新世界よりの漫画最終回の内容と評価は?あらすじや小説・アニメも比較紹介

「新世界より」とは、貴志祐介が講談社から出版している小説「新世界より」をコミカライズして、別冊少年マガジンにて連載していた漫画作品です。別冊少年マガジンで2012年6月号から2014年7月号の最終回までの約2年間連載されて、コミックスも全7巻が販売されました。漫画版「新世界より」は描写や設定にわずかながら違いがあり、原作小説「新世界より」とはまた違った楽しみ方ができる内容となっております。そんな漫画新世界よりのあらすじを紹介してから、小説、アニメとの差と、それぞれに評価について紹介します。

新世界よりの漫画最終回の内容と評価は?あらすじや小説・アニメも比較紹介のイメージ

目次

  1. 新世界よりの漫画版最終回の内容と評価を紹介!小説版とアニメ版も比較!
  2. 新世界よりのあらすじを紹介!
  3. 新世界よりの漫画版の最終回の内容は?見た人の評価も紹介!
  4. 新世界よりの原作は小説!漫画版との違いを紹介!
  5. 新世界よりにはアニメ版もある!
  6. 新世界よりの漫画版最終回の内容と評価を紹介まとめ!

新世界よりの漫画版最終回の内容と評価を紹介!小説版とアニメ版も比較!

「新世界より」とは、貴志祐介が講談社から出版している小説「新世界より」をコミカライズして、別冊少年マガジンにて連載していた漫画作品です。漫画版「新世界より」は漫画家及川徹さんを作画担当にして、原作原案などを貴志祐介において、別冊少年マガジンで2012年6月号から最終回が掲載された2014年7月号までの約2年間連載されて、コミックスも最終回が収録された全7巻が販売されました。

漫画版「新世界より」の内容については、原作小説とは設定が食い違ったり、一部の登場人物が未登場になっている、新世界よりにて重要な設定を際立たせるために過激な描写が誇張されているなど、様々な点において原作小説「新世界より」とはまた違った楽しみ方ができる内容となっております。

巻末には別冊少年マガジンでは公開されていない、本編から退場したキャラクターたちのギャグ漫画「おだぶつゆう麗子ちゃん」が、現在活躍しているキャラクターを応援したり、本編でのことについて触れてコメントをしたりと、面白おかしく「新世界より」の成り行きを見守るギャグ漫画です。シリアスとサスペンスホラーで読者の息をつかせない内容にほっと一息をいれることができる内容となっています。

テレビ朝日 | 新世界より

新世界よりのあらすじを紹介!

最終回までのあらすじ:1000年後の日本

漫画や原作小説問わず舞台になるのは自然豊かで道路も舗装されていない田舎町「神栖66町」を中心にしています。神栖66町は7つの里から構成される周囲50キロメートル、人口およそ3000人ほどの町です。外から悪いものが侵入するのを防ぐ「八丁標(はっちょうじめ)」という注連縄によって隔てられているため、町で暮らす子供たちはみな八丁標の外には決して出ていってはいけないと強く言いつけられています。

また子供たちの教育のなかでも、大人の言いつけを守らずに八丁標の外に出ると「悪鬼」と呼ばれる怪物じみたものに襲われてしまう。もし襲われてしまったらどうするのか、といった童話じみたもので教育をほどこされています。小説、漫画、アニメに登場する新世界よりの主人公もそんな教育を受ける子供たちの一人でした。他の子どもたちお同じように、普通に学校に通い、遊んで、日暮れには家に帰る。

現在でもあるあたたかい家庭と日常を描いたところから物語は開始します。しかし、話が進むにつれて、一人、また一人と、子供たちが消えていくのです。物語で初めに消えたのは、主人公の少女渡辺咲よりも呪力が宿るのが遅かった子供でした。「お前が最後だよ」と言われた時、主人公はまだ一人いたと記憶していました。しかし、すぐにその記憶はただの違和感になって、やがて消えてしまうのです。

最終回までのあらすじ:人類は呪力を持っている

呪力が宿ったこどもたちは、いまでいうサイコキネシスを持つ超能力者でした。物に触れずに浮かせることができる、割れた瓶を治すことができる、呪力が優秀な人物には卵を早くふ化させるといった難題を実行したり、念じれば地球を割ることができるといった噂を持つ人物までいます。

成長した人類の誰の例外もなく、人類の一人一人が弱いなり、強いなりの超能力を持つ世界が、新世界よりで描かれる1000年後の日本の世界の姿なのです。そのため料理や掃除、書類をしまう仕草などの日常生活で呪力が使われている描写をみることができます。また、棄権に遭遇したときなどにも呪力が使用されるので、最終話まで呪力に関する描写を楽しむことができます。

学校は呪力をコントロールしてルールやマナーを学ぶ場でもあります。そのために、キャラクターが学校で授業をうけているときの黒板やノートを書くときにチョークや鉛筆、手を使わずに書いているシーンがあります。さらに呪力についてみることができるシーンとして、体育がの様子が描写されています。体育の教義では徒競走やドッジボールとが違い、呪力を使った新世界よりオリジナルの競技が行われているのを見ることができます。

最終回までのあらすじ:一度最終戦争を迎えた世界

主人公たちには伏せられていますが、過去には呪力を持つ人類と、呪力を持たない人類が世界を巻き込んだ戦争を行いました。それいこう、超能力、呪力をやどした人類は多くの努力を犠牲を超えて、「攻撃抑制」「愧死機構」を作り出し、人間どうしの呪力による攻撃を抑えることに成功しました。しかしそれでも、時折、数万分の一の確率で両方の仕組みを持っていない子供が悪鬼となって人々を虐殺する事件が起きました。

非常に幸運な事故や事例によりそれらの悪鬼について、多くの犠牲の後に助力で人間を甲できできる人間の悪鬼を退治することができました。しかし、人々は自分たちが悪鬼にたいして対抗する術を持ち合わせていないことに気づきます。そして、すべての子供たちが悪鬼や業魔など、呪力を用いて災害を起こす人間になりうる可能性があることに恐れるようになります。新世界よりでは、子供が消えていくのはそれが原因なのです。

呪力を持たない人間、コントロールできないであろう人間、呪力を攻撃に使う可能性がある人間の、可能性の芽をつむために、子供たちは徹底して管理、監視されているのです。そして少しでもそれらの兆候がみられれば、その子供たちはあらゆる手段を講じて大人達に処分されていくのです。子供たちはそれらについて、催眠や洗脳レベルの教育で気づきながらも言及しせず、忘れるようにされているのです。

最終回までのあらすじ:渡辺咲が成長することで出会う数々の事件を描いた物語

新世界よりの世界観についてあらすじを紹介しました。ここからは主人公の渡辺咲が遭遇することについて、あらすじを紹介していきます。渡辺咲は成長するなかで、クラスメイト、友人、そして共に成長してきた仲間たちを失っていきます。それでも、あらすじで語ったようにこの世界を維持するためには、そして亡くなった友人たちのためにも生きていきます。

新世界よりの漫画版の最終回の内容は?見た人の評価も紹介!

はじまりの夏祭りから

あらすじであった世界観のなかで、渡辺咲は成長します。そして大人になり、夏祭りのさなか、バケネズミたちが人類に反旗を翻します。人々は逃げ惑いつつも、呪力を使いバケネズミに対抗していきます。しかしそこで悪鬼が出現します。バケネズミに対しては、呪力でいくらでも対抗、そして反撃をすることができます。しかし悪鬼は人類です。人々は組み込まれた攻撃抑制と愧死機構により、悪鬼に明確な反撃をとることができません。

悪鬼を倒す方法を求めて東京へ

過去の最終戦争時に、呪力を持たない人類が、呪力を持つ人類を斃すために兵器を開発しました。1000年の経過により、核兵器などのほとんどの火力兵器が使用不能となったなかで、細菌兵器だけは威力を維持したまま保管されていう可能性があったのです。渡辺咲と仲間たちは、荒廃したうえに、化け物じみた生態系がはびこる東京へと向かいました。しかし悪鬼を失えばバケネズミも敗北します。なので悪鬼と共に迎撃に向かいます。

かくしてバケネズミと悪鬼、そして呪力を持つ人類との決戦の地は東京になりました。渡辺咲たちは人類に忠実なバケネズミを率いて、仲間を失いつつも悪鬼に対抗する兵器を手に入れます。しかし、それを使えば渡辺咲の仲間が死亡してしまう状況に陥ってしまいます。そこで渡辺咲の感情が拒絶をして、悪鬼に叩きつけようとした細菌兵器が燃え尽きてしまいます。

機転により悪鬼を斃す

もうどうしようもなくなってしまった状況ですが、渡辺咲は悪鬼を斃す方法を思いつくのです。あらすじで説明をした攻撃抑制と愧死機構をうまくかいくぐり、さらには自分たちの両手を縛り付ける仕組みを利用する形の物です。それには、連れているバケネズミの仲間に犠牲をしいることなりました。しかし仲間であるバケネズミは、二人に約束をして決行されます。こうして悪鬼を無事に退けることができました。

悪鬼を倒したのならば、バケネズミの対抗はあとはただの消耗戦です。他の町から駆け付けた救援隊と合流をした人類は、憎しみと怒りを込めて、バケネズミを殲滅させていきます。こうしてバケネズミの戦闘は、友好的だった一部のバケネズミを覗いて、ほとんどが全滅する結果となりました。その様子はあらすじにあった最終戦争を思わせる様子だと評価している人がいます。

人類に現れた呪力、呪いなのか

さらに事態は悪化します。今回呪力を持つ人類によって、神栖66町は崩壊寸前までいきました。そして再び、人類はいままで「攻撃抑制」「愧死機構」という薄氷の上に立たされていいたことを、思い知るのです。さらに、戦争による強いストレス状態をもつ両親から生まれて来た子供たちは、攻撃抑制と愧死機構を持たない子供になる確率がかなり上昇するといった研究結果も発見されます。

あらすじで説明した世界観のように、十年後、誕生した子供たちを今まで通りに子供たちを処分し続けていればいいといった人々もいます。しかし渡辺咲は、さらに先へと、人類が本当の意味で呪力を祝福へと昇華させるために、新しいことをはじめなければならないのではないかと思い至ります。そのために、いままでは没交渉だった町どうしや、海外とも連絡をとるようになっていきます。

バケネズミと人類に新たな関係性

今回の戦争では人類に敵対するバケネズミと人類に味方をするバケネズミを完全に選別しました。それでも、バケネズミは使役する関係として変わりません。しかし、渡辺咲と共に東京へ向かった仲間の一人は、海外へ行く特に仲間としてバケネズミに手を差し伸べます。奴隷ではなく従者でもなく仲間として、共に命を懸けて一つのことを成し遂げる関係は、渡辺咲が未来を予感させるものでした。こうして最終回のあらすじを終了します。

新世界よりの漫画版の評価

漫画家及川徹さんの高い画力で描かれたバケネズミがアニメよりも不気味だったといった評価があります。バケネズミはハダカデバネズミを遺伝子改造によって知能を持たしたとされています。原作小説ではその姿は非常に不気味なものだと描写されています。さらにアニメでも決して愛らしいとは言えない様子でした。漫画版新世界よりではそこからさらに輪をかけて醜悪と表現できるほどの描写がされています。

さらに「原作小説やアニメとはまた違ったバケネズミとの新たな関係が見ることができてよかった」といった評価もあります。あらすじであったように、新世界よりでは渡辺咲たち人類と、バケネズミに関しての完全な隷属関係と、そこから仲間として新たな関係性を予感させる描写が、最終回で描かれていました。これらのことから、こうして渡辺咲の描く未来がさらに進んでいると描写してあり、喜んでいるといった評価も見られました。

新世界よりの原作は小説!漫画版との違いを紹介!

ストーリーの時系列や行動が違う!

あらすじでは子供たちが消えていくことについて詳しく書きませんでした。そのなかで渡辺咲が呪力を持ってから入った学校で、同じ班で行動するメンバーのなかで呪力のコントロールが難しい子がいました。その少女も消えてしまいます。そのとき原作では、その少女が一人で居残りをしているところ、次の日にはいつの間日か消えているように描写されていました。しかし漫画版では違います。

呪力のコントロールが苦手な子のために、渡辺咲など班の子供たちはみんなで彼女の呪力をコントロールする訓練をしたりと、原作よりも一致団結してなんとかしようとします。しかしある日、教師から早く帰るように仕向けられ、彼女一人が学校に残るようになるのです。夜に違和感に気づいた渡辺咲は、彼女の姿を探しまわります。そして、彼女が「処分」されている現場を見てしまうのです。

このように、漫画版新世界よりでは、原作でさらりと流していたような部分を、さらに印象的に演出したり、そのために時系列や、キャラクターの行動が違っていたりもしています。また、漫画ではキャラクターの行動から本来登場しないシーンにキャラクターが登場していたりとしています。さらには漫画の長さに合わせるために、キャラクターがそもそも登場しないと言った要素もあります。

そのかわり漫画版新世界より終盤の東京では、原作にはないキャラクターが渡辺咲たちと共に東京に一緒についてきて、様々な活躍をするといった、原作を知っている人でも楽しむことができる内容となっています。

過激な描写誇張されている

新世界よりでは、人がストレスをためないような仕組みで、身体的接触によりストレスを緩和するといった行動がキャラクターにはあります。特に同性同士の接触が度々原作でも描かれています。それに関して、アニメや漫画でも変化はありません。しかし、漫画では、原作やアニメ以上に、そういった描写が激しく描かれています。

その点については、原作以上に激しく描かれているうえに、その回数もかなり増えています。そのため原作やアニメの新世界よりをしっていた読者には、「なんでこんなところで?」と思わせるような箇所で身体的接触をしていて、疑問に思ってしまうシーンもあると否定的な評価をしている人もいます。

新世界よりの小説版の評価は?

新世界よりの原作小説は、ハードカバー2冊分の長編です。そのために小説を読みなれていない人には辛いと言った評価があります。しかし、要所要所に盛り上がりや謎が散りばめられており、その謎も徐々に明かされていくといった、読むのを飽きさせない、読み進めることができるような内容になっています。そのために、小説好きな人たちに非常に高い評価を得ています。

新世界よりにはアニメ版もある!

原作通りだけど難しい?

漫画版「新世界より」以前に、新世界よりはアニメーションにもなっています。こちらは漫画「新世界より」とは違い、原作に忠実に描かれているが、アニメとして話数に収めるために描写が省かれていたりとしていました。呪力がどういったものか、呪力での対人攻撃を不可能にする機能などの説明が浅い印象を持った人が多いです。これらには、アニメ「新世界より」を作成した監督、石浜真史によって意図的にされていたものだそうです。

千年後の人類は、どのような呪力、サイコキネシスを持ち、それはどのように物体に働きかけることができるのか、アニメ新世界よりにて初めてこの世界に触れた視聴者は、呪力がどのようなものか具体的にしることができないために置いてけぼりになったり、どうして子供たちが次々に消えていくのかもなんの説明もされないうちに物語が進んで行きます。そのため、世界観がわからなかったといった評価もされています。

特に顕著だったのが、新世界よりの世界で重要な位置を占める、超能力を持つ人類がどのようにして同種の人類を攻撃しないようにしていたかなどの設定について説明がされていないことでした。

原作小説では狼などの攻撃力が高い野生動物が同族を襲うことを抑制する遺伝子を組み込んで人間の攻撃的な衝動を抑える「攻撃抑制」と、自分が人間を殺害しようとしている、または殺害したと認識した時に発揮する、「愧死機構」を組み込んだことにより、眩暈や動機の警告発作や呪力による自動的な自殺を起こさせる仕組みが説明されていました。

しかし新世界よりのアニメでは、「攻撃抑制」と「愧死機構」について、そういった人間を殺せない仕組みがあり危険だ、もしくは誤認により呪力により人間を殺害してしまった人物が「愧死機構」で死亡する描写がある程度でした。そのため、人間を攻撃できる呪力を持った人間が現れた場合、視聴者はどうしてもっと抵抗しないのだろうかと疑問に思ったりもする人がいました。

そのため、最初の数話で評価を決定してしまい、見るのを辞めてしまった視聴者もいたようです。しかし、それでも新世界よりをみつづけた人には、徐々に明かされていく新世界よりの謎が解明され、しかしそれでも襲い来る危険にキャラクターがどのように行動するか、ハラハラドキドキした展開が待っています。最終的には、新世界よりをしらなかったっ視聴者も、かなり高い評価をしている場合があります。

しかし、原作を楽しんでいた人たちにとっては残念だが重要なところを見逃していない、小説で想像していた部分が音と声優の演技力、演出で保管されていたなど好意的な評価をしている人が多いです。

悪鬼の性別が変更されている

新世界よりの後半で大人になった渡辺咲は、町をバケネズミたちに襲撃されます。そこにさらに畳みかけるように、悪鬼がやって来るのです。その悪鬼の性別が、原作小説では「少年」と描かれていました。しかしアニメで悪鬼は「少女」と呼ばれています。この点については、悪鬼の行動や残虐さに変更が加えられていないために、男女の性別の差がどのような影響を作品に及ぼしたのかははっきりしていません。

原作やアニメを読んで視聴したファンのなかには、新世界よりのなかでは「男性のほうが攻撃的な欲求」があるとキャラクターが発言していました。人類が呪力をえたから現れた悪鬼たちのなかには、1例を覗いて全員が男子だったといったことも描写されています。

そのことを鑑みるに、原作小説では少年としていましたが、それを少女とすることで、渡辺咲に悪鬼に対する違和感を覚えさせて、悪鬼を倒す手がかりを与えようとしていたのかもしれないといった考察をしているファンもあいました。

新世界よりのアニメ版の評価は?

あらすじ世界観について、アニメ監督の指示により説明がなされていないところがありました。そのために、世界観がわからずに最初の方で低い評価をされている人もネット上でみることができます。しかしそれを乗り越えて、次の話では渡辺咲たちがどうなるのかとハラハラドキドキしながら最終回まで見ていた人たちには、かなり高く評価されています。特に最終回に明かされる事実に関しての描写について絶賛するひとたちも多いです。

新世界よりの漫画版最終回の内容と評価を紹介まとめ!

漫画版の「新世界より」の世界観のあらすじを紹介しつつ、最終回のあらすじを紹介しました。そしてそのうえで、漫画版やアニメや原作小説との違いや、人々の評価なども紹介しました。どのメディアでも、総じて高い評価がつけられているのは、元となった原作小説「新世界より」の品質がかなり高いものだからです。今回の記事を読んで新世界よりがきになった方は、是非とも見ることができる媒体で新世界よりの世界に触れてください。

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