異世界食堂のアニメ感想まとめ!全話の評価・レビューもネタバレ紹介

RPG物でも、ファンタジー物とも少し違った異世界物と言う感想が多かった「異世界食堂」。異世界で現代日本の食べ物を通し、性別も人種も越えた温かい交流を描き続けてきた作品です。今回はこの「異世界食堂」の全てを、全話の評価や感想、どのような内容だったのかを紹介していきます。マスターの人柄と美味しそうな料理描写に、心はいっぱい、お腹はぺこぺこになることでしょう。深夜にご覧になる際はお気を付け下さい。

異世界食堂のアニメ感想まとめ!全話の評価・レビューもネタバレ紹介のイメージ

目次

  1. 異世界食堂のアニメ感想や全話内容をネタバレ!
  2. 異世界食堂とは?
  3. 異世界食堂の全話あらすじネタバレ!感想や評価も紹介!
  4. 異世界食堂のアニメ感想まとめ

異世界食堂のアニメ感想や全話内容をネタバレ!

異世界食堂は、1週間に土曜日だけ、現代日本の洋食屋さんが異世界とつながり、その世界の人々に食事を提供し、心温まる交流を深めていく作品です。異世界食堂のお客さんは一国の傭兵から神に近いような存在の方まで、亜人からエルフまで、まさに異世界人といった方々です。

そんな異世界食堂の、心温まるエピソードも美味しそうな料理の数々も、全てまとめて紹介します。異世界食堂は、誰も不幸にならない、誰もが幸せになれる優しい世界のお話です。

TVアニメ「異世界食堂」公式サイト

異世界食堂とは?

異世界食堂とは、犬塚淳平氏が原作を手掛けるライトノベル作品で、2017年7月~9月にSILVER LINKよりアニメ化されました。

アニメとしての異世界食堂は評価が高く、アニメ配信サービス「dアニメストア」での2017年夏アニメ人気投票で第1位を獲得しています。

異世界食堂の全話あらすじネタバレ!感想や評価も紹介!

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第1話のあらすじと評価や感想

第1話「ビーフシチュー、モーニング」Aパート。週に一度、土曜日だけ異世界へとつながる扉が開く洋食「ねこや」。そこでは身分も人種も関係なく、様々な人達が食事を楽しんでいます。「七色の覇王」の一人である赤色の女王もその一人です。毎週ビーフシチューを食べにやってきます。

人間の姿でやってきて一皿、その後持ち帰りで寸胴一個分(100皿相当)のビーフシチューを持ち帰るのが通例のようです。このように店内だけでなく、自分の住処でも食事を楽しめるねこやは沢山のお客に愛されているのでした。

Bパート。ある日店主がいつものように開店準備をしようとすると、見知らぬ少女が一人厨房で寝ていました。その傍らには空になったコーンスープの鍋が。目覚めた少女は魔族であり、スープを飲んだお詫びをします。しかし店主は咎めることもなく、一緒に朝食を食べてかないかと提案します。

ベーコンエッグにサラダ、トースト、牛乳というシンプルな洋食のメニュー。食べながら少女はアレッタという名前であるということ、また働き口が魔族ということで見つからず困っていることを知ります。それを聞いた店主は「家で働かないか?」という粋な計らいをします。こうしてねこやに一人、従業員が増えるのでした。それを不思議な宝玉で観察していた赤の女王は彼女を加護することを決めたのでした。

そんな第1話ですが、ネットでは「新たなメシテロアニメが誕生してしまった」「深夜に放送するな。腹が減る」といった話題で持ちきりとなりました。順調な滑り出しを見せた第1話です。

このように、1話完結で見れるため肩肘張らずに安心して見れるという意見も見られました。高評価の人の多くは、夜中に見るとお腹が空くということも書いています。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第2話のあらすじと評価や感想

第2話「メンチカツ、エビフライ」Aパート。トレジャーハンターであるサラは、祖父であるウィリアムスの記録にあった「ドヨウノヒ、炭鉱へ行く」という文に従って炭鉱を訪れていました。すると現れたのはねこやへの扉。扉を開けると店主が現れ、ここが異世界食堂であるとの説明を受けます。

せっかくなので食事をしていってはという店主の言葉に、渋々従うサラ。メニューを見て一番安い日替わり定食を頼むと、その日はメンチカツ定食。祖父が一番好きだったメニューだと教えられます。パンとスープ、そしてメンチカツの美味しさに感動したサラは何度もおかわりをするほどでした。そして店主が「いつもウィリアムスさんはお土産を持って帰っていた」とメンチカツサンドを持たせてくれます。

サラからウイリアムスの最期を聞き、他の客たちもウイリアムスの思い出を語ります。そこで客同士はいつも注文する料理名で互いを呼び合っていたことが明らかに「さしずめ、あいつはメンチカツ2世じゃな」という発言により、新たな常連が誕生したのでした。

Bパート。山岳に建つ砦を守護しているハインリヒという男がいます。ある日、タツゴロウという剣の達人が訪ねてきました。タツゴロウはある人物から忘れ物を届けに来たのです。その人物というのがねこやの主人。そこで3年前にハインリヒはねこやに行ったことがあることを思い出します。

当時は戦の最中で、フラフラになったハインリヒは偶然ねこやへの入り口を見つけます。そこへ入り水と食料を要求し、エビフライを食べていたのです。食べた後所持金がないことに気づき、後で払いに来ると言い腰に合った剣を担保として預けていたのでした。しかし土曜の日しか行けないことを知らなかったハインリヒはそれから行くことができず、そのまま時が経っていたのでした。

その預かっていた剣を店主がタツゴロウに届けるようお願いしていたのです。タツゴロウもまた、ねこやの常連でした。タツゴロウの手引きにより3年ぶりにねこやへ来ることができたハインリヒは再びエビフライとも再開します。ねこやの仕組みを聞いたハインリヒは、再びねこやへ通えるようになったのでした。

第2話の放送で、様々な常連客にもスポットを当てたストーリーになるというのが分かってきました。料理ととともに、どんな人たちが来るのか楽しみといった感想が多くありました。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第3話のあらすじと評価や感想

第3話「ミートスパゲティ、チョコレートパフェ」Aパート。アルフェイド商会という、麺料理のソース作りにかけては市場を独占している組織が異世界にあります。そしてその主トマスはねこやの常連だったのです。ある日トマスは孫のシリウスを連れてねこやへ来ます。

店主はいつも通り、といった感じに異世界での売上をトマスに渡します。そしてトマスは大量の食材を店主へ。そう、ねこやの異世界での売上はトマスへ。そしてトマスは店主へ異世界での食材を提供していたのです。「異世界の人の好みと自分の舌にはどうしても違いがある」ということで、異世界の食材を使った料理を店主は日々研究しているのです。

そして出された料理はミートスパゲッティ。そしてそこでトマスはシリウスに、今自分達が売っているソースのアイディア元はこのねこやであることを伝えます。そしてそこで自分は引退し、ねこやへ行く時以外はシリウスの好きにするといいと伝えます。こうして異世界も新たな世代へねこやが繋がっていくのでした。

Bパート。数年前、祖父の城にいた頃一度だけねこやへ行ったことのある帝国の姫アーデルハイド。「くものようなもの」を食べたというぼんやりした記憶だけが残っていました。大人になった彼女は「貧民殺し」という病を患い、隔離されて生活しています。一人で読書をしていた日々の中、ある日突然アーデルハイドの目の前にねこやの扉が現れます。

扉を開けたアーデルハイドに気づいた店主は、昔「コロッケ」と呼ばれた祖父であるヴィルヘイムの孫であると気づきます。気づいてもらえたアーデルハイドは、あの時食べたくものようなものが食べたいと注文します。それがチョコレートパフェだったのです。

夢中で食べるアーデルハイドの脳裏には、当時の祖父との思い出がよみがえっていました。食欲がなかったとは思えない勢いで完食したアーデルハイド。今回は久々だからということでサービスにしてくれた店主。この店は7日に1度やっているということを知り、アーデルハイドは笑顔で「また来ます」と約束します。こうしてまたねこやに新たな常連が増えたのでした。

第3話では、店主の人脈の広さ、またねこやの売上がどうなっているかといった秘密も明らかになりました。店主の人付き合いの上手さを懐の広さも知る事ができ、少しずつ色々な謎が解けていくような展開でした。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第4話のあらすじと評価や感想

第4話「オムライス、豆腐ステーキ」Aパート。東大陸の沼地に、リザードマンという種族が住んでいます。そこの勇者であるガガンポは、使命を果たす為、ねこやへ通っているのでした。

その使命とはねこやで「オムライス、オオモリ、オムレツサンコモチカエリ」先代の勇者から伝わる不思議な言葉を伝え、オムライスを食べる権利とオムレツを部族へ持ち帰る使命を持つのです。

オムレツを持ち帰ると部族の皆はそれを心待ちにしています。長老の許しが出るととたんに食いつくリザードマン達。この勇者は、年に1度の祭りで決められます。またねこやでオムライスを食べる為、ダダンポはまた勇者になることを誓うのでした。

Bパート。エルフであるフォルダニアは、父親との2人暮らしで、母親を亡くしていました。母の命日の日、美味しいものを食べようと食材を求めて外出したフォルダニアは、ねこやの看板を見つけます。開けるとそこは料理屋。何の気なしに座ってしまい、食事をせずに店を出るのは失礼と考えてしまいます。

エルフという種族は、肉、魚、乳、卵を食べることができません。それを伝え、料理ができないことにし退店しようとします。しかし店主は「おまかせでよければ作れますよ」との返事が。人間がエルフより美味いものを作れるはずがないと思っていたフォルダニアは、驚きながらも待つことにします。

出てきたのは「豆腐ステーキ」付け合せはライスです。初めて見る料理でしたが、匂いをかぎ、獣や魚が入っていないことを確認しました。一口食べると美味しさとともに、懐かしい記憶が蘇ります。昔母が作ってくれていた料理に通ずるものがあったのです。実は昔人間界を旅していたフォルダニアの母は、そこで料理を覚え、フォルダニアにふるまっていたのです。

ねこやの料理がエルフの遥か先を行っていたと感じたフォルダニア。誰にも負けない料理を作る為に、エルフの村を飛び出して行きます。その顔は、希望に満ち溢れていたのでした。

第4話Aパートでナレーションという新たな手法を用い、それが面白いという評判を多く見ました。またオムライスの描写、フォルダニアがかわいいといった感想も多くありました。展開の起伏が少ないという点は評価が分かれていました。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第5話のあらすじと評価や感想

第5話「カツ丼、プリンアラモード」Aパート。常連の中にライオネルというカツ丼しか食べないライオン型の人がいます。ある日アレッタがカツ丼しか食べない理由を聞くと、その過去を話してくれました。なんとライオネルは、先代店主が若い頃からの客だったのです。

当時ハーフエレフに敗れ、拳闘奴隷として飼われていたライオネルは牢屋で飼われ、いつ死んでもいいと思っていました。そんなある日ねこやの扉が現れ、「勝負に勝てそうな飯を…」と頼んだところ出てきたのがカツ丼だったのです。そこで元気をもらったライオネルは拳闘場で負けなし、連勝に連勝を続け自分が買われた金額を1年で稼ぎ、自由の身となったのでした

その後師子王として君臨し20年以上勝ち続けて今に至ります。今ならそのハーフエルフに勝てるか?という質問に分からないと笑いますが、その顔には自信が溢れており、今日もカツ丼をお代わりするのでした。

Bパート。その日の最初の客は「ロースかつ」と呼ばれる大魔術師アルトリウスでした。そこでアルトリウスには弟子がいること、その弟子は公国の姫ヴィクトリアであること、ヴィクトリアはハーフエルフであることを知ります。

ねこやのメニューはアルトリウスが食べて書いたものであり、甘いものは苦手なためヴィクトリアを紹介したのがきっかけでヴィクトリアもまたねこやの常連なのでした。やってきたヴィクトリアを見てアレッタはエルフだと感じます。エルフといえば肉、魚、乳、卵が食べれないのですが彼女が注文したのは「プリンアラモード」。思わずアレッタは驚きますが、そこでハーフエルフであることを教わるのでした。

いつも通りプリンアラモードを堪能し、お土産にプリンを持ち帰るヴィクトリア。ヴィクトリアは普段は研究に没頭しているのですが、最後にその研究内容が「プリンをいつまでも冷たいまま保存し食べる方法」である、というものでした。冷蔵庫のない世界での研究は、いつか実る事でしょう。

第5話はメインとなったお客の声優さんが豪華という点が大きく話題になっていました。ライオネル役が 檜山修之さん、ヴィクトリア役が田村ゆかりさんということで、その部分の感想が多く見られました。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第6話のあらすじと評価や感想

第6話「サンドイッチ、じゃがバター」Aパート。時は少し遡り、アレッタがねこやで働き始めた頃、じゃがバターを食べるアレッタ。じゃがいもは名前こそダンシャクの実と名前は違うものの、見た目や味はほとんど同じものでした。

しかしアレッタにとってダンシャクの実は空腹を満たすためだけのもので、いい思い出がありませんでした。すると店主が後で美味しい食べ方を教えてくれるといいます。それを楽しみに、今日も頑張ることをアレッタは誓うのでした。

この日のねこやはいつにもまして大忙し。その原因は「パンに合う料理は何か」でした。それぞれの好物をパンに挟んだものが一番美味しいと主張する常連たち。しまいには互いが互いの好物を食べさせて分からせると大賑わい。一度に大量の注文を受けてしまったアレッタは整理するのにも大混乱してしまいます。

最後の客、赤の女王がいつも通りビーフシチューを持ち帰ったところで営業終了。疲れ果てて座り込んだアレッタに店主はじゃがバターを渡し、これが簡単にできるダンシャクの実を使った料理であると教えます。ここで冒頭のじゃがバターを食べるシーンへ繋がるのです。じゃがバターを初めて食べたアレッタは、初めてダンシャクの実が美味しい料理へと変わった瞬間を感じたのでした。

折り返しとなった第6話は今までとは少し展開が違い、また今まで出てきた常連客が続々と登場する、中締めのような回でした。微笑ましい論争から、じゃがバターを食べて嬉しそうにするアレッタがかわいいと、かなり評判のいい放送回でした。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第7話のあらすじと評価や感想

第7話「カレーライス、チキンカレー」Aパート。20年前、海の主に襲われ無人島に漂着した海軍少将アルフォンス。そこに現れたねこやの扉を開け、そこから20年間カレーライスを食べ続けました。しかしある日、船がアルフォンスを発見し、公国へ帰ることになります。

公国へ帰ってからもカレーライスが忘れられず、ねこやへの扉を探し続けるアルフォンス。そして3か月後、ついに扉を発見。挨拶もそこそこにカレーライスを注文します。久しぶりの味に感動しおかわりを続けるアルフォンス。それを見た店主が「新しいカレーがあるんだが味見をしてほしい」とお願いするのでした。

Bパート。一方異世界の空の果て、そこにクロと呼ばれる竜が住んでいました。クロは強力な死の力を持っており、触れれば何人たりとも死んでしまうのです。ゆえに誰とも関わりのない果ての地で暮らしていました。その時、クロの目の前にねこやの扉が現れます。興味を持ったクロは、死の力を極限まで弱め、扉を開けることを決意します。

クロが扉を開けた時、ちょうど新しいカレー「チキンカレー」をアルフォンスが食べている時でした。テレパシーで同じものがほしいと伝え、アルフォンスとクロはチキンカレーをどんどんおかわりしていきます。気づけば閉店間際。赤の女王が来る時間になってしまっていました。

そこで赤の女王とクロが知り合いであること、クロは所持金を何も持っていないことを知ります。赤の女王の頼みでクロを雇うことにした店主。死の力は極限まで抑える、給料は余ったチキンカレーでいいという破格の条件です。アレッタは自分に何か不満があったのでは落ち込み始めますが、クロはニコニコしながらチキンカレーを食べ続けます。こうして、ねこやにまた一人、新たな従業員が増えたのでした。

1話でアレッタが登場して以来、久々に従業員が増えた回でした。みんな大好きカレーライスがテーマの回ということで、カレーライスが食べたくなったという感想が多くありました。また新キャラであるクロもかわいいと評判になりました。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第8話のあらすじと評価や感想

第8話「ハンバーグ、クッキーアソート」Aパート。とある無人島にやってきた青年、ロウケイ。彼は3日前、嵐で海に落ちたところを人魚のアルテに助けられ、その時のお礼と約束を果たしにまた無人島にやってきたのでした。

アルテがロウケイと向かった先はねこや。そこでハンバーグを注文します。初めて見る料理に驚いたロウケイでしたが、その美味しさにお代わりを繰り返します。ねこやを出た後2人は、「また一緒にハンバーグを食べに行こう」とアルテと約束をするのでした。

Bパート。アレッタは口入屋さんの紹介で家政婦として働く為、とある屋敷の前にいました。週に1日はねこやで働けますが、それ以外は基本日雇いで生活していたアレッタは、きちんとした働き口を探し就職活動をしていたのです。ドアをノックし出てきた主はなんと「メンチカツ2世」こと、サラだったのです。

最初はお互い驚いていましたが、サラは面識のあるアレッタなら大丈夫と、雇うことを決めます。ある日店主はアレッタに就職祝いとして、クッキーアソートの缶をプレゼントします。店主はアレッタが休憩室にあるクッキーを大事に少しずつ食べていたのを知っての計らいでした。

サラの屋敷で仕事をしていたある日、サラの妹であるシアがやってきます。サラは留守中だったため、お茶とお茶菓子としてクッキーを差し出すアレッタ。初めて食べたクッキーの美味しさに、いくらかかってもいいからこれと同じものを手に入れてほしいとアレッタにお願いします。かなり高価なものだと思っていましたがかなり安値で手に入れてきたアレッタ。甘いものは苦手というサラも誘って3人で仲良くクッキーを食べるのでした。

アニメが折り返しを越えたあたりから、だんだんと独立した話同士が繋がり始めたのを感じ始めました。アレッタがついに就職したということもあり、いつもよりアレッタへの焦点が多めという部分が嬉しいという感想も多くみられます。またクッキーの下りがとてもほっこりしたという感想もありました。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第9話のあらすじと評価や感想

第9話「シーフードフライ、クリームソーダ」Aパート。険しい山を登るドワーフのギレムとガルド。ガルドはねこやへの扉を山の上に見つけており、友人のギレムを誘って向かう途中だったのです。到着した2人はまずビール、そしてシーフードフライを注文。

最初は半信半疑だったギレムですが、ビールを飲んではこんなに美味い酒は初めてだと喜び、シーフードフライを食べては、魚とはこんな美味いものなのかと喜び閉店間際まで2人で飲んでは食べを繰り返していました。すっかり気に入ったギレムは、この扉がある場所に立派な石小屋を作り、登山者が休めるような場所を作りました。奥には誰にも内緒のねこやの扉が現れる、頑丈な扉を取りつけて。

Bパート。チョコレートパフェを食べるアーデルハイドに心奪われる一人の青年がいました。その名はシャリーフ。砂の国の王子です。しかし恋に奥手という点、自分の国の国力が強くない点から見つめるだけの日々が続きます。異母兄妹であるラナーに見つめるだけでは何も進まないと苦言を言われるほどです。

そんなある日、異世界食堂でいつものようにメニューを見て注文を決めるシャリーフとラナー。シャリーフはコーヒーフロート、ラナーはメロンクリームソーダを注文します。そんな中アーデルハイドが来店。気を利かせたラナーはアーデルハイドに声をかけ、同卓することに。しかしシャリーフは赤くなったままコーヒーフロートをすするだけ。そんな様子を苦笑いをしながらラナーは見つめるのでした。

第9話はグルメメインというよりも、Bパートの恋愛話が話の中心となっていて、今までの本編とは少々異なっています。その甘酸っぱい話とシャリーフの奥手な性格が共感を呼んだ放送界でした。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第10話のあらすじと評価や感想

第10話「クレープ、納豆スパ」Aパート。花が咲き乱れる花の国の元に突然、ねこやへの扉が開かれました。女王ティアナは他の民に危険が及んではいけないと判断し、下のもの数人とともに自ら扉を開け入ります。その先はいつものねこやの風景でした。

ティアナはまず、そこにいた人の中で一番魔力の高いヴィクトリアに話しかけます。声を掛けられたヴィクトリアは、ティアナが花の国の女王であることに気づき、丁寧にこのねこやについての説明をします。ヴィクトリアの勧めもあり、食事をすることに決めたティアナは、クレープを注文することにしました。

始めてみる美しい食べ物に目を輝かせながらクレープを食べるティアナたち。そのお礼にとヴィクトリアへ花の国で獲れた種を渡します。それは国よっては一粒で国宝級になるという貴重なものでした。それ以降、花の国では7日に1度、誰がねこやへ行くかをくじ引きで決め、今日も誰かがクレープを食べに行っています。

Bパート。豆腐ステーキを食べて以来、旅に出ていたフォルダニアは、父の古い友人、クリスティアンの家を訪ねます。そこは不思議な匂いのする家でした。その匂いはエルフ豆を発酵させる研究をしているとのことで、実際にそれを使った料理を食べにねこやへ向かいます。

そこで出てきたのが納豆スパ。独特の匂いにフォルダニアは最初敬遠しますが、食べてみると確かに美味しいものでした。そしてフォルダニアはライスを注文し、いわゆる納豆ごはんにして食べることに。クリスティアンは驚きましたが、同じように食べると、その美味しさにまた驚きます。クリスティアンはフォルダニアの発想力と冒険心に関心するのでした。

ねこやから帰ってきた2人。クリスティアンはフォルダニアへ餞別として、エルフ豆を使った味噌を渡します。驚くフォルダニアへ「この世界はエルフの生をもってしても広いぞ」と、再び旅立つフォルダニアへエールを送るのでした。

第9話から、再びグルメメインの話へ戻った第10話。第4話に出てきたフォルダニアの再登場や、食べたことがない人も多い納豆スパについての意見も多くありました。実際に第10話を見て食べてみた、食べてみたいと思ったといった感想も多くありました。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第11話のあらすじと評価や感想

第11話「カルパッチョ、カレーパン」Aパート。背中に翼を持ち、その歌声で相手を海へと沈めてしまうセイレーンという種族がいます。アーリウスとイリスの2人は子作りの場所を求め、キマイラ殺しの島と呼ばれる島へ着きます。そこは「カレーライス」ことアルフォンスが20年間過ごした島だったのです。

アルフォンスが当時使っていた扉を見つけた2人はねこやへと入ります。そこにある数々の装飾品に目を奪われる2人。そこにあったピアノを見つけ、2人は歌い出してしまいます。セイレーンの歌には魔力が込められており、店主とアレッタはふらふらになってしまいます。危険を察知したクロは慌てて2人の口をふさぎ、難を逃れました。

魚を使った料理が食べたいとの注文で店主が作ったのが鮪のカルパッチョ。2人は初めて食べる味に感動し、お代わりを繰り返し満足していくのでした。

Bパート。赤の王が帰ったあと、店主がカレーパンを揚げる準備をしていました。じっと見つめるクロに対し、店主は食べて行けと誘います。出来たてが一番美味いという店主の言葉に従い、できたてに噛り付くアレッタは思わず口の中を火傷してしまいます。それを見ながらおそるおそる初めて食べたカレーパンは、チキンカレーとは違った美味しさのあるものでした。

帰り際、クロは初めて口を開いて会話をします。今までテレパシーでしか会話をしていなかったクロにとって、初めての本当の会話でした。そして最後に、クロは心の中でありがとうを言うのでした。

第11話はなんといってもクロにスポットが当たっており、初めてちゃんと喋ったクロへやっぱり可愛いとの声が多くありました。カレーパンについての反応も様々で、自分が美味しいと思うものについて書いている人も多く、改めてグルメものの影響力の強さを確認できました。

アニメ「異世界食堂」ネタバレ!第12話のあらすじと評価や感想

第12話「とん汁、コロッケ」Aパート。ねこやでは、定食の味噌汁がとん汁に変わる時があります。それはいわゆる「肉の日」です。常連たちはその日を心待ちにしているのでした。

ある日、「ロースかつ」ことアルトリウスの元へ来客が来ます。それはかつての戦で共に戦った剣神、アレクサンデルでした。70年ぶりの再会となった2人ですが、アレクサンデルは「異世界にあるという食堂へ連れてって欲しい」と、ねこやへ行きたいことを伝えるのでした。そして夕刻後に行くことを約束します。

その頃ねこやは、とん汁効果もあって朝から大繁盛。今までに登場した常連たちがご飯ととん汁を味わっています。ランチタイムが過ぎた頃、賄いとしてとん汁とエビフライ丼を食べる3人。アレッタはエビフライ丼をとても気に入ったようでした。

Bパート。夕刻、アレクサンデルとアルトリウスはねこやを訪れます。そしてアルトリウスはいつもどおりロースかつ定食を、アレクサンデルはコロッケを注文します。どうやら、ねこやのコロッケが食べたくて連れてきてもらうようお願いしたようです。

そのコロッケを食べながら、昔の戦を思い出すアレクサンデル。そしてここの店主が、かつてともに戦った英雄ヨミの孫であるという結論に辿り着きます。最後の客が帰った後、流石にくたびれた3人。とん汁はサービスのため、今日は赤字なのでは心配するアレッタ。しかし店主は「料理は金じゃなくてサービスでやれ」という先代からの遺言を大事にしているだけだと言います。そう言いながら店主は、賄いを用意するのでした。

最終話にして、一気に世界についての説明やねこやの裏側に近い部分など、今までの謎への答えが多かったように思えます。そして店主の懐の広さは先代から代々受け継がれてきたものだったこと、全話安定したクオリティで安心して楽しめたという感想も多く、まさに良作といった形で締めくくられました。

異世界食堂のアニメ感想まとめ

今回は異世界食堂について、全話のあらすじやネタバレ、感想を紹介しました。昨今流行の異世界モノシリーズの中でも心温まる作品です。登場人物みんなが主人公であるオムニバス形式で、毎回飯テロを起こした良作として、これからも定期的に見返したくなるクオリティです。一度本編を見た後、改めて本記事を読むと分かる場面もあります。

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