従僕と鳥籠の花嫁をネタバレ解説！旧家の令嬢と使用人の禁断のラブストーリー

身分違いの恋をテーマに、旧家の令嬢と使用人との恋愛模様を描いた「従僕と鳥籠の花嫁」の漫画。箱入り娘の主人と彼女を影ながら支える使用人の関係は、胸をキュンとさせます。果たして、2人は身分違いの壁を越えて、結ばれることが出来るのでしょうか。以下では、「従僕と鳥籠の花嫁」の漫画あらすじや原作小説の有無、漫画の見どころや感想などをネタバレ紹介します。

身分違いの恋を題材にしたラブストーリーが話題を呼ぶ「従僕と鳥籠の花嫁」。本田楓先生による少女漫画で、「別冊マーガレット」2023年3月号に連載が開始されました。

「従僕と鳥籠の花嫁」は、本田楓先生のオリジナル作品のため、原作小説はありません。しかし、原作漫画の人気によっては、ライトノベル版として小説が執筆される可能性もあるでしょう。

歴史ある家柄に生まれたゆえに、自由のない生活を送ってきた主人公・藤乃。使用人の廣臣にだけ心を許しており、いつしか恋心を芽生えさせました。そんな中、藤乃の大学進学を機に、廣臣との共同生活が始まります。果たして、藤乃の淡い恋はどのような進展を見せるのでしょうか。以下では、「従僕と鳥籠の花嫁」の原作漫画の1話～4話あらすじをネタバレ紹介します。

江戸時代から続く名家・院瀬見家の長女として生まれた藤乃。将来は有益な名家に嫁ぐことが決められ、幼い頃から花嫁修業と称した厳しい躾をほどこされました。学校が終われば習い事が待っており、籠の鳥のような人生に苦しさを覚えます。また、両親は跡取り息子である弟・一鳳ばかり可愛がり、藤乃はそのような弟を羨ましく思っていました。

両親に愛されず、家の繁栄のための道具として扱われる藤乃でしたが、院瀬見家の使用人で父のボディーガードの本郷廣臣にだけは心を許していました。藤乃より12歳年上であったものの、藤乃が困っている時にはヒーローのように駆けつけてくれる味方でもありました。廣臣の存在があってこそ、院瀬見家での辛い生活を耐えている藤乃。やがて彼に想いを寄せるも、主人の娘と使用人という関係から打ち明けられずにいました。

ある日、18歳になった藤乃の元へ縁談が舞い込みます。相手は、皇室にゆかりのある宝来家であり、3～4年後に嫁ぐことに決まりました。いずれ政略結婚させられると分かっていても、それらが現実味を帯びてきたことを悟った藤乃。不安にさいなまれる藤乃を廣臣が優しく寄り添います。そして、東京の大学に通うことを口実に、実家から出ていくことを藤乃に提案しました。

これまでの厳しい生活から、父親が許してくれないと諦めモードの藤乃。しかし、廣臣の後押しもあって父親に直談判すると、あっさり許可されました。一方、条件として廣臣が藤乃のボディーガードとして就くことを言い渡されます。

東京にある院瀬見家の別邸で暮らし始めた藤乃。さらに、廣臣も同じ大学に通うことが決まり、大学ではいとこ関係を名乗ることにしました。また、サークルは藤乃の希望で映画研究会に入るも、今まで同世代との交流のなかった藤乃は、会話が上手くできません。廣臣のフォローもあって何とか話せたものの、サークルの先輩・神崎から「ひとりじゃ何もできない箱入り娘」と言われます。

自分でも世間知らずな娘だと自覚していた藤乃でしたが、改めて他人から指摘されたことで少しショックを受けます。しかし、廣臣の過去や彼の決意を聞かされたことで、藤乃は廣臣への想いを強めていきます。

映画研究会の合同合宿に参加した藤乃と廣臣。現地に到着したものの、神崎の姿がみえず、藤乃は1人で神崎を探しに行きます。サークルでは浮いた存在であり、裕福な家の子息とも噂される神崎。傍から見れば不愛想に見えるも、藤乃はそのように思えません。その後、浜辺で神崎と対話を始めた藤乃。彼もまた名家の御曹司として生まれ、親の決めた人生に抗うべく、自分の道を進もうと努力する人だったことを知ります。

そんな2人の様子を遠くから切なそうに見守っていた廣臣。その後もうわの空となり、藤乃からも様子がおかしいと言われます。その後、2人の部屋に神崎が訪れ、映画のDVDを見ようと誘います。その時、廣臣のある行動をきかっけに、藤乃との関係が変わっていきました。

藤乃に好意を抱くも、己の身分をわきまえて彼女と距離を置こうと努める廣臣。一方、彼の心境を知らない藤乃は、切なさを覚えます。そんな中、神崎は合宿を機に藤乃に好意を寄せており、彼女に告白しようと近づきます。しかし、藤乃の恋愛相談に乗ることとなり、告白は失敗に終わりました。また、廣臣がいとこではなく、ボディーガードだったことを知り、藤乃の恋を後押ししました。

その頃、仕事のため院瀬見家に戻っていた廣臣は、藤乃の父親の秘書・榊に誘われて飲みに行きます。お酒に弱く、つい藤乃への気持ちを吐露する廣臣。主人を大切に思うゆえに己を殺す後輩に、榊は心配になります。

廣臣との共同生活をきっかけに、彼への思いを強める藤乃。一方の廣臣も、人知れず藤乃へ想いを寄せていました。しかし、身分違いを理由に本心を言い出せません。そんな廣臣に、藤乃はもどかしさを覚えます。以下では、「従僕と鳥籠の花嫁」の原作漫画の5話～8話あらすじをネタバレ紹介します。

同じ大学の女子たちと夜カフェを楽しむ藤乃。そこで、宝来家のスキャンダル報道を知り、廣臣から縁談の破談を聞かされました。しかし、名家の令嬢ならば政略結婚からは逃れらず、藤乃は自身の立ち位置を改めて認識します。そんな中、3人の話題は廣臣の彼女へ移ります。イケメンで社交性もある廣臣は女子の憧れの的でした。廣臣に彼女はいるのかと聞かれ、藤乃は胸が締め付けられる感覚を覚えます。

お互いの真意を探るべく、夫婦ごっこを提案した藤乃でしたが、夜中にラフな格好で出かける廣臣に不信感を募らせます。恋人の所へ行ったのではと心配になる中、朝方に戻ってきた廣臣からレセプションパーティーを聞かれます。それはパーティーと称した藤乃の縁談であり、相手はサークルの先輩・神崎でした。実は、この縁談は廣臣が関与しており、藤乃の幸せを願って銀行を経営する神崎家との縁談にこぎつけました。

お互いに似たような境遇にあり、神崎に至っては藤乃に好意を持っていました。しかし、廣臣の努力もむなしく藤乃と神崎の反発を招き、破談に終わりました。あくまで親同士が決めた結婚はしなくない2人。一方、今回の縁談は、神崎家から出資を受けている院瀬見家にとって逃すことが出来ません。その場は廣臣のとりなしで事なきを得たものの、藤乃は衝撃的な事実を突きつけられます。

廣臣が神崎の母親と親しくしている場面を目撃した藤乃。夜中に誰かと電話して家を空けた理由はこれだと察します。同時に、自分のために汚れ仕事をやらされていると推測し、廣臣にもとへ向かうとします。しかし、神崎に止められてしまい、廣臣と関わらない方が良いと忠告を受けました。

廣臣の件で動揺する中、神崎から告白を受けた藤乃。これまでは大学の先輩として信頼を寄せていた神崎を、異性として意識し始めます。まずは、神崎のことを真剣に考えることを約束し、告白の返事は保留にしました。同時に、廣臣への疑念を晴らすべく、彼の先輩である榊に直接連絡を入れます。榊との対面にこぎつけた藤乃でしたが、榊にはぐらかされます。

しかし、廣臣の藤乃への気持ちを知るゆえに、本当のことを話すことを決意します。廣臣の行動は全て藤乃のためであり、これまでの廣臣の行動を聞かされました。自分の人生は廣臣の自己犠牲によって守られていたことを知った藤乃。居ても立ってもいられず、廣臣に電話を掛けました。その頃、廣臣は神崎の母親とホテルにおり、電話越しに察した藤乃の涙に動揺します。

神崎の母親を部屋に残し、ホテルを出て行った廣臣。街の雑踏の中で藤乃を見つけ出し、抱き合います。廣臣に辛い思いをさせてしまったと謝り、ついに廣臣への想いを打ち明けます。想定外の出来事に驚く廣臣でしたが、彼女の想いを受け入れることはできません。その理由は自身の汚れ仕事にあり、藤乃には清い人生を歩んでほしいという思いがありました。

藤乃にはもっとふさわしい人物がいると言い聞かせ、自身の想いを胸に押し込む廣臣。しかし、藤乃は納得できず粘り続け、根負けした廣臣はようやく口を開きます。最初は藤乃に対して父親のような愛情を持っていたものの、やがて異性としての恋に変化しました。そして、藤乃への愛は歪んだものへ変貌し、そんな自分を憎いものと軽蔑するようになりました。

廣臣の胸の内を聞いた藤乃は、彼に対する気持ちをますます強めます。同時に、廣臣に辛い思いをさせないために、彼を幸せな人生に導くと誓いました。そして、逆ポロポーズとも取れるセリフを発した藤乃。廣臣も自分の気持ちを抑えきれなくなり、彼女と人生を共に歩む決意を固めます。2人は主従関係から恋人となり、これから待ち受ける困難に立ち向かう覚悟を決めました。

長い間秘めていた気持ちを伝えあい、身分の垣根を越えて結ばれた藤乃と廣臣。しかし、それは2人の試練の始まりでもありました。2人の関係は間もなく実家にも知られ、藤乃は再び自由のない生活を強いられます。果たして、2人はこの試練をどのように乗り越えていくでしょうか。以下では、「従僕と鳥籠の花嫁」の原作漫画の最新刊の発売時期をまとめました。その他、「従僕と鳥籠の花嫁」の今後の展開を予想しました。

「従僕と鳥籠の花嫁」の原作漫画は、掲載誌である「別冊マーガレット」にて最新話が読めます。掲載誌の発売日は、原則として毎月13日です。また、「従僕と鳥籠の花嫁」は、コミックシーモア等のコミックスサイトでも配信されています。

自分のために廣臣が汚れ仕事を請け負ってきた事実を知った藤乃。それでも廣臣への愛は変わりませんでした。また、廣臣も主人の幸せのために本心を押し殺してきたものの、これ以上、自分に嘘をつき続けることはできません。ようやくお互いの気持ちを理解し、愛し合う関係になった藤乃と廣臣。しかし、2人の幸せを引き裂くような過酷な試練が降りかかります。

廣臣の汚れ仕事が原因で思わぬ窮地に陥り、離れ離れになってしまった藤乃。いつもそばにいた廣臣がいない中、彼女はどうような行動を見せるのでしょうか。また、主人の娘と恋仲になってしまった廣臣も、ただでは済まされません。もしかしたら、2人が近づかないように遠くに引き離される可能性も考えられるでしょう。

どんなにあがいても、名家の令嬢というしがらみから抜け出せない藤乃。さらに、廣臣との仲を実家に知られたことで、2人の恋はさらに厳しいものになりました。また、藤乃の嫁ぎ先候補である神崎家も巻き込む事態となり、藤乃は窮地に立たされます。このまま廣臣との恋を引き裂かれ、親が決めた人生を選ぶのでしょうか。

しかし、廣臣へ気持ちを伝えることができた藤乃ならば、この試練を乗り越えることができるでしょう。廣臣に頼ることなく、自分の力で自由な人生を手に入れた藤乃。その姿は想い人の廣臣にも影響を与え、次は彼の方からプロポーズすると予想されます。これから困難な展開が待ち受けるも、藤乃と廣臣ならばハッピーエンドの結末を迎えられるでしょう。

原作漫画の続きが気になる一方、小説版も読んでみたい「従僕と鳥籠の花嫁」。よくある身分違いの恋物語と思いきや、読者の予想を上回るストーリーが展開されています。これまでと一変して、過酷な試練に突入した藤乃。愛する人との幸せな未来のために、藤乃は試練に立ち向かいます。以下では、「従僕と鳥籠の花嫁」の原作漫画の見どころをまとめました。

主人と使用人の叶わぬ恋は、他作品でもよくみられる題材ですが、「従僕と鳥籠の花嫁」は身分違いを理由とする切なさを感じさせる作品です。お互いに恋愛感情を抱きながら、それぞれの立場から言い出せない2人。特に廣臣は、使用人という身分をわきまえ、藤乃への好意を押し殺しています。しかし、自分の気持ちを抑えることは難しく、ふとしたきっかけで本心をさらけ出しています。

主人である藤乃には好きな人と幸せになってほしい反面、縁談相手への嫉妬心を隠せない廣臣。また、そんな彼に藤乃ももどかしさを覚えます。「従僕と鳥籠の花嫁」は、もっとも波乱に満ちた禁断のラブストーリーでしょう。

名家の娘として生まれたために、政略結婚の道具として育てられた藤乃。傍からみれば、全てに恵まれた箱入り娘に見えるも、実際は自由のない鳥籠のような生活でした。全てを親の言いなりになっていた藤乃でしたが、東京の大学に進学したことで変わっていきます。最初こそ、廣臣に助けられる場面こそ多かったものの、同じ悩みを抱える先輩・神崎との出会いが、藤乃を精神的に成長させました。

同時に、廣臣への恋をハッキリと自覚し、彼に想いを伝えることで結ばれました。2人の関係が明るみになり、窮地に陥った藤乃。しかし、そこには気弱だった藤乃の姿はありませんでした。自分の人生を切り開こうと、自ら行動に出ます。箱入り娘から1人の女性として自立していく藤乃の成長も、「従僕と鳥籠の花嫁」の見どころとなっています。

一部では、小説投稿サイトが原作とも推測された「従僕と鳥籠の花嫁」。読む者を引き込む緻密なストーリー展開や、作画の美しさも人気に拍車をかけています。廣臣と結ばれた矢先、過酷な試練に見舞われた藤乃。鳥籠の生活から自由な世界をへはばたくことが出来るのでしょうか。以下では、「従僕と鳥籠の花嫁」に関する感想や評価を紹介します。

身分違いの恋であり、お互いに惹かれつつ結ばれないもどかしさが見どころである「従僕と鳥籠の花嫁」。原作は小説ではありませんが、少女漫画とは思えないクオリティの高さが大人読者を魅了しています。また、SNSでも「従僕と鳥籠の花嫁」が面白い、キュンキュンするとの感想も寄せられています。序盤は、藤乃と廣臣の恋の進展がクローズアップされ、2人の恋を応援したくなるでしょう。

お互いに異性として意識しつつも、お互いの立場から積極的になれない藤乃と廣臣。2人の片想いが切ない、もどかしい等の感想が見られ、2人の関係が進展することを期待する声も寄せられました。藤乃はすでに嫁ぎ先が決まり、いずれはお互いの気持ちを断ち切らなければなりません。相手に対する気持ちが日増しに強くなる一方で、それらを伝えることが出来ない、読み手の心も苦しくなるような展開だったでしょう。

神崎との出会いを機に自分の気持ちを自覚した藤乃。一方、廣臣は積極的な行動に出たものの、やはり使用人という立場からあと一歩踏み込むことが出来ません。しかし、藤乃の気持ちを知ったことで、彼女を1人の女性として愛することを決意しました。その直後、波乱の展開が2人を待ち受け、SNSでもこれまでと異なる雰囲気を感じた、藤乃に課された試練が酷いとの感想が寄せられています。

恋愛小説を思わせる、胸がキュンとするようなストーリーが支持されている「従僕と鳥籠の花嫁」。主人公・藤乃のかわいさはもちろん、彼女を取り巻く2人の男性も人気に拍車をかけています。まるで恋愛小説のヒロインの相手役のような、かっこいい魅力に富んだ廣臣と神崎。2人は藤乃を巡る恋のライバルのような関係と言えるでしょう。SNSでは2人の今後を応援しているとの感想も見られ、ファンから注目されています。

近年では、小説を原作とする漫画作品も多く、小説版で続きを知る方も多いでしょう。しかし、今回紹介した「従僕と鳥籠の花嫁」はオリジナルの漫画作品なので、原作小説はありません。身分違いの恋が明るみになり、神崎家の介入もあって引き離された藤乃と廣臣。2人の恋が進展しないもどかしさや、次は波乱の展開が繰り出され、SNSでは続きが気になるとの声が多く寄せられています。

主人と使用人という関係から、相手を好きになっても自分の本心を伝えることができずにいた廣臣。さらに、大学のサークルをきっかけに神崎と藤乃の新たな関係が浮上し、廣臣は無意識に嫉妬心を見せ始めます。このように、主人公たちの恋模様のもどかしさも見どころである「従僕と鳥籠の花嫁」の原作漫画。藤乃たちの恋が辛いとの感想が見られる一方、藤乃たちには幸せになってほしいとの声も寄せられています。

「従僕と鳥籠の花嫁」はあらすじのようにストーリー展開の良さはもちろん、作画の美しさも読者を魅了しており、小説では味わうことが出来ない見どころにもなっています。単に作画がきれいなだけでなく、読者をドキッとさせるような描き方も、原作漫画の良い点でしょう。また、「従僕と鳥籠の花嫁」はセリフ選びも美しく、小説を読んでいるような感覚を覚えたとの声も見られます。

「従僕と鳥籠の花嫁」の原作漫画のあらすじネタバレや小説の有無、漫画の見どころや感想をまとめました。お互いへの好意を打ち明けられない藤乃と廣臣の関係に、じれったさを感じた読者も多い「従僕と鳥籠の花嫁」の原作漫画。紆余曲折を経てようやく結ばれたと思いきや、新たな試練が2人に降りかかります。藤乃と廣臣の禁断の恋はどのような結末を迎えるのか、読者の期待が高まっています。