【ジゴロ次五郎】最終回のあらすじをネタバレ！漫画の結末と読者の感想・評価は？

『ジゴロ次五郎（ジゴロじごろう）』は、漫画家・加瀬あつし先生による漫画作品です。週刊少年マガジンにて2002年22号から2007年30号まで連載されていました。単行本は全22巻が刊行されています。

• 名前：加瀬あつし（かせあつし）
• 生年月日：1964年6月29日（58歳）
• 出身地：千葉県成田市
• 職業：漫画家
• 活動期間：1990年～
• 活動ジャンル：少年漫画、ヤンキー漫画

『ジゴロ次五郎』の作者である加瀬あつし先生は、千葉県成田市出身の漫画家です。1990年に週刊少年マガジンにて、ヤンキーを題材とする漫画『カメレオン』で連載デビューを果たしています。その後1999年には『カメレオン』にて第23回講談社漫画賞少年部門を受賞しました。また、2014年からは月刊少年マガジンにて、『カメレオン』の7年後を描いた漫画『くろアゲハ』が連載されています。

ある日、車好きの高校生・石川次五郎のアルバイト先である洗車場に1台のプレジデントが現れます。プレジデントの持ち主はVIPカーチーム「加麻呂」のリーダーである岡田でした。バイト仲間によれば、岡田は気に入らない車があるとチームで襲うような危険人物とのこと。すると岡田のプレジデントの洗車を担当することとなったバイト仲間が、作業中にポケットからライターをボンネットに落とし、微妙な傷を付けてしまいます。

岡田はそのことに気づき、全面塗装のし直しを要求しました。当然、その理不尽な要求を断りますが、岡田はバイト仲間の手をドアでへし折ろうとすることで要求を押し通そうとします。そのとき、次五郎は仲間を助けるべく洗車場にあったタイヤをドアの間に挟み、さすがにやり過ぎだと注意しました。そこで、岡田は次五郎に対し、パーキングエリアでのナンパ勝負を要求。次五郎は仲間を助けるためそれを受け入れました。

しかし、次五郎は車を持っていません。さらに、ナンパ勝負前に兄・九州男のキャデラックを無断で持ち出した挙句、誤ってぶつけてしまったために、その修理代として車を購入するために貯めておいた50万円のうち、45万円を没収されてしまいます。残金5万円となってしまい途方に暮れた次五郎は、九州男に紹介された中古車店で車を探すことにしますが、そこにはスクラップ状態の車ばかりが並んでいました。

次五郎は半ば諦め始めます。しかし、そこで見つけたスクラップ寸前のS13シルビアに運命的なものを感じました。実はそれは「妖車」と呼ばれた伝説の車で、時に意思を持つかのように振る舞います。中古車店のオーナーはドアが全く開かないから、開けられたらあげると次五郎に言いました。

ところがそのドアは次五郎が引いても横にスライドさせても開きません。次五郎が諦めかけたその時、次五郎が滑ってコケたことがきっかけで、手がドアを上にスライドさせることとなりました。実はS13シルビアはガルウィンドアだったのです。こうして次五郎はS13シルビアを手にすることとなりました。

次五郎は岡田とのナンパ勝負に挑むべく、愛車S13シルビアとともに勝負場所である高速パーキングエリアに赴きました。ナンパ勝負のルールはサービスエリアで「ナビシートのマスコット」と呼ばれる女性・本田千夏を車に乗せた者が勝者、乗せることができなかった者が敗者という至ってシンプルなものです。

ボロボロの状態のS13シルビアに乘り、遅れて登場した次五郎でしたが、岡田が千夏を車に乗せようとしているところにドリフトして横付けしました。その結果、驚きながらも千夏が次五郎のS13シルビアの助手席に乗り込んだことにより、ナンパ勝負は次五郎の勝利となりました。

それでは早速、漫画『ジゴロ次五郎』の最終回結末のあらすじをネタバレありで紹介していきます。次五郎のアルバイト先である洗車場のバイト仲間・日野愛子は、次五郎の成長を間近で見るうちに好意を抱くようになりました。一方、次五郎は愛子が自分に好意を抱いていることに気づいていましたが、告白をせずに時間ばかりが過ぎていきます。実は愛子以外にも次五郎を狙っている女子がいました。

その女子というのが、次五郎がS13シルビアにはじめて乗せた本田です。最終回の終盤では本田と愛子が通っている教習所にて、ついに次五郎と二人の関係が明確になる瞬間が訪れます。愛子を送迎している次五郎は、駐車場で立ちションをしていました。するとそこに本田が歩み寄ってきます。さらに次五郎が本田と話をしていると、愛子が戻ってきて二人が鉢合わせました。

その後本田はシルビアの助手席に座る愛子を見て、次五郎は自分のものではないと悟ります。そしてある日、次五郎は愛子に自分の想いを伝えようと、バイト先で愛子をS13シルビアのところに呼び出しました。その後愛子がやってきて、車内で二人きりになります。しかし、次五郎は緊張のあまり車内でオナラをしてしまいました。

思わず手で握り締めた次五郎でしたが、愛子は手で何かを握り締めているのを見て、何かプレゼントをくれるのだろうと思い、茶化しながら手を開かせました。すると車内に凄まじいオナラの臭いが充満してしまいます。それに怒った愛子は仕事に戻ろうとしました。焦った次五郎はその勢いのまま付き合って欲しいと声に出して伝えます。

しかし、愛子は次五郎にビンタをして自分の顔見て見ろと言いました。ビンタされたことで振られたと思い込んだ次五郎でしたが、鏡を見てみるとビンタされた場所に「いいよ」に口紅で書かれていました。愛子はあらかじめ口紅で「いいよ」と書いておき、ビンタをすることで次五郎の顔につくようにしていたのです。こうして、二人は互いの想いを明らかにしました。

愛子と付き合うこととなった次五郎は、東京に泊りがけの旅行に出かけることにしました。しかし、東京に向かう途中で突如S13シルビアに馬力が落ちるという異変が起きてしまいます。次五郎は異変の原因を調べようとボンネットを開けて点検しましたが、結局目立った異常はなく異変の原因が分かりませんでした。目立った異常がなかったために安心した次五郎は、車内で車検証を見てみると自分の名前が消えかかっていることに気づきます。

愛子はそれに不吉な予感を覚え、次五郎と一緒に再度点検してみることにしました。すると次五郎が見ていなかった部分が歪んでおり、今のままで走り続けるといずれ不動車になってしまう状態でした。それでも諦めきれなかった次五郎は自分の手で修理しようとします。愛子はS13シルビアを修理するべくクランク部分の溶接をおこなっていた次五郎に対し、旅行の話をしてS13シルビアのことを忘れるように促しました。

しかし、次五郎は作業を邪魔されたことに怒り、愛子を怒鳴りつけてしまいます。それを機に二人の関係はギクシャクしてしまいました。数日後、次五郎は修理したS13シルビアに乘って運転していました。ところが車全体に歪みが出現してしまい、最後はまっすぐ走ることもできなくなります。このとき、次五郎は最後にS13シルビアで愛子を大阪まで運ぶか、別れるかの選択を迫られてしまいました。

その後次五郎は愛子の乗った高速バスを追いかけます。しかし、高速バスはいきなり走行中に蛇行運転を繰り返しました。運転手が飲酒をしていたのです。高速バスに追いついた次五郎は運転手の飲酒に気づき、S13シルビアをバスに体当たりすることで進路を変え、止めようと試みました。その試みは功を奏し、バスを止めることはできたものの、その代わりにS13シルビアは分岐点の角に突っ込んでしまいます。

その結果、S13シルビアは大破してしまいました。一方、乗っていた次五郎も無事では済まないと、涙を流しながら心配していた愛子。するとバスの乗客が次五郎が無事であることを確認しました。なんとS13シルビアは大破する直前にロールバー変形させて次五郎を包み込むことにより、衝撃から守ったのです。病院で目を覚ました次五郎はS13シルビアがどうなったのかが気になり、会いにいきました。

大破したS13シルビアを目にした次五郎は愕然としますが、修理して元通りにしたいと宣言します。その場にいた仲間たちは復旧の宣言をした次五郎の作業を手伝うと約束しました。そして、最後は無事S13シルビアを元に戻します。しかし、走れるようになったS13シルビアですが、以前のガルウィングと魂が戻ることはありませんでした。

『ジゴロ次五郎』の最終回結末の最後は、S13シルビアが大破してから5年後の様子が描かれました。登場人物はみんな大人になっており、次五郎は愛子と5年の交際期間を経て、結婚するこにしています。結婚式場には次五郎と愛子の結婚を祝おうと、仲間とシルビアが集まっていました。

愛子が階段を降りようとしたとき、躓いて転びそうになりますが、S13シルビアがドアを開いて次五郎を押し、押された次五郎が愛子を両手で救い上げています。この瞬間にS13シルビアの魂が戻ったようです。さらに、愛子のお腹に子供がいることが告げられており、次五郎と愛子の子供がS13シルビアの将来の運転手になることが決まっていました。

漫画『ジゴロ次五郎』に登場する石川次五郎（いしかわじごろう）は、本作の主人公です。私立万座高校3年生。肥満体系の次五郎は「ブタ」「デブロー」と呼ばれています。愛車はS13シルビアで、走り屋系のチーム「エンドレス」のリーダーを務めていました。

漫画『ジゴロ次五郎』に登場する石川九州男（いしかわくすお）は、石川家三兄弟の長男です。親戚が経営する運送会社「石川運送」の大型トラックドライバーで、最終的に市長選に出馬することになっています。

漫画『ジゴロ次五郎』に登場する岡田秀樹（おかだひでき）は、VIPカー系のチーム「加麻呂」のリーダーです。次五郎とナンパ勝負をして負けています。かつては次五郎の兄である九州男の下で暴走族をしていました。

漫画『ジゴロ次五郎』に登場する松木浩美（まつもとひろみ）は、岡田と中学時代の同級生で親友です。愛称は「マイキー」。かつては岡田と同じく九州男の下で暴走族をしていました。岡田と松木は「吸血コンビ」として恐れられていたようです。

漫画『ジゴロ次五郎』に登場する石川勇夫（いしかわいさお）は、石川三兄弟の三男です。見た目は無垢な美少年で、学校の女子生徒がファンクラブを作るほどの人気者でした。次五郎を「チビ兄ィ」と呼んで慕っており、九州男にいじめられるところをいつも庇っています。

漫画『ジゴロ次五郎』に登場する日野愛子（ひのあいこ）は、次五郎と同じアルバイト先の仲間です。レディース「堕天使」の総長であり、男相手にも怯むことのない胆力の持ち主でした。最終回結末の最後では次五郎と夫婦になっています。

漫画『ジゴロ次五郎』に登場する本田千夏（ほんだちなつ）は、次五郎に憧れている美少女です。サービスエリアの有名人で、モテない次五郎にとっては天使的存在でした。次五郎がはじめてS13シルビアに乗せた女性でもあります。

漫画『ジゴロ次五郎』に登場する岡田奈菜（おかだなな）は、旧車ばかりのレディース「音姫」のリーダーです。岡田秀樹の妹でもあります。兄同様気性が激しい性格をしていました。

漫画『ジゴロ次五郎』に登場する藤田京助（ふじたきょうすけ）は、VIPカーを主とするチーム「赫愚夜姫」のリーダーです。愛車は日産・シーマで、ところかまわずぶつけながら走ったことで傷だらけとなり、「スカーフェイス（傷顔）」と呼ばれていました。

ここまで漫画『ジゴロ次五郎』の最終回結末の最後やその後をネタバレありで紹介し、登場人物を一覧形式でまとめてきました。では、最後に『ジゴロ次五郎』の最終回に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやら、ネット上では最終回結末の最後に関する感想や評価が多くあがっているようです。

こちらではジゴロ次五郎の最終回結末の最後に関する感想や評価があがっています。どうやら、この方は最終回結末の最後を「めちゃくちゃ感動した」と高評価されているようです。

こちらでもジゴロ次五郎の最終回結末の最後に関する感想や評価があがっています。どうやら、この方は最終回結末の最後に感動すると同時に、車やバイクに対する愛情を感じ取られたようです。

こちらではジゴロ次五郎の最終巻に関する感想や評価があがっています。どうやら、この方は最終巻に泣きそうになるほどの感動を覚えたようです。

本記事ではジゴロ次五郎の最終回のあらすじをネタバレしありで紹介し、漫画の結末と読者の感想・評価をまとめてきました。漫画『ジゴロ次五郎』を読む際は、本記事のまとめを参考にしつつ最終回に注目していただければ幸いです。