【16bitセンセーション】エコーの正体は何者？宇宙人説・AI説や想像力について考察

『16bitセンセーション』のアニメには、原作には登場しない「エコー」というキャラが出てきます。エコーは謎に包まれたキャラで、宇宙人やAIだという説もあります。では、16bitセンセーションのエコーとは一体何者でしょうか？本記事では、16bitセンセーションのエコーの正体や登場した意味などを考察してまとめます。まずは、16bitセンセーションの概要やあらすじについて見ていきましょう。

16bitセンセーションは、みつみ美里さんと甘露樹さんが自身の経験を元に書き上げた作品です。作画は、若木民喜さんが担当しています。16bitセンセーションは同人誌として始まり、2020年からは『16bitセンセーション 私とみんなが作った美少女ゲーム』の題名で単行本が刊行されています。2023年には物語の設定を変更した、アニメ『16bitセンセーション ANETHER LAYER』が放送されました。

美少女ゲームが大好きなイラストレーターの秋里コノハは、ある日小さな中古ゲームショップを訪れます。店主から過去の名作ゲームを譲ってもらったコノハは、そのゲームのパッケージを開けたとたん1992年にタイムリープしました。過去へとさかのぼったコノハは、アルコールソフトという会社でゲーム作りに関わることになります。コノハはその後も現在と過去を行き来しながら、美少女ゲーム作りに力を注ぐのでした。

16bitセンセーションの8話には、エコーという謎の人物が登場します。8話では、1985年にタイムリープしたマモルが、エコーソフトという会社に突如として現れるところから始まります。そこにいたのは、社長の男性とアシスタントの女性、そして1匹の飼い犬でした。彼らはすべて「エコー」という名前で、マモルは彼らをエコー1、エコー2、エコー3と呼ぶことにします。エコー1は、白衣のようなものを来た白髪の青年です。

穏やかな口調で話す優しげな青年ですが、人を心配するような感情は持ち合わせていないようです。エコーソフトのゲームは、実質エコー1が1人で作っているようなものでした。エコー2はセーラー服姿のかわいい少女で、緑色のおかっぱ頭が特徴です。コスプレが趣味であるようで、さまざまなコスチュームに着替えてはマモルに評価を求めました。

一人称は「僕」で、エコー1のことは「先生」と呼んでいます。エコー3はチャウチャウのような見た目の犬で、途中までは何の変哲もない犬でした。しかし、8話のラストで、エコー3は人間の言葉を喋りました。あまり他人のことを気にしないマモルは、当初エコーたちに大して興味を持ちませんでした。

しかし、徐々にエコーたちに違和感を覚え、何者かと訝しむようになります。エコーたちは16bitの８話で本格的に活躍しますが、実はエコー2とエコー3はすでに作中に登場したことがあります。エコー2とエコー3はどちらもコノハのタイムリープの現場におり、正体不明の謎のキャラとして描かれています。

16bitセンセーションのアニメに突如として登場したエコーたちは、初登場時から何者かと騒がれました。原作には登場しないアニメオリジナルキャラであるため、エコーたちが何者かは原作を読んでいてもわかりません。ここでは、16bitセンセーションのアニメ8話で登場したエコーとは何者か、その正体について考察してまとめます。

16bitセンセーションのエコーは、「想像力がない場所からやって来た」と言いました。この「想像力のない」場所とは、どこでしょうか？視聴者の間では、エコーの正体は宇宙からやって来た宇宙人ではないかといわれています。エコーが宇宙人だといわれる理由は、エコーが宇宙服のようなものを着ていたからです。

また、エコー1とエコー2は服にUFOが描かれたエンブレムをつけており、このエンブレムの絵柄もエコーの正体が宇宙人だといわれる理由のひとつとなっています。さらに、16bitの11話のラストではUFOのようなものが現れ、そこからエコー2が降りてきました。

これらの描写から、エコーは宇宙人であると推測する人が大勢います。ただ、エコーの正体に関しては、最後まで明かされることはありませんでした。そのため、エコーの正体が宇宙人だとはっきり言うことはできません。16bitの視聴者の中には、エコーの正体は未来人ではないかと推測する人もいます。

16bitセンセーションのエコーの正体は、AIではないかと推測されることもあります。似たようなゲームをひたすら量産するエコー1や、コスプレを評価されたがるエコー2の姿が、AIのように見えるといわれています。また、コノハが作ったゲームのせいで変化した未来は、AIが活躍する世界になりました。ゲームも人間ではなく、ほとんどがAIの手によって作られるようになります。

しかし、未来でコノハが出会ったマモルは、AIが作るゲームには熱がないと評します。エコーは驚くような早さでゲームを量産していましたが、それらのゲームにはまったく熱量がありませんでした。これらのことから、16bitセンセーションのエコーの正体がAIだと考える人もいます。ただ、前述したようにエコーの正体は明らかになっておらず、AIだという確証もありません。

16bitセンセーションの7話までは、コノハとアルコールソフトのゲーム開発がメインに描かれました。ところが、8話でいきなりマモルが過去にタイムリープし、エコーたちが登場します。エコーたちの登場は、16bitセンセーションのアニメにとってどのような意味があったのでしょうか？16bitセンセーションのアニメは原作と大きく異なり、主人公のコノハがタイムリープを繰り返すという内容になっています。

8話に登場したエコーたちは最終回に再登場し、コノハのタイムリープに関与しているような描かれ方をしました。つまり、16bitセンセーションのアニメにおけるエコーたちの存在は、コノハのタイムリープを説明するために必要だったといえます。8話でエコーという謎の存在を登場させ、タイムリープという不思議な現象に含みを持たせたのでしょう。

16bitセンセーションのエコーたちは、頻繁に「想像力」という言葉を使っています。エコーたちは想像力を知るため、美少女ゲームの開発を手掛けるようになりました。しかし、いくら美少女ゲームを作っても、エコーたちに想像力を理解することはできません。ところが、エコーたちはタイムリープしてきたマモルと関わることで、想像力が何かわかるようになります。

作中でエコー1は、想像力は人間が誰でも持っている力だと言っています。ここでエコー1が言及している想像力は、現実社会で使われている「想像力」とは少し意味が違うようです。エコーたちの言う想像力には、現実にはないものを想像する力に加え、感情や相手の心を動かす力などが含まれていると考察されます。

16bitセンセーションのエコーに関しては、何者かと訝しむ声が多く上がっています。エコーが何者かであるかは、最終回になっても明かされませんでした。そのため、エコーの正体を気にするコメントがいくつも見られました。

16bitセンセーションのエコーたちの中では、エコー2が「かわいい」と人気がありました。見た目はもちろん、声もかわいいと評判です。エコー2が自分のことを「僕」と呼ぶ「ボクっ子」であるところも、高く評価されているようです。

16bitセンセーションのエコーは、英語に直すと「echo」になります。この「echo」という単語から、エコーの名前の意味を推察する人もいました。エコーに関しては人によってさまざまな考え方があり、いくつもの考察を見ることができます。意味を考察する人がいる一方で、「まったく意味がわからない」とさじを投げる人もいました。

16bitセンセーションのアニメ8話に登場した、エコーの正体や意味についてまとめました。エコーが何者であるかは作中では明かされず、正体はいまだに謎のままです。エコーに対する捉え方は人によってさまざまで、正解がないところも魅力のひとつだといえるでしょう。エコーたちは16bitセンセーションのアニメにおいて重要な役割を果たす存在であり、物語に深みを与えているといえるでしょう。