5名による特別車内アナウンスサービスが七尾駅から穴水間で行われていました。

2012年3月からはラッピング列車が運行を開始し、オリジナル車内放送も流れました。オリジナル車内放送を収録したCDは穴水駅構内で販売されていました。2012年10月7日、8日には貸切列車「急行ゆのさぎ」が運行し、旧車内アナウンスと乗車記念品配布も行われるなど、花咲くいろはとのコラボレーションが大々的に行われました。

聖地4:温泉街入口

花咲くいろはの聖地の一つは「温泉街入口」です。ここにくると湯乃鷺温泉に来たという気分になるというファンが多くいます。花咲くいろはの中で温泉街入口はかなり忠実に再現されているので、訪れたファンの気分を高めます。バス停には湯涌温泉の標識の隣に湯乃鷺温泉の標識もあります。花咲くいろはのファンにとって粋な計らいと言えるでしょう。

聖地5:松村商店

花咲くいろはの聖地の一つである「松村商店」は花咲くいろはのエンディングで登場します。外観はそっくりで、自販機の位置からベンチの置いてある場所までアニメの中で再現されています。バス停のすぐ横にあるので、バスを待っている時にベンチに座ってみると花咲くいろはの世界に浸れるのではないでしょうか?花咲くいろはの聖地巡礼に訪れた際は、ベンチに腰かけてみましょう。

聖地6:白雲楼ホテル

花咲くいろはの湯乃鷺温泉に登場する喜翆荘という旅館のモデルになっているのは「白雲楼ホテル」とされています。この旅館は1932年に開業し、1999年に倒産、2006年に解体されました。昭和期の実業家桜井兵五郎が開業した豪華なホテルで、東洋一とも言われていました。GHQに保養施設として接収されたり、天皇、皇后がが食事をとった事もありますが、経営難により、1999年に倒産しました。

北欧、南欧、日本の様式を織り交ぜた外観をしており、玄関はアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの設計でした。内装も壁や欄干に至るまで凝ったデザインとなっており、登録有形文化財に指定されました。倒産した後は建築の美しさと廃墟独特の美的価値により、廃墟マニア達の目をひきました。知名度の上昇により、暴走族、ホームレスのたまり場となり、落書き、破壊行為、放火等が横行するようになってしまいました。

雪国だったこともあり、雪の重みやメンテナンスを受けられなかったことが原因で倒壊し、荒廃が進んだことで取り返しのつかない状態となってしまった白雲楼ホテルを金沢市は保存する事を断念し、文化財指定を解除したのち、2006年に解体しました。喜翆荘のモデルとなった白雲楼ホテルに、聖地巡礼で訪れるファンに対し、当時の写真をパネルとして設置しています。

聖地7:秀峰閣

花咲くいろはの聖地の一つである金沢市湯涌温泉の秀峰閣は福屋のモデルとなっています。老舗旅館の秀峰閣ですが、2018年3月17日で営業を終了してしまいました。業績は上向いていましたが、従業員、後継者の確保などの懸念から営業終了を決めたとのことです。花咲くいろはの聖地としても愛されている秀峰閣の閉館に関して、ファンからは惜しむ声が多くありました。

花咲くいろはに登場した福屋旅館は結名の実家でもあります。花咲くいろはの中だと温泉街から離れているイメージがあるようですが、実際に訪れてみると温泉街の入口から見えるほど近くにあります。あくまでモデルとなった場所なので、アニメの中の旅館と全てが同じというわけではありませんが、大まかな部分は同じなので、十分楽しめる聖地巡礼場所と言えるでしょう。

聖地8:玉泉湖(ぎょくせんこ)

花咲くいろはの聖地の一つ「玉泉湖」はアニメの中で「雪洞湖」という名前で登場します。温泉街の一番奥にあり、かつて湯涌温泉の中でも最大の旅館だった「白雲楼ホテル」が隣接して建てられていました。周囲は遊歩道として整備されており、玉泉湖の奥にはアニメにも登場する「あずまや橋」があります。徒歩で散策を楽しめます。ぼんぼり祭りで行われるのぞみ札のお焚き上げはこの湖の湖畔で行われます。

玉泉湖には氷室開きに使われる氷室小屋があります。氷室小屋に雪を詰め、6月に雪を取り出す事を「氷室開き」と言います。夏場の氷は庶民には貴重で、7月1日に氷を模した氷室饅頭を食べて健康を祈る風習が生まれました。暖冬続きのせいで雪が不足し、氷室小屋を保有していた白雲楼ホテルが倒産した事もあり、行事の継続が危ぶまれていました。

しかし、破産管財人の許可がおりて、現在も氷室開きは続いています。氷は石川県、金沢市の他に加賀藩前田氏と縁がある東京都板橋区、目黒区にも贈呈されています。目黒区では2018年7月に目黒区総合庁舎本館3階の南口エントランスで「氷室の雪氷」の贈呈式が行われました。雪氷はロビーに展示されました。氷室の雪氷の贈呈式は友好都市協定の金沢市とのつながりを確認する事を目的に行われました。

花咲くいろはの舞台となった金沢の聖地巡礼場所を紹介!

聖地9:金沢美術工芸大学

花咲くいろはの聖地の一つ「金沢美術工芸大学」は緒花たちが通う学校「香林高校」の舞台となっています。金沢美術工芸大学は公立大学です。緒花だけでなく、鶴来民子、押水菜子、和倉結名の3人も通学しています。女子の着ている制服はセーラー服です。香林という名前の由来は金沢市中心部の香林坊が由来となっています。花咲くいろはのEDのクレジットにも学校の名前が協力者としてのっていました。

聖地10:犀川大橋

花咲くいろはの聖地の一つ石川県金沢市にある「犀川大橋」は花咲くいろはの7、8、9話で登場しました。片町から犀川方面へ歩いていくと見えてきます。アニメの花咲くいろはに出てきたものと酷似しているので、聖地巡礼をする際は一目見ておきましょう。

聖地11:カフェ・アルコプレーゴ

花咲くいろはの聖地の一つ「カフェ・アルコプレーゴ」は緒花、民子、菜子、結名の4人が訪れたカフェです。お店の外観も内装もアニメ花咲くいろはの中で細かく再現されています。ランチ、ディナー、カフェメニューなどがあり、コース料理もあります。毎週火曜日が定休日で、ディナーも提供していることから、遅い時間まで営業しています。聖地巡礼で店内を撮影する場合はお店の方の許可を取りましょう。

聖地12:金沢駅

花咲くいろはの中に登場する聖地の一つ「金沢駅」です。金沢駅の西口が登場します。東口方面にある別院通り口交差点の再現度はとても高く、聖地巡礼に訪れたアニメファンは再現度の高さに驚いている人も多くいました。金沢市内をほとんどアニメの中で再現してしまったP.A.WORKSの花咲くいろはへの力の入れ具合を感じてみましょう。写真撮影をする時は通行人の邪魔にならないよう注意しましょう。

聖地13:石川県政記念しいのき迎賓館

花咲くいろはの聖地の一つ「石川県政記念しいのき迎賓館」は旧石川県庁舎跡地に造られた多目的施設です。徹が結婚式に向かう時に石川県政記念しいのき迎賓館を通り、中で結婚式に参加しました。その後、緒花が徹を探しに石川県政記念しいのき迎賓館に来ています。石川県政記念しいのき迎賓館の外観を忠実に再現しており、徹がバイクを止めた駐車場もそっくりです。

花咲くいろはの聖地巡礼に行こう! 

石川県金沢市湯涌温泉を舞台にした花咲くいろはの聖地について紹介しました。湯涌温泉の人達は花咲くいろはの聖地巡礼に訪れるファンのマナーの良さをとても褒めていました。聖地巡礼の際、マナーの悪い人も一部いて、場所によっては苦い顔をする地元の人もいます。アニメが好きで聖地巡礼をする際は、地元の方に迷惑をかけず、マナーを守って楽しく聖地巡礼をしましょう。

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