【英雄王、武を極めるため転生す】レオン・オルファーとは何者？声優や初登場は？

『英雄王、武を極めるため転生す』に登場するレオン・オルファーは、イングリスの味方か敵か、いまいちはっきりとしないキャラです。本記事では、『英雄王、武を極めるため転生す』のレオンとは何者か解説します。まずは、レオンのプロフィールとともに、『英雄王、武を極めるため転生す』の作品情報をチェックしておきましょう。

『英雄王、武を極めるため転生す〜そして、世界最強の見習い騎士♀〜』は、小説家になろうで2019年から始まったファンタジー小説です。作者はハヤケンさんで、小説版のイラストはNaguさんが担当しています。小説版は9巻まで発売されており、くろむら基人さんによるコミックスは4巻まで発売済みです。『英雄王、武を極めるため転生す』のアニメは、2023年1月から3月にかけて放送されました。

英雄王として国のために生きてきたイングリスは、老衰によって人生を終えようとしていました。そこに現れた女神から「1つだけ願いを叶えてやろう」と言われたイングリスは、自分の武を極めるために生まれ変わることを願います。イングリスの願いを聞き届けた女神により、イングリスは騎士の娘として生まれ変わりました。イングリスは幼い頃から修練を積み、強い相手に挑んでいくのでした。

『英雄王、武を極めるため転生す』のレオン・オルファーは、20代後半の聖騎士です。誰とでもすぐに打ち解けられる人懐っこい性格で、人当たりのよい笑顔を浮かべています。冗談が好きで軟派な印象がありますが、実は内に熱い思いを秘めたキャラです。ラファエルとは同僚で、イングリスやラフィニアのこともよく話に聞いていたようでした。レオンにはレオーネという妹がおり、レオーネは偶然出会ったイングリスたちと仲良くなりました。

『英雄王、武を極めるため転生す』のアニメでレオン・オルファーを担当したのは、声優の中村悠一さんです。中村悠一さんは1980年2月20日生まれの声優で、香川県木田郡庵治町（現在の高松市）の出身です。高校卒業後に代々木アニメーション学院に入学し、在学中にドラマCDの『対象浪漫雑記帳』で声優デビューを果たしました。代々木アニメーション学院卒業後は、東京ドラマハウスの所属となります。

その後、トリトリオフィス、シグマ・セブンと事務所を移り、現在ではインテンションに所属しています。中村悠一さんは2008年のノン子とのび太のアニメスクランブルで、第18回最優秀男性声優賞を受賞しています。また、2022年には、第16回声優アワードで助演男優賞を受賞しました。

『英雄王、武を極めるため転生す』でレオンの声優を務めた中村悠一さんは、これまでに多くのアニメで主要キャラを演じてきました。中村悠一さんがこれまでに出演した主な作品や担当キャラは、『呪術廻戦』の五条悟、『ハイキュー!!』の黒尾鉄朗、『僕のヒーローアカデミア』のホークスなどです。その他、『おそ松さん』の松野カラ松や『終わりのセラフ』の一瀬グレン、『銀魂」　の坂田金時なども担当しています。

『英雄王、武を極めるため転生す』でレオン・オルファーが初登場したのは、イングリスが12歳になったときです。ある日、イングリスたちの故郷であるユミルには、王都から監査がやってくることになりました。監査役をもてなす宴に出ることが許されたイングリスは、ラフィニアとともに着飾って出席します。

そして、宴の会場で、ラフィニアの父親であるビルフォード侯爵からある人物を紹介されました。その人物こそが、ここで初登場を果たしたレオンでした。ラファエルの同僚であるレオンは、明るい笑顔でイングリスとラフィニアに挨拶をしました。その後、レオンは天恵武姫（ハイラル・メナス）をイングリスたちに紹介します。

天恵武姫のエリスはイングリスとラフィニアがラファエルの血縁者だと聞くと、なぜか怒ってレオンを平手打ちして立ち去ってしまいました。初登場時のレオンはイングリスたちにも友好的で、明るく愛嬌のあるキャラとして描かれていました。

『英雄王、武を極めるため転生す』でレオンが初登場したとき、イングリスは監査役に同行してきた天上人（ハイランダー）に会いました。その天上人は、5歳の頃にイングリスが剣の稽古で打ち負かしたラーアルでした。天上人となったラーアルは宴で傍若無人に振る舞い、女騎士のエイダを夜の相手に望みました。それを見ていた監査役のシオニー卿はラーアルへと食ってかかり、ラーアルによって殺されてしまいました。

イングリスはエイダや故郷のユミルを守るため、自らが相手をするとラーアルに申し出ます。そして、深夜になるのを待ち、イングリスは1人でラーアルが滞在している館へ向かいました。しかし、そこに突如としてエリスが現れ、イングリスの行く手を阻みました。エリスはラファエルの従兄妹であるイングリスを助けようと、ここまでやって来たのでした。

「これ以上進もうとすれば攻撃する」というセリフを聞いて、イングリスは喜びに顔を輝かせます。エリスと手合わせするチャンスだと思ったイングリスは、これ幸いとばかりにエリスに攻撃をしかけました。戦いの中でイングリスの実力を知ったエリスは、それ以上止めようとせずに剣を収めてしまいました。戦えずに悔しがるイングリスを尻目にエリスがその場から去ろうとしたとき、エリスは雷の獣に激しく弾き飛ばされます。

その雷の獣を操っていたのは、エリスのパートナーであるはずのレオン・オルファーでした。レオンはエリスたちを裏切り、天上領（ハイランド）の敵対組織に入ることにしたのです。イングリスは周りに自分の実力を隠していましたが、レオンは2人の戦いを見てイングリスの本当の力に気づきました。また、すぐにこちらの言いたいことを察する賢いイングリスに、感心する様子も見せていました。

レオンはイングリスを気に入り、自分が入ろうとしている組織に勧誘します。その後、イングリスと戦闘になったレオンですが、戦闘中もずっとイングリスに「ちゃん」を付けて呼んでいました。こういった様子からも、レオンはイングリスのことを気に入っていると見て間違いないでしょう。イングリスもレオンには好感を持っており、悪い人ではないと思っています。

『英雄王、武を極めるため転生す』のレオン・オルファーは、人々を守るために存在する聖騎士でした。しかし、レオンは血鉄鎖旅団という組織に誘われ、組織の仲間になってしまいました。レオンが血鉄鎖旅団へと入ったのは、天上人に対抗するためでした。

レオンは聖騎士として、国や人々を守るという誓いをたてていました。しかし、天上人がいる限り、その誓いは果たされないと考えていたのです。その矛盾した事実に耐えきれず、反天上領組織である血鉄鎖旅団に入ることを決意したのでした。

『英雄王、武を極めるため転生す』の血鉄鎖旅団とは、天上人に反旗を翻した人たちの集まりです。天上領の技術を奪って地上に広め、天上領なしでも地上の人々が自分の身を守れるようにすることを目的としています。

ただ、血鉄鎖旅団の行いのせいで天上人から報復を受けた町もあり、他の人間たちからは迷惑な存在だと思われています。血鉄鎖旅団のリーダーは黒い仮面をかぶっており、素顔や正体を隠しています。黒い仮面をかぶったリーダーは、イングリスと同じくエーテルを使うことができる希少な存在です。

レオン・オルファーは『英雄王、武を極めるため転生す』の序盤から登場し、イングリスたちともすぐに仲良くなっていました。イングリスたちとの会話の様子からも、レオンがこの先大きな味方になると期待した人も多かったでしょう。しかし、レオンは初登場からほとんど間を置かず、血鉄鎖旅団に寝返ってしまいました。レオンのこの裏切り行為には、多くの人が驚いたようです。

『英雄王、武を極めるため転生す』のレオン・オルファーには、「渋くてかっこいい」という感想が寄せられていました。レオンの軽口を叩く様子や、無精髭を生やしたところに魅力を感じる人もいました。

『英雄王、武を極めるため転生す』のレオン・オルファーには、声優に関する感想も多く上がっていました。レオンの声優が中村悠一さんであることに喜ぶコメントや、中村悠一さんの演技を楽しみにしているコメントが多く見られました。

『英雄王、武を極めるため転生す』のレオン・オルファーについてまとめました。『英雄王、武を極めるため転生す』のレオンはラファエルと同じ聖騎士でしたが、血鉄鎖旅団に入ってしまいました。しかし、その根本にあるのは、地上の国や人々を守りたいという思いです。血鉄鎖旅団に入ったレオンの、今後の活躍が期待されます。