ゴールデン・ガイはパクリ漫画？あらすじやゴールデンカムイと比較される理由を調査

「ゴールデン・ガイ」とは、暴力団の抗争劇に徳川埋蔵金の存在を絡めて描かれるサスペンス漫画です。人気と知名度を上げている作品として認知されていますが、同時に青年漫画の名作「ゴールデンカムイ」のパクリ説が流れるようになりました。この記事では、ゴールデン・ガイがゴールデンカムイのパクリなのかについて、金塊の存在などの似ている点を比較しながら考察紹介します。また、ゴールデン・ガイのあらすじも取り上げます。

ゴールデン・ガイの漫画は、日本文芸社の週刊漫画ゴラク誌上にて、2020年から2021年まで第1部が連載されました。その後、若干の空白期間を経て、2022年に第2部の連載が同誌で始まり、2023年12月現在連載中です。ゴールデン・ガイのコミックスは、10巻まで刊行されました。紙の単行本の他に、電子書籍も刊行されており、複数のWEBコミックサイトで読むことも可能です。現在最も注目される、サスペンス漫画と評されました。

ゴールデン・ガイの原作者は、渡辺潤です。渡辺潤は、1968年12月10日に、東京都町田市で生まれました。彼は学生時代から漫画家を目指していたとのことで、1989年にハロルド作石のアシスタントを務めながら、漫画賞への応募などを行っています。第103回月刊漫画新人賞で入選したことをきっかけに、週刊ヤングマガジン誌上にて漫画家デビューを果たしました。

渡辺潤の代表作で有名なのは、ヤクザとタイムリープを融合させた漫画「代紋TAKE2」（原作木内一雅）です。同作品は、テレビドラマ版やOVA版が制作されるほどの大ヒットを収めました。また、実在の出来事である三億円事件を題材にしたミステリー漫画「三億円事件奇譚 モンタージュ SINCE 1968.12.18」を描き、ストーリーテラーとしての才能を見せたのです。両作品ともコミックスやWEBコミック配信サイトで読めます。

週刊漫画ゴラクに連載中のサスペンス漫画ゴールデン・ガイは、ヤクザと徳川埋蔵金塊をミックスさせたストーリー展開で人気を得ているとのことです。一方で、「ゴールデンカムイのパクリではないか？」という意見も見受けられるようになりました。なぜ、同作品にはパクリ説が出たのでしょうか？この記事では、ゴールデン・ガイとゴールデンカムイとの金塊などの似ている点を、両作品を比較しながらパクリ説について考察します。

ゴールデンカムイは、野田サトル原作の漫画です。週刊ヤングジャンプ誌上にて、2014年から2022年まで連載されました。コミックスは全31巻で、累計発行部数は2600万部を突破しています。ゴールデンカムイは、主人公で日露戦争の生き残りの元兵隊の杉元佐一と、ロシア人とアイヌのハーフの少女アシㇼパが、彼女の父親が遺したとされる金塊を見つけるべく北海道各地を探し回るというストーリーです。

ゴールデン・ガイの人気と知名度が上がるに従って、ゴールデンカムイのパクリ漫画説が、インターネット上を中心に出てきたとのことです。パクリ説が出るということは、両作品には似てる点があるということになります。そこで、この章ではゴールデン・ガイとゴールデンカムイを似ている点を比較することで、パクリ説を検証していくため、参考にしてください。

ゴールデン・ガイとゴールデンカムイの似ている点は、まずタイトルが上げられます。これは一目瞭然で、どちらにも「ゴールデン」という言葉が用いられているのです。また、「ガイ」と「カムイ」の言葉の響きも似ているという意見も、多く寄せられていました。その一方で、「ゴールデン・ガイのタイトルは、新宿のゴールデン街のパクリではないか？」という考察も見受けられます。しかし、同作品のタイトルの元ネタは不明です。

ゴールデン・ガイの主人公である桜井凱（さくらいがい）には、顔に大きな傷跡があります。彼は、過去に無数の喧嘩をしてきたことで、身体の至る所に傷があることが示唆されていました。対して、ゴールデンカムイの主人公杉元佐一の顔にも大きな傷跡があり、しかも傷の位置や形状に至るまで、両者はよく似ています。その結果、後発作品のゴールデン・ガイがパクリではないかと指摘されましたが、こちらも真相は不明とのことです。

ゴールデンカムイは、バトル漫画や歴史漫画、そしてグルメ漫画の側面もあるバラエティーに富んだ作品です。そのストーリーの軸となっているのは、アイヌの金塊探しでした。一方のゴールデン・ガイも、主人公の桜井凱が徳川埋蔵金を探すというストーリーが展開されています。そのため、金塊探しという要素も似ているとの指摘が多く、ゴールデン・ガイがゴールデンカムイの真似をしているという評価が、見受けられるのです。

似ている点が多く上げられるゴールデン・ガイとゴールデンカムイですが、両作品をじっくりと読んでいくと、実は全く別の漫画であることに気づかされるとのことです。ゴールデンカムイには、冒険の要素が色濃くありますが、ゴールデン・ガイはそのような点は薄いとされました。また、ゴールデンカムイは、グロテスクやゴア描写が多い作品として知られていますが、ゴールデン・ガイはグロ要素はそれほどでもないと評されています。

渡辺潤原作の漫画ゴールデン・ガイは、「読み進めていくごとに面白さが増す」と高評価されている漫画とのことです。同作品は、どのようなストーリーなのでしょうか？ここでは、ゴールデン・ガイのコミックス3巻までのあらすじを、ネタバレを交えて紹介していきます。

ゴールデン・ガイの主人公である桜井凱は、大仏組二代目組長です。しかし、本来二代目を継ぐだろうと目されていたのは、インテリヤクザの茜恭介でした。しかし、先代の大仏勇は若頭だった茜ではなく、補佐の凱を跡目に据えます。このことで、茜は組を出ていき、新たに茜組を興しました。大仏組と茜組は、事あるごとに揉めるようになってしまったのです。そして、大仏組の最年少組員大山翔太が、茜組の標的となりました。

ゴールデン・ガイの2巻のあらすじをネタバレしますと、大山翔太の死には、大仏組若頭の高倉実徳が関わっていました。そして、高倉は組長の凱のことも裏切ったのです。そして、彼は翔太の行動を、逐一茜組に流していました。しかし、高倉には彼なりの事情があったことが明らかにされます。彼の妻の妙子は、心臓の難病を抱えていて海外での手術と多額の費用が必要でした。そして、高倉はそのアキレス腱を、茜組に突かれたのです。

ゴールデン・ガイのコミックス3巻のネタバレあらすじは、次の通りです。徳川埋蔵金が眠っていると噂される大仏組の権利を、組長の凱は上部組織の亀鶴一家に譲渡しました。しかし、茜組につけ入る隙を与えてしまった責任を感じている高倉は、単独で茜組に接触します。また、茜組の若頭の綾瀬悠真は、凱の恋人で先代組長の娘の大仏満里奈を拉致するという暴挙にでました。彼の目的は、自身の復讐にあったのです。

この章では、サスペンス漫画のゴールデン・ガイに関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。ゴールデン・ガイは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、漫画ファンだと思われる方のツイートです。漫画界のゴールデン三銃士の一つにゴールデン・ガイを挙げており、普段はヤクザものはあまり読まないものの、同作品は面白いと高評価していました。

こちらは、ゴールデン・ガイの漫画を熱心に読んでいると思われる方のツイートです。同作品は、血生臭い作品でありながら、主人公に魅力がありストーリーもとても面白いという高評価をつぶやいていました。

こちらは、ゴールデン・ガイの大ファンだと思われる方のツイートです。渡辺潤の漫画を以前から愛読しているようで、絵の上手さとプロット、ストーリーの面白さを絶賛していました。

この記事では、ゴールデン・ガイの漫画について、パクリ説を中心に紹介してきました。同作品は、ストーリーや絵柄など、見どころが多い作品として人気を得ているとのことです。是非一度、ゴールデン・ガイの漫画を読んでください。