【ハイカード】ヴィジャイ・クマール・シンは天然キャラ？グリーングリーンの能力は？

この記事では、『ハイカード』に登場する、植物好きのインテリ、ヴィジャイ・クマール・シンを特集します。これから、ヴィジャイのキャラクター性や所有するグリーングリーンの能力、そして『ハイカード』のアニメ声優について解説していきますが、まずはその前に『ハイカード』の作品情報をお届けしましょう。最初に『ハイカード』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

『ハイカード（HIGH CARD）』とは、トムス・エンタテインメントやKADOKAWA、サミー、その他のパートナーによる、メディア展開プロジェクトの名称です。このプロジェクトの一環として、2022年8月9日にオリジナル小説『HIGH CARD -◇7 Never No Dollars』が、KADOKAWAの「月刊ニュータイプ」9月号で連載がスタートしました。

2022年8月31日からは、えびが作画を手がけたコミカライズ版『HIGH CARD -♢9 No Mercy』がスクウェア・エニックスのコミックアプリ「マンガUP!」にて連載されました。また、テレビアニメ『ハイカード』が制作されたほか（season1は既放送、season2は2024年1月放送予定）、舞台版『HIGH CARD the STAGE』が2024年1月に上演予定となっています。

『ハイカード』の物語の舞台は、北大西洋に位置する架空の島国「フォーランド王国」です。この国には、所有者に特殊な超能力を授ける力を持つ、「エクスプレイングカード」と呼ばれる52枚のカードがあります。ところが、その力を悪用しようとする者が続出したため、国王は自動車メーカー「ピノクル」を拠点にする特殊スパイ組織セオドールにカードの回収任務を命じました。

ここからは、この記事のメインテーマである『ハイカード』のヴィジャイ・クマール・シンの話題に移ります。ヴィジャイは、身長185cm、8月11日生まれの獅子座で年齢は26歳、主人公チームの最年長メンバーです。植物が大好きで、名前をつけて愛でるくらい愛情を注いでいます。

一方で、ヴィジャイは植物を傷つける銃火器は使わないという独自のポリシーを貫いています。また、ヴィジャイは、頭脳明晰で登山などのフィールドワークが好きなスポーツマンでもあります。さらに温和な性格で料理も得意なので、婚活女子にとっては理想的な男性と言えるでしょう。ただし、ヴィジャイには、マイペースで天然キャラな一面もあります。

ちなみに、ヴィジャイという名前やミドルネームの「クマール」、姓の「シン」は、インド系の人々の名前として知られています。好物はカレーで、チャイが好きな飲み物ということからも、ヴィジャイはインド人系のキャラ設定と考えられます。

次に、『ハイカード』におけるヴィジャイの役割と立場を詳しく見てみましょう。『ハイカード』でヴィジャイは、老舗自動車メーカー「ピノクル」のオールドメイド支店で営業とシステム管理を担当しています。彼はクリベッジ大学で博士課程を履修しながら非常勤講師も務めている、まさにエリート中のエリートです。支店での仕事ぶりは優秀で、堅物で知られるウェンディをも信頼させるほどです。

ちなみに、クリベッジ大学は、英国のケンブリッジ大学をモデルにした大学です。ケンブリッジ大学は「世界のトップ5大学」に数えられ、エリート校として有名です。ヴィジャイの優秀さは、このようなトップ大学で博士課程を学ぶ学生を想像すると理解しやすいかも知れません。

ヴィジャイは物事を合理的に考えることを得意としており、そんな彼をフィンは「ちょっと変わっている」と評し、クリスは「天然キャラ」と捉えています。ただし、店長のレオは、ただの部下と見なしているようです。14歳の店長と26歳のエリートのやり取りは、今後の注目点の1つとなることでしょう。

『ハイカード』のヴィジャイが所持しているのは、「♣3グリーングリーン」というエクスプレイングカードです。このカードは、植物愛好家のヴィジャイにとって理想的なカードであり、周囲の植物の力を操ることができます。

アニメ『ハイカード』の第2話でヴィジャイは、このグリーングリーンの力を駆使してフィンを捕らえ、オールドメイド支店に連れて行きました。同様に、漫画「ハイカードノーマーシー」の第1話でも、パーシーの逃走を助けるために、このカードを使ってエアーマンを錯乱させるシーンが描かれています。

『ハイカード』でヴィジャイは、クリスのように直接相手と戦うよりも、サポート役に徹することが多いようです。また、ヴィジャイの性格も戦闘スタイルに影響しており、「植物が怯えるため銃は使わない」という信念を貫いています。

ちなみに、クローバーのエクスプレイングカード、「♣3グリーングリーン」を含む他のエクスプレイングカードも、周囲の要素を操る共通の特性を持っています。さらに、漫画「ハイカードノーマーシー」のエアーマンも、「♣4ウィングウィンド」というカードを持ち、周囲の風を操る能力を有しています。

アニメ『ハイカード』でヴィジャイ・クマール・シンを演じた声優・梅原裕一郎（うめはら・ゆういちろう）を紹介します。梅原裕一郎は、1991年3月8日生まれ・静岡県出身の男性声優で、現在はアーツビジョンに所属し活動しています。

梅原裕一郎が声優という職業を意識するようになったのは、中学1年生の頃のことでした。映画『ロード・オブ・ザ・リング』を観て、アラゴルン役の大塚芳忠の声に惹かれたことからでした。その後、辛い大学受験の合間に洋画を観ていた際、声優の面白さに気付き、声優を目指すようになりました。

大学2年からは日本ナレーション演技研究所に通い始め、1年後には現在の所属事務所アーツビジョン所属となりました。2013年に声優デビューし、その翌年にはテレビアニメ『オレん家のフロ事情』で初のレギュラー役を獲得しました。そして、2015年10月には、アニメ『ヤングブラック・ジャック』の間黒男役で初主演を果たしました。

2016年には第10回声優アワードで新人男優賞を受賞したほか、2017年10月には「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2017」で男性声優賞を受賞するなど、声優としてのキャリアを順調に築いています。

次に、アニメ『ハイカード』でヴィジャイ・クマール・シンを演じた声優・梅原裕一郎の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• 美男高校地球防衛部LOVE!（由布院煙)
• ヤング ブラック・ジャック（間黒男）
• キャプテン翼（若島津健）
• あんさんぶるスターズ！（蓮巳敬人）
• アオアシ（栗林晴久）
• 銀河英雄伝説 Die Neue These（ジークフリード・キルヒアイス）
• マジきゅんっ！ルネッサンス（一条寺帝歌）
• ゴブリンスレイヤー（ゴブリンスレイヤー）
• スパイ教室（クラウス）
• ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン（ウェザー・リポート）

ここまで『ハイカード』のヴィジャイ・クマール・シン特集をお届けしてきましたが、最後にヴィジャイに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、ヴィジャイ・クマール・シンという名前から人物像に思いを馳せている方のツイートからです。ヴィジャイを掘り下げた情報が少ないので、「このまま最後まで生き残るキャラでは？」と安心してるようでした。

こちらもヴィジャイ・クマール・シンに関する情報の少なさを物語るツイートです。この投稿者は、長い名前のどれが姓なのかについて悩んでいます。その答えは、電話で名乗るときに判明すると踏んでいるようでした。

最後に紹介するのは、植物園の温室ゾーン巡りをする方のツイートからです。珍しい植物を見ても、素人目で見た感想しか出てこないので、『ハイカード』のヴィジャイがいてくれたら」と思ってしまったそうです。

この記事では、「『ハイカード』のヴィジャイ・クマール・シンは天然キャラ？」と題して、ヴィジャイのキャラ性やグリーングリーンの能力などについて解説してきました。　

ヴィジャイ・クマール・シンは、ハイカードの主人公チームに属する26歳の青年です。老舗自動車メーカー「ピノクル」で営業とシステム管理を担当する傍ら、名門クリベッジ大学で博士課程を履修し、なおかつ非常勤講師を務めるエリートです。何より植物を愛し、植物を傷つけるため銃火器は一切使いません。また物事をどこまでも合理的に考えることから、周囲からは「ちょっと変わった天然キャラ」と評価されています。

また、ヴィジャイが所有する「♣3グリーングリーン」は、周囲の植物の力を操ることができ、植物愛好家のヴィジャイにとって理想的なカードとなっています。ヴィジャイは、このカードを使ってフィンを捕えたりパーシーの逃走を助けるなど、組織のサポート役に徹していました。