【勇者が死んだ！】アンリは作中最強の屍術師？常に鼻水の理由や過去・最後は？

この記事では、「勇者が死んだ！」の主人公トウカの精神をかつて世界を救った勇者シオンに憑依させた、かわいい少女アンリ・ヘイズワースを特集します。アンリの過去や常に鼻水をたらしていた理由、そして最後について考察していきますが、その前にまずは「勇者が死んだ！」の作品情報をお届けしましょう。最初に「勇者が死んだ！」の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

「勇者が倒れた！」は、日本の漫画家スバルイチによる漫画作品で、小学館の裏サンデーとマンガワンにて2014年12月から2020年12月まで連載されました。

その後、2022年5月からは、「勇者が死んだ！」の最終回から1年半後の出来事を描いたスピンオフ作品「勇者が倒れた！-神の国編-」が、マンガワンおよび裏サンデーにて連載中です。また、メディア展開としては、2023年にテレビアニメが制作され、TOKYO MXほかにて4月7日から6月23日まで放送されました。

3年前、勇者シオンが地獄の門を封じたことで、人間と悪魔の戦いは終結します。しかしその後、再び地獄の門が開かれ悪魔たちが人々を襲うようになりました。シオンは農夫トウカが掘った穴に誤って落ち死亡してしまいます。トウカは勇者の死を隠蔽しようとしますが、そこへ屍術師アンリが現れます。彼女はシオンの死体にトウカの魂を憑依させ、シオンの代わりに世界を救わなければ死ぬことになるとトウカを脅すのでした。

ここからは、メインテーマである「勇者が死んだ！」のかわいいアンリ・ヘイズワースの過去や能力などの話題に移ります。アンリは、白い髪と赤い瞳が特徴の、かわいい12歳の少女です。詳しくは後述しますが、アンはかわいいのになぜか常に鼻水をたらしているのです。

アンリは、かつて勇者シオンの旅に同行していました。ところが、シオンが不慮の事故で死亡してしまいます。主人公トウカが作った落とし穴に誤って落ちてしまったのです。そこで、アンリは屍術の能力を使ってシオンの身体にトウカの精神を移します。シオンが生前に「もしも自分に何かあった時には、自分の身体を誰かに託して世界を救う旅を続けてほしい」とアンリに話していたからです。

その後、アンリはトウカと共に旅を続ける道を選びます。旅の途中で、かつての仲間である屍術師や兄との戦いに直面しながらも、2人は成長を遂げていくのです。アンリは勇者シオンの仲間だったこともあり、魔力レベルは高く9の評価を受けていました。しかし、屍術師としての能力はさほど高くはなく、まだ覚醒していないことは誰の目にも明らかでした。

かわいいアンリの魔力レベルは、最終戦直前には60に達し、本来の力を引き出すことができるようになっていました。また、地獄の底で「魔王の死体」を手に入れ、その能力を使って戦うことができるようになりました。「勇者が死んだ！」の物語の中でも最強キャラの１人として描かれるようになりました。

「勇者が死んだ！」のアンリの正体は、地獄で育った屍術師（しじゅつし・ネクロマンサー）です。死体を操ったり、他人の精神体を異なる身体に宿らせる能力を持っています。屍術師たちは、地獄で悪魔たちと果てしのない戦いを繰り広げ、自らの仲間を操って生き延びてきたのです。そのため、地獄の門が開かれた時には心から喜び、ついに戦いの日々が終わると信じたのです。

しかしながら、世界の人々は。見た目や地獄から生まれたことを理由に屍術師たちを悪魔とみなし、迫害し始めます。その結果、アンリや彼女の兄を含む屍術師たちは弾圧の対象となり、離散することを余儀なくされました。そんな中、アンリはシオンという人物と偶然出会い、彼の旅の仲間となるのでした。

次に、かわいいアンリの過去について考察していきます。アンリは他の屍術師たちと同様に地獄で誕生し、過去には兄と共に悪魔たちとの戦いに身を投じていました。屍術師でありながら、戦いの中で仲間たちが次々と命を落としていく様子に心を痛め、涙を流す純粋な心を持つかわいい子供だったようです。しかし、戦いを続けていくうちに感情が鈍化し、死に対して何も感じなくなっていきました。

地獄の門が開かれると、兄とアンリは共に門をくぐり、外の世界へと踏み出します。しかし、同時に彼らは人々による迫害に晒されてしまったのです。その後兄や仲間たちとはぐれ、恐れと不安に満ちた日々を過ごしている中、アンリは偶然シオンという人物と出会います。そしてほどなく彼の仲間に加わりました。

しかし、他の仲間たちからは死に対する無感情な面を気味悪がられたり、屍術師であることを理由に忌避されるなど、アンリが認められることはありませんでした。

アンリの魔法は、魔力レベル9という高レベルにランクされています。「勇者が死んだ！」にはこのレベルの人間が数名登場しますが、アンリはその中でも間違いなく最強の能力の持ち主です。その魔力を活かして、アンリは「遠隔屍術」と呼ばれる能力を使い、周囲の死体を一斉に操ります。

また、「憑依屍術」という能力を使えば、他人の精神に憑依することも可能です。アンリはこれらの能力を効果的に活用し、大活躍をしています。

プロフィール欄で紹介しましたが、アンリはかわいいのにいつも鼻水をたらしています。実は、鼻水をたらしている理由は、魔力量が不足しているからなのです。屍術師は、魔力が潤沢にある地獄の環境に順応してきました。地獄以外の環境では魔力量が不足してしまい、地獄の外で活動する際にはさまざまな症状が現れるようになりました。例えば、血の涙が流れたり、高熱が続いたり、異常な発汗が起きたりします。

アンリの場合は、魔力量不足により鼻水が絶えず出るという症状が現れたのです。試しに地獄に戻ると、鼻水は嘘のように出なくなり、通常の生活に戻ることができました。同じように絶えず鼻水が出ていたアンリの兄フリードリヒには、「鼻水の旦那」というかわいいニックネームが付けられました。

今から過去にさかのぼること３年半、地獄の門が解放され多くの悪魔が地上に姿を現しました。この時、アンリを含む屍術師（ネクロマンサー）たちも地獄から地上へ移動します。しかしながら、アンリは途中で他の仲間から離れてしまいます。その時、偶然にもシオン率いる一団と鉢合わせし、アンリはシオンと出会いました。

偶然シオンと出会ったアンリは、勇者たちのパーティに合流し地獄の門の封印を目指す旅に出発することとなりました。しかしながら、屍術という禁術使いの屍術師たちは、常に迫害の危険と隣合わせにいます。

また、屍術師たちは、人間とは異なる価値観を持っており、アンリも例外ではありません。アンリは、死は悲しむべきことではないという独特の価値観を抱いていました。このようなアンリを理解できるのはシオンだけでした。

「勇者が死んだ！」の最終章において、アンリは、ラスボスが設置した魔力吸収装置の影響で戦場に近づけなくなります。しかし、主人公のトウカたちが装置を破壊したことで戦地へ向かうことが可能になりました。

アンリは多くの戦闘員を引き連れ、ラスボスとの戦いに挑みます。そのことが、その後のラスボス撃破につながるのですが、実はアンリは、過去に世界中を巡っていたことがあり、多くの人々を説得して一緒に戦うように促していました。

アンリは魔王の力を駆使して戦い、最後にラスボスを倒します。ところが、その後、ラスボスがシオンの体に乗り移っていたことが判明します。ラスボスを殺せばシオンの精神も失ってしまいます。そこでトウカはラスボスに殺されることを選択し、最強に聖剣の所有権をラスボスに譲りました。勇者となったラスボスを仲間が倒した後、聖剣の世界に連れて行ってシオンと共にラスボスを討伐しようと考えたのです。

シオンはトウカと協力し、ラスボスを罠へと誘導し最後には打ち倒すことに成功します。ラスボスが討伐された後、聖剣の力によりシオンは一時的に現実世界に召喚されます。最後の別れを悲しむアンリには、死後の世界での再会を約束し旅立っていきました。

「勇者が死んだ！」のスピンオフ作品で続編でもある「勇者が死んだ！-神の国編-」では、シオンを見つけるためトウカたちが神の国へと向かいます。神の国にはシオンが創り出した世界が広がっており、主人公たちやシオンの仲間たちの姿もあるのです。まるでシオンの理想が映し出された精神世界のようでした。しかしその時、かつて最後に打ち倒した敵が幾倍にもパワーアップして侵略してきたのです。

「勇者が死んだ！-神の国編-」では1年半が経過し、アンリは12歳から14歳に成長していました。普通の人間であれば、成長期には大きな変化が見られるはずですが、アンリの外見には何の変化も現れません。屍術師なので特殊な体の構造をしているのかもしれません。しかし、アンリに変化が現れる可能性も捨てきれませんので、今後のストーリー展開にも注目していきましょう。

ここで、アニメ「勇者が死んだ！」のアンリ役の声優・竹達彩奈（たけたつ・あやな）を紹介します。竹達彩奈は、1989年6月23日生まれの女性声優で、現在はリンク・プランに所属し、声優だけでなく歌手としても活動しています。

声優を目指すようになったのは、まだ幼少期の頃のことだと言います。テレビアニメ「美少女戦士セーラームーン」やゲーム「Kanon」などに親しむうちに、アニメやゲームの仕事に関わりたいと思うようになったそうです。中学2年生・14歳の時に、日本ナレーション演技研究所に入所し、翌年アイムエンタープライズに移籍しました。

その後、2008年にOVA「kiss×sis」でヒロインの住之江あこ役を演じ、声優デビューを飾ります。そしてテレビアニメ「けいおん!」の中野梓役で人気声優の仲間入りを果たしました。また、2010年の第4回声優アワードでは、声優ユニット「放課後ティータイム」での活動が評価され歌唱賞を受賞ています。2012年4月には、ポニーキャニオンからシングル「Sinfonia! Sinfonia!!!」をリリースし、念願の歌手活動を開始しました。

次に、アニメ「勇者が死んだ！」でのアンリ役の声優・竹達彩奈の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• 俺の妹がこんなに可愛いわけがない（高坂桐乃）
• ソードアート・オンライン（リーファ / 桐ヶ谷直葉）
• けいおん！（中野梓）
• ソードアート・オンライン（リーファ / 桐ヶ谷直葉）
• ようこそ実力至上主義の教室へ (軽井沢恵）
• 五等分の花嫁（中野二乃）
• たまゆら（沢渡楓）
• だがしかし（枝垂ほたる）
• ノケモノたちの夜（ウィステリア）

ここまで「勇者が死んだ！」のアンリ特集をお届けしてきましたが、最後にアンリに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、アンリの鼻水に関するツイートからです。「ヒロインとしてどうなの？」や「エグすぎる」という評価がある一方、このツイートのようにかわいいという感想を持った方も多くいました。

続いて紹介するのは、アンリのキャラに関するツイートからです。空気が読めないところや”ちょろい”ところが作品を引き立てているようです。

最後に紹介するのは、アンリがかわいいし、ギャグのノリが楽しいというツイートからです。オープニング曲の良さも相まって勇者が死んだ！は最後まで見れそうとのことでした。

ここまで「勇者が死んだ！のアンリは作中最強の屍術師？」と題して、アンリの能力や常に鼻水をたらしている理由、そして過去や最後などについて考察してきました。

アンリは、地獄で育った屍術師で、死体を操ったり他人の精神体を異なる身体に宿らせる能力を持っています。彼女の魔力は、レベル9にランクされており、間違いなく最強の能力の持ち主といえるでしょう。また、いつも鼻水をたらしている理由は、魔力量の不足に起因しています。屍術師は、地獄以外で生活すると魔力量の不足から様々な弊害が生じます。彼女の場合は鼻水が出るといった症状が現れたのです。

また、過去には地獄を離れて悪魔との戦いに身を投じていたことがあります。地獄を離れたアンリたちは、人々の迫害に遭い不安な日々を過ごしていました。そんな時偶然出会ったのがシオンであり、シオンは彼女のよき理解者となります。その後、アンリは多くの仲間を引き連れラスボスとの戦いに挑みます。魔王の力をくしして戦い、最後にはラスボスを打ち倒しました。