【MFゴースト】ミハイル・ベッケンバウアーはMFGの若き皇帝！搭乗車種や実績は？

他を寄せ付けない高いドライビングテクニックとプライドの高い性格から、「若き皇帝」の二つ目がつけられたミハイル・ベッケンバウアー。MFGの優勝候補とされる実力派選手であり、片桐夏向（カナタ）のライバル的存在です。以下では、「MFゴースト」からミハイル・ベッケンバウアーのプロフィールや搭乗車種・ポルシェを紹介します。その他、ミハイルのMGFの実績や沢渡光輝・片桐夏向との関係もまとめました。

しげの秀一先生による新たな公道レースと若きレーサーの活躍を描いた「MFゴースト」の漫画。2017年から「週刊ヤングマガジン」で連載され、単行本は2023年10月時点で計18巻が刊行されています。

電気自動車が主流となる中、ガソリン車を用いた公道カーレース「MFG」を舞台に、新たな公道最速伝説の誕生を描く「MFゴースト」。物語は、前作「頭文字D」から十数年後が経過し、前作からのキャラの登場も話題を呼びました。

ガソリン車のスポーツカーによる公道レース「MFG」が世界中を熱狂させる中、英国出身の天才レーサーのカナタ・リヴィントンが来日します。父親である片桐健の消息を掴むべく、片桐夏向の名で選手登録をしたカナタ。師匠・藤原拓海に鍛えられ、序盤から圧倒的な走りを見せつけます。一方、愛車はトヨタ・86と低馬力の車種であったものの、海外製のスポーツカーの劣らぬ活躍で旋風を巻き起こします。

MFGに出場するドイツ人レーサーであり、圧倒的なドライビングテクニックとプライドの高さから「皇帝」の二つ目がつけられました。年齢は20歳で、ポルシェ社の育成アカデミー出身です。MFGには第3回大会から出場、途中参戦でありながら「神15」に名を連ね、出身地から「シュツットガルドの刺客」の異名がつけられました。性格は冷静沈着でプライドや計算高い一方、予想外の展開が起きると取り乱すことが欠点でしょう。

「MFゴースト」では、ヨーロッパの高級車も搭乗し、皇帝・ミハイルの搭乗車種はポルシェの718ケイマンシリーズです。作中では何度か乗り換えが実施されるも、全ての車種をホワイトで統一しています。以下では、「MFゴースト」のミハイル・ベッケンバウアーの搭乗車種のポルシェを紹介します。

ドイツといえば日本で人気のある高級車メーカーでも知られ、ミハイルの最初の車は、ポルシェ・718ケイマンSです。2.5Lの水平対向4気筒ターボエンジンによって最高出力350馬力（257kW）を実現し、チューニング無しでは300馬力を出すことができます。さらに、ミッドシップエンジンレイアウトを取り入れたことで、バラン素の取れた走りとハンドリングの性能を高めました。

MFGでは、何度か車を乗り換えれているミハイル。第ニ戦では、よりハイパワーな「ポルシェ・718ケイマンGTS」に乗り換えています。また、第四戦・シーサイドダブルレーン戦では、「ポルシェ・718ケイマンGT4」に換えています。最大出力420馬力を出し、力強い走りが特徴です。ミハイルの搭乗車種は、2ペダルのPDKを搭載したモデルとなっています。

ラリーの本場・ヨーロッパから日本のMFGに参戦したミハイル・ベッケンバウアー。圧倒的な存在感と実力でMFGを熱狂させ、「シュツットガルドの刺客」と呼ばれました。参戦間もない頃は日本大会のレベルの低さに失望していたミハイル。しかし、沢渡とカナタの台頭が闘志に火をつけました。以下では、「MFゴースト」からミハイルの初登場やMFGでの実績、ライバル関係となった沢渡光輝と片桐夏向（カナタ）との関係を紹介します。

ミハイル・ベッケンバウアーの初登場は「MFゴースト」の第3話、MFGラウンド1の予選シーンです。小田原の公道を走る中、自分がここにいることに疑問を覚えるミハイル。MFGには自分を本気にさせてくれる強力なライバルがおらず、何もかもイメージ通りだと失望します。一見すると、かなり自信過剰な、悪くいえば日本のレースを見下しているように思えるでしょう。

実は、ミハイルの初登場シーンはMFGの第4回大会の予選シーンであり、ミハイルにとって2度目のGMF参戦にあたります。最初の大会で、MFGの手ごたえを感じていたミハイル。しかし、圧倒的な実力を誇る彼にとって、MFGはやる気を起こさせるようなレベルではなかったでしょう。

ミハイルがMFGに初参戦したのは第3回大会であり、かつシーズンの途中から加わったにも関わらず全体総合成績12位という華々しい結果を残しました。ちなみに、総合成績が15位以内のレーサーは「神15（フィフティーン）」と呼ばれます。神15に入ることはトップレーサーとしてもてはやされ、参戦1年目のミハイルも大きな注目を浴びました。

途中参戦というハンディがありながら、GMFの神15にのぼりつめたミハイル。第4回大会でも圧倒的な強さをみせつけ、予選2位で本選に挑みます。ラウンド1では、2年連続チャンピオンであり、同じくポルシェを愛車とする石神風神とトップを競いました。石神の愛車は「ポルシェGT3」であり、ミハイルの718ケイマンSより格上の車種です。

しかし、車の性能だけに頼らないのが皇帝・ミハイルです。持ち前のドライビングテクニックを生かし、かつ本気を出さずして石神に圧勝しました。車のスペックでは劣るものの、それらをハンディとしない走りでラウンド1を制したミハイル。予想を上回る展開に会場が沸く一方、ミハイルはまったく喜べません。アカデミーの友人たちに比べたら、MFGの実力はあまりにも低いものでした。

例えMFGで賞賛されても、その程度では自分の実力を認めてもらえないと考え、大会へのモチベーションが下がる一方でした。やがて、MFGへの失望は大会関係者や選手たちへの態度にも見られ、表彰台にも出なくなります。自分を圧倒するような、強いレーサーとの勝負を期待するミハイル。果たして、彼の願望が叶う時は来るのでしょうか。

MFGでは対等に渡り合えるレーサーがいないと嘆いていたミハイルでしたが、沢渡光輝の台頭が闘争心に火をつけます。フランスへレース留学した経験があり、本気を出せば恐ろしいとも評された本格派レーサー・沢渡。搭乗車種はアルピーヌ・A110、後にA110S（4号車）へ乗り換えています。ミハイルと沢渡の因縁は、芦ノ湖で行われた予選のラウンド2で、先を行く沢渡がレースレコードを叩き出します。

一方、ミハイルも本気を出し、沢渡の記憶を塗り替えるレースレコードを出し、ポールポジションを得ました。この出来事をきっかけに、お互いをライバルとして意識し始めた2人。次の対戦は本選となり、雨が降りしきる悪天候にレーサーたちは苦戦を強いられます。しかし、ミハイルと沢渡は最悪なレース状況をものとせず、首位をかけたデッドヒートに突入します。

激しい小競り合いの結果、この勝負はミハイルに軍配があがりました。しかし、一時的ではあったものの、沢渡がトップになったこともあり、ミハイルの敗北もあり得たでしょう。レーサーの実力不足から、レースで本気を出せずにいたミハイル。しかし、彼をここまで本気にさせた沢渡との出会いは、ミハイルの闘争心に火をつけました。

「MFゴースト」の主人公であり、藤原拓海の弟子であるカナタ。MFGでは失踪した父親に自分の存在をアピールするべく、父方の姓から「片桐夏向」を名乗っています。ヨーロッパの高級スポーツーカーが目立つ中、カナタの愛車はトヨタ・86GTです。他レーサーの搭乗車種に比べて馬力が低く、トップ層に食い込めずにいたカナタ。それでも、ラウンド2時点で4位に入るなど健闘を見せました。

師匠・藤原拓海に仕込まれたドライビングテクニックを駆使し、本選でようやくトップ争いに参戦します。ラウンド3は真鶴を舞台とし、86を300馬力まで上げたカナタ。レースの先頭を走るミハイルと沢渡の間に食い込み、三つ巴戦を繰り出しました。本大会初出場であるカナタの台頭を受け、予想外の事態にミハイルは動揺します。

落ち着けと自分に言い聞かせ、冷静さを取り戻そうと試みるミハイル。これまでMFGの出場レーサーを侮っていたミハイルにとって、カナタの存在も大きな衝撃となりました。同時に、レースではパワーや性能が劣る車種にあえて乗り込み、ポルシェと互角に戦う姿は脅威にも感じたでしょう。2台のポルシェとトヨタによる熾烈なバトルは、ミハイルの勝利に決まりました。

MFGでの手ごたえのなさから、大会に参戦する目的を見失ってしまったミハイル。どこまでも高みを望むミハイルにとって、MFGは物足りなさを感じたでしょう。一方、「MFゴースト」ではミハイルの姉も登場しています。ミハイルとは対照的な性格であり、彼女のセリフからはミハイルの人となりを知ることができます。以下では、「MFゴースト」のミハイル・ベッケンバウアーの家族構成や恋愛事情についてまとめました。

ミハイルの家族構成は詳細は不明である一方、姉がいることが判明しています。アグネス・ベッケンバウアーといい、弟とは対照的な性格です。また、ミハイルはMFGの影響もあって日本を良く思っていないものの、アグネスは日本に好印象を抱いています。このように、日本に対する印象も正反対の2人ですが、姉弟仲は悪くないと推測されます。

ラリー界で「皇帝」と呼ばれる弟について、アグネスからは理屈っぽい性格、自信過剰で自己中心的、中二病的な一面もあると指摘しています。さらに、コミュニケーション力の低さや、思わぬアクシデントに弱い情緒不安定な一面も見抜いています。弟をレーサーとして認めつつ、勝負の世界に生きる者としてはメンタルが弱いと感じているでしょう。

圧倒的な実力とプライドの高さから、どこか近寄りがたい雰囲気も感じられるミハイル。完璧主義でありながら、メンタルがもろいなど憎めないキャラが人気を集めています。一方、かっこいいキャラクターとしても支持されているミハイルの恋愛事情はどうなっているでしょうか。「MFゴースト」では、過去に告白して振られたことが語られており、この一件が原因で女性が苦手のようです。

しかし、ラリーストとしてどこまでの高みを目指す姿勢から、現在は恋愛や彼女は二の次になっているでしょう。果たして、皇帝・ミハイルの心を射止めるのはどのような女性なのでしょうか。彼の欠点であるメンタルを支えてくれるような、芯の強い女性が予想されます。

前作「頭文字D」に引き続き、2023年10月にアニメが放送された「MFゴースト」。頭文字Dのテレビアニメ版の声優陣が話題を呼びました。前作に劣らぬドリフトシーンがアニメファンを魅了しています。また、「MFゴースト」のアニメにはミハイルも登場し、アニメ声優は神谷浩史さんです。以下では、アニメ「MFゴースト」のミハイル・ベッケンバウアーの声優・神谷浩史さんのプロフィールと主な出演作品を紹介します。

ミハイル・ベッケンバウアーの声優・神谷浩史さんは、1975年生まれ、千葉県出身の声優、ナレーターで、養成所を経て1994年にデビューしました。また、2009年からは歌手としても活動しています。声優アワードの受賞歴が多く、2019年・2020年には声優アワードMVS（Most Valuable Seiyu）を2年連続受賞しました。

声優・神谷浩史さんの主な出演作品は、アニメ「うる星やつら」諸星あたる役、「うらみちお兄さん」表田裏道役、「テスラノート」オリバー・ソーントン役、「バクテン!!」亘理光太郎役等です。海外作品では、本人公認を受けたエド・スクライン、ジェシー・アイゼンバーグ、ジョシュ・ハッチャーソンの担当声優を務めています。

ホワイトのポルシェを相棒に、颯爽をレースをかけ走る姿がかっこいいミハイル・ベッケンバウアー。「MFゴースト」ではトップ選手に位置付けられ、片桐夏向（カナタ）のライバルとしても注目されています。沢渡を含めた三つ巴戦で、カナタの存在を知ったミハイル。彼の今後の活躍に期待が高まっています。以下では、「MFゴースト」のミハイル・ベッケンバウアーに関する感想や評価をまとめました。

「MFゴースト」のアニメシリーズ開始をきっかけに、多くの注目を集めるミハイル・ベッケンバウアー。性格に関してはファンの間で意見が分かれる一方、キャラデザのカッコよさが女性ファンを中心に人気となっています。SNSでも「MFゴースト」のイケメンキャラとも評され、片桐夏向（カナタ）のライバルであり、彼との総合順位争いに期待が高まっています。

レース界では「若き皇帝」と呼ばれ、MFGでも輝かしい活躍を見せたミハイルでしたが、レーサーとしての高みを望むゆえに、もっと強い相手との戦いを待ち望んでいました。世界トップクラスの実力者でありながら、その地位に甘んじることのないミハイル。名前からも、皇帝のような雰囲気を感じさせるとの声も見られ、「若き皇帝」の二つ目にふさわしい実力者でしょう。

「MFゴースト」といえば、藤原拓海を師匠に持つ片桐夏向（カナタ）の活躍も欠かせません。かつて師匠の愛車だったトヨタ86を搭乗車種とし、GMFで存在感を見せつけるカナタ。そんな彼の前に立ちふさがるのが、皇帝こそミハイルでした。カナタと戦闘争いを繰り広げ、僅差で勝利したミハイル。しかし、今後のレース展開によっては、片桐夏向の勝利が勝利することもあり得ると予想されています。

頭文字Dのキャラクターの登場も見どころである「MFゴースト」。SNSでは、ミハイルは高橋啓介または涼介ポジションになるとも予想されています。現時点では、手ごわいライバルとして片桐夏向を意識し始めたミハイル。作中ではMFGの優勝を争うライバル関係であり、カナタの未知なる強さや急成長はミハイルを追う込んでいます。果たして、2人の関係はどのように変化していくのか、期待が高まっています。

片桐夏向との関係性から高橋啓介ポジションと言われるミハイルですが、SNSでは乾信司に雰囲気が似ているとの意見も見られます。頭文字Ｄにて拓海の最後の対戦相手であり、愛車や経歴など拓海との共通点が多かった乾。一方、ミハイルとカナタについても、共にレーシングスクールを卒業という似たような経歴を辿っています。しかし、性格に関しては大きな違いがあり、2人は対比する関係ともいえるでしょう。

「MFゴースト」ではホワイトのポルシェを颯爽と乗り回し、皇帝らしい雰囲気を醸し出しているミハイル・ベッケンバウアー。SNSでは、片桐夏向と因縁があるとも推測されています。カナタは日本語名で登録しているため、名前を見たただけカナタ本人だと気づきにくいでしょう。一方、もし、2人に何かしらの因縁があった場合、カナタの師匠である藤原拓海が絡んでいるとも考察されています。

公式の公道レースの開催や、ヨーロッパの高級スポーツカーを採用した国際的な作風も人気に火をつけた「MFゴースト」。カナタの台頭と共にライバル関係にあたるミハイルとの一騎討ちが過熱し、注目が高まっています。MFGでは競争相手として描かれているミハイルとカナタですが、前作のように主人公とライバルが共同戦線を張る展開を、ミハイルとカナタで見たいとの声も寄せられています。

ミハイルの搭乗車種は、出身国であるドイツにちなみポルシェが採用されました。日本では高級外車として人気があり、「MFゴースト」での登場をきっかけにさらなる注目を集めました。SNSでは、ミハイルの車種である718マイケンSに乗ってみたとの感想もみられ、運転が楽しいと感じられる良い車と評されています。また、ミハイルのキャラはあまり良くないけれど、車に関しては良いとの意見も見られます。

MFGでは不遜とも捉えられる態度から、性格については評価が大きく分かれるミハイル。レースでは最強である彼ですが、姉には敵わないという意外な一面が判明しています。姉弟で対照的であるものの、弟の性格や欠点を鋭く見抜いている姉・アグネス。ミハイルにとって姉は勝つことが出来ない強敵のような存在でしょう。また、SNSでも、姉に敵わないミハイルがかわいいとも評され、彼のギャップにもなっています。

キャラデザがかっこいいと評されるミハイル・ベッケンバウアーですが、やはり尊大な性格は一部のファンからは受け入れがたいとの声が寄せられています。SNSでは、MFGを馬鹿にするような、スポーツマンシップに欠ける態度を問題視する意見も見られます。しかし、沢渡光輝と片桐夏向の登場からミハイルもようやく本気で戦えるレースに巡り合え、彼のMFGに対する態度も改まるとも予想されるでしょう。

「MFゴースト」のミハイル・ベッケンバウアーの搭乗車種・ポルシェや作中での活躍、片桐夏向との関係などをネタバレ紹介しました。「皇帝」のごとく圧倒的な実力を誇りつつ、メンタルの弱さが玉にキズなミハイル。主人公・片桐夏向の躍進を機に、MFGに対するやる気を起こしました。果たして、MFGの優勝候補と注目されるミハイルと、彼を追う片桐夏向の勝負はどのような結末を迎えるでしょうか。