異世界はスマートフォンとともにの評価は?酷評の理由や最終回までの感想まとめ

2017年7月より放送された異世界転生・ハーレムものアニメ『異世界はスマートフォンとともに』の評価がひどすぎると話題です。近年ここまでひどい評価を受けたアニメは他に類を見ないのではないでしょうか。なぜそこまで叩かれてしまうのでしょうか。そこで、あらすじや各回の感想なども紹介しつつ、『異世界はスマートフォンとともに』がなぜそれほどまでに酷評を受けるのか、その理由を紹介します。

異世界はスマートフォンとともにの評価は?酷評の理由や最終回までの感想まとめのイメージ

目次

  1. 異世界はスマートフォンとともにの評価がひどい?酷評の理由や感想に迫る!
  2. 異世界はスマートフォンとともにのあらすじは?感想も合わせて紹介!
  3. 異世界はスマートフォンとともにの最終回について
  4. 異世界はスマートフォンとともにの評価がひどいと酷評される理由は?
  5. 異世界はスマートフォンとともにの評価まとめ

異世界はスマートフォンとともにの評価がひどい?酷評の理由や感想に迫る!

『異世界はスマートフォンとともに』をご存知でしょうか。小説投稿サイト「小説家になろう」にて2013年より連載開始後多くのファンの心をつかみ、2015年より書籍化、2017年9月にてアニメ放送された異世界転生・ハーレムものファンタジーです。

この『異世界はスマートフォンとともに』ですが、アニメ放送されて以来、多くの反響を呼びました。第1章の時点から「これは一体何なんだ?」との声が上っていましたが、回を重ねるにつれその声は次第と大きくなり、第11話から最終回にかけては「こんなひどいアニメは今まで見たことがない!」との声が続出します。

いったい何がそこまでひどいのでしょうか。ここではアニメ第1章から最終回まで、あらすじや感想を紹介していくとともに、なぜそこまでひどい評価を獲得しているか述べていきます。

TVアニメ『異世界はスマートフォンとともに。』公式サイト

異世界はスマートフォンとともにのあらすじは?感想も合わせて紹介!

『異世界はスマートフォンとともに』は唐突に、主人公の冬夜が神様の不手際で死んでしまうところから物語は始まります。四畳半にタンスとブラウン管のテレビ、そして丸いちゃぶ台を挟んで冬夜と神様が正座しています。なんとも謙虚な姿勢の神様で、光景も非常にシュールです。

せめてものお詫びにと、神様は冬夜に異世界で生き返らせると提案します。簡単には死なないようにとチート能力を与えられ、さらに冬夜の「このスマートフォンを転生先でも使えるようにしてほしい」とのお願いが受け入れられて、晴れてスマホを異世界に持ち込んだ転生もの物語が幕を開けたのでした。

『異世界はスマートフォンとともに』第1章のあらすじ

主人公冬夜の異世界での生活基盤が築かれていく話となっています。異世界の町ですぐに、まず現代から着て来ていた服が珍しいとのことで高値で売却し当面の生活費をゲットします。

続いて裏路地でチンピラに絡まれている2人の美少女エルゼとリンゼを助けます。彼女たちの拠点としている宿に案内してもらい宿をゲット、さらに彼女たちとギルドで一緒に組むこととなり仕事もゲットします。

また冬夜は彼女たちに、この世界の文字と魔法を教えてほしいとお願いします。神様からチート能力を授かり、異世界の言葉も余裕で理解できる冬夜ですが、文字を読む能力はもらえなかったのです。

そこでリンゼの取り出した魔石で使える魔法の属性を調べるのですが、なんと冬夜には、6つのうち3つも使えれば珍しいくらいの魔法の属性について、6つすべてすべてが備わっていたのです。神様の授けてくれたチート能力には隙はありません。

また最後にはスマホが大活躍します。この異世界にはない「アイスクリーム」の作り方を検索して披露し、好評を得るのでした。

第1章のどこがひどい?感想・評価を紹介

第1章の構成としては、全体的にサクサクと進み、話の展開も非常にわかりやすいものとなっています。基本に忠実という意味では、見ていて安心すると言われています。

ただ、どうにも主人公の冬夜を受け入れられない、という意見は非常に多くみられました。

ある意味妄想に非常に忠実で、世界観やイベント、登場人物のすべてがとにかく都合のいいように動いていく物語は、見る人によっては相当違和感を感じるのかもしれません。

『異世界はスマートフォンとともに』第2章のあらすじ

新しいヒロインがさらに2人も追加される章です。しかも前回同様、悪者に絡まれているところを助けることで加入します。

1人目は町中での出来事です。和風の美少女がごろつきに絡まれているさなか颯爽と登場し、魔法で軽く一捻りする冬夜に、新たなヒロイン八重は早くも頬を染めてしまいます。

八重をパーティーに加えた一行は引き続きギルドで受けた仕事をこなしに王都に行くのですが、道すがら魔物に取り囲まれた馬車に遭遇します。

この章の2人目のヒロインはその馬車の持ち主で、王族の娘スゥシィです。冬夜の魔法で魔物を撃退、怪我をした執事を治療したことで感謝され、そのままスゥシィの屋敷まで案内されることになります。

屋敷では娘のスゥシィを助けたことの父親に頭を下げられ、ついでに病気で目が見えなくなってしまったスゥシィの母親も治してあげたことでさらに株を上げ、お礼として白金貨400枚(日本円に換算すると4,000万円!)をもらいます。

スゥシィとはここで一旦お別れとなりますが、パーティーに同行していた八重は「拙者決めたでござる!冬夜殿にこの身を捧げるでござる!」とハーレムに正式に加入することになるのでした。

第2章のどこがひどい?感想・評価を紹介

より一層ハーレム色が濃厚になってくる回です。原作から知っている人はまだしも、アニメが初見の人は「あれっ?」っとなるでしょう。タイトルにあるスマホの存在感がもはや希薄すぎと言われています。

主人公冬夜の最強ぶりは遺憾無く発揮されて、もはやどんな困難も数秒で解決してしまうお手軽さはある意味癖になってしまいそうです。通常なら公爵夫人の病気も1話まるまるかけてしょうかするようなイベントなのですが、カップ麺よりも早く解決です。

ただ反面、「見ていられない」「恥ずかしくて直視できない」といった意見も非常に多いようです。

『異世界はスマートフォンとともに』第3章のあらすじ

珍しくスマホが活躍する回です。時間の確認、写真撮影、地図で道案内、無属性魔法と組み合わせて使ったりと、やっと『異世界はスマートフォンとともに』のタイトル通りになって来ます。

前半は魔法で将棋を作ります。異世界の人たちがどんどんと夢中になっていき、侯爵までもはまってしまいます。

今回ギルドで受けた仕事は1,000年前に遷都で打ち捨てられた旧王都、その廃墟に巣食うデュラハンの討伐です。討伐自体はあっさりとを終えますが、冬夜たちはさらにお宝を求めて地下遺跡へ足を運びます。

けれどもお宝が見つかる代わりに、冬夜たちは強力な魔物に遭遇します。体が硬く通常の攻撃を受け付けず、魔法はその水晶の体に吸収されてしまいます。またなんとか傷をつけることができてもすぐに再生し回復してしまうのです。

しかも戦いのさなか、エルゼが胸を刺されて大出血してしまいます。冬夜が異世界に来て初めて緊迫した戦闘が繰り広げれます。

けれどもやはりそこは冬夜の魔法が戦況をひっくり返しました。エルゼ瀕死の傷も冬夜の回復魔法で無事回復です。

第3章のどこがひどい?感想・評価を紹介

どんな緊迫した状況もお手軽3分以内で解決してしまうライトな感じは、どうやら麻薬のように病みつきになってしまう人を続出させているようです。

ただこのあまりのお手軽感にシナリオが意味をなさないというのもまた事実です。そろそろ何かあるのかな?と期待し見続けて裏切られ続ける、そんな感想は後を絶ちません。

『異世界はスマートフォンとともに』第4章のあらすじ

正妻(?)である王女ユミナがハーレムに加わる回です。結婚の約束をしますので、冬夜は時期国王となります。

第2章で登場した公爵に連れられて、冬夜一行は王宮へと向かいます。公爵の兄、国王が何者かに毒を盛られ瀕死の状態だというのです。もはや打つ手がない中、「妻の目の病気すら治した彼の魔法ならば」と冬夜を呼んだのでした。

ここでユミナ姫の登場です。いかにもお姫様といった、正統派のヒロインです。国王の治療についてはもはや言うことはありません。物の数秒で治療は完了です。

そしてユミナ姫は、早くも冬夜に惚れてしまいます。出会ってわずか5分です。これまでの最速記録ではないでしょうか。

さらに冬夜は魔法で毒を盛った犯人をも見つけだします。大活躍な冬夜に、ユミナ姫はすっかりのぼせ上がってしまい、「お父様、お母様!私決めました!こちらの冬夜様と結婚させていただきたく申します!」と宣言します。

両親である国王と王妃も、あっさりとそれを承諾してしまいます。とりあえずは2年間つきあってみて、2年後に結婚するかどうかを決めるというところで落ち着きました。

新たな美少女と時期国王の座をゲットし、さらにはユミナ姫に教わった召喚魔法で伝説級の召喚獣兼マスコットもゲットした冬夜にはもはや敵はないでしょう。

第4章のどこがひどい?感想・評価を紹介

徹底的なわかりやすさ、もっと言えば「誰が見ても容易に想像できる単純さ」がこのアニメの売りなのかもしれません。だんだんわかってくるのです。ただ女の子にちやほやされるだけのアニメなんだ、と。

3章でも述べましたが、物語はどうでもよいのです。女の子にちやほやされるためならば、物語は破綻していても全く問題ありません。

見るのが辛くなってくるという意見ですが、どうもこの4章あたりはピークを迎えつつあるようです。

『異世界はスマートフォンとともに』第5章のあらすじ

とにかく女の子の服を脱がすスライムが大活躍する回です。またユミナたちヒロインとの好感度アップイベントを満遍なくこなしていく回でもあります。

冬夜たちがギルドで請けてきた魔獣調査の仕事で向かうのは、スライムの研究をしていた魔法使いの城でした。

都合よく服だけを溶かすグリーンスライムに襲われつつも、一行は魔法使いの死体を発見します。そしてそこに出現したのは、全裸のユミナたちの姿でした。魔法使いが研究していたのは「女性の姿に変身するスライム」だったのです。

スライム騒動が解決して、舞台は街へ移ります。パワーアップしたスマホの機能(遠くが見えるようになる)で八重を喜ばせ、好感度を上げにいきます。

また別な場面で、解読魔法や自身の魔力の一部を与える魔法でリンゼの新魔法会得を助け、リンゼの好感度も上げていきます。

エルゼに対しては、瞬間移動魔法ゲートにて戦力補強を助け、またその帰途に可愛い服を買ってあげることで好感度アップを図ります。

第5章のどこがひどい?感想・評価を紹介

前半ではひたすらサービスシーンを追い求め、後半では満遍なくヒロインたちの好感度を上げていく回でした。

ひどい言われようになってきました。回を重ねるごとに着実にヘイトをためていきます。このあたりからはだいぶ『異世界はスマートフォンとともに』はひどいアニメという印象が定着してきたようです。

『異世界はスマートフォンとともに』第6章のあらすじ

国王より今までの功績を称えて爵位を与えられそうになるも、冬夜はそれを断ります。代わりにと国王より贈呈されたのが、執事、メイド付きの、娘のユミナと一緒に住む用の大きな屋敷でした。

冬夜はそこでさらりと「4人とも好きだから」と、エルゼ、リンゼ、八重も含めて5人で住むこと口にします。自分に向けられた好意には不自然なほどに鈍感な冬夜に対して、ユミナたち4人のヒロインたちは秘密の約束を交わし、5人で屋敷に住むことになるのです。

その後は国王の依頼を受け、5人は隣国へ大使を送り届ける旅へと出発します。道すがら、暴走した若いドラゴンが村を襲おうとするところを目撃した一行は冬夜の指揮でそれを撃退、ドラゴンのリーダーに一目置かれつつその場を収めるのでした。

最後は、疲れ果てて寝てしまい、目を覚ました冬夜がユミナに膝枕をされています。ユミナはその権利を公平にじゃんけんで勝ち取ったわけですが、エルゼ、リンゼ、八重は不機嫌で、鈍感な冬夜は訳がわからないと感じるのでした。

第6章のどこがひどい?感想・評価を紹介

モテまくる主人公の謎スキル、『不自然なほどの鈍感』が遺憾なく発揮されています。これだけ好意を向けられていながら「え?俺何かしたっけ?」という顔をされると、やはりイラッと来ずにはいられません。

脱落者が続出してきます。ここまでで「見れる」人は最終回まで行けますが、逆にここまでで「ひどいアニメ」評価の人は、もう最終回まで行くことはないでしょう。

よく聞かれるのは、「ひどいけど、むしろ癖になる」といった感想です。決して認めるわけではないけれど、気になって最終回まで見てしまう、そんな声が上がっています。

『異世界はスマートフォンとともに』第7章のあらすじ

ついにオープニングに出てきたヒロインが全員登場します。約600歳の妖精族の長リーンです。

ドラゴンに襲われた村人たち全員に回復魔法をかけてあげ、かつ大金になるドラゴンの死体を村の復興資金に譲り、冬夜は器の大きさを見せ付けます。また破損した武器の材料として、ドラゴンの牙のみ村長から譲り受けるのでした。

隣国にたどり着いてからは、隣国国王との親善試合をチート能力で圧倒して認められるなど活躍します。

その後冬夜は王宮の一室で、少女のような外見の妖精族の長リーンと出会います。冬夜の魔法の才能を目の当たりにして、ぜひ弟子にしたいというリーンに、冬夜は退散します。

また隣国滞在中、冬夜は先に村長より譲り受けたドラゴンの牙から、魔法で銃を作ります。「リロード」の一言で弾が自動的にリロードでき、自在に剣にも変形させることができるのです。

第7章のどこがひどい?感想・評価を紹介

1周まわってむしろ面白い、それは物語としての面白さというよりは、「このアニメひどいな」と言いながら見る、一種のネタ的な扱いの方が強そうです。

今回初登場のヒロイン・リーンが人気です。というか、彼女の加入でやっと見れるようになってきた、とも言われます。

『異世界はスマートフォンとともに』第8章のあらすじ

なかなか出番の少ないスゥシィ、前回初登場したリーン再登場回です。そしてこれからの舞台は八重の故郷、イーシェンが中心になりそうな予感です。

冬夜がお風呂に入ろうとして、ちょうどヒロインたちの着替えシーンに遭遇するというお約束ラッキースケベからスタートします。

街では魔法で自転車を作ったり、ゴロツキに絡まれている子どもを救ったりと大活躍します。

救った子どもは、案の定可愛い女の子でした。スリを働いてホームレスをしていた女の子を見かねて、冬夜は彼女を屋敷でメイドとして働かせることにします。嫁枠ではないですが、美少女メイドゲットです。

別な日では、ユミナとスゥシィと一緒に隣国へ遊びに行く話が挿入されます。一度行ってますので、空間転移魔法「ゲート」でひとっ飛びです。ここでは冬夜は前回出てきたサブキャラの恋のキューピッドとなります。

隣国から魔法で屋敷に戻ってくると、そこには前回登場したリーンが待ち受けていました。イーシェンにある古代遺跡を調べたいので、ゲートの魔法を使って欲しいとのことです。

イーシェンを故郷に持つ八重の心を読み取って、冬夜はイーシェンへのゲートを開くことに成功します。

エルゼとリンゼは嫉妬している様子が見られます。それに対して、正妻ユミナは余裕そうです。

イーシェンに足を踏み入れました。これからはイーシェンを舞台とした物語展開になるようです。

第8章のどこがひどい?感想・評価を紹介

完全な日常回であり、次の大きなイベントの前振りといった回でもあります。ここに来てまだゴロツキがらみでヒロインを増やすのか、という突っ込みはさておき、回単体で見ると好意的な感想が多いのも事実です。

そもそも、8話まで見ている人は『異世界はスマートフォンとともに』に対して好意的な人しか残っていないという事でもあります。

ひどいひどいと散々な感想を言いつつ見続けてしまう、それがこの『異世界はスマートフォンとともに』なのです。

『異世界はスマートフォンとともに』第9章のあらすじ

「ちょっと散歩してくる」くらいの気持ちで戦争を終わらせる冬夜の無双ぶりが、いっそ清々しさすら感じる回です。

八重の故郷、イーシェンの『オエド』に足を踏み入れた一行は八重の実家へと赴きます。けれどもそこには八重の父と兄がいません。どうやら隣国との戦いに駆り出されていると言うのです。 

戦況が悪いと聞き、冬夜はゲートの魔法で砦まで向かいます。敵軍に包囲され、八重の兄を含め砦の兵士たちはもはや為す術なしの状況ですが、冬夜には全く関係がありません。

あっさりと傷ついた兵士たちを回復し、スマホの検索機能と魔法を組み合わせ迫り来る敵の軍勢を一瞬で退けます。

将軍家泰と面会し、敵軍の将軍がもはや死んでしまっており、この進軍が闇の軍師完助の仕業との話を聞きます。そこで、突如現れた敵側のくノ一の手引きで敵陣に潜入、諸悪の根源である闇の軍師完助と対決します。

既にゾンビと化した敵将をあっさりと倒し、黒幕完助も一瞬にして倒してしまいました。イーシェンのオエドは平和を取り戻したのです。

第9章のどこがひどい?感想・評価を紹介

こういうアニメなんだとあきらめることが、このアニメを楽しむ一番の方法でしょう。楽しみたいかどうかは別ですが。

主人公冬夜の無双っぷりもここまで来るとあまりにひどいもので、逆に笑いの域に達しているようです。ここまでくれば、きっと最終回まで一気に見続けることができるでしょう。

見る側の心構えというか、態勢が問われるアニメであることがよくわかる感想です。冒険ものや恋愛もの、戦いものといったものを期待して見るとなると、途端につらくなるのです。

『異世界はスマートフォンとともに』第10章のあらすじ

水着回です。ひたすら誰の胸が大きいとか、誰が冬夜の嫁になるとか、そういった話を延々としています。

リーンの目的の遺跡を探すついでに海に来た冬夜たちは、成り行きで海で遊ぶことになります。せっかくだからということで、ゲートの魔法を使って知り合いをみんな連れてきてしまいます。

侯爵や王様、隣国の王様も呼んで(今まで登場した女性陣もほぼ全員参加で)、オールスター水着回となりました。

みんなが水着で遊んでいるさなか、冬夜は遺跡の調査を開始します。けれども遺跡は海の底にあり、そのままでは調査ができないことが分かりました。冬夜でも不可能なことがあるかと感心してしまう一幕です。

海の神獣を屈服させ、水中で呼吸ができるようになります。これで海の底の調査も滞りなく進みそうです。

その後、冬夜は水中の遺跡へと向かいます。すると海底の遺跡が突然作動し、冬夜は全く別の、庭園のような場所に転移させられてしまいます。

そこで冬夜は、シェスカと名乗る美少女に遭遇します。彼女はここを『空中庭園』呼びそしてなぜかスカートをはいていないのでした。

第10章のどこがひどい?感想・評価を紹介

とにかく水着の女の子が可愛い回です。そして、それ以上のものが何もない回ともいえます。ネタアニメであることはわかりつつ、突っ込みを入れずにはいられない人の声がTwitterにあふれていました。

海底の遺跡から一転スカートはいてない美少女に遭遇という、意味の分からなさ具合がほとばしっています。

テレビの前でせんべいを食べつつ突っ込み入れつつ、タイムラインに流れてくる感想にニヤニヤしながら見るアニメ、と考えれば納得もいくものです。

『異世界はスマートフォンとともに』第11章のあらすじ

空中庭園で出会ったシェスカという美少女は、実は空中庭園とともに5,000年以上も昔に作られたアンドロイドであるとのことでした。空中庭園について解説を聞いたのち、冬夜はゲートの魔法を使い、リーン、エルゼ、リンゼそして八重を空中庭園に連れてきます。

シェスカという新たなヒロインの登場と、シェスカがあまりにも冬夜にベタベタするため、他のヒロインは気が気ではない様子です。

リーンを除くヒロイン4人は少しだけ冬夜から離れ、そこでユミナから3人へ、「お屋敷へ引っ越しの日に私が提案したことを覚えていますよね?」と回想が挟まります。それはみんなそろって冬夜の嫁にならないか?と提案するものでした。

場面は空中庭園に戻り、ユミナは改めて「みんなで冬夜さんのお嫁さんになりましょう」と話すのです。

この世界では一夫多妻制が許容されているので制度的には全く問題ないようで、またエルゼ、リンゼ、八重も照れて答えを保留にしようとしますが、気持ち的には全く問題ないように見られます。

最後に、この空中庭園の所有者登録のために、とシェスカが冬夜にディープキスをしだします。

それに対抗して、今度はリンゼがいきなり冬夜にディープキスをしだし、全員が更に驚きに包まれてしまうのでした。

第11章のどこがひどい?感想・評価を紹介

残り1章を残すのみというところで「空中庭園」という新たな展開を見せていますが、そんなことを横においてしまえるほどに、とにかく主人公がヒロインにモテまくる回でした。

実はこの回が放送された当時、ネット上では多くの批判が飛び交いました。異様とも思えるほどの酷評の嵐で、それによってこの『異世界はスマートフォンとともに』の評価が固定されてしまったともいえるでしょう。

『異世界はスマートフォンとともに』は1章放送当時から一定の低評価を得てはいましたが、ここに来て一気に爆発した、という印象です。

とにかくヒロインたちが主人公にべた惚れです。通常そこで「誰が彼のお嫁さんになるのか?」といった議論になるわけですが、『異世界はスマートフォンとともに』では全く問題になりません。全員嫁になることが許容される世界で、ヒロインたちもそれを受け入れているからです。

主人公の冬夜の状況を的確に表しているでしょう。一言で言うと、まさにそういうことなのです。

異世界はスマートフォンとともにの最終回について

『正妻』ユミナとリンゼとの婚約

屋敷に戻った冬夜に、私にもキスをしろとユミナが詰め寄ります。正妻である自分よりも先に2人もの女性にキスされたことを怒っているのです。そして自分を抱きしめてキスをしてほしいと迫り、冬夜からキスをしたのは自分が初めてだと喜びます。

ユミナはじめヒロイン4人全員が冬夜の嫁になることが決まり、お互いの気持ちを確かめ合う回となります。

続けてリンゼの出番です。ユミナに促されて現れたリンゼと気持ちを確認しあい、リンゼも嫁にすることが決まります。

ここで恐ろしいのは、ユミナがリンゼのいる前で公然と、「リンゼを第二夫人にしてあげて」といった旨の発言をしていることと、リンゼもそれを喜びとともに受け入れていることです。若い女の子が正妻と第二夫人として仲良くそろって迫ってくる図というのは、もはや妄想以外の何物でもないでしょう。

エルゼと八重との婚約

エルゼと八重は冬夜に決闘を申し込みます。自分たちが勝ったら自分たちの言うことを1つ聞いてもらうというのです。

油断した冬夜は見事に2人に負けてしまい、2人からも嫁にしてほしいと請われるのでした。こうして冬夜は一度の4人の嫁を貰うことが決まったのです。

後にこの決闘も、ユミナの仕込みであることが判明します。ユミナを中心に、仲良くそろって冬夜の嫁になりましょうと言っているのです。冬夜にとってはこれほどお手軽で、都合のいいことはないのではないでしょうか。

今はまだ結婚しません!

4人を嫁にもらうことを決めた後、シェスカから(正確には過去シェスカを作った博士から)続編のフラグのような発言を聞いたり、自分の境遇を神様に相談するべく、オープニングの四畳半へと赴いたりなどを経て、冬夜はヒロイン4人に自分の気持ちを伝えるべく集合してもらいます。

そして今は結婚しないことを伝えます。約束は守るけど、まだ他人の人生を背負えるほどの大人じゃないし、とのことです。

最終回にて新キャラが多数登場、最後の5分で風呂敷を広げまくる!

最終回であるにもかかわらず、過去からの通信で冬夜に語り掛けるシェスカの創造主、博士。4人に結婚を迫られ神様に相談しに行った際に、脈絡なくいきなり登場する恋愛神、そしてCパートで露天商でアイスを買おうとしてお金がなく、たまたま冬夜におごってもらう謎の男性と、ここにきて新キャラが続々と登場します。

またシェスカより「博士の話だと奥方様は最終的に9人になるそうで」と1枚絵が映し出されます。今まで出てこなかったヒロインも含め9人の嫁がいます。最終回になって、絵のみですが、3人もヒロインが増えています。

また過去からの通信で、世界の滅亡やら謎のロボット要素の話が出てきます。けれども最終回ですので、話が広がったまま、それを回収することなく終わってしまうのです。

恐らく最終回のこの振りは2期につなげる意味合いも込められていると推察されますが、現状2期について、公式には何も出ていません。円盤の売り上げ的にも、最終回までの評価を見ても、2期制作は難しいのでは?と言われています。結果的に、『作品の完成度』という点で見ると、なんとも残念な結果となってしまっています。

最終回のどこがひどい?感想・評価を紹介

最終話の展開は、今まで割とネタとして楽しんで見ていた人すらも置き去りにしていく謎の疾走感がありました。

11章からの流れですが、最終回までもう見ていられない!といった感想は数多くみられました。

他にも、スマホを片手に親指を立てながら溶岩に入っていけばいいのに、などラストの大どんでん返しを望む声も多数聞こえます。色んな意味で、多くの人の心に傷跡を残したアニメだと言えるでしょう。なぜなら、近年その存在すらほとんど誰にも知られずに終わるアニメはいくらでも存在するからです。

異世界はスマートフォンとともにの評価がひどいと酷評される理由は?

第1章から最終回まで、『異世界はスマートフォンとともに』のあらすじとその感想、評価などを紹介してまいりました。ネットでの反応を見ると、非常に否定的な意見が数多くみられていますが、それはなぜなのか。1つずつ紹介していきます。

ヒロインの個性が徹底的に排除されている!

『異世界はスマートフォンとともに』に登場するキャラクター全員にいえることですが、とにかく主人公を褒め称えます。登場する4人のヒロインたちは特にそれが顕著です。主人公のチート能力に頬を染め、ちょっと褒められれば嬉しそうに赤面します。もはや全員がそういうプログラムを施されたロボットなのではないかと疑ってしまうレベルです。

ヒロインたちが主人公を好きになる過程も、まるで紙屑のように薄っぺらいと言わざるを得ません。ハーレム物なのである程度は仕方ないことかもしれません。けれども、「チンピラに絡まれたところをチート能力で助けてもらって」「チート能力で人助けをしているところを見た」など、まるで主人公の魅力を感じないにもかかわらず、彼女らの好感度は突然MAXになるのです。

加えて11章から最終回に登場するフランシェスカ(通称シェスカ)の設定がひどすぎました。スカートを履かずに現れ徹底的に主人公を誘惑し、そんな誘惑困りますよといった体の主人公のなんてこともない行動1つ1つまで徹底的に持ち上げて、褒めたたえるのです。あまりの異常な言動に、ネット上でも多くの批判が持ち上がりました。

途中から参入するリーンというキャラクターがいます。彼女だけは(今のところ)冬夜に惚れていない(ように見える)のですが、そのため冬夜とも普通の会話をし、むしろからかったりなどするわけですが、そんな彼女は『異世界はスマートフォンとともに』の中でも一番の人気を誇ります。というより唯一「ちゃんと見れる」キャラクターなのです。

話の展開が軽すぎる

国王の謀殺未遂事件や侯爵家令嬢の襲撃事件、領主同士の戦乱など、国家の一大事であるにも関わらず、あまりにもその展開が薄すぎます。問題が勃発し、ものの3分程度で解決してしまうその様は、見ていて脱力せずにはいられません。

またここでもう少し主人公が活躍するとか、もうちょっと男を見せてくれるなど見せ場があるならばヒロインたちが惚れこむ動機付けにもなるのですが、そういった気配は毛ほどもないのです。結果、何か問題が起こっても「ああ、またか」と期待することをあきらめてしまうのです。

異世界をスマートフォンとともにしていない

『異世界はスマートフォンとともに』のタイトルとは裏腹に、実はスマートフォンが全く意味をなしていません。一応スマートフォンが登場し、活躍するのですが、不思議な魔法の力で様々な効果が付加されており、お手軽便利アイテムがスマートフォンの形をしているだけで、もはやスマートフォンである理由がどこにもないのです。せいぜい1章のアイスを作るところくらいでしょうか。

異世界はスマートフォンとともにの評価まとめ

いかがでしたでしょうか。第1章から最終回まで、『異世界はスマートフォンとともに』のあらすじと感想、評価を紹介してきました。歴史に残る糞アニメとの名声を欲しいままにするこの『異世界はスマートフォンとともに』ですが、それだけ多くの人を巻き込んだこともまた事実です。本当に何ともないアニメなら、それこそ話題にすら上がらないのですから。

見ていてイライラするようであれば見なければいいだけなのですが『異世界はスマートフォンとともに』は「どうしても見てしまわずにはいられない」不思議な魅力があるようです。

はじめから「こういうアニメなんだ」と思えば、ネタとして十分楽しめるアニメでもあります。また見たことのない方は、ぜひとも一度『異世界はスマートフォンとともに』を最終回までご覧になってみてはいかがでしょうか。

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