【マザーパラサイト】笠井リカは涼太の2人目の母親！薫との関係やその後を考察

こちらの記事では、WEBコミック配信サイト『ゼノン編集部』で連載中のサイコボラー漫画『マザーパラサイト』に登場する、笠井リカの情報をネタバレを交えて紹介していきます。笠井リカのプロフィールや、笠井リカと涼太との関係を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

他にも、笠井リカの今後や、マザーパラサイトの今後の展開についても考察を交えて紹介しています。まずは、下記の項目で笠井リカが登場する漫画作品・マザーパラサイトの作品概要と物語のあらすじを紹介しています。マザーパラサイトの作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

マザーパラサイトは、WEBコミック配信サイト『ゼノン編集部』にて連載中の漫画作品です。作者は佐藤洋寿先生で、2023年7月時点では8巻まで単行本が刊行されています。マザーパラサイトは、母親となる女性を次々に取り替えていく涼太という少年のサイコホラー漫画となっています。一見、普通のかわいい少年に見える涼太の、異常な性癖がネタバレしていく展開に「怖いけど続きが気になる」という読者の声が見られています。

中学2年生のかわいい少年・三木涼太は、母親と仲の良い普通の少年に見えます。しかし、涼太の母親・早苗は、彼のご機嫌をとるために必至そうな様子です。涼太は早苗の本当の息子ではないため、涼太が自分に愛想をつかすことを恐れていました。ある日、涼太がクラスのいじめられっ子・薫と一緒に下校していると、薫の母・リカが姿を現します。リカの薫への愛を見た涼太は、リカを次の母親にしようと決めるのでした。

こちらの項目では、マザーパラサイトに登場する笠井リカのネタバレプロフィールを紹介します。笠井リカは、主人公の涼太のクラスメイトである、笠井薫の母親です。昔はアナウンサーをしていたこともあり、綺麗な容姿の持ち主です。息子の薫のことを「かわいい」と思っており、必要以上に構う毎日を過ごしていますが、中学2年生の薫からは、その接し方が煩わしいと思われています。

笠井リカが薫を出産した時のことをネタバレすると、薫は未熟児として生まれてきました。体重が1キロほどしかなかったため、薫は出産してすぐ保育器に入れられてしまいました。次に笠井リカが薫を見たのは、保育器の中で管に繋がれている姿でした。そのため、薫に対して過保護になってしまい「かわいい」という感情が強くなってしまったのです。

しかし、そのような笠井リカの態度を煩わしく思う薫は、母親である笠井リカにきつくあたってしまいます。息子から叱咤される毎日を過ごしていた笠井リカは、自分の子育ての仕方に不安をもっていました。そのような時に"完璧な息子"を演じる涼太と出会ったことで、笠井リカは涼太に心酔していくようになります。

マザーパラサイトに登場する笠井リカは、未熟児で生まれてきた息子・薫に異常な依存心を持っています。その異常性は、中学2年にもなる息子の靴紐を結んであげようとしたり、学校から帰ってくるだけで涙を流しながら抱きしめるほどです。そのようないきすぎた母親の行動に、薫はうんざりしていました。しかし、涼太はそのような笠井リカの姿を見て、彼女を次の母親にしようと決めます。

涼太は、ことあるごとに薫をだしにして、笠井リカに会いにいくようになります。笠井リカは、始めは涼太のことを礼儀正しくかわいい、息子の友達程度に思っていました。しかし、自身の欠点を次々に肯定してくれる涼太を、息子の薫以上に「かわいい」と思うようになっていきます。そして、いつしか実の息子よりも、涼太の言葉を信用するようになってしまうのでした。

マザーパラサイトの第1話では、涼太が次の母親候補として笠井リカに目をつけることになります。なぜ涼太が笠井リカを母親候補に選んだのかというと、涼太が薫と下校した際に、笠井リカが涼太には目もくれず、涙を流しながら薫に抱きついたからです。その時、涼太は鬼のような形相で笠井リカに「邪魔」と言われて突き飛ばされています。しかし、涼太はその行動を「周囲が見えなくなるほどの母親の愛」だと感じたのでした。

その行動は、他人から見れば精神不安定な母親の常軌を逸した姿に見えることでしょう。しかし、涼太の目には、その姿が愛に見えたのです。笠井リカは、薫の帰宅を喜んだ後、自分が突き飛ばした涼太の存在に気づきます。しかし、自分で突き飛ばしたことは覚えておらず、涼太がいつからそこにいたのかも分からないようでした。その一件以来、涼太は笠井リカに執着するようになっていきます。

笠井リカが、涼太に心酔していくきっかけとなったのは、涼太の肯定の言葉です。マザーパラサイトの作中で、涼太は何度も笠井リカのことを肯定する言葉を口にします。笠井リカは、マザーパラサイトの作品を見ても分かるように、心配しすぎな性格をしています。その心配性は、靴紐が緩んでいることで薫が事故に遭うのではないかを心配したりと、精神疾患を患っているといっても過言ではないほどです。

そのような笠井リカに、息子の薫は煩わしさを覚え、きつくあたることもありました。かわいい息子から拒絶の言葉を投げかけられていた笠井リカは、落ち込むことも多くありました。しかし、涼太はそのような笠井リカに「おばちゃんは正しいです」「100点の母親です」と励ましの言葉を贈ります。そのような涼太の優しさに触れ、笠井リカは次第に涼太を自分の息子のように感じていくのでした。

マザーパラサイトの作中で、笠井リカは涼太の綿密な計画によって、涼太を息子のように可愛がるようになります。しかし、その関係は3人目の母親候補の出現によって崩れていきます。3人目の母親とは、マザーパラサイトの序盤で薫を虐めていたクラスメイト、仲村聖也の母親・はるみです。はるみは、初めて涼太を見た時から危険な少年だと感じていました。

その後、はるみは何かにつけて涼太に近づきます。他の母親たちと違い、自分の本性を見抜いているはるみに、涼太は居心地の悪さを感じていました。そして、はるみの家に忍び込み、はるみをハンマーで殴って家に火をつけます。それでも、はるみは涼太に声をかけてきます。そのような存在に涼太は動揺し、これまで自分の手のひらの上だった笠井リカに対する洗脳も薄れていきます。

涼太に対する気持ちに冷静になり始めた笠井リカは、その後、涼太に対しても、息子の薫に対しても接し方を変えていくようになっていきました。しかし、笠井リカの依存的な性格を考えると、今後再び涼太によって洗脳される可能性は高いのではないかと予想されます。また、笠井リカと涼太の見た目や異常性が似ていることから、涼太も保育器に入っていた未熟児で、薫と取り違えられた本当の息子である可能性も考えられます。

第3の母親候補、はるみが登場したことで、涼太と笠井リカの関係が少しずつ変化していきます。今後、マザーパラサイトの物語がどのような結末を迎えるのかはさまざまな展開が予想できますが、母親3人のうちの誰かが、涼太の本当の母親だったという可能性もあるのではないでしょうか？もしくは、マザーパラサイトというタイトルの通り、母親3人が実の息子たちの育児を放棄して、涼太に依存するという可能性もあるかもしれません。

マザーパラサイトを読んだこちらの方の感想では「今後、笠井リカが物語の爆弾になりそう」というコメントが見られています。始めは涼太の理想の母親として登場した笠井リカですが、常軌を逸した行動に出ることも少なくないため、物語に大きく関わる事件を起こすのではないかと期待されています。

こちらの方のツイートでは「マザーパラサイトを実写化するなら、笠井リカ役は安達祐実さんがいい」と感想を述べられています。マザーパラサイトは「面白い」という評価が多く、アニメ化や実写化が期待されている作品です。今後の話題性次第では、実際にアニメ・実写化する可能性もあるでしょう。

マザーパラサイトはサイコホラー漫画として話題となっています。人間同士の間に生まれる、いきすぎた依存心を見た読者からは「実際にありえそうで絶妙に気持ち悪い」と評価されています。ヒトコワ系ホラーが好きな人に特に評判の作品です。

以上、マザーパラサイトに登場する笠井リカを、ネタバレを交えて紹介してきました。笠井リカは、マザーパラサイトの主人公・涼太のクラスメイトである薫の母親で、涼太から理想の母親として執着される人物です。普段は優しい母親の笠井リカですが、息子を心配するあまり、いきすぎた行動をとってしまうことも少なくありません。

息子の薫からきつくあたられる毎日を過ごしていたところに、自分を肯定してくれる涼太が現れたことで、彼に依存するようになっていきます。マザーパラサイトは、WEBコミック配信サイトのゼノン編集部で連載されているので、最新話を見たい人はそちらのサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか？