【新九郎、奔る!】ネタバレあらすじと感想!北条早雲を新たな視点から描いた本格歴史漫画

『新九郎、奔る!』は初めて下剋上を成し遂げた人物として有名な武将「北条早雲」の若かりし頃を描いたゆうきまさみ先生による漫画作品です。2024年3月現在、『週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)』にて連載中。本記事では新九郎、奔る!のあらすじをネタバレありで紹介します。また、新九郎、奔る!の登場人物・キャラについてネタバレ解説しつつ、ネット上の感想や評価をまとめるため併せてチェックしてみてください。

【新九郎、奔る!】ネタバレあらすじと感想!北条早雲を新たな視点から描いた本格歴史漫画のイメージ

目次

  1. 新九郎、奔る!とは?
  2. 新九郎、奔る!の漫画あらすじネタバレ
  3. 新九郎、奔る!の登場人物・キャラ一覧
  4. 新九郎、奔る!に関する感想や評価
  5. 新九郎、奔る!のネタバレまとめ

新九郎、奔る!とは?

新九郎、奔る!の概要

『新九郎、奔る!』は後世「北条早雲」の名で知られる伊勢新九郎盛時の若かりし頃を描いた歴史漫画です。作者は男性漫画家のゆうきまさみ先生で、『週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)』にて連載中。単行本は2024年1月時点で15巻が刊行されています。

新九郎、奔る!の元ネタの北条早雲とは?

新九郎、奔る!の元ネタとなった北条早雲は、室町時代から戦国時代前期の人物です。北条早雲というと、古くは「下剋上の素浪人」というイメージが強いのですが、本作では近年の学説に基づき名門伊勢家の出身として描いています。早雲が登場する以前の大名は守護大名、室町幕府の権力体制とともに生きていましたが、早雲は幕府とは一線を画し、独自の権力体制を確立したと言われています。

『新九郎、奔る!』 ゆうきまさみ | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

新九郎、奔る!の漫画あらすじネタバレ

それでは早速、北条早雲の若かりし頃を描いた漫画『新九郎、奔る!』のあらすじをネタバレありで見ていきましょう。まずはじめに新九郎、奔る!の応仁の乱編のあらすじを紹介します。

応仁の乱編あらすじネタバレ

ここでは新九郎、奔る!の応仁の乱編のあらすじをネタバレありで紹介します。物語の冒頭は明応2年(1493年)、伊勢新九郎盛時が幕命により足利茶々丸の首を獲りに、伊豆の堀越御所に討ち入りをかけるシーンから始まります。主の命令に翻弄される新九郎ですが、その心中では1つの決意を固めていました。「ここまではやる!」「だが、明日からは俺の主は俺だ!」。そして物語は27年前まで遡ります。

文正元年(1466年)8月、この頃の新九郎は元服前の11歳で、まだ千代丸という幼名で呼ばれていました。山城国宇治の館で育てられていた千代丸は、元服に向けての教育のため、伊勢一門の宗家・伊勢伊勢守家に呼び戻されることとなります。当時の伊勢家は当主である伊勢貞親が足利義政の傅役として幕府の重職を務める有力な家柄でした。

しかし、文正の政変(諸大名の反発により起きた事件)により貞親と盛定が近江国へ追放されてしまったため、伊勢貞宗が伊勢伊勢守家当主を継ぎ、諸大名との関係改善を図っていくこととなり、その中で千代丸もさまざまな重要人物たちと知り合っていきます。やがて、幕府内の対立が激化し、京の都を東西に二分する応仁の乱が勃発し、戦火の中で千代丸は12歳で元服し名も伊勢新九郎盛時と改めました。

戦況は次第に東軍が不利となり、東軍大将であった将軍・足利義政の弟・足利義視は、新九郎の兄・八郎とともに伊勢国へ落ちのびます。しかし、八郎が伊勢一門により謀反人として討ち取られてしまい、彼の弟・新九郎が次期後継者の筆頭となりました。その後、家臣たちに「どうか立派な主になってください」と懇願された新九郎は、理想の主となることを誓うのでした。

領地経営編あらすじネタバレ

ここでは新九郎、奔る!の応仁の乱編のあらすじをネタバレありで紹介します。悲劇から数年後、16歳となった新九郎は盛定の名代として所領の「備中荏原郷」へと向かい、現地の問題を解決するよう命じられます。問題解決のために奔走する新九郎。そんな折、「将軍交代を謀った裏工作」が露見したことで貞親が出奔したことから、父の盛定はあわてて出家・隠居して、新九郎が伊勢備前守家当主となります。

駿河騒乱編あらすじネタバレ

ここでは新九郎、奔る!の応仁の乱編のあらすじをネタバレありで紹介します。新九郎は姉・伊都の嫁ぎ先、駿河の今川家にて起きた家督争いをおさめるべく、「幕府の調停役」として駿河へと旅立ちます。この駿河動乱によって、ついに新九郎の名が広く知れ渡ることとなるのです。

新九郎、奔る!の登場人物・キャラ一覧

続いて新九郎、奔る!の登場人物・キャラについて一覧で詳しく紹介します。それでは早速、新九郎、奔る!の主人公から見ていきましょう。

登場人物①伊勢新九郎盛時

まずはじめに一覧では新九郎、奔る!の登場人物・キャラ、伊勢新九郎盛時について紹介します。伊勢新九郎盛時は本作の主人公です。理屈っぽく、理想や正論に偏ったところがあります。傅役(教育係)によると、教育と環境次第でひとかどの武士にも学者にも職人にもなれるとのこと。伊勢家当主の妹婿である父の側室の子供で、伊勢伊勢守貞親を伯父に持ちます。のちに戦乱の世の始まりを切り拓きました。

登場人物②伊勢備前守盛定

続いて一覧では新九郎、奔る!の登場人物・キャラ、伊勢備前守盛定について紹介します。伊勢備前守盛定は新九郎の父です。備前守は役職であるため、作中では新左衛門尉、備中守とコロコロ変わります。備中伊勢家の四男でしたが、都の宗家に気に入られて婿入りしています。伊勢家では義兄となった貞親の右腕として重用されていましたが、文正の政変で貞親ともども近江国へ落ちのびることとなりました。

登場人物③伊勢伊勢守貞親

続いて新九郎、奔る!の登場人物・キャラ、伊勢伊勢守貞親について紹介します。伊勢伊勢守貞親は新九郎の伯父にして伊勢家の当主です。

盛定同様、伊勢守も役職であるため、作中では兵庫助、備中守とコロコロ変わります。足利義政の傅役だったこともあり、斯波家の家督争いに介入するなど幕府内で絶大な権力を振るっていました。しかし、文一覧では正の政変によって失脚し近江国へ落ちのびます。最期は再起を図り京の都にのぼろうとして病死します。

登場人物④伊勢兵庫助貞宗

続いて一覧では新九郎、奔る!の登場人物・キャラ、伊勢兵庫助貞宗について紹介します。伊勢兵庫助貞宗は貞親の嫡子です。二度にわたって失脚した貞親の後を継いで、伊勢家の当主となっています。整った顔立ちを持つ、作中屈指のイケメンキャラで、従妹の伊都は結婚するなら兵庫助様よりいい男でなければ嫌と言っていました。新九郎との仲は良好で、千代丸(新九郎の幼名)が元服する際には彼にこわれて烏帽子親を務めています。

登場人物⑤伊勢八郎貞興

続いて一覧では新九郎、奔る!の登場人物・キャラ、伊勢八郎貞興について紹介します。伊勢八郎貞興は新九郎の5歳年上の兄です。義政の弟・義視に仕え、応仁の乱で不利な立場となった際は義視とともに伊勢国へ落ちのびています。義視に深い忠誠心を抱いており、伊勢家に戻れとの一門の命に反して義視の逃亡に付き従いました。最期は追手となった新九郎たちの前に刀を抜いて立ち塞がり、実の伯父である掃部助盛景によって討ち取られます。

登場人物⑥伊都

続いて一覧では新九郎、奔る!の登場人物・キャラ、伊都について紹介します。伊都は新九郎の3歳年上の姉です。新九郎たちのことをとてもかわいがっています。新九郎は伊勢家本流の血を引いているわけではないため、伊勢家での立場は弱いです。伊都はそんな彼に代わって父・盛定に厳しく意見することもあります。のちに駿河守護・今川義忠と結婚し、子をもうけました。

登場人物⑦須磨

続いて一覧では新九郎、奔る!の登場人物・キャラ、須磨について紹介します。須磨は盛定の正室です。貞親の妹で貞興と伊都の実母。非常に厳しい人物で、家に迎えられた新九郎との距離感は微妙です。ただ、新九郎の窮状に援助をおこなうなど、情の深い女性でもありました。盛定が近江国へ落ちのびた際には同行しています。その後、伊都の婚礼を前に都に帰還し、京都で流行した麻疹にかかり亡くなりました。

新九郎、奔る!に関する感想や評価

ここまで新九郎、奔る!の漫画あらすじをネタバレありで紹介しつつ、登場人物・キャラについて一覧で詳しく解説してきました。では、最後に新九郎、奔る!に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

新九郎、奔る!の魅力に関する声があがっています。こちらの感想では新九郎、奔る!が「面白過ぎる」と好評です。

新九郎、奔る!の今川義忠に関する声があがっています。こちらの感想では今川義忠が「最高だった」と好評です。また、「面白夫婦の予感」とのことから今川義忠の妻・伊都にも注目されていることがうかがえます。

新九郎、奔る!の魅力に関する声があがっています。こちらの感想では新九郎、奔る!の登場人物が「魅力的」と好評です。

新九郎、奔る!のネタバレまとめ

本記事では北条早雲を新たな視点から描いた本格歴史漫画『新九郎、奔る!』のあらすじをネタバレありで紹介しつつ、登場人物・キャラや感想をまとめてきました。新九郎、奔る!の漫画を見る際はぜひ、本記事のあらすじネタバレや登場人物・キャラ一覧、感想・評価などを参考になされてください。

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