インフィニティフォースのアニメ感想とあらすじは?劇場版の評価も紹介

アニメ「インフィニティフォース」とはタツノコヒーローたちが集結して強大な敵と戦ういわば和製「アベンジャーズ」。あらすじは孤独な少女の許にガッチャマン1号、テッカマン、ポリマー、キャシャーンの4人が現れて共に世界の危機を救うという物語。CGで生まれ変わったヒーローたちは格好いいという感想。劇場版「インフィニティフォース さらば友よ」はアニメ総集編とガッチャマンの世界で起きた特異点発生の危機に5人に加えコンドルのジョーが立ち向かう物語。海外での感想・評価も高い傑作が「インフィニティフォース」です。

インフィニティフォースのアニメ感想とあらすじは?劇場版の評価も紹介のイメージ

目次

  1. インフィニティフォースのアニメ感想とあらすじとは?劇場版も紹介!
  2. インフィニティフォースのアニメあらすじを紹介!
  3. インフィニティフォースのアニメを観た人の感想を紹介!
  4. インフィニティフォースの劇場版のあらすじを紹介!
  5. インフィニティフォースの劇場版の評価を紹介!
  6. インフィニティフォースのアニメ感想とあらすじまとめ!

インフィニティフォースのアニメ感想とあらすじとは?劇場版も紹介!

今回はアニメ「インフィニティフォース」とその劇場版である「インフィニティフォース さらぱ友よ」をご紹介します。まずはインフィニティフォースの概要とメンバーの紹介。アニメ版のあらすじをご紹介し、寄せられた感想と評価を。続いて劇場版「インフィニティフォース さらば友よ」のあらすじをご紹介し、皆様の感想・評価をご紹介する次第です。

インフィニティフォースとは?

「インフィニティフォース」の簡単なあらすじとしては懐かしのタツノコヒーロー4人が集結して世界を消し去るZやその部下たちとバトルを繰り広げるというもの。事件に巻き込まれたヒロインで女子高生・界堂笑は最初は冷ややかに接していたものの、彼らに接するうちに次第に考え方が変わって4人と1匹を家族のように受け入れ、自分の運命と対峙するようになるという物語です。

近年、VFXの技術向上により「ガッチャマン」「キャシャーン」「破裏拳ポリマー」はそれぞれ実写劇場版として現代に蘇りました。しかしそれぞれ趣が異なっていたり、世界観が変わっていたりとそれぞれに難題を抱えています。オールド世代には馴染まない部分もあり、「素晴らしい」という感想はなかなか聞けません。

そして現代風にリメイクされた結果、かつての面影も、チームの統一性もなく「世界の平和」から「東京都立川市の平和」を守る「ご当地ヒーロー」になってしまったアニメ「ガッチャマンCROWDS」シリーズもなにか違っていますが、これはこれで面白いという感想・評価のようです。

「インフィニティフォース」はお父さん、お爺ちゃん世代のよく知るそれぞれの作品世界から集まったヒーローたちです。CGで描き直されたヒーローたちは現代でも「格好いい」という感想が語られ、描き込まれ躍動感溢れる戦闘シーンは高く評価されています。

インフィニティフォースのメンバーご紹介

まずはG-1ことガッチャマン1号「大鷲の健」こと鷲尾健(わしおけん)から。昭和の熱き魂を体現する熱血漢なのですが、思考回路も風俗習慣も昭和で止まってしまったアナログおじさん。トレードマークは無精髭で娘か孫かという世代の笑とは最初は全くソリが合わず、他の仲間からも「おっさん」という評価。メンバー最年長でリーダー格なのですが説教臭いのが困りものです。

続いて破裏拳ポリマーこと鎧武士(よろいたけし)。見た目はチャラい兄ちゃんですが「インフィニティフォース」のムードメイカー。自分の世界を喪失してこちらの世界に流れ着いてからは私立探偵をしています。自分の世界を奪われたことへの怒りは誰よりも強く、熱き正義に燃える男なのですが、あまりやたらと表には出さず、少し斜に構えて他のメンバーをイジるのは彼の仕事。

お次は宇宙の騎士テッカマンこと南城二(みなみじょうじ)。メンバー唯一の眼鏡男子。頭脳明晰かつ沈着冷静でチームの頭脳という評価で、あだ名も「教授」。冷凍睡眠で難を逃れた同胞たちの眠るブルーアース号を守るという使命を抱え、笑たちの世界の観察者でいたため、世界消滅の現象と裏側で暗躍する者たちといった事情にも精通しています。一見、クールに見えますが女性の扱いも心得た熱い魂の紳士です。相棒はペガス。

そして新造人間キャシャーンこと東鉄也(あずまてつや)。相棒はロボット犬のフレンダー。全身サイボーグで服などはホロスコープです。性格は寡黙で内気。あまり他の人と接触する機会がなく、アンドロイド軍団と孤独な戦いをしてきたがため。また五感を喪失しているため、食べ物を食べても味が分からないことや情緒を理解できないことが劣等感です。仲間からは「少年」と呼ばれます。鉄也が人間性を取り戻す過程も本作の見所。

最後にご紹介するのは「インフィニティフォース」の紅一点にしてヒロインの界堂笑(かいどうえみ)。命知らずで人付き合いが悪く、協調性もなければ家事もからっきしダメな現代っ子。幼馴染みで親友の北野聖母(きたのまりあ)にも心を開けずにいましたが、4人と関わる事で性格が変化していきます。十年以上も父親に放置され、お金だけはたんまりあって広くて豪華な家に独り暮らししています。

TVアニメ「Infini-T Force(インフィニティ フォース)」公式サイト

インフィニティフォースのアニメあらすじを紹介!

渋谷での邂逅から集結するヒーローたち

さて、インフィニティフォースのメンバーご紹介も終わりましたので早速ですがアニメ「インフィニティフォース」のあらすじ紹介に入らせて頂きます。各話約30分全12話。あらすじのご紹介後に皆様の感想・評価をご紹介する予定です。

ガッチャマン1号こと鷲尾健はいつものようにギャラクターの原子力空母に乗り込み戦いを繰り広げていました。すると見たこともない勢力が現れ、ギャラクターもろとも健たちの世界を消し去ってしまいます。

健は男の放った光に呑み込まれ、見知らぬ世界へと飛ばされてしまいます。健が居た場所は日本の東京渋谷。しかし、近未来のような渋谷の街に健は戸惑うのです。一方、私立探偵の鎧武士はボウリング場で依頼人で友人のダミアン・グレイと会っていました。彼の依頼は「Z」という男の身辺調査でした。彼の願いを知ることこそダミアンの目的です。

その帰路、女子高生、界堂笑の運転するバイクと接触事故を起こしてしまうのでしたが、何故か時間が僅かに巻き戻り笑のバイクとぶつかることなくやり過ごします。しかし、突如出現した空母の残骸と謎の敵を前に破裏拳ポリマーに変身します。健もポリマーに加勢します。様子を見守っていた南城二もテッカマンとなって謎の敵との戦いに加勢します。そこに鎧の男Zが現れます。

笑の手の中にはいつの間にか巨大な鉛筆が。鉛筆から光が溢れだし、壊れた街は元通りとなりZが引き上げたことでそれぞれ変身を解いて顔を合わせる3人。笑は助けられたお礼もそこそこに3人の前から姿を消します。

一方、荒廃した街に集う4人の怪しい人物達。彼らこそがZとその一味でした。鬼のような男ラジャ・カーン。妖艶な美女ベル・リン。そしてダミアン・グレイ。彼らを従わせる老紳士がリーダーのZでした。ベル・リンの目的はZの持つ強い遺伝子を貰い受けること。一方、ダミアンはZの狙いが世界を一つだけ残して残りを消滅させることだと気づいており、場合によっては敵対すると宣言します。

3人は唯一の手がかりが笑の持つ巨大な鉛筆だと気づいて彼女を尾行します。一方、自宅に戻った笑は部屋の壁に無意識に三日月の落書きをします。

笑を監視していた3人の前に新たな戦士が現れます。健に名乗れと言われたその戦士は「キャシャーン」と名乗って健たち3人を襲うのでした。とてつもない戦闘力のキャシャーンとフレンダーに苦戦する3人でしたが健が不審な装置を破壊するとキャシャーンは動きを止めます。どうやら操られていたらしいと判断した3人は力無く倒れた少年を抱えて笑の部屋に上がり込みます。

こうして4人と1匹はなし崩しに笑の同居人となるのでした。そしてZとその一味との戦いを続けることになります。生を否定する投げやりな性格で世界を守る戦いに無関心を貫いていた笑も幼馴染みの聖母を消されてからは考え方を少しずつ変えることになり、健や武士、城二、鉄也との交流で大切な事を学んでいきます。

Zとその一味

ダミアン・グレイもかつては国際警察の一員として正義のために戦っていました。しかし、任務に失敗して敵の手に落ちた彼は人体実験で改造されます。敵の組織を壊滅させた彼でしたが、過ぎた力はやがて恐れられるようになり、正義を嘲笑う者となったのでした。やがて彼の世界も消され、それからはZの真意を知ろうとしてかつての自分に似た武士を利用します。やがてダミアンは健たちに倒され離脱します。

異形の戦士ラジャ・カーンもかつては部族のために怪物と戦う勇者でした。怪物と戦うために実の父親によって怪物と融合した今の姿にされたのです。しかし怪物が居なくなってからは彼自身がその異形によって差別と迫害を受けるようになります。「狡兎死して走狗煮らる」。憂き目を見た過去と父親への憎悪で性格が歪んでいましたが、全く同じ運命を辿った鉄也と共感し、Zの目的を知って離反します。

ベル・リンは一族の再興という夢を抱いていました。そのために強い遺伝子を必要としていたのです。彼女にとって異種族はすべて敵でした。彼女にとって正義とはあらゆるものを排除して強い遺伝子を獲得し、子孫を繁栄させる事に他なりません。やがてその憎悪の矛先は笑に向けられるのでした。

そしてZ。彼の正体は笑の実の父親、界堂一道でした。優秀な科学者だった一道は笑が死んでしまう現実を受け入れられずに、あらゆる世界を旅して笑が生きられる世界をひたすら探し求めます。その過程でもう一人の自分と出会った一道は自分自身から託された「ケース」を使い笑のために消滅させた世界の可能性を注ぎ込んでいたのです。父親の娘に対する深い愛。それがZを狂気に走らせたのでした。

父の願い、私の願い

ラジャ・カーンはベル・リンの攻撃から笑を庇って死にます。そしてベル・リンの放った攻撃から健を助けたのは笑の力でした。ようやく気持ちを一つにした5人でしたが、健たち4人はフレンダーを残して笑の前から姿を消してしまい、笑はフレンダーのことも忘れてしまいます。そして笑は十年ぶりに一道と再会します。

一道は笑の幸福な人生のために全てを犠牲にするのでした。しかし、笑は一道が用意した幸福の約束された未来を否定します。未来に向かって自分の可能性を追い求める。それが未来をラジャ・カーンに託された笑の答えでした。一道はそれならばと笑に可能性を見せるもの全てを破壊しようとし、笑はフレンダーと共に父との対決に臨みます。そのとき健の声が響きます。「お前は一人なんかじゃない」

帰還した4人の戦士は決意を秘めた笑と共にZとの戦いに臨みます。圧倒的な力を誇るZに次々と倒される4人。しかし、最後まで抗ったのは健でした。父親とは我が子に未来を託すために自らを犠牲にするものだと健はかつて自分の父親から教わったのです。そして、全員が倒されたとき健は言い放ちます。「お前の本当の願いはなんだ?お前は娘にいつも笑っていて欲しくて笑と名付けたのだろう!!」

「そうだった」と呟いた一道は鎧から分離します。そして健は笑にこう告げます「父の心をお前が救ってみせろっ」。Zの鎧は一道が自分の心を護るために作り出したものでした。4人の戦士はZの鎧との死闘を再開します。そして、笑は想い出の太陽を燃えさかる太陽に書き換えます。

「みんな行くぞっ」という健の掛け声に4人は一斉に空に飛び立ちます。想い出の中の一道は完全に自分を取り戻して鎧の自分を否定します。

「科学忍法火の鳥ぃぃぃ!!」健の掛け声で4人は力を一つにして落下する隕石を破壊するとZの鎧も爆発します。

そして、笑にも一道との別れが迫っていました。父との約束を再確認した笑に一道はもう一つ付け加えます。「笑ってくれ」その言葉に応えるように笑は微笑みます。しかし、一道の姿が完全に消え去ると泣き崩れるのでした。戦いを終えた武士、城二、鉄也とフレンダーが駆け寄ります。其処に健の姿はありませんでしたが、遅れて帰還します。

こうして戦いは終わり、4人はそれぞれの世界へと帰還するのでした。笑は父との約束を守ります。もう命を保証してくれるものも人も居ません。別れ際に健は「お前はヒーローになった」と言いました。けれども普通の女子高生。そんな笑は子供がトラックに轢かれそうになるのを助けて自分が身代わりに。「死にたくない」と願った笑の前に健が現れます。「お前の力が必要だ」そう言って健は笑を抱いて飛び去るのでした。

インフィニティフォースのアニメを観た人の感想を紹介!

皆様、あらすじの感想は如何だったでしょうか?アニメ「インフィニティーフォース」についてですが、今回は海外の方の反応や感想、評価を紹介したページを見つける事が出来ましたので、そちらから感想や評価をご紹介致します。

なんて完璧な最終回なのかしら!エンディング後のシーンが映画に繋がるディザーであることを心から願っているわ!全体的に本当に楽しめた! (アメリカ・イリノイ州・シカゴ・女性)

壮大な結末だ!このアニメは俺にとっての素晴らしい驚きだった。サウンドトラックと戦闘シーンは実に素晴らしかった。(ベルギー・フラームス=ブラバント州・男性)

インフィニティフォースには概ね好意的な感想や評価が多いように見受けられました。特に健についてはナイスガイとして非常に人気が高く、科学忍法火の鳥を使った後、11話と12話の間だけ戻ってこないという演出にはオーマイガーといった悲鳴のような感想が並んでいました。

勿論、最終話で再登場し最後は笑を連れて飛び立つという演出には、正にブラボーという感想となったようです。こうして劇場版に繋がる伏線もしっかりと張ったインフィニティフォースは完結します。

映画『劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』公式サイト

インフィニティフォースの劇場版のあらすじを紹介!

劇場版インフィニティフォースはまずはアニメ「インフィニティフォース」の総集編から始まります。健が渋谷に現れ、武士、城二、鉄也と共闘しZを倒す。そして、4人が去った後、子供を助けようとした笑が「死にたくない」と願って健と再会し、共に大空に飛び立ったその場面から。

場面は突然切り替わり、健が南部博士に詰め寄るところから始まります。ギャラクター殲滅のため南部博士はネクサスを起動しようとしていました。ガッチャマンは健を除いて全滅。健はそれでも食い下がるのですが、撃たれて死んでしまいます。健の死に気づいたG-2号コンドルのジョーは南部博士のもとに向かうのですが同様に撃たれてしまいます。健を撃ったのは南部博士でした。

南部博士はギャラクターの脅威から世界を救いました。しかし、世界中の人々は過ぎた力を持った南部博士を警戒します。日本政府は南部博士を英雄だと評価して追悼平和祈念式典の準備を整えていました。

そこに笑とインフィニティフォースの4人の戦士が現れます。無人の渋谷の街と見慣れないドーム。城二はドーム内に潜入して構造を探ります。そこに南部博士が現れます。これは特異点だという城二の指摘に南部博士は呟きます。「どうやら君たちは私の敵のようだ」。

南部博士の用意した量産型バードスーツとの戦いとなり、鉄也、武士、健はそれぞれ戦います。しかし。ネクサスの力を供給された量産型バードスーツの戦士たちは意識を失っても立ち上がりより強力になって襲い来ます。この戦いで笑は南部博士に捕らえられます。

ビルの上から健たちの戦いを見守っていたコンドルのジョーが加勢して退路を開きます。健は重傷を負いますがジョーが肩を貸して助けるのでした。ドームを脱出した城二は「ヴォルテッカー」を放って追撃を遮断します。

意識を喪った健は過去の出来事を振り返っていました。ギャラクターに対して情け容赦なく暴力を振るうジョー。彼の行き過ぎを健が諫めようとすると殴り合いの喧嘩になります。南部博士に報告した健はジョーがギャラクターに両親を殺された復讐心を正義として戦っていること。またジョーは純粋な正義の心を持つ健の影であり、健にとってもジョーは必要な存在だということを説くのでした。

意識を取り戻した健はジョーと対面します。実は健が原子力空母での戦いからZに飛ばされたとき、ジョーもまた同じように別の世界に飛ばされていたのでした。ジョーは渋谷での「ケース」を巡る戦いを知らずにこの世界にやってきて、全く異なる存在のギャラクターや科学忍者隊の全滅、南部博士の暴走を知ります。世界消滅に際し、この世界では核となる部分が喪われ、それを補うためにエネルギーが集中していました。

核の欠損を補うため集中したエネルギーを兵器に転用する。それがネクサスの仕組みだったのです。ネクサスによってギャラクターは壊滅しましたが、南部博士は尚もネクサスのエネルギーを使い続けました。そうすることで地球上の各地に異変が生じ、新生児も生まれなくなり、世界は滅亡に向かっていたのです。それを止めるためジョーは南部博士を殺すつもりでした。

一方、南部博士は仲間を喪う絶望を二度と味わうまいとして人々に戦う意志を植え付けようとしていました。そのためになら自分自らが人類の脅威となる。平和祈念式典に集まった人々に脅威を見せ、戦う意志を問う。笑は南部がなにを言っているかサッパリ分かりませんでしたが、人々の死を悼むために集まった人々を標的にして何かを企てていることだけは確かでした。笑は南部の企みを止めようと藻掻きます。

平和祈念式典の演説で南部は全滅した科学忍者隊の話を持ち出し、どれだけ死を悼もうと死んだ者は還らないと説きます。その上で新たな脅威と戦う新型バードスーツをお披露目します。このバードスーツは訓練も必要とせずスーツが超人的な力を発揮するというものです。其処に都合良くギャラクターの生き残りが出現します。逃げ惑う人々の中で踏みとどまって戦おうという人々に南部たちは新型バードスーツを支給します。

笑の体には健が付けた発信器が貼り付いており、健は式典会場の混乱をよそに笑を救出し、ネクサス転用兵器を蹴倒します。その頃、鉄也と武士はドームの制圧に向かっていました。主力部隊が式典会場にいるため守りが手薄な処を衝いたのです。城二はネクサスに集まるエネルギーに逆方向のエネルギーをぶつけて相殺し、ネクサスへのエネルギー供給を絶ちます。

ギャラクターの生き残りは死にかけの標本で素人にも倒せるものでしたが、健は見過ごせず式典会場の混乱を鎮圧しに行きます。ジョーも渋々付き合いますが、南部博士は現れたガッチャマン1号と2号は偽物だと吹聴します。しかし、ネクサスのエネルギーが絶たれたため新型バードスーツは使用不能に陥り、国連は南部博士を逮捕・連行します。ジョーのスポンサーも彼らでした。

ネクサス解体に笑たちは苦戦します。一方、国連の使者は某国の工作員でもありました。彼らはネクサス転用兵器の恩恵を受けられるようにするなら南部を解放すると持ちかけます。南部博士はネクサス奪還のため試作型バードスーツで変身して自ら戦いの場に赴きます。ネクサスの恩恵で強化したバードスーツを纏った南部博士はたった一人で健、ジョー、鉄也、武士、城二を翻弄します。

一方、笑はネクサスのコアからなにかの音が聞こえる事が気になっていました。武士と共に笑が鉛筆の先でバリアに触れるとバリアに穴が空き、更にコアに続く扉を開くことが出来ました。コアから聞こえた音とは飛び回るバードランでした。南部博士に撃たれて殺される間際にこの世界の健が投げたバードランは特異点の力を宿して強化されていました。健はこのバードランを使って南部博士のスーツを破壊します。

エネルギーの急激な寄り戻しで渋谷一帯は一時的なエネルギー不足に陥り、式典会場には尚も多数の負傷者たちが取り残されていました。笑、健、鉄也、武士は救助に向かいます。一方、逃げ出す南部博士をジョーが追跡。しかし、某国の工作員達はネクサス転用兵器の銃を入手していました。国益のため南部博士を保護せんとしてジョーは撃たれ、ジョーも南部博士を射殺します。

健はジョーからの応答がないのに気づき現場に向かいますがジョーの亡骸を見て慟哭します。こうして特異点ネクサスを巡る一連の事件は解決しました。しかし健はこの世界に残る意志を固め、ブルーアース号でそれぞれの世界に帰還する笑や武士達を見送るのでした。某国の工作員たちも健がキッチリと後始末をつけます。

インフィニティフォースの劇場版の評価を紹介!

さて劇場版「インフィニティフォース さらば友よ」のあらすじをご紹介致しましたが感想は如何でしたでしょうか?コンドルのジョーや南部博士が出てきてそれなりに盛り上がるのですが、ジュン、甚平、竜の登場を期待した方はお気の毒様でしたという展開です。しかし、ジョーは若作りで通用しても、健があの年齢だとジュンもオバサンになっているのではという危惧の方が強いかも知れません。

ちなみに劇場版「RE:サイボーグ009」の制作時にはあの押井守監督が50代のフランソワーズ(003)の登場にこだわって監督を降板させられたということ。永遠のヒロインは理想の姿でいて欲しいものだといわれています。

総集編が余計だったという感想

アニメ「インフィニティフォース」総集編についての不評ぶりが多いようです。アニメ「インフィニティフォース」を観ていない人には内容を理解しろというのが無理強いの説明不足だといわれています。なにしろいつの間にか鉄也も仲間になっているので唖然呆然だといわれています。

既に観ている人には感動のラストからの続きを観に来たのになぜわざわざ余計なもので上映時間を割くというごく当然の感想だといわれています。

劇場版の評価と感想は?

インフィニティフォースの面々ですが、ガッチャマンの世界でテッカマンやペガス、キャシャーンが本気を出してしまうと誰も止められないので「教授」は頭脳労働専門に。鉄也くんはほどほどに手加減して頑張ってます。ガッチャマンが生身に一番近いので仕方ないです。それでは感想や評価のご紹介をさせて頂きます。

本筋の悪役が南部博士というのも奇をてらいすぎてオリジナルの精神から乖離してしまったと感ずる。

タツノコアニメをリアルタイムで見ていた世代として純粋な興味で観に行きました。アニメ云々は度外視して見た感想としては純粋に面白かった。一番の見所は船越英一郎演じる南部博士!自他共に認めるタツノコアニメへの深い愛と南部博士への畏敬の念が滲み出た演技は圧巻。

話題性十分だった船越英一郎さんの声優起用には賛否両論ありますが、合っていたかどうかは別にして、南部博士へのリスペクトは感じられたという感想も多くみられました。

今後の展開についての感想

劇場版インフィニティフォースの感想として、今後の展開がどのようになるかといった感想が数多く見受けられました。やはり、タツノコプロの製作アニメは幅広いので広げようとすれば広げられるけれども、方向性が全く違う物が混ざってしまうと真面目な雰囲気が台無しになりかねないのですが、コメディ路線でもアニメ「インフィニティーフォース」に内包していましたので受け入れる下地はありそうです。

ストーリーは少し難しい。でも映像が綺麗だし昔のヒーロー達がカッコ良過ぎ、もっとわかりやすいストーリーのが見たい。タツノコプロ番アベンジャーズにしてもっといろんな人出して欲しい。

なんにせよ扉は開かれたので5人が次に何処に行ってなにをするかはお楽しみ。「ゴールドライタン」の世界の特異点発生でライタン軍団と5人が戦うことになるとかも面白そうですし「マッハGoGoGo」の世界に行ってレースを妨害させないようにするとかも。アニメ版のZたちのように魅力的な悪役が欲しいのでベルクカッツェやブライキングボスも他所の世界に乱入という展開もありかといわれています。

扱いが難しいのが「タイムボカンシリーズ」。三悪が出てくるとコメディの要素が加味されて面白そうなのですが、まかり間違うと主役が霞んでしまいそうですし、ボヤッキーの作るロボットとテッカマンだとボルテッカー一発で撃沈しそうな気が。毒にも薬にもならないローラーヒーロー「ムテキング」は6人目に加わっても大きな影響なさそうで「アベンジャーズ」感は増すかも知れません。

インフィニティフォースのアニメ感想とあらすじまとめ!

さて、概要とメンバー紹介、あらすじ、感想・評価とあらかた出揃ったことなのでまとめに入らせて頂きます。

タツノコヒーローは正統派

タツノコヒーローは安心感安定感は抜群です。ブレない正義の心、たとえ敵側でも犠牲は最小限度に、勧善懲悪なストーリーと要素は揃っています。矛盾した世界の矛盾に挑むという意味ではロボット(アンドロイド)が支配する鉄也くんこと「キャシャーン」の世界に乗り込んで人間とロボットが戦う意味はあるのかを問うてみるというのも展開としては面白いのでは。教授も遠慮無く暴れられそうです。

シリーズ化は既定路線

劇場版「インフィニティフォース さらば友よ」の結末を観る限りシリーズ化は既定路線のようです。そしてガッチャマンの話はドラマ性は高いのですが如何せんテッカマンやキャシャーンが戦うには相手が脆すぎました。バードスーツを着ていようが中身は人間なので手加減しないと死人が出てしまいます。また特異点でパワーアップしたバードランは今後のシリーズで健の切り札になりそうです。

まとめ

さて、今回はインフィニティフォースについてアニメ版と劇場版の両方をご紹介させて頂きました。感想にもあったようにTVアニメ版は話も非常にまとまっていますしドラマ性も十分。ご紹介しきれなかった各エピソードでのメンバーそれぞれの活躍や、Z一味とのやり取り、名台詞など非常によく出来ているといわれています。ただ劇場版は焼き直しという印象が否めないのもまた事実だといわれています。

ただ、今後の展開には十分期待出来るような展開になっていますので正にお楽しみはこれからではないでしょうか?今後はアニメ第2期の制作になるかわかりません。なにしろ「さらば友よ」も公開され、ようやくDVDとBDが発売されたばかり。また今回はあらすじは文字通りあらすじだけなので事実上、細かいエピソードには触れてませんからアニメ「インフィニティフォース」を観ていない方は是非ご覧ください。

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