【天官賜福】扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体は?二人の過去をネタバレ

天官賜福の扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体や過去について紹介しています。こちらの記事では、中国発のWEB小説・天官賜福に登場する扶揺と、扶揺と犬猿の仲である南風の関係や過去について、ネタバレを交えてまとめています。なぜ二人が不仲なのか、過去に何があったのか気になった人は、こちらの記事に目を通してみてください。また。天官賜福のアニメで扶揺(フーヤオ)の声を担当した小林千晃さんのプロフィールや代表キャラクターも紹介しています。

【天官賜福】扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体は?二人の過去をネタバレのイメージ

目次

  1. 天官賜福の扶揺(フーヤオ)とは?
  2. 天官賜福の扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体
  3. 天官賜福の扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の過去や仲が悪い理由
  4. 天官賜福の扶揺(フーヤオ)の声優
  5. 天官賜福の扶揺(フーヤオ)に関する感想や評価
  6. 天官賜福の扶揺(フーヤオ)まとめ

天官賜福の扶揺(フーヤオ)とは?

こちらの記事では、中国発のWEB小説『天官賜福(てんかんしふく)』に登場する扶揺(フーヤオ)の正体と過去、彼と犬猿の仲の南風(ナンフォン)の関係について、ネタバレを交えながら紹介していきます。扶揺の人柄については『扶揺(フーヤオ)のプロフィール』で紹介しています。

他にも、『天官賜福の扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体』と『天官賜福の扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の過去や仲が悪い理由』では、扶揺と一緒にいることの多い南風との関係についてもネタバレしています。扶揺が、天官賜福でどのような活躍をした人物なのか知りたい人は、こちらの記事に目を通してみてください。

まずは、下記の項目で扶揺(フーヤオ)が登場する天官賜福の作品概要と簡単なあらすじストーリーを紹介しています。天官賜福の作者や連載状況、アニメ化情報について知りたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

天官賜福の作品情報

天官賜福の概要

扶揺(フーヤオ)が登場する天官賜福(てんかんしふく)は、中国の小説家・墨香銅臭先生がWEB小説サイト『晋江文学城』にて連載していたファンタジーBL小説です。天官賜福が連載されていたのは2017年6月16日から2018年6月20日の間で、全6巻で完結しています。天官賜福は、原作である小説が完結した後に、コミカライズ化とアニメ化がされました。

コミカライズはSTARember先生が作画を担当し、2019年10月19日から2024年1月現在まで、WEB漫画サイト『Bilibili Comics』にて連載中です。中国では、天官賜福のアニメが動画共有サービス『bilibili』にて2020年10月31日から配信され、第1期が全11話で完結しました。

その人気から、アニメ続編となる『天官賜福 貮』も配信されています。また、天官賜福は日本向けの展開もしており、原作小説の日本語翻訳版は2024年1月時点で第2巻まで刊行されています。アニメ第1期も日本語吹き替え版が配信されており、天官賜福 貮の吹き替え版は、2024年1月からPrime VideoやABEMAなどの配信サイトにて公開されています。

天官賜福のあらすじ

世界には、「天界」「人界」「鬼界」があり、天から与えられた試練を乗り越えた者は、天界に昇ることができました。古代中国の仙楽国の皇太子として生まれた謝憐も、天からの試練を乗り越えたことで栄誉を称えられ、武神としての地位を授かります。しかし、掟を破ったことで何度も天界を追放された謝憐を信仰する者はいなくなってしまいました。そのようなある日、謝憐は三郎という少年と出会います。

扶揺(フーヤオ)のプロフィール

扶揺(フーヤオ)は、西南を守護する武神・慕情の部下で、18歳ほどの見た目をした天界の武官です。天界には、天からの試練を乗り越えた者が所属する「上天庭」と、前者が人界から指名した者が所属できる「中天庭」の二つの機関があります。扶揺は、慕情が指名した人材で、天官賜福の物語では謝憐の任務に協力するために同行しています。

色白で品のある顔立ちをしており、その顔は上司である慕情とどこか似ています。また、他の武神に仕えている南風(ナンフォン)とは犬猿の仲で、言い争いをする姿がよく目撃されています。天官賜福の原作小説やコミックスでは、扶揺が上司の慕情と似ていることなどが描写されていますが、アニメでは声を担当している声優も慕情と同じことから、読者・視聴者からは正体についての考察が数多く寄せられています。

アニメ「天官賜福 貮」日本語吹替版

天官賜福の扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体

扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体

扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体をネタバレすると、この二人の正体は、それぞれが「自分の上司」だと説明していた「慕情」と「風信」です。扶揺は西南を守護する武神・慕情、南風は東南を守護する武神・風信ということになります。二人は、過去に自分たちが慕っていた謝憐が、天界に戻って来たことを知り、正体をネタバレしないように近づいたのです。

天官賜福の作中では、物語が進んだことで正体がネタバレされた扶揺と南風ですが、容姿がそれぞれの上司とそっくりだったり、アニメ声優が一緒だったことから、小説読者やアニメ視聴者の中には正体がネタバレされる以前から気づいていた人も少なくなかったようです。見た目だけではなく、二人の関係も過去を思い起こさせる材料となっていました。

二人は、自分の正体である慕情と風信の頃と同じように、扶揺と南風の姿の時もなにかあるたびに喧嘩をするという共通点がありました。また、過去のクセもそのまま反映されています。扶揺は失言が多く、南風は過去の姿とそっくりの体勢で謝憐の傍に控えています。そのような態度によって、天官賜福を見ていた人の中には「ネタバレされなくても、二人の正体が分かった」という人がいたようです。

扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体に謝憐は気づいた?

天官賜福の原作小説を最後まで読んだ人には、扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の正体が、慕情と風信だとネタバレされています。しかし、アニメ第1期までの内容では二人の正体はネタバレされていないため、正体不明のままアニメ1期は終了を迎えました。アニメ視聴者の中には、キャラの声が一緒という共通点や、容姿がそっくりという伏線から、扶揺の正体が慕情で、南風の正体が風信だと気づいた人もいました。

では、天官賜福のアニメ1期の時点で、謝憐は二人の正体に気づいていたのでしょうか?アニメ第1期では、謝憐が二人の正体に気づいたという直接的な描写はありませんが、謝憐の態度を考察すると、二人の正体がネタバレされていた可能性は高いと予想されます。その理由は、同行中の謝憐の態度です。謝憐は、扶揺と南風と出会うのは初めてでした。

しかし、二人の扱いにとても慣れていました。旧友と似た性格だったため、たしなめ方を熟知していた可能性もありますが、もし二人の正体に気づいていないのであれば「君たちとよく似ている人物を知っている」と、過去の話を始めてもよさそうなものです。しかし、謝憐はそのような過去の話しは持ち出しませんでした。その理由は、扶揺と南風の正体に気が付いていたからなのではないでしょうか?

また、南風が持っていた宝剣も、謝憐が二人の正体に気が付く要素です。南風が持っていた宝剣・紅鏡は正体を写す効果があります。この宝剣は、謝憐が過去に所持していたもので、お金に困った謝憐が売ってお金に替えたものです。それを知った、謝憐の側近・風信は、こっそりとその宝剣を買い戻していたのでした。謝憐が宝剣に気づいたとき、南風はその宝剣について「上司である風信が買い戻したから」と話しています。

しかし、そのような大切な物を、風信が部下に渡すでしょうか?風信のことをよく知っている謝憐であれば、その違和感に気づいたことでしょう。そのように、南風がなぜ宝剣を持っているのかについて深く追求しなかった様子からも、謝憐が二人の正体に気づいていたのではないかと予想されます。

天官賜福の扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の過去や仲が悪い理由

ネタバレ①仙楽国から追放された

扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)は、それぞれの正体である慕情と風信の時代から犬猿の仲でした。二人の仲が悪くなったきっかけは、謝憐が仙楽国から追放された出来事まで遡ります。800年前、仙楽国は深刻な水不足に悩まされていました。元々は仙楽国の皇太子だった謝憐は、故郷の人々が苦しい思いをしていることに心をいためます。そして、「天界は人界に干渉しない」という掟を破り、法力を使って水を供給しました。

しかし、謝憐の助力も虚しく、仙楽国は水不足が解消するどころか、水不足がきっかけで反乱が起きてしまいます。そのうえ、不治の病や流行り、仙楽国は衰退する一方でした。その後、仙楽国は勢力を取り戻すことなく、永安国として新しい国となってしまいました。この一連の出来事によって、謝憐は「仙楽国を滅亡させた大罪人」として、国から追われる身となってしまいます。

謝憐は、自身の親である元国王と元后妃、そして部下である慕情と風信を連れて、国を後にしました。そして、苦しい生活が続いたある日、部下の一人である慕情が、謝憐の元を去りました。追われる身となり、経済的にも苦しい生活が続いた慕情は、謝憐と元国王・元后妃から一度離れることで、新たな仕事を見つけて経済的に立て直そうと考えたのです。

しかし、風信は慕情のその行動を「謝憐たちを捨てて逃げた」と受け取ってしまいます。風信は、慕情が守るべき相手を見捨てて逃げたとショックを受け、慕情に対する嫌悪感を持つようになりました。それがきっかけとなり、正体を隠し、扶揺と南風として謝憐に仕えるようになってからも、仲が悪い関係が続いています。

ネタバレ②生活での意見の食い違い

上記の『ネタバレ①仙楽国から追放された』の項目でも紹介したように、扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)は、過去に扶揺(慕情)が謝憐を置いて一人で旅立ったことがきっかけで、仲違いしてしまいました。慕情は、「一時は離れることになっても、経済的に立て直すのが優先」と判断した一方で、風信は「最後まで謝憐に付き従い、守ることが使命」と考えていました。

そのような意見の食い違いによって、慕情と風信は仲違いを起こしてしまったのでした。また、慕情が謝憐の元を去ったあと、風信も謝憐から離れることになります。国を追放され、食べるものにも困った謝憐は、盗みをはたらいてしまったのです。風信のことを思い「もうついて来なくていい」と謝憐が言ったことで、風信も謝憐の元を去ることになります。

慕情こと扶揺は、そのような南風(風信)の過去を知らないため、自分と同じように結局は謝憐の元を離れた南風が、自分を責めてくることに苛立ちを覚えていることでしょう。そのような過去のすれ違いによって、扶揺と南風は現在も仲違いしたままの関係となっています。

天官賜福の扶揺(フーヤオ)の声優

小林千晃のプロフィール

天官賜福のアニメで扶揺(フーヤオ)の声を演じたのは、声優の小林千晃さんです。小林千晃さんは『地獄楽』の画眉丸や、『マッシュル-MASHLE-』のマッシュ・バーンデッドなどの声を演じている声優です。公表プロフィールでは、1994年6月4日生まれの神奈川県出身であると発表されています。所属事務所は大沢事務所で、第15回声優アワードの新人男優賞を受賞されています。

小林千晃の主な出演作品や演じたキャラ

  • 画眉丸(地獄楽)
  • マッシュ・バーンデッド(マッシュル-MASHLE-)
  • シュタルク(葬送のフリーレン)
  • 片切友一(トモダチゲーム)
  • 馳河ランガ(SK∞)
  • ルイス・ジェームズ・モリアーティ(憂国のモリアーティ)
  • デュース・スペード(ツイステッドワンダーランド)
  • バーソロミュー・ロバーツ(Fate/GrandOrder)
  • ロナン(ファイアーエムブレムヒーローズ)

天官賜福の扶揺(フーヤオ)に関する感想や評価

天官賜福のアニメ1期では、なぜ扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)が不仲なのか、その理由については紹介されていませんでした。その原因が気になった視聴者の中には、アニメに先んじて調べる人もいました。こちらのかたは、「扶揺がサポートで、南風が護衛なのは過去が関係していたのか」と、感想を投稿されています。

こちらのかたは、扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)の髪色が、それぞれの過去のキャラクターの髪色と交換されていることに気づいたようです。普段は犬猿の仲の扶揺と南風ですが、そのような共通点によって、作品を見た人から「制作陣の『二人は切っても切れない縁』というメッセージを感じる」という意見が寄せられています。

作中で不仲の様子が描かれている扶揺(フーヤオ)と南風(ナンフォン)ですが、原作小説の読者やアニメ視聴者からは「二人の関係がかわいい」と評判です。意見の衝突が絶えない二人ですが、「お互いに感情をぶつけあう姿が、逆に仲がいいようにも見える」という声もあがっています。

天官賜福の扶揺(フーヤオ)まとめ

以上、天官賜福に登場する扶揺(フーヤオ)の正体や過去、南風(ナンフォン)との関係について紹介してきました。扶揺と南風の正体は、謝憐の部下であった慕情と風信です。800年前に謝憐が仙楽国を追放された時に同行した人物で、扶揺の元の姿である慕情が謝憐の元を去ったことで、「謝憐を見捨てた」と思った風信(現:南風)が激怒しました。

アニメ第1期では、謝憐は二人の正体に気づいている様子は見せていませんが、謝憐が過去に所有していた宝剣を南風が持っていることに深く触れなかった姿などから、二人の正体に気づいているのではないかと予想されます。天官賜福は、現在TOKYO MXで放送されているほか、Prime VideoやABEMAで配信中なので、気になった人は手に取ってみてはいかがでしょうか?

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ