空が灰色だから（空灰）のトラウマエピソード集！阿部共実が描く鬱漫画の魅力は？

大人気漫画家の阿部共実は、ホラー要素やダークなストーリーをかわいい絵柄と融合させた作品が多い人物として知られています。この阿部共実の作品の中で、特に高い人気を博しているのが漫画『空が灰色だから』です。漫画『空が灰色だから』とは、2011年に｢週刊少年チャンピオン｣で発表された作品であり、『空灰』と略されています。『空灰』こと漫画『空が灰色だから』は絵が非常に可愛く、コメディ漫画にしか見えません。

しかし、漫画『空が灰色だから』は怖いエピソードが非常に多く、トラウマ漫画として有名になっています。このトラウマエピソードが理由で、漫画『空が灰色だから』は2023年4月現在も多数のファンに愛され続けています。本記事では、漫画『空が灰色だから』について、トラウマエピソードや面白い魅力などをネタバレ紹介します。まずは、漫画『空が灰色だから』の概要と作者の情報について、簡単にネタバレ紹介していきます。

本記事で、トラウマエピソードや面白い魅力などをネタバレ紹介する『空が灰色だから』とは、阿部共実が描く｢週刊少年チャンピオン｣の漫画作品です。漫画『空が灰色だから』は一話完結型のオムニバス形式で青春コメディを描いた作品であり、『空灰』という略称で知られています。『空灰』こと漫画『空が灰色だから』は、青春コメディ作品であるものの、非常に後味の悪いエピソードや本格的なホラー要素が数多く描かれています。

そのため、漫画『空が灰色だから（空灰）』は多数の読者にトラウマを植え付けた作品として有名になっています。元々、漫画『空が灰色だから』は『空が灰色だから手をはなそう』という題名が付けられており、2011年に｢週刊少年チャンピオン｣で発表されました。その後、本作は2013年に最終回を迎え、合計5巻の単行本で完結しています。漫画『空灰』の人気は非常に高く、過去に多数の販売店で単行本1巻が完売していました。

上述で紹介した通り『空灰』こと漫画『空が灰色だから』の作者は、阿部共実（あべともみ）という漫画家です。漫画『空が灰色だから』を手掛けた阿部共実とは、兵庫県出身の漫画家であり、｢チャンピオン｣系列の漫画雑誌で活動しています。元々、阿部共実は2005年の｢ジャンプ十二傑新人漫画賞｣で、｢最終候補まで後一歩｣の1人に選ばれました。しかし、阿部共実はデビューすることが出来ず、投稿作品すら判明していません。

その後、阿部共実は『COS!～クロスオーバーザン～』と『恋する殺人鬼』を投稿し、｢週刊少年チャンピオン｣の漫画賞を受賞しました。そして、阿部共実は2010年に読み切り漫画の『破壊症候群』を｢週刊少年チャンピオン｣で掲載し、漫画家デビューを飾りました。読み切り作品で漫画家デビューした後、阿部共実は2010年に｢週刊少年チャンピオン｣で漫画『ドラゴンスワロウ』の連載をスタートさせ、連載デビューを勝ち取りました。

連載デビューを勝ち取った阿部共実は、漫画『ドラゴンスワロウ』の完結後、2011年に漫画『空が灰色だから』を｢週刊少年チャンピオン｣で発表しました。その後、阿部共実は『ちーちゃんはちょっと足りない』という漫画で｢第18回文化庁メディア芸術祭｣のマンガ部門の新人賞を受賞し、大ブレイクすることになりました。2023年4月現在、漫画家の阿部共実は｢マンガクロス｣で漫画『潮が舞い子が舞い』の連載を行っています。

確かに、阿部共実の漫画『空が灰色だから（空灰）』は、絵柄が非常に可愛らしい作品です。しかし、漫画『空が灰色だから』はかわいい絵柄に反し、トラウマエピソードが非常に多い作品として知られています。この絵柄に反したトラウマエピソードから、漫画『空が灰色だから』は一躍注目を集めることになりました。ここからは、『空灰』こと漫画『空が灰色だから』のトラウマエピソードについて、一覧でネタバレ紹介していきます。

最初にネタバレ紹介するトラウマエピソードは、｢今日も私はこうしていつもつまらなそうな顔してるあいつとつまらない話をして日を過ごしていくのだ｣です。｢今日も私はこうしていつもつまらなそうな顔してるあいつとつまらない話をして日を過ごしていくのだ｣とは、漫画『空が灰色だから』の単行本1巻に収録されているエピソードです。メガネをかけた女子高生の鳴田あおいは、慶太という幼馴染の男子高校生の世話をしていました。

しかし、慶太は毎回態度が冷たく、鳴田あおいの幼馴染に全く見えませんでした。それでも鳴田あおいは諦めず、幼馴染の慶太を支え続けていました。ある日、慶太がどこかに行きたいと口にし、鳴田あおいは電車内で派手にツッコミを入れました。すると、ショートカットヘアーの少女が現れ、慶太は鳴田あおいに話しかけていないと伝えます。この発言に鳴田あおいは激怒し、ショートカットの少女が誰なのか慶太に問いただしました。

慶太はショートカットの少女が幼馴染だと言い、鳴田あおいを幼馴染と思っていないと明かします。実は、ショートカットの少女が本当の幼馴染であり、鳴田あおいは慶太を陰で見つめ続けていただけでした。鳴田あおいは慶太を見つめ続けたことで、脳が錯覚を起こし、自分とショートカットの少女を置き換えていたのです。全てを思い出した鳴田あおいは、慶太に見捨てられ、大粒の涙を流しながら愛する慶太の名を呼び続けるのでした。

2つ目にネタバレ紹介するトラウマエピソードは、｢黒｣です。｢黒｣とは、閉鎖空間を描いたエピソードであり、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本2巻に収録されています。｢黒｣の主人公である沢村亘理は、真っ暗な空間に突然閉じ込められてしまいます。沢村亘理は所持品を何も持っておらず、閉じ込められた空間がどこなのかも分かりませんでした。そのため、沢村亘理は真っ暗な空間に閉じ込められた経緯を思い出そうとします。

しかし、沢村亘理は何も思い出すことが出来ませんでした。この時、沢村亘理は頭を痛め、泥酔して真っ暗な倉庫に入り込んだと考えます。そこで、沢村亘理は大声を出し、助けを呼ぼうとします。しかし、誰も助けに来ず、｢黒｣の物語は何も分からないまま結末を迎えました。『空灰』の｢黒｣は、閉所恐怖症の方が恐怖を感じる物語です。また、沢村亘理の正体が最後まで分からないため、｢黒｣はミステリー要素も多い物語となっています。

3つ目にネタバレ紹介するトラウマエピソードは、｢こわいものみたさ｣です。｢こわいものみたさ｣とは、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本2巻に収録されているエピソードであり、本格的なホラーが描かれた回として知られています。ある日、女子中学生の前園と冬花は、放課後に一通のメールが友人から届きます。そのメールは画像へのリンクが添付されたチェーンメールであり、誰かに送らないと不幸になると書かれていました。

前園と冬花は怖がりな性格をしており、怖い画像だと思ってチェーンメールのリンクに恐怖します。しかし、前園は画像へのリンクを押し、大騒ぎしてしまいました。この時、前園は自分が極度のこわいもの見たがりだと冬花に明かします。すると、チェーンメールを送った張本人が現れ、前園と冬花は廃墟での肝試しに誘われます。チェーンメールの送り主が肝試しに誘った廃墟は、一家全員が突然謎の失踪を遂げた曰く付きの家でした。

怖がりの冬花は肝試しの誘いを断ろうとします。しかし、前園が極度のこわいもの見たがりであるため、冬花は肝試しに参加することになりました。その後、前園と冬花は2人の男子と廃墟へ向かいます。廃墟に着いた際、男子は誰が先に入るかで盛り上がります。すると、前園が突然1人で廃墟に入り、家の中をどんどん探り始めました。この時、前園は顔を真っ青にしながら、気になって仕方がないと冬花や2人の男子へ何回も伝えます。

極度のこわいもの見たがりが発症した前園は、廃墟の探索後、御札だらけの引き戸から絶叫が聞こえます。冬花と男子は御札だらけの引き戸に恐怖し、その場から逃げ出します。しかし、前園はこわいものみたさで気が狂い、御札を剥がし始めました。そして、前園は廃墟の外にいる冬花へ｢とれちゃった｣と伝え、姿を消してしまいました。その後、冬花は前園の最後の言葉に取り憑かれ、極度のこわいもの見たがりが発症してしまうのでした。

4つ目にネタバレ紹介するトラウマエピソードは、｢ガガスバンダス｣です。｢ガガスバンダス｣とは、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本1巻に収録されているエピソードであり、｢ガガスバンダス｣という奇妙な遊びが描かれています。｢ガガスバンダス｣の主人公である女子小学生の憐は、2人の友達にからかわれながら学校へ向かっていました。この時、憐は2人の友達から｢ガガスバンダス｣という遊びを耳にし、首を捻らせました。

憐は知らないと馬鹿にされると考え、｢ガガスバンダス｣を知っていると嘘をつきます。そして、憐は友達と｢ガガスバンダス｣を始めます。これがきっかけで、憐は奇妙な体験をすることになるのでした。漫画『空灰』の｢ガガスバンダス｣は、｢ガガスバンダス｣という遊びの正体が最後まで分からず、理解不能の恐怖を与えてくれます。また、大麻でトリップしたような描写もあり、｢ガガスバンダス｣は特に考察が多いエピソードとなっています。

5つ目にネタバレ紹介するトラウマエピソードは、｢信じていた｣です。｢信じていた｣とは、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本2巻に収録されているエピソードであり、女子高生と野球部のエースの悲しい恋愛が描かれています。｢信じていた｣の主役の1人である男子高校生の涼は、夏の大会の大敗で野球から距離を置いていました。涼の幼馴染である女子高生の若葉は、千絵という涼のファンと共に、毎日涼を励ましていました。

しかし、千絵は悪女であり、打算だけで涼を応援していました。それを知った若葉は、あえて厳しい言葉を使って涼に野球をやらせようとします。若葉の言葉が効き、涼は野球部に復帰します。そして、涼が入った野球部は、夏の大会の予選で準決勝まで進みました。その後、若葉は笑顔で涼に駆け寄り、｢信じていた｣と伝えます。しかし、若葉は｢信じていた｣という言葉を涼に非難され、彼の口から野球をしなかった経緯を聞かされます。

実は、涼は肩の怪我が原因で夏の大会に敗北し、毎日リハビリを頑張っていました。その中で、涼は若葉に厳しい言葉を投げかけられたため、強い怒りを抱いていました。それを知った若葉は謝罪し、明日の試合も頑張るよう涼に伝えます。その後、若葉はしゃがみ込み、言葉を殺しながら大粒の涙を流します。すると、悪女の千絵が涼に抱きつき、漫画『空が灰色だから（空灰）』の｢信じていた｣の物語は結末を迎えるのでした。

6つ目にネタバレ紹介するトラウマエピソードは、｢名乗る名もない｣です。｢名乗る名もない｣とは、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本4巻に収録されているエピソードであり、いじめられっ子を助ける名もなき女子中学生の姿が描かれています。いじめられっ子の小学生・鈴鹿光生はある日、公園で1人の女子中学生と出会います。その女子中学生は名前が分からず、｢アネゴ｣としていじめられっ子の鈴鹿光生を相撲で鍛えようとします。

当初、鈴鹿光生はアネゴの鍛錬を受けるものの、いじめっ子に返り討ちにされるだけでした。しかし、鈴鹿光生は鍛錬でアネゴに偶然キスをした際、強さが倍増します。これにより、鈴鹿光生はいじめっ子を倒すことに成功しました。その後、鈴鹿光生は勝利を褒めて貰うため、アネゴの学校に足を運びます。しかし、鈴鹿光生は学校で同学年の男女にいじめられるアネゴを目撃し、見て見ぬふりをしてそのまま去ってしまいました。

7つ目にネタバレ紹介するトラウマエピソードは、｢お兄ちゃんが｣です。｢お兄ちゃんが｣とは、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本5巻に収録されているエピソードであり、高校生の少女と謎の男性の邂逅が描かれています。ある日、女子高生の吹雪は母の頼みを受け、陽子というおばへ届け物を渡しに行きます。吹雪は陽子の息子・直樹が原因で、気まずい思いを抱えていました。届け物を渡した後、吹雪は不審者と出会います。

この時、吹雪は不審者が直樹だと分かり、彼の変わりように驚愕しました。直樹は一方的に話し、吹雪を自身の秘密基地に連れて行きます。吹雪は直樹の行動に恐怖し、秘密基地から逃げ出そうとします。この時、吹雪は段差から転落し、直樹に助けて貰って過去を思い出しました。吹雪は昔、直樹に転落から助けて貰ったことがありました。しかし、直樹は吹雪を助けた際に頭を打ち、大怪我を負ってしまいました。

これが原因で、吹雪はおばに気まずい思いを抱えていたのです。過去を思い出した吹雪は、不審者の正体が直樹だと確信します。しかし、直樹は吹雪を助けたショックで、同じ言葉しか喋れなくなってしまいました。直樹の姿を見た吹雪は、声が出ないほど号泣します。そして、漫画『空が灰色だから（空灰）』の｢お兄ちゃんが｣は結末を迎えるのでした。

8つ目にネタバレ紹介するトラウマエピソードは、｢歩み｣です。｢歩み｣とは、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本5巻に収録されているエピソードであり、女子中学生の酷い罰ゲームが描かれています。ある日、女子中学生の唐井桂は一発ギャグが失敗に終わり、罰ゲームで根暗な水戸歩と友達になるよう友達の川江と鈴田に命じられます。唐井桂が水戸歩に話しかけると、彼女は爆笑していつも見せない姿を露わにしました。

これがきっかけで、唐井桂は水戸歩と親しくなり、将棋が趣味だと明かします。趣味を聞いた水戸歩は、将棋の対戦を唐井桂と約束し、必死に将棋の勉強を始めました。しかし、川江と鈴田は水戸歩の前で、唐井桂の罰ゲームをバラします。この時、唐井桂は周囲の目を気にし、親しくなった水戸歩を見捨ててしまいます。その後、水戸歩は窓際に座り、1人で将棋の本を読みながら延々と泣き続けるのでした。

｢少女の異常な普通｣とは、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本3巻に収録されているトラウマエピソードであり、｢普通｣という言葉の意味や怖さが描かれています。高校1年生の大垣内はある日、友達の田中と佐藤の2人と学校に登校していました。この時、大垣内は田中と佐藤に好みの男性を聞かれ、恋人がいないから分からないと答えます。それを聞いた田中と佐藤は、恋人作りや二股が普通だと語り、大垣内の前で爆笑しました。

また、大垣内はタコのゆるキャラを知っていることや、コンビニで寄付することが普通だと田中と佐藤に言われます。すると、大垣内は顔が真っ黒な鬼に変わり、心の中で田中と佐藤に激怒します。その後、大垣内は潔癖症が原因で、田中と佐藤に異常者扱いされます。この時、他の友人が現れ、大垣内の潔癖症は普通だと言われます。それを聞いた大垣内は、鬼のような顔が満面の笑みに変わり、自分が普通だと答えるのでした。

｢ただ、ひとりでも仲間がほしい｣とは、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本3巻に収録されているトラウマエピソードであり、本当の狂人と出会った偽物の狂人が描かれています。｢ただ、ひとりでも仲間がほしい｣の主人公である来生は、グロテスクな絵を描くのが大好きな女子高生でした。このグロテスクな絵が影響し、来生はクラスメイトに気味悪がれ、孤独な高校生活を送っていました。

ある日、来生はグロテスクなものが大好きな佐野から、スプラッター映画の鑑賞会に誘われます。スプラッター映画を映画館で見た後、佐野の友達はグロテスクな描写を絶賛しました。しかし、来生は偽物のサイコだと断言し、スプラッター映画を酷評します。また、来生は佐野やその友人が描いたグロテスクな絵に爆笑します。この時、来生は本当の狂気を自分の開放だと語り、佐野の友達がドン引きしながら去ってしまいました。

しかし、佐野は来生を受け入れ、自分を開放したいと言って彼女を別荘に誘います。来生はどうせままごとだと考え、佐野の誘いに乗りました。その後、佐野はボロボロの山小屋の別荘に来生を連れて行きます。佐野の別荘は荒れ果てており、悪臭が充満していました。別荘に着いた後、佐野は自分の開放が恥ずかしいと言い、来生に袋を被せます。また、別荘の電気も消され、来生は佐野の謎めいた行動に困惑してしまいました。

一方、佐野は意味不明な言葉を語りながら、自身の身体に色を塗り始めます。そして、佐野は自身の髪の毛のカツラを持ち、目玉だらけの身体を来生に見せつけました。本物の狂人を見た来生は、恐怖で全身が震え、その場から逃げ出します。佐野の別荘から逃げ出した来生は、草むらに隠れながら助けを呼ぼうとします。すると、来生を探す佐野が現れ、｢ただ、ひとりでも仲間がほしい｣と泣きながら語るのでした。

最後にネタバレ紹介するトラウマエピソードは、｢さいこうのプレゼント｣です。｢さいこうのプレゼント｣とは、漫画『空が灰色だから（空灰）』の単行本5巻に収録されているエピソードであり、歪んだ高校生の恋愛が描かれています。高校3年生の咲村は陸上部を辞め、毎日掃除当番をサボる生活を送っていました。ある日、咲村は高校2年生の影村黒絵から、目玉をモチーフにした不気味なお守りを虫付きでプレゼントされます。

影村黒絵は咲村が大好きであり、好意で奇妙なお守りをプレゼントしただけでした。その後、咲村はダイイングメッセージのような手紙や毛髪入りのクッキーなどを影村黒絵に貰います。実は、影村黒絵は咲村の汗だらけの身体を心から愛しており、もう1度走って貰うために奇妙なプレゼントを渡していたのでした。この純粋な思いを知った咲村は、もう1度走ってみると約束し、影村黒絵と結ばれることになるのでした。

漫画『空が灰色だから（空灰）』は2013年に完結した阿部共実の漫画作品です。また、漫画『空が灰色だから』は2023年4月現在まで、アニメ化や実写化などのメディア展開が行われていません。しかし、漫画『空が灰色だから』は面白い魅力が非常に多く、2023年4月現在も多数のファンに愛され続けています。ここからは、『空灰』こと漫画『空が灰色だから』の面白い魅力について、一覧でネタバレ紹介していきます。

最初にネタバレ紹介する漫画『空が灰色だから（空灰）』の面白い魅力は、かわいいデフォルメ絵です。漫画『空が灰色だから』の作者である阿部共実は、デフォルメ絵がかわいい漫画家として知られています。そのため、『ちーちゃんはちょっと足りない』や『潮が舞い子が舞い』といった阿部共実の漫画は、全てデフォルメ絵で描かれています。漫画『空が灰色だから』も同じであり、最初から最後までキャラがデフォルメされています。

確かに、デフォルメ絵の漫画は、一部の読者から批判される可能性があります。実際、｢デフォルメ絵｣とネットで検索すると、｢嫌い｣というワードが予測に出てきます。しかし、漫画『空が灰色だから』のデフォルメ絵は非常に可愛く、多数の読者が絶賛しています。また、デフォルメ絵に反したトラウマエピソードのギャップも高く評価されています。そのため、デフォルメ絵は漫画『空が灰色だから』の面白い魅力といえるでしょう。

2つ目にネタバレ紹介する漫画『空が灰色だから（空灰）』の面白い魅力は、一貫性のないオムニバス形式の作風です。漫画『空が灰色だから（空灰）』は一話完結型のオムニバス形式の作品であり、ストーリーに一貫性がありません。そのため、漫画『空が灰色だから』はほのぼのとした話の中に、ランダムでトラウマエピソードを入れ込んでいます。この一貫性のない作風は、漫画『空灰』のトラウマエピソードを際立てています。

3つ目にネタバレ紹介する漫画『空が灰色だから（空灰）』の面白い魅力は、心に残るストーリーです。漫画『空が灰色だから（空灰）』はほのぼのとした青春コメディーの中に、本格的なホラーを入れ込んでいます。また、漫画『空が灰色だから』には、登場人物が報われない後味の悪いエピソードも多数描かれています。そのため、漫画『空が灰色だから』は人間の怖さや胸糞悪さが読者の心に残りやすい作品となっています。

例えば、上述でネタバレ紹介した｢ただ、ひとりでも仲間がほしい｣は、多数の読者に本当の狂人の怖さを与えました。また、｢ガガスバンダス｣や｢こわいものみたさ｣は、不明瞭な点が多いまま終わっており、多数の読者の心にもやもや感を残し続けています。この心に残るストーリーは、漫画『空が灰色だから』の最大の魅力といえるでしょう。しかし、心に残るのは大半がトラウマエピソードであるため、初見だと注意が必要です。

漫画家の阿部共実は『空が灰色だから（空灰）』以外に、『ちーちゃんはちょっと足りない』や『潮が舞い子が舞い』などの漫画作品も手掛けています。その中で、『ちーちゃんはちょっと足りない』は阿部共実が大ブレイクした作品であり、｢このマンガがすごい！2015｣のオンナ編1位や｢文化庁メディア芸術祭｣のマンガ部門新人賞を獲得しています。ここからは、『ちーちゃんはちょっと足りない』の概要と魅力をネタバレ紹介します。

阿部共実が描く『ちーちゃんはちょっと足りない』とは、｢秋田書店｣の女性漫画雑誌｢もっと！｣で連載されていた漫画作品です。漫画『ちーちゃんはちょっと足りない』はとある事件がきっかけで、いつもちょっと足りない主人公の平凡な日常が崩壊していく様子を描いた日常学園漫画となっています。元々、漫画『ちーちゃんはちょっと足りない』は2013年に｢もっと！｣で連載がスタートしました。

その後、漫画『ちーちゃんはちょっと足りない』は2014年3月に最終回を迎え、全1巻の単行本で完結しています。漫画『ちーちゃんはちょっと足りない』の評価は非常に高く、2014年に｢第18回文化庁メディア芸術祭｣のマンガ部門の新人賞を受賞しました。また、｢このマンガがすごい！2015｣のオンナ編1位にも選ばれています。そのため、漫画『ちーちゃんはちょっと足りない』は阿部共実がブレイクした作品として知られています。

漫画『ちーちゃんはちょっと足りない』の序盤は、ちょっと足りないちーちゃんの平凡な日常が描かれています。しかし、中盤から物語が一気に変わり、ちーちゃんの平凡な日常は崩れ去ってしまいます。この中盤からのストーリーの変化が理由で、漫画『ちーちゃんはちょっと足りない』は｢第18回文化庁メディア芸術祭｣のマンガ部門新人賞や｢このマンガがすごい！2015｣のオンナ編1位を獲得するほど高く評価されています。

漫画『空が灰色だから（空灰）』には、漫画『空が灰色だから』が面白いといった感想が多く寄せられていました。漫画『空が灰色だから』はデフォルメ絵が非常に可愛く、ほのぼのとした日常や後味の悪いトラウマエピソードも楽しむことが出来ます。この魅力から、漫画『空が灰色だから』は連載が終了した2023年4月現在も、高い人気を博し続けています。

漫画『空が灰色だから（空灰）』には、漫画『空が灰色だから』が怖いといった感想も多く寄せられていました。確かに、漫画『空が灰色だから』はキャラクターがデフォルメされているため、ほのぼのとした日常漫画のように見えます。しかし、漫画『空が灰色だから』はホラー展開や後味の悪いエピソードが多く、多数のファンの心にトラウマを残しています。

漫画『空が灰色だから（空灰）』には、怖くて読めないといった感想も多く寄せられていました。漫画『空が灰色だから』はトラウマエピソードの多さから、非常に怖い漫画として知られています。これが影響し、漫画『空が灰色だから』には、怖くて読めないといった声が多数寄せられています。

漫画『空が灰色だから（空灰）』には、アニメ化して欲しいといった感想も多く寄せられていました。上述の感想で紹介した通り、漫画『空が灰色だから』は非常に高い人気を博し続けています。しかし、漫画『空が灰色だから』は2023年4月現在までに、アニメ化が一度も行われていません。そのため、漫画『空が灰色だから』は多数のファンにアニメ化を望まれています。

本記事では、漫画『空が灰色だから（空灰）』について、トラウマエピソードや面白い魅力などをネタバレ紹介しました。確かに、漫画『空が灰色だから』は目立ったメディア展開が行われていない作品です。しかし、漫画『空が灰色だから』は多数の読者にトラウマを植え付けたホラー漫画であり、何とも言えない怖さを思う存分楽しむことが出来ます。そのため、怖い漫画が好きな方は是非一度、漫画『空灰』をチェックしてみて下さい。