【江戸前エルフ】ネタバレあらすじと感想！漫画・アニメの登場キャラクターは？

『江戸前エルフ』は、少年マガジンエッジで2019年から連載が始まった漫画です。2023年10月に少年マガジンエッジが休刊になるため、それ以降は漫画配信サイトのコミックDAYSに移籍すると発表されました。江戸前エルフの舞台は東京の月島で、下町の文化などが多く登場します。

江戸前エルフは、2023年の4月から6月にかけてテレビアニメが放送されました。江戸前エルフのOP主題歌は、ナナヲアカリさんの「奇縁ロマンス」です。ナナヲアカリさんは1995年生まれのポップ歌手で、2018年にメジャーデビューしました。江戸前エルフのOP主題歌である奇縁ロマンスは、ナナヲアカリさんにとって6枚目のシングルとなります。奇縁ロマンスは江戸前エルフの世界に合わせ、和楽器が多く使われています。

江戸前エルフのOP主題歌は評価が高く、「OPを聴くのが楽しみ」という感想が上がっています。江戸前エルフのED主題歌は、ロックバンドのCody・Lee（李）による「おどる ひかり」です。江戸前エルフの世界に寄り添った歌詞になっており、OP主題歌同様にファンからの人気を集めています。

江戸前エルフの漫画1巻の、あらすじネタバレを紹介します。高校生の小糸は、高耳神社の巫女でした。小糸が仕えているのは、高耳神社のご神体であるエルダです。エルダは徳川家康によって異世界から召喚された、不老不死のエルフでした。エルダはプラモデルやゲームが大好きな引きこもりエルフで、精霊を使って小糸を呼び出してはあれこれとくだらない要求をしてきました。

小糸は引きこもりのエルダを何とか外に出そうとしますが、エルダはそれを激しく拒否します。結局ケンカになってしまった2人ですが、エルダは飛び出していった小糸を探しに10年ぶりに外へ出ました。一方の小糸は変わっていく町並みを見て、不老不死のエルダは思い出の場所や好きな人との別れが辛くて引きこもっているのだと理解します。

小糸は迎えにきてくれたエルダに、世界が変わることは悪いことじゃないと言います。そして、「一緒に東京を見て回ろう」と手を差し出したのでした。その後、エルダは小糸の妹の小柚子や友達の高麗（コマ）と出会い、人見知りしながらも友好を深めていきました。

続いて、江戸前エルフの漫画2巻のあらすじネタバレを紹介します。ある日小糸は、大阪からやって来る予定の客の応対を祖父から任されました。お茶菓子を買いに町へ出かけた小糸は、そこで1人で泣いている少女と出会います。小糸は顔を上げた少女の長い耳を見て、すぐにエルダの関係者だと気づきました。

その少女は、大阪の廣耳神社のご神体であるヨルデというエルフでした。ヨルデは、エルフ族に伝わる「リングベリ・ビョルリング」という戦いの決着をつけにきたのでした。しかし、そのリングベリ・ビョルリングとは、ただの三目並べでした。ヨルデは散々騒いだ後、巫女の小日向向日葵とともに推しのコンサートへと出かけていきました。

また、2巻では、風邪をひいたエルダのために小糸がお粥作りに奮闘する姿や、エルダのかっこいいトレンチコート姿などが見られます。他にも、小糸が渡したスマホでエルダがスマホ依存になりかけたり、東京スカイツリーで厄除け祈願をする話などが収録されています。

次に、江戸前エルフの漫画3巻のあらすじネタバレを見ていきましょう。江戸前エルフの3巻は、エルダがお取り寄せスイーツを楽しむ話から始まります。エルダはお取り寄せスイーツを注文し、1人でこっそりと楽しむつもりでした。しかし、小糸が自分の分のアイスを買ってきてくれたのを見て、自分の卑しさを反省します。そして、エルダは小糸にもお取り寄せスイーツを差し出し、2人は一緒になって次々とお菓子を食べ続けました。

最後にはお腹いっぱいになってしまい、食事担当の小柚子からこってり説教されたのでした。3巻では、その小柚子が上手に姉に甘えられず、「学校の宿題」と嘘をついて小糸と昔遊びを楽しむエピソードも載っています。3巻の最後には、新たなキャラクターが登場しました。そのキャラクターとは、麗耳神社のご神体であるハイラというエルフです。

物産展の仕事を手伝いに東京まで来たというハイラに、小糸は尊敬の眼差しを向けます。しかし、ハイラは重度のギャンブル好きで、東京に来るまでに有り金をすべて宝くじにつぎ込んでしまっていました。さらに、東京へ来た本当の目的は、東京競馬場のレースが目的であったことが明らかになります。そこへ、ハイラを迎えに巫女のいすずがやって来ました。

江戸前エルフの漫画4巻の、あらすじネタバレを紹介します。ハイラの巫女であるいすずは、小糸でも知っている有名なインフルエンサーでした。いすずは何やら素っ気ない態度で、ハイラとの仲もギクシャクしている様子でした。ハイラがお土産代や宿泊代を使い込んでしまったことがバレないよう、エルダと小糸は必死にごまかそうとします。

そして、「ハイラはエルダと積もる話がある」というもっともらしい理由で、2人に高耳神社に泊まっていくようすすめたのでした。いすずと同じ部屋で寝ることになった小糸は、なぜいすずがハイラとギクシャクしているか尋ねます。いすずは以前、ハイラにギャンブルを控えるように言って、ハイラは「もう賭け事はしない」と約束をしました。

絶対にハイラはギャンブルを辞めないと思っていたいすずは、思いもよらないハイラの返答に戸惑ってしまいます。そして、人の楽しみにケチをつけたような気になり、自己嫌悪に陥ってしまったのです。ハイラとどのような態度で接すればよいかわからなくなったいすずは、何となくギクシャクとした態度を取るようになってしまいました。しかし、小糸が口を滑らせたことで、ハイラがお土産代と宿泊代を使い込んだことがバレてしまいます。

ハイラがギャンブルを辞めていなかったことを知ったいすずは、安心したような笑顔を見せたのでした。4巻ではその他にも、小糸のテスト勉強や雨漏りのエピソードが描かれていました。雨漏りのエピソード後には、エルダの部屋の片付けをする話が描かれています。雨漏りの修繕後、足の踏み場もないほどに散らかったエルダの部屋を見て、小糸が激怒します。

そして、2人で部屋の掃除と押し入れの整理を始め、小糸は押入れにあった箱からビデオテープを見つけます。その箱の中には、さらに小さなベータのテープもありました。興味津々でベータのテープを再生すると、そこには現在とまったく変わらない姿のエルダが映っていました。さらに、当時エルダの巫女だった、小糸の母親である小夜子の姿もありました。

江戸前エルフの漫画5巻の、あらすじネタバレをまとめていきます。高耳神社では、弓耳祭りという祭りの準備が進められていました。この弓耳祭りでは、その年の漁の豊凶を占う「御弓神事」という神事が行われることになっていました。御弓神事は、船に乗ったエルダが的を持ち、同じく船に乗った射手がその的に向かって矢を放つというものでした。

射手は小糸の祖父が担当する予定になっていましたが、祖父が怪我をしたことで小糸が代理を務めることになります。小糸は必死に練習しますが、弓の腕は一向に上達しません。ついに迎えた祭りの当日、小糸は船の上で的を持って待つエルダのもとへと向かいます。小糸は気合を入れて矢を放ちますが、1本目も2本目も矢は的を外れてしまいました。

最後の3本目をかまえた小糸は、矢がせめてエルダに当たらないようにとわざと遠くに矢を放ちました。それを見たエルダは船から飛び上がり、自ら的を矢に当てに行きます。エルダの捨て身の戦法で、矢は見事的の真ん中に当たったのでした。5巻ではその他、名探偵コマちゃんの話や、エルダと小糸のドタバタ日常ストーリーが描かれています。

最後に、江戸前エルフの漫画6巻の、あらすじネタバレを紹介します。江戸前エルフの5巻の最後には、小花ちゃんという赤ん坊のキャラクターが登場しました。6巻は、エルダが小花ちゃんのお守りをするエピソードから始まります。小糸と小柚子が小花ちゃんのお守りに悪戦苦闘する中、エルダは子守唄を歌って小花を寝かしつけていました。6巻では、仲の良い小糸と高麗がケンカをするエピソードも描かれていました。

高麗は思ったことを何でも口にする、サバサバとした性格です。それが良いところでもありますが、今回ばかりは我慢ができなかった小糸は怒ってしまいます。高麗は自分が野暮な発言をしていたと自覚し、野暮な発言をしないよう特訓を重ねます。しかし、エルダから「粋と野暮は紙一重」と教わった小糸は、粋でも野暮でも、いつもの高麗が好きだと思い直します。

そして2人は仲直りし、高麗も普段の話し方に戻りました。6巻では他に、エルダのちょっとした嘘がゴシップとして広まる話や、精霊がヨーグルトをお神酒にしてしまう話なども載っています。ヨーグルトメーカーを買ったエルダは、牛乳をセットしてワクワクしながら次の日の朝を待ちました。

しかし、精霊はエルダがお神酒を作るのだと勘違いし、牛乳をお酒にしてしまいます。精霊が作ったお神酒は美味しいと評判だったことを思い出し、久しぶりに張り切ってしまったのです。嬉しそうな精霊にお神酒作りを辞めるよう言えなくなり、エルダのヨーグルト作りは毎回失敗してしまうのでした。

江戸前エルフの登場人物1人目は、作品の主人公である小金井小糸です。小糸は16歳の高校生で、元気で明るい性格のキャラクターです。小糸の家は代々高耳神社の巫女を努めてきた家系で、小糸は3ヶ月前に亡き母の後を継いでエルダの巫女になりました。小糸はオシャレなレディになることを目指していて、お小遣いを貯めてはブランド物のバッグやコートなどを買っています。

しかし、まだまだ子供の小糸には似つかわしくない品ばかりで、周囲の人間からはいつも「似合わない」と言われています。引きこもりで我がまま三昧のエルダとしょっちゅうケンカをしつつも、仲良くしています。

江戸前エルフのエルダは、すでに621歳にもなるエルフです。もともとは異世界の住人でしたが、400年以上前に徳川家康によって召喚されました。それ以来、高耳神社のご神体として祀られるようになります。ご神体としての名前は「高耳毘売命（タカミミヒメノミコト）で、エルフとしての本名はエルダリエ・イルマ・ファノメネルです。

極端に人と関わることを嫌う引きこもりで、趣味のプラモデルやおもちゃ、スイーツなどを通販で取り寄せて楽しんでいます。ゲームやアニメも好きなオタクで、好きなことに関しては尋常ではないほどに打ち込みます。日々ダラダラと過ごしていますが、氏子である町の人たちには好かれているようです。

江戸前エルフの登場人物3人目は、小糸の親友である桜庭高麗です。小糸の幼なじみでもあり、小糸やエルダからは「コマちゃん」と呼ばれています。高麗は快活な性格のキャラクターで、遠慮せずに思ったことをズバズバと言います。たまに小糸が赤面するようなキザなセリフも臆面なく言うため、女であるにも関わらず「イケメン」と評判です。イケメン女子である高麗には、ファンからも「惚れそう」という感想が上がっています。

江戸前エルフの小金井小柚子は、小糸の小学生の妹です。料理が得意で、エルダの食事はすべて小柚子が作っています。礼儀正しいしっかりとしたキャラクターで、市場での買い出しなども1人で行っています。小柚子は地域の大人たちからの評判も高く、観光協会からはもんじゃ焼きの新メニューの相談を受けていました。

小日向向日葵は、大阪の廣耳神社で巫女を務めている16歳の高校生です。あまり表情が変わらないクールな性格で、廣耳神社の巫女としてご神体のヨルデをしっかりとサポートしています。小糸とはメル友となり、よくメールのやり取りをしています。向日葵のメールは普段のクールな様子とは違い、可愛い絵文字が多用された乙女チックなものでした。普段とのキャラクターのギャップに、小糸も戸惑っていました。

続いて紹介する登場人物は、廣耳神社のご神体であるヨルデです。ヨルデはエルダと同じく異世界から召喚されたエルフで、本名はヨルデリラ・リラ・フェノメアといいます。ご神体としての名前は、廣耳比売命（ヒロミミヒメノミコト）です。エルダよりひとつ年上の622歳ですが、見た目は幼く性格も子供のようなキャラクターです。何かとエルダに張り合うところがあり、エルダに負けたと感じるとすぐに泣き出す面倒なところがあります。

江戸前エルフの小伊万里いすずは、金沢にある麗耳神社の巫女です。小糸や向日葵と同じく、16歳の高校生です。フォロワーを15万人以上も抱えるインフルエンサーで、全国的にも有名な美少女です。クールな雰囲気を漂わせていますが、ハイラのこととなるといきなり熱く語りだします。いすずはハイラの内面だけでなく容姿にも惹かれており、個人的にハイラのプロマイドを集めています。

江戸前エルフのハイラは、エルダとヨルダの次に登場したエルフのキャラクターです。麗耳神社に祀られているご神体で、ご神体としての名前は麗耳毘売命（ウラミミヒメノミコト）です。本名はハイラリア・アイラ・ミララスタで、エルダやヨルダより100年ほど年上の726歳です。

エルダとヨルダのお姉さん的存在だと自負しており、エルダとヨルダのことは「ちゃん」づけして子供扱いしています。上品で高貴な雰囲気を漂わせた美しいキャラクターですが、ギャンブルが大好きという欠点があります。

江戸前エルフの登場人物の1人であるエルダは、不老不死のエルフです。エルダは400年以上前に日本に召喚され、それ以来変わらぬ姿で高耳神社に居続けています。江戸前エルフは基本的にコメディー要素が強い漫画ですが、たまにエルダの不老不死による哀愁が描かれています。不老不死であるエルダはいつも大好きだった人たちに先立たれ、思い出の場所も次々になくなってしまいます。

エルダがエルフ族の中で暮らしていれば、そういった辛い思いをしなくてもすんだでしょう。しかし、エルダは人間と関わるようになってから、幾度となく辛い別れを繰り返してきたのです。昔の思い出を語るエルダの表情には、時折切なさや悲しみが浮かぶことがあります。不老不死であるエルダと人間との関わりも、江戸前エルフの面白い魅力のひとつであるといえます。

江戸前エルフの漫画には、可愛いキャラクターが数多く登場します。ご神体として祀られているエルフたちだけでなく、それぞれの巫女も可愛くて魅力的です。また、それ以外の登場人物も個性的で可愛く、見ていて飽きることがありません。登場人物の表情などの作画が上手なところも、キャラクターがさらに可愛く見える要因のひとつでしょう。

前述したように、江戸前エルフはコメディー色が強い漫画です。もともとの設定が「怠け者で引きこもりのオタクエルフが神様として祀られている」というユニークなもので、ちょっとしたエピソードにも笑える要素がたっぷりと詰め込まれています。

特にエルダと小糸のコンビはボケとツッコミの役割が明確に分かれており、安心して見ていられる面白さがあります。たまに小糸がエルダと同じボケ役に回り、他のキャラクターに突っ込まれるという話もあり、面白さに飽きが来ません。他の個性豊かな登場人物たちも、江戸前エルフのコメディをさらに盛り上げてくれます。

江戸前エルフのエルダは江戸時代から日本にいるため、江戸の知識が豊富なキャラクターです。話の所々で江戸時代の豆知識を披露してくれるため、江戸時代についてより詳しく知ることができます。江戸時代の知識といっても、エルダの体験談として語られるため、堅苦しいことはありません。楽しく江戸時代の知識が学べるところも、江戸前エルフの面白い魅力だといえるでしょう。

江戸前エルフの漫画には、「雑学が面白い」という感想が寄せられていました。エルダの江戸時代豆知識は毎回のように挟まれており、その豆知識を楽しみにしている人も多いようです。江戸時代の豆知識が「勉強になる」という感想や、「興味深い」という感想が見られました。

江戸前エルフの感想を見ると、「エルダが可愛い」というコメントが目立ちました。エルダのフニャっとした顔や、コロコロ変わる表情が可愛いと評判です。また、エルダだけでなく、小糸など他の登場人物が可愛いという感想も見られました。エルダに関しては、アニメの声が可愛いという感想もありました。

江戸前エルフには、「ほっこりする」「癒やされる」という感想が多く寄せられていました。江戸前エルフに登場するキャラクターたちは優しい人たちばかりで、引きこもりのエルダのことも温かく見守っていてくれます。その優しい世界に、心癒される人が多いようです。また、「ほっこりする」と同じくらい、「たまに切ない」という感想も見られました。

江戸前エルフの漫画のあらすじネタバレや、登場するキャラクター、漫画やアニメの感想についてまとめました。江戸前エルフは漫画もアニメも評価が高く、「面白い」という感想が多く見られます。江戸前エルフではエルダと小糸のコメディチックなやり取りだけでなく、長い時を1人で生きてきたエルダの切なさも描かれています。

また、小糸も幼い頃に母親を亡くしており、母親に関するエピソードからは憂いを感じます。このあたりの切ない描写が適度なスパイスとなり、江戸前エルフは多くの人から支持される作品となりました。ぜひ、江戸前エルフの漫画やアニメを見て、作品の面白さをその目で確かめてみてください。