【骸骨騎士様】アークの素顔は？正体や骸骨の姿になった呪いについて解説

この記事では「骸骨騎士様」の主人公アークを特集します。現世からゲームの世界にトリップした彼の素顔や呪いの謎について解説していきますが、その前にまずは「骸骨騎士様」の作品情報をお届けします。最初に作品概要の説明、そして簡単なあらすじ紹介へと続きます。

「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」（以後略称の「骸骨騎士様」を使用します）は、日本の小説家・秤猿鬼によるライトノベル作品です。Web小説投稿サイト「小説家になろう」にて、2014年10月から2018年7月まで連載されました。

書籍版「骸骨騎士様」は、オーバーラップノベルスより10巻まで刊行されており、電子版も含めた発行部数は2022年4月時点で累計200万部を突破しています。ちなみに、Webサイト「小説家になろう」に掲載されたのは書籍版8巻までであり、9巻以降は書籍版のための書き下ろしとなります。

また、骸骨騎士様のメディア展開としては、漫画とテレビアニメが制作されています。漫画作品は、サワノアキラの作画によりWEBコミックサイト「コミックガルド」にて2017年2月から連載中です。テレビアニメについては、AT-Xほかにて2022年4月から6月にかけて放送されました。

主人公のアークは、ある日オンラインゲーム中に寝落ちしてしまいます。目を覚ますと自分がゲームのキャラクター・アークの姿でゲームの世界に転生したのに気づきます。異世界では魔法が使える上に最強の武器を装備しており、何一つ不自由なく暮らすことができます。鎧の中が骸骨状態のため人前で鎧を脱げないという不具合はあったものの、アークはダークエルフのアリアンたちと共に異世界の旅を楽しみます。

ここからは、この記事のメインテーマである骸骨騎士様のアークの正体などの話題に入っていきます。最初はアークのプロフィールからになります。

アークは、本作・骸骨騎士様の主人公で、ひょうきんで気立ての良い人物です。ゲーム世界に転生後は、自身の作った全身骨格のアバターになったことから見た目は骸骨そのものでした。一方、現実世界にいたころの年齢については明かされていません。ただし、ウドランがエルフ狩りをした際に、助け出した少女がアークに「おじさん」と話しかけていたことから、30代から40代くらいの中年と考えられます。

転生後のアークは、ゲームの最強装備品である「ベレヌスの聖鎧」や「夜天の外套」などを手に入れ、全身を鎧で覆っています。そのため、体が全身骨格の骸骨であることは他人にはわかりません。

ここからは、骸骨騎士様の主人公アークの素顔や正体をネタバレで考察していきます。最初のネタバレは、アークのアバターが全身骨格になっている理由に関するネタバレです。アークはオンラインゲームをプレイしている最中に眠ってしまい、目が覚めるとゲームの世界にアバターのまま放り出されました。アークはこの時、最強の装備を持っていたため、異世界でも無双ができるほどの圧倒的な力を示します。

アークのアバターが全身骨格な理由をネタバレしますと、彼がゲームのキャラクターのデザインを作成する際に「元々は聖騎士だったが、呪いを受けて骸骨の姿に変わってしまった」という脳内設定をしてしまったためなのです。このデザインはゲーム仲間からは不評で、「鎧で隠れて見えないので意味がない」とまで言われてしまいました。

続くネタバレは、アークの素顔・正体に関するネタバレです。アークは、初登場時からすでに骸骨の姿でした。当初その正体はアンデット系種族と思われていましたが、後にアークの正体はアンデットではないことが判明します。ネタバレしますと、アークの正体すなわち素顔がわかったのは、アークが元の姿に戻った時のことです。彼は赤い瞳や褐色の肌を持っており、人間族ではなくダークエルフに近い種族だったのです。

実は、作中でアークの素顔が描かれたことはありません。ネタバレしますと、呪いを解こうとして解呪の泉に体を浸けた時、一瞬ですが体が再生されたようなのですが、すぐに戻ってしまいました。あくまで推測になりますが、アークの素顔はかっこいいイケメンと考えられます。前述のように、アークの元の姿は高身長で筋肉質な体と褐色の肌をしており、長い髪をなびかせているかっこいい姿が容易に想像できるからです。

続くネタバレは、アークの強さに関する事実です。骸骨騎士様では、魔法が存在し多種多様な種族が生息する世界が描かれています。また、ゲーム内には「ジョブ」と呼ばれる職業も存在します。

ここでは攻撃力や防御力、そして魔法能力などの数値をステータスと呼びますが、この世界の全ての生き物にその数値が割り振られステータスがあります。アークは、アバターのレベルやステータスを最大限まで成長させてあったため、最初から規格外の強さを持っていたのです。
 

アークの正体は自分が作り上げたアバターということもあり、アークが装備している武具は、最後にプレイした際に身に着けていたものが最強となっています。アークはすべてを超越した存在となっているのです。しかも、彼はその時点で「天騎士」と呼ばれるジョブを取得しています。

アークは「天騎士」を取得したことにより、攻撃魔法や転移魔法、召喚魔法、回復魔法、そして蘇生魔法を全て使えることになりました。これにより、アークは規格外の強さを手に入れました。このようにして、アークは冒険者としても余裕で生き残れるほどの力を持っていたというわけです。

ここからは、「骸骨騎士様」の主人公アークが人間から骸骨の姿になった呪いについて考察していきます。かつてアークは、「元々は聖騎士だったが、呪いによって骸骨の姿に変えられてしまった」と語っていました。実は、それはアークが自分のアバターに設定したストーリーだったのです。

普段は兜を外すことがなく、人前では素顔を見せないようにしていたアークですが、ディエントの街でダークエルフの戦士アリアンと出会い、共にエルフ狩りを撃退することに成功します。その後、アリアンからエルフの里に招待された際、アークは自分の脳内設定により兜を外して素顔を見せようとしました。

アリアンに素顔を見せた時、アークは自身が骸骨の姿であることが本当に脳内設定なのだろうかという疑問を抱きます。そこで、試しに自分の腕に解呪の魔法を唱えてみると、案の定本来の肌が現れ始めました。これによりアークは自分が呪いをかけられたことを確信するのです。そこで、アークは呪いを解くための旅を始める決意をしたのです。

アークは旅の中で、呪いを解く泉の情報を入手します。すぐにアークは解呪の泉へと向かいます。ようやく目的地に着いたアークは、早速泉に浸かります。すると呪いは解け、人間の肌が現れました。しかし、アークは同時に解呪の副作用で、以前には感じなかった感情の変化に苦しむことになります。彼はその後一週間ほど昏睡状態に陥りました。この経験から、彼は定期的に人間に戻ることで強い副作用を回避するようになりました。

前述の通り、アークは脳内設定で骸骨の姿になってしまいました。しかし、彼は普通の人間と同じように、食事をしっかり摂っています。彼はなぜ骸骨なのに飲み食いが自在にできるのでしょうか？

骸骨なのに飲み食いができることについて、アークは「中身がスカスカなのに味も解るし飲み食いも出来るが何故飲み食い出来るのかわからない」と語っています。つまり、アバターを作成した本人ですら何が起こっているのかわかっていないのです。なぜ骸骨が飲み食い出来るのかについては、今のところ解けない謎になっているようです。

アークは、一時的に呪いが解けて生身の体を取り戻します。しかし、前述の通りその正体は褐色の肌に赤い瞳を持つダークエルフであり、完全に人間の姿に戻ったわけではありません。それでは、アークの呪いはいつ解けて、はたして人間に戻れるのでしょうか？

アークがいつ人間に戻れるのかは現在のところ不明です。ストーリーでは一時的に元に戻る場面が描かれていますが、完全に人間に戻る方法について明確な言及はありません。この件に関しては「骸骨騎士様」の今後のストーリー展開を楽しみに待ちましょう。

ここで、アニメ「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」のアークの声優を紹介します。アークの声を演じたのは、声優の前野智昭（まえの・ともあき）です。前野智昭は、1982年5月26日生まれで茨城県下妻市出身の男性声優で、アーツビジョンに所属し活動しています。前野智昭の経歴を紹介しますと、声優をめざすようになったのはまだ幼い小学2年生の頃だと言います。

テレビでアニメ「ドラゴンボール」を夢中になって観たのが、その後の人生を決めるきっかけとなったそうです。やがて高校に進学した前野は、ファミレスでのアルバイトでお金を貯め、声優の専門学校のアミューズメントメディア総合学院に入学し声優になるための勉強を始めます。卒業後は日本ナレーション演技研究所で研鑽を積み、アーツビジョンに入所します。

芸能界での初仕事は、アミューズメントメディア総合学院のインターン時代に出演したドラマCD「カナリア 〜この想いを歌に乗せて〜」になります。また、声優デビューは外画の吹き替えでした。

その後は、テレビアニメ・劇場アニメ・ゲーム・洋画や海外ドラマの吹き替えなど幅広く活躍し、電撃Girl's Style「乙女ゲームアワード2014」や「ガールズゲームアワード2017」の声優部門で第1位に輝いています。また、2010年には、第4回声優アワードにて新人男優賞を受賞しました。

次に、アニメ「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」で主人公アークを演じた声優・前野智昭の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• 転生したらスライムだった件（ヴェルドラ）
• 炎炎ノ消防隊（相模屋紺炉）
• 本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません（マルク）
• 弱虫ペダル（福富寿一）
• ドラゴンクエスト ダイの大冒険 （クロコダイン）
• ワールドトリガー（木崎レイジ）
• プラチナエンド（底谷一）
• はたらく細胞（白血球）
• ドラゴンクエスト ダイの大冒険（クロコダイン）
• 暁のヨナ（ソン・ハク）

ここまで骸骨騎士様（骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中）の主人公アーク特集をお届けしてきましたが、最後にアークに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、声を担当した声優からアークの正体を探るツイートです。声優の前野氏はどこかおかしいキャラを演じることが多いと言います。アークもその例に漏れず、かっこいいのにどこかズレているキャラのようです。

続いて紹介するのは、アークの行動が解せないというツイートからです。素顔を晒すことに慎重だったアークがチヨメにあっさりと素顔を見せたことに疑問を呈しています。人のいいアークの性格がそうさせたのでしょうか？

最後に紹介するのは、骸骨騎士様のアークとダークエルフの女性戦士アリアンの距離感に関するツイートからです。正反対の気持ちを表現していますが、どちらもファンの率直な気持ちを表しているのかも知れません。

ここまで「骸骨騎士様のアークの素顔は？」と題して、骸骨騎士様の主人公アークの正体や人間から骸骨の姿になった呪いなどについて、ネタバレありの情報をお届けしてきました。

骸骨騎士様主人公アークは、自身の作った全身骨格のアバターとなってゲーム世界に転生します。見た目は骸骨そのものですが、その正体は褐色の肌に筋肉質の体を備えた高身長のイケメンと考えられます。彼が全身骨格となった理由は、転生前にゲームのキャラを作成する際「呪いを受けて骸骨の姿に変わってしまった」と脳内設定したためと判明します。つまり、アーク自身の設定によるもので呪いは無関係ということになります。

また、アークが全身骨格の骸骨なのになぜ飲み食いができるかということについては、本人も何が起きているのかわかっておらず合理的な説明はありません。つまり現時点では不明です。さらに、アークの呪いはいつ解けて人間に戻れるのかという最大の関心事項についても、残念ながら現時点では不明です。こうした謎については、骸骨騎士様の今後の展開に期待しましょう。